先日、岐阜県根尾谷の淡墨桜を初めて観に行ってきました。
いつかは観に行きたいと思っていたのですがなかなかタイミングが合わず、ようやく行くことができました。
薄墨桜は国の天然記念物に指定されている樹齢1500年あまりの彼岸桜の古木で、蕾の時は薄いピンク、満開の時には白く、散り際には淡く墨色を帯びることから名付けられたそうです。
大雪や台風などの影響から過去数回にわたる枯死の危機を乗り越えてきており、作家の宇野千代さんが保護を訴えて活動されてきたこともよく知られています。
どっしりと根を張り、歴史を重ねた大きな薄墨桜を目の前にして、なんだか胸がいっぱいになりました。
満開の時期は少し過ぎていて葉が出てきていましたが、それもまた風情があり、来ることができてよかったです。
薄墨桜の回りは芝生の公園になっていて、ハイキングができるコースもあったので、お弁当を持って一日のんびり過ごすのもいいですよね。
いつか実現したいです。 (い)
『東海から行く桜の絶景』ぴあ 291.0ト
『宇野千代 生誕120年記念総特集 華麗なる作家の人生』河出書房新社 910.2ウ