新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休館の期間を延長し、5月31日(日)まで臨時休館しております。図書館利用者のみなさまにはご迷惑をお掛け致しますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
先週5月16日、新型コロナウイルスの感染拡大で中断していたサッカー・ドイツリーグ「ブンデスリーガ」が再開しました。再開にあたっては50ページ以上のガイドラインをリーグが作成。週2度のPCR検査を実施し、選手入場や握手、記念写真は禁止、ボールは試合中に定期的に消毒、控え選手はマスク着用・・・といった対策のもと、無観客で試合が行われました。ヨーロッパサッカーは対応が分かれており、イギリス、イタリア、スペインなどは6月再開を目指す一方、フランス、オランダ、ベルギーなどは今シーズンは既に打ち切りました。再開したドイツでも、世論調査では半数以上の国民がリーグ再開に反対するなど、市民生活の混乱が続く状況でのリスタートには疑問の声が多いのが実情。中断明け初戦のピッチに立った元日本代表でフランクフルトの長谷部誠選手が、試合後のインタビューで、自分の抱える不安と葛藤について自分の言葉できちんと伝える姿が心に残りました。
さて、本の紹介です。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、図書館と同じく美術館・博物館も臨時休館が続いています。私は「出勤日よりも休日の方が忙しい(おいおい!)」と普段豪語しているほど出掛けるのが大好き。なかでも、美術館・博物館目当てに一人旅に出掛けるのが私にとっては最高の贅沢です。しかし、外出の自粛と臨時休館のため、しばらくは難しい状況なので、自宅で本や図録を読んだり、テレビを観たりして美術館・博物館巡りを楽しんでいます。美術館や博物館で何となく買ったものの(重たい本を頑張って持ち帰ったわりに)、全然読まなかった図録を自宅で開く機会が来るとは思いませんでしたが・・・。
外出する機会が思いがけなく減ったため、数ヶ月前に加入した有料放送「W」では、アート小説が人気で私も大ファンの原田マハさんが出演されている「CONTACT ART」を楽しく観ていました。全8回の放送のうち、第7回が愛知県美術館、第8回が豊田市美術館、と私にとっても馴染みの美術館が登場し、同級生にテレビ越しで再会したような懐かしい気持ちになりました。
「早く美術館行きたい―!」と、無邪気に叫ぶことができるほど単純な話ではありませんが、アートや冒頭に書いたサッカー、そしてライブ(これも大好き!)が、どれほど私の暮らしに欠かせないものだったのか、あらためて気付かされる毎日です。
『20 CONTACTS 消えない星々との短い接触』原田 マハ/著
『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』長谷部 誠/著
ちなみに、この図書館には所蔵していませんが、みうらじゅんさんが案内をつとめる『東海美仏散歩』もお出掛けの友です。