新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休館の期間を延長し、5月31日(日)まで臨時休館することとなりました。ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
少しずつ、しかし確実に暑い日が増えていますね。マスクを着けていると、熱中症のリスクが高くなることが話題となっています。まだ体が「暑さ」に慣れていない時期は最も熱中症の発生が多い時期なので、気を付けなくてはいけません。加えて、私は皮膚が弱いので、夏にマスクを着けていると汗疹ができるのではないか、と個人的にとても心配しています。口の周りに汗疹って・・・これは相当恥ずかしい!扇風機搭載マスク、とか発売されないでしょうかね?
さて、本の紹介です。先週ご紹介した本は、文庫本で15ページほどの短い小説でしたが、今回ご紹介するのはとても長~い小説。宮本輝/著『流転の海』シリーズです。
この小説、全9冊の大作です。特筆すべきは、作者が物語を綴った時間の長さでしょうか。1981(昭和56)年に連載がスタートしてから、2018(平成30)年に完結。つまり、宮本輝さんが34歳で書き始め、71歳で完結しているのです。凄いでしょう??宮本輝さんは大好きな作家さんの1人で全作品を読んでいますが、作品のボリュームは『流転の海』シリーズが一番でしょうね。外出自粛が続き、自宅で過ごす時間が増えているかと思いますが、じっくりと本に向き合うことができる貴重な時間といえるかもしれません。「まとめ読み」してみてはいかがでしょう。
ちなみに、赤川次郎/著『杉原爽香シリーズ』も好きで、ずっと読んでいます。こちらは何と!まだまだお話が続いています。また、登場人物が読者とともに年齢を重ねる形式、つまり毎年一歳ずつ年齢を重ねているので、第1作で15歳だった爽香も、昨年出版された最新作(第32作)では46歳。私と年齢が近いこともあり、一方的に親近感を抱いています。秋のはじめ頃に書き下ろしの文庫本を購入するのは、「栗きんとん」を買うのと同じくらい我が家の秋の楽しみです。個人的には爽香の旦那さん・明男のちょっとゆるいカンジが「相変わらず」なところとかも、わりと好きです。