先週の木曜日、3月11日は朝起きて窓の外を見ると雲ひとつない青空が広がっていました。東日本大震災から10年を迎えたこの日は、全国的におだやかな晴天だったようです。これほど暖かくて穏やかな天気は、3月では珍しいことのように思います。
先週は、テレビや新聞で東日本大震災の特集を目にする機会が多く、またなるべくきちんと見るように、そして読むようにしていました。ここのところ、よくテレビで流れる「このあと地震、津波映像が流れます」という予告が入った後に放送される映像を見ると、10年前の映像だということが頭ではわかっているのに、「逃げて」と心の中で声を上げてしまい、おかしなものだなと思っていました。
少し前に新聞を読んでいると、いとうせいこうさんと若い方々の座談会が載っていました。いとうせいこうさんといえば、私にとっては、みうらじゅんさんの親友にあたる方(つまり、とても偉大な存在ということになります!)ですが、作家としても活躍されており、東日本大震災を題材とした『想像ラジオ』という小説を書かれています。
記事の中では、まず「僕のような震災の非当事者がこういう踏み込んだことを書いていいのか」という思いがあったことが語られた後に、「東北にも亡くなった方がたくさんいて、今も生きている方がたくさんいて、また別の苦しみを持っている人たちが別の場所にたくさんいる。お互いを想像でいたわりあうということは、すごく大事で、人間らしいことで、目指すべきことです」という言葉がありました。
当時者じゃなくても、被災していなくともいたわり合えるー。先日NHKの番組で見かけた作家の柳美里さんも、悲しいこと、苦しいことを、他人事ではない自分の身に引き受けることはできる、思いを寄せることはできると話されていました。
どちらも、会いたい人と会えない、人と人がつながることが難しいコロナ禍の現在を生きる私にとってとても心に残る言葉でした。残念ながら、コロナ禍もまだまだ収束までは時間がかかりそうですが、この禍が当事者・非当事者という壁をなくし、人をいたわり、相手を思うことの大切さに気付く一つのきっかけとなればいいのに、と思います。
「10年」という数字は区切りになるわけでもなく、これからも思い続けることを大切にしていきたいです。あらためて、東日本大震災で亡くなれた方のご冥福をお祈り申し上げます。
・『想像ラジオ』いとう せいこう/著
「読んでみたけど、わからない」という声も多い作品ですが、私としては「わからなくても大丈夫」と言いたいところ。いとうさんは、実は日本初のラッパーとしても知られる方です。頭で理解するのではなくて、音の響きやリズムを感じることが、この作品の読み方、楽しみ方ではないかな、と個人的には思っています。
・『JR上野駅公園口』柳 美里/著 昨年11月に全米図書賞を受賞した作品です。読み進めていくうちに、主人公の男性の顔が見えてくるようでした。「人生の転落」という一言では表現できない、深い悲しみを感じました。
先日、通販で冷凍のカキを初めて取り寄せてみました。
届いたカキを見てびっくり!ものすごく大粒!
手のひらより一回り小さいぐらいでしょうか。
カキが好きなのでスーパーでもよく買いますが、もともと小粒ではあるものの、調理するとさらに親指の先ぐらいのサイズに縮んでしまい、切ない気分になることが多かったのです・・・。
今回届いたカキは調理して縮んでも、まだまだ充分満足できるほどの大きさなのが嬉しい♪
春キャベツと一緒に酒蒸しにしてみたら、蒸し上がったカキから良い出汁が出て、軽く塩・コショウしただけでもめっちゃおいしい!
カキの身がふっくらぷりぷりで食べ応えがあり、カキの出汁を吸った春キャベツもおいしくて、特別な調理はしていないのに大満足な一品となりました。
カキご飯やカキグラタンなど、カキ料理のレシピも付いていたので、いろいろ作ってみたいです。
カキフライも絶対おいしいだろうなあ。
家で揚げ物は極力しない(手間と後処理が大変・・・)ので、カキフライを家で揚げたのは十数年前にさかのぼりますが、久しぶりに頑張ってみようと思います。
『牡蠣の歴史』キャロライン・ティリー∥著 原書房 664.7テ
『日本の美味遺産 食べに行きたい、取り寄せたい』世界文化社 596ニ
『美味いものが食べたい 選りすぐり取り寄せ便』石原 明子∥著 講談社 596イ
皆さん!今日はお財布の日ですよ!
【0(お)3(さ)1(い)2(ふ)】でお財布の日だそうです。
なので、「今日は財布の紐を絞めるぞ!」という人もいれば、「今日は紐を緩めて贅沢にしよう!」という人もいるでしょう。
どちらも大事なことですね!
お財布といえば悩みがあるのですが、聞いてください。財布が重いです。
女性のお財布ってなんであんなに重くて分厚いのでしょう。
カードを減らせばいい、キャッシュレスにすればいいというのはわかってはいるのですが、病院のカードは減らせない。突然行かないといけなくなる時ってありますよね…?総合病院、内科、耳鼻科、皮膚科、眼科、接骨院、歯医者、クリニック諸々…。
あと長財布よりは二つ折り財布の方が軽いというので、一回使ってみたのですが、確かに軽くてコンパクトでした!
でもお札を出す時が大変で、折ってしまうが故に跡がついてしまう!
折れ曲がったお札を伸ばして店員さんに渡す時の時間のロスが申し訳なくて。かと言って曲がったまま渡すのは失礼すぎるので嫌…。
そうなるとやはり長財布か…。軽くて可愛い長財布のメーカーさんないかなあ。
『布で作るかわいいお財布』(日本ヴォーグ社) (594/ヌ)
『布で作ろう、革で作ろうわたしのお財布』(越膳 夕香∥著) (594/コ)
1カ月ほど前の図書館だよりで「読みます」と言っていた『推し、燃ゆ』を読みました!
こういうガチ勢の姿を見ていると、つくづく自分はぬるいオタク(というか一般人以上オタク未満)だな~と思います笑
でも「推しに生かされている」感覚はわかる……
推し――特定の誰かに限らず、好きなもの・趣味のためにも「生きよ…」っていうのは私も思います。
図書館らしいものを例に出すとしたら、有栖川先生の火村シリーズですかねぇ。
火村先生の活躍を最後まで見届けたい……完結する日が来るのかはわかりませんが(^^;)
ここ数年、「推しとは」「推し活・オタ活とは」みたいな記事を見かける機会が増えたな、と思っていたのですが、『推し、燃ゆ』の芥川賞受賞でより「推し」という概念が広く一般に拡散され、一般の人々や年配の方にもわかるように解説するものも見られるようになった気がします。
「推し」はアイドルやキャラクターばかりではないので、自分の好きなものはどんどん推していきましょ。
『推し、燃ゆ』の感想や紹介というよりは、推しについての話になってしまいました…。
いやでも仕方ない、だって内容が「推し」の話なんだもの。…ということでここはご寛恕ください。
宇佐見りんさんの受賞で、2003年下半期(2004年1月発表)の綿矢りささん、金原ひとみさんに次ぐ3番目の最年少記録を更新したとのこと。
「推し」をテーマにこうした創作をするというところがもう、若い感性だな~と思いました。
同時に、お二人(綿矢氏・金原氏)が芥川賞を受賞してから、もう20年近く経つことにも衝撃……ひぇ……
何はともあれ、今後宇佐見さんがどんな作品を書かれるのか楽しみですね。
『かか』宇佐見りん(文藝賞・三島賞を受賞したデビュー作)
『インストール』綿矢りさ(当時最年少タイで文藝賞を受賞したデビュー作)
今日は3月9日ということで、レミオロメンの ♪3月9日 を思い浮かべた人もいるでしょう。
(何故か私の頭は ♪粉雪 の歌詞をを思い浮かべてしまいましたが……。)
♪3月9日 の MVの物語は、これまでの生活・人への別れと新しい生活への旅立ちのひとつである卒業式と結婚式当日を舞台に構成されていて、主演は堀北真希さんです。今見てもかわいいなぁ。
この前コンクリートのちょっとした斜面で滑りそうになりました。靴底が擦り減って滑りやすくなっていたのが原因のようです。そんな事がありまして、そろそろ買い替え時と思いショッピングモールへ行きました。専門店があるので種類やデザインは豊富にあるのですが、自分が気に入りそうなデザインが無いととても迷います。履いてしまえばさほど気にはならないものですが、店頭で見るともうちょっと何か良いのがあるだろうと欲が出てしまい、他の靴屋を何軒かめぐってしまいました。散々迷って挙句、結局はその日は何も買わず、全然関係ない服屋で買い物して帰りました。
本来ならばすぐ選んで買って帰る予定でしたが、店に入るとどうしても迷ってしまいますね。
3月に入った途端、暖かい日が増えてきましたね。この「図書館だより」を書いている6日(土)の最高気温は天気予報では19℃!さて、何を着たら良いのやら??衣替えをするとまた寒くなりそうですし、かといって極暖〇―トテックやタートルネックの分厚いセーターはもう片付けても良いようにも思えるし・・・。特にオシャレでもないのですが、季節の変わり目は難しいですね。張り切って春物を着ると風邪をひいてしまいそうですし・・・。ま、とりあえず、気分転換もかねて髪を切ることにします。
さて、春は出会いと別れの季節ですね。それとは関係ないのか、あるのかよく分からないのですが、文化出版局が発行する雑誌「ミセス」が3月5日発売の4月号をもって休刊となります。つまり、現在最新号としてビニールのカバーが掛かって書棚にならんでいる号が最後です。「ミセス」は私の母が好きな雑誌で、自分で買うにはなかなかのお値段だったこともあり、よく借りていました。
私の母はこの地方に住むごく普通のおばちゃんですので、「ミセス」でよく取り上げられていた豪華な海外旅行や、100万円もするドレスやコート、おしゃれなパーティーなどとは全く無縁な暮らしを送っているのですが、美しい写真が大判で掲載されている雑誌をパラパラと眺めるだけでも楽しい、とよく言っていました。文化出版局のホームページには、雑誌発行の方向性を検討した結果、休刊が決定したとありましたが、図書館でも多くの方にご利用頂いていた雑誌なので残念に思います。せめて、最終号くらいは・・・というわけで、購入して母にプレゼントすることにしました。よ、喜んでくれるかな??
コロナ禍の打撃を受け2020年は100誌以上の雑誌が休刊となったそうです。雑誌もまた、私たちの暮らしを豊かにしてくれるかけがえのない出版文化のひとつ。大切なものが、少しずつやせ細っていくようで心配しています。
・『ミセス 2021年4月号』(最新号のため貸出はできません。館内でご覧下さい。)
・『平成の出版が歩んだ道 激変する「出版業界の夢と冒険」30年史』能勢仁・八木壯一/共著
・『拝啓、本が売れません』額賀澪/著
2月26日の朝日小学生新聞に、実物大のパンダが掲載されているのを同僚が見せてくれました。
するとそこには、紙面の一面分を占める大きな顔のタンタンがどーん!
ものすごい迫力!
神戸の王子動物園に暮らすタンタンには5回ほど会いに行ったことがあり、至近距離で見る機会も多かったので、パンダの顔が大きいということは認識していましたが、平面で見るからか実際のタンタンの顔よりもっと大きく感じました。
顔の大きさが約45cmと記載されていて、人間に比べたらかなり大きいですよね。
迫力はありますが、ペロンと舌を出したタンタンがとってもかわいかったです♪
教えてくれた同僚に感謝です!
昨年の4月から朝日小学生新聞で、大きいものから小さいものまでなんでもほぼ実物大で紹介する「なんでも実物大ずかん」という特集が月1回連載されていますので、これからも注目してみようと思います。
『ほんとのおおきさ動物園』(児童書)小宮 輝之∥監修 福田 豊文∥写真 学研
『パンダのあかちゃん ほんとうのおおきさでみてみよう!』(児童書)ひさかたチャイルド
『実物大!世界のどうぶつ絵本』(絵本)ソフィー・ヘン∥作 あすなろ書房
最近静電気がひどいです。花粉症もひどいですがね!!(´;ω;`)
静電気除去のゴムも手首に付けているし、毎朝(というかマメに)静電気防止スプレーもしているのになぜ…。
先週、職場の椅子の足(鉄製)からバチンッ!!となかなかの音がして、かかとに静電気が走りました。かかとに静電気って。
…いやかかとに静電気ってほんとに何!?さすがにびっくりしました。
電話の子機を渡す時もなぜか(す)にだけ静電気。
静電気は花粉も引っ付けて来るので重度の花粉症である(す)にとってはまさに倒すべき敵!!……なのですが、相手はなかなかの強敵。
今年も敵が弱まる(季節が変わる)のを待つしかないようです…。
勝ちたい。いつか。
『トコトンやさしい静電気の本』(高柳 真∥監修) (427.3/ト)
今週は、先週の続きで、「防災グッズを100均に買いにいったよ編」です。
実は防災グッズをそろえにいったのがだいぶ前の出来事なので、もう正直忘れかけています。
だけど、なんとか思い出しながら、こういうの買って良かったよ、というのを伝えたいと思います。
では、気を取り直して。防災グッズとして必要なものはいろいろあるけれど、いつ使うか分からないのにお値段がするのはちょっと…。と、思いませんか。
そんな時に便利なのが、100円ショップ。そこには防災グッズに使えるものがいっぱいある!との情報を聞いて、さっそく行ってきました。
↓以下、買った物の一部。
・コンパクトタオル(圧縮された状態のタオルで、1袋8個も入っている)
・非常用給水袋(使わない時は薄く畳めるので、持ち運びに便利)
・消毒液(100円で買えちゃう)
・下着類(100円で買えちゃうその2。使ったことはないので耐久性は分かりません)
・紙せっけん(小さくて持ち運びしやすい)
・非常用アルミシート(もう1枚買った)
・消臭ゴミ袋(色が黒いので中が見えません)
・携帯トイレ(長時間、車を運転する時の心強い味方。しかし1袋1枚のみ)
・モバイルバッテリー(100円ではないけど、安く買える)
これらは買った物のほんの一部ですが、私の記憶力ではここまで思い出すのが限界でした。何せ買ったものが多すぎるので…ゴニョゴニョ。
防災グッズ何買ったらいいかわかんないよ!!という人に、少しでも参考になれば幸いです…(なってるかな?)。
あっという間に3月、今日はひな祭りですね。
市内の中学校は、今日が卒業式のようです。
ご卒業おめでとうございます。
昨年に引き続き、コロナで制限される中での学校生活はいろいろと大変だったり残念なこともあったかと思いますが、皆さんの将来が希望に満ちていますように…。
さて、そんなわけで出会いと別れの季節ですね。
先月も書いていますが、新しい出会い…新年度向けの配布資料を準備中です。
そろそろ印刷作業に入る予定なのですが、年明けくらいからかな? 印刷機の紙送り機能が絶不調なので、いい感じに動いてくれることを祈っております……(人)
ひな祭り・卒業ほか3月の本の紹介はこちら→
『ツバメ記念日(季節風・春)』重松清
3月2日は、「ミニーの日」です。ミ(3)ニ(2)ーマウスの語呂合わせと、3月2日は女の子が主役とされる節句のひな祭りと同じ時期であることにちなんで、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社が記念日に制定しているそうです。
ミッキーマウスの永遠のガールフレンドであるミニーマウスの誕生日はミッキーマウスと同じ11月18日です。数字の語呂合わせで、3(ミ)2(ニー)というのが広まり、3月2日をミニーマウスの誕生日と勘違いした人が多いようです。
なかなか会いに行けませんが、ミニーの日を記念してショップディズニーなどでミニーちゃんのグッズが発売されているようなので要チェックです!
『ディズニーミニチュアドレス』
『ミッキーマウスヴィンテージ物語』
3月になりました。
今月のミニコーナーは「天気」をテーマにした本を集めました。
天気は日々変わるものですが、特にこの季節は極端に寒くなったり暖かくなったりと、天気の話題は事欠きません。また、天気は気圧も深く関係してくるため、今日は頭が痛いとか、身体がだるいといった身体的な影響の要因にもなります。
他にも天気の急変で発生するヒョウや竜巻といった現象も日本各地によく起こって気になるニュースの1つです。
今回集めた本は天気の不思議についての本もあれば、きれいな虹を特集した『虹の図鑑』といった本もありますので、ご来館の際は是非一度読んでみてください。