2018年09月30日の図書館だより

2018年09月30日(日)

 9月も今日で終わりですが、台風が心配な一日となりそうです。大きな被害が出ないことを祈るばかりです。

さて、少し早めの9月28日からスタートしたコーナー7「10月の本」についても書きたいところですが、今回の図書館だよりは、先週の予告通り「奥山景布子先生・里帰り講演会」について書こうと思います。

 最初に、奥山景布子先生が津島市出身だと知ったのは、4月の新田次郎賞発表の新聞報道でした。その後、夜中によくラジオを聴いている母が「ラジオ深夜便」で奥山先生の出演された回をたまたま聴いていて「津島市出身の作家さんが話していた」と言うので、NHKインターネットラジオ「らじるらじる」を聴いたり(現代は便利な世の中ですね)、NHK「まるっと!」に出演した回を見たりして、素敵なお話をされる方だなぁ、と思っていました。その後、6月に書店のサイン会で先生にご挨拶させて頂いてからは、あっという間に講演会の日が来たように思います。

 講演会当日、津島駅の改札に先生が降りてこられた時の感激は、きっと一生忘れないだろうと思います。講演は、会場の控室で聴かせて頂きました。先生の「津島の思い出」が温かいものばかりだったこと、本当に嬉しかったです。以前、新聞で『葵の残葉』は7年という歳月をかけて執筆したと伺いました。このようにして世に出る「本」を私たちは普段この手で扱っているのだ、と身の引き締まる思いがしました。講演会の模様は、年末にクローバーテレビでノーカット版が放送される予定です。講演会に参加された方も、惜しくも整理券を入手できなかった方も、都合がつかなくて参加出来なかった方も、お楽しみに!

 奥山景布子先生のブログ「けふのおくやま」で紹介されていましたが、講演会終了後に津島神社までご一緒させて頂きました。先生の隣で、手を合わせるなんて有難いことだなぁ~と思いながらも私には気掛かりが・・・実は私、手ぶらで車に乗ってしまったので、お賽銭を入れることが出来なかったのです。帰宅してから心配になってきたので、講演会の次の日(私はこの日はお休み)にもう一度津島神社へお参りしてきました。先生が購入した「勝守」の白色バージョンを講演会の思い出と、「これまでの自分に勝つことができるように」という願いを込めて私も購入しました。

 奥山先生が津島市出身だと知ってから、講演会まで僅か5か月。物事が進む時はこんなに速いのか・・・と思いながら、置いていかれないように必死で走り続けた毎日でした。講演会前は、講演会が終わったら「燃え尽き症候群」になってしまうのではないか、とひそかに心配していたのですが、まだまだやりたい事もやらなくてはならない事も沢山あるし、モチベーションも保てているので、10月はリフレッシュする時間と(夏の間放ったらかしにしていた)家族を大切にする時間を少しだけ持ちたいと考えていますが、図書館利用者の皆さんに楽しんで頂けるような企画を考えていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願いします。最後に、奥山先生本当に有難うございました。また、お会いできることを心より楽しみにしています。

 オマケとして後日譚を。講演会の模様は、26日(水)に中日新聞朝刊に掲載されていましたが、我が家は別の新聞を購読しているので、26日の仕事帰りにコンビニで購入することにしました。私普段あまりコンビニに行かないのですが、夕方のコンビニはなかなかの混雑で、レジも行列が出来ていました。2台開いているレジには、高校生にも見える童顔の男性店員さんが2人。1人の店員さんは沢山購入した職人さんらしき人の弁当を温めるのに四苦八苦していて、もう1人の店員さんも大変そう。うわぁ、行列できると焦るよねぇ、と同じ接客業で働く者として同情している内に私の順番が来ました。中日新聞朝刊をレジに出したところ「50円になります」と店員さんが言うではありませんか!私は少し悩んだものの「えーっと、朝刊だけど50円でいいですか?」と聞くと、店員さんは物凄く小さな声で「・・・ありがとうございます・・・130円になります」と言いました。うぅん、気にしないで。最近、私は心が「おばちゃん」なので、若い店員さんにエールを送って店を出ました。中日新聞朝刊、無事に購入出来て良かったです。

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