テレビ東京系列で放送されている「新 美の巨人たち」、先週は東山魁夷の特集でしたね。
確か中学生か高校生ぐらいの頃、名古屋で東山魁夷の展覧会が開催され、両親と親戚と一緒に観に行ったことを思い出します。
その時に初めて東山魁夷を知ったのですが、緑色のグラデーションが印象的な作品が多く、色遣いの美しさに心惹かれたのをよく覚えています。
今回、番組で紹介された「緑響く」という作品も、タイトルの通り、さまざまな色調の緑色の木々が水鏡として描かれていて、画面一面の緑色と一頭の白い馬がとても美しい作品です。
この作品のモチーフとなった、長野県茅野市の御射鹿池(みしゃかいけ)が紹介されていたのですが、想像以上に作品の世界そのもので驚きました。
こんなに美しい風景が現実に存在しているのですね・・・。
雨や風のない一定条件が揃った日でないと見られないそうですが、長野県信濃美術館・東山魁夷館とともに、いつか見に行けたらいいなあと思います。
今夜23時30分から、BSテレ東でも放送があるようなので、興味のある方はぜひご覧ください。
『東山魁夷 日本人が最も愛した画家』菊屋/吉生∥監修 平凡社 721.9ヒ
『東山魁夷展』〔東山/魁夷∥画〕 大須賀/潔∥〔ほか〕編集 東山魁夷展組織委員会 721.9ヒ
『東山魁夷への旅』東山/魁夷∥〔画〕 東山/すみ∥監修 日本経済新聞社∥編 日本経済新聞社 721.9ヒ
『東山魁夷をたずねて』東山/魁夷∥〔画〕ビジョン企画出版社 721ヒ