先月、近鉄線の駅で手に取った広報誌に、後藤又兵衛についての人物像を紹介した
記事を見つけました。文章を書いたのは、『黒牛と妖怪』(913/カ/)等で知られる
風野真知雄氏です。
後藤又兵衛と言えば中日新聞で、又兵衛と松坂屋創業者の子孫の方々が四百回忌法要を
したという記事が載っていました。
ちょうど今年は大坂の陣から四百年。夏の陣で戦死した又兵衛は、豊臣方で真田幸村と
並ぶ有名な武将でした。
豪傑なイメージが強く、時代劇に登場すると、荒々しい出で立ちで直情的性格の人物で
すが、昨年の「軍師官兵衛」では実直な青年像になっていました。
時代とともに又兵衛の評価や人物像が少しずつ変わってきているのかも知れません。 (伊)