2019年04月19日の図書館だより

2019年04月19日(金)

16日の朝、テレビをつけると衝撃の映像が目に飛び込んできました。
ノートルダム大聖堂が、燃えて、いる…?
映画かドラマかの映像であってほしかったですが、右上の「Live」という文字が、現実で起きていることであることを嫌でも突き付けてきました。

そんな…ノートルダム大聖堂が……
実は(す)、生きている間に一度は行きたい所リストにノートルダム大聖堂がランクインしているのです。
前にここでも紹介しましたディズニーの『ノートルダムの鐘』の影響もありますが、なによりあのゴシック建築が大好きでして。
あの有名なステンドグラスに鐘の音、パイプオルガンなど。ずっとこの目で見たい!と願っておりました。

余りにもショック過ぎて朝ごはんが食べられず、遅刻しそうになったほどで。
なんでもそうですけれど、“無くなってから初めて気付く”のでは遅いですね…。

原因は修復作業で使っていた「はんだごて」で、作業員が持ち場を離れたから…という噂が。
この噂、本当だとしたらとんでもないことですね。世界遺産の修復に携わっているという責任感!(`^´)

パイプオルガンは溶けて、バラ窓も南面の方は無くなってしまったそうです。
北面のバラ窓は無事みたいなので、とりあえず1枚だけでも生き残ってくれてよかった!!
燃え盛る炎の中、美術品救出のために力を尽くしてくださった救助隊の方々、本当にありがとうございます…!

しかし、9時間も燃えていたのですね…。ほんとはもっと早く鎮火できたとは思いますが、これはいくつかの要因が重なってしまったからでしょう。
まず、大聖堂は一見石造りですが、中を支えている部分は木造です。なので内部が激しく燃えました。
ある意味そのおかげで他の建物に燃え移ったりはしなかったとも言えますが。
あと、あの大聖堂は空気が上へと昇るように造られているため、火も上へと舞い上がってしまったのではないかなと思います。
それからトランプ大統領が「なぜ上から放水しないのか」と言っていましたが、古い建物なので、放水の計算を少しでもミスしてしまうと一気に崩壊してしまう恐れがあるので出来ません。
あと首都のど真ん中なので交通の面で到着が遅れたというのも痛かったですね…。

けれど4年前に建築データを3D化していたというのには驚きました。再建には何十年と掛かるらしいですが、元の美しさがしっかりと戻るのであれば、どれだけ時間が掛かっても待てます。応援してます、フランス!
そして、寄付金が1000億円を超えたらしいですね!
これに対し「よし!もう一つ造れるぞ!」という声が上がっているというのにちょっと笑いました。
建物の規模を大きくするという手もありますよ。ノートルダム特大聖堂…いえ、なんでもないです。

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