2018年07月14日の図書館だより

2018年07月14日(土)

先週、西日本を記録的な豪雨が襲いました。
被害に遭われた皆様のご冥福をお祈りいたします。
一日も早く元の生活に戻れますように。

豪雨が襲った日は、妊活で沖縄こどもの国に滞在していた象のゆめ花ちゃんがいったん妊活を終了し、故郷である千葉県の市原ぞうの国に帰る日でもありました。
当初は、沖縄から船で鹿児島港に渡り、そこからトラックで豊橋にあるのんほいパークに立ち寄り休憩し、市原ぞうの国に戻る予定になっていました。
しかし、豪雨の影響で大幅な変更を余儀なくされ、道路の通行止めにより広島のSAで足止めをくらったり、豊橋への立ち寄りも急遽中止となりました。
ゆめ花ちゃんに会いにのんほいパークへ行こうと思っていたので、中止が決まった時はとても残念でしたが、それよりも無事にゆめ花ちゃんが市原までたどり着けますように!と祈る気持ちで動向を見守っていました。
狭い輸送箱の中に長時間同じ体勢でじっとしていなくてはならないので、ゆめ花ちゃんの体調も心配されましたが、66時間という長い時間を経て、無事に帰郷したとのお知らせを目にした時は本当にほっとしました。
そして、ゆめ花ちゃんと再会した仲間の象たちが一斉に喜びの鳴き声を上げたのを観た時、感動で涙があふれてきました。
ゆめ花ちゃんの帰りを歓迎するかのような仲間たちの大合唱はしばらく続き、別の場所にいた象たちも鳴き声を上げていたそうです。
仲間たちの鳴き声でゆめ花ちゃんが帰ってきたことがわかったのでしょうか・・・。
象ってこんなにも感情豊かな動物なんですね。
今も思い出すと胸が熱くなります。
ゆめ花ちゃん、飼育員の皆様、関係者の皆様、本当にお疲れ様でした!

『ちび象ランディと星になった少年』坂本 小百合/著(市原ぞうの国の園長さんです) 文芸春秋 289.1サ
『世界中で愛され続けるゾウのジャンボ物語』ポール・チェンバーズ/著 柊風舎 489.7チ
『象の物語 神話から現代まで』ローベル・ドロール/著 創元社 489ト

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