2018年02月10日の図書館だより

2018年02月10日(土)

もう過ぎてしまいましたが、2月5日は語呂合わせにより「双子の日」だそうです。
双子と聞いて私が思い出すのは、和歌山のアドベンチャーワールドに暮らす双子のパンダ姉妹、桜浜(おうひん)・桃浜(とうひん)。
またパンダネタです。よかったらお付き合い下さい・・・。
パンダは50%の確率で双子が生まれるそうで、アドベンチャーワールドでも今までに7組の双子が誕生(1組死別も含む)しています。
新たな繁殖の担い手として、アドベンチャーワールドで生まれた双子のほとんどは中国に渡り、日本にいる双子パンダは現在、桜浜・桃浜のみ。
野生のパンダは単独で生活することから、バックヤードでは別々に飼育されていますが、日中は運動場などで一緒に過ごすことも多く、並んで一緒に竹を食べたり(時には竹の取り合いも)、追いかけっこしたり、ケンカ勃発?!と心配になるぐらい激しくじゃれ合ったりする姿に、思わず笑ってしまいます。
楽しそうな姉妹の様子は最高に愛らしいです。

12月2日に3歳の誕生日を迎えた桜浜・桃浜。
アドベンチャーワールドでは、オレンジ色(にんじんのピューレ)の氷の桜と桃の花で飾られた飼育員さんお手製の氷ケーキで盛大に誕生日会が行われました。
私は行けませんでしたが、動画がインターネットに上がっていて観ることができました。
便利な世の中になったものです。
すぐに氷のケーキに駆け寄る好奇心旺盛な桃浜と、ケーキをスルーしていつも通り竹を食べ始めるマイペースな桜浜。
そして、氷ケーキに敷かれた雪の上で楽しそうにじゃれ合う双子姉妹。
双子それぞれの個性や、仲の良い様子が観られて感激でした。
これからも元気で幸せに暮らしてほしいです。

いずれはこの双子も中国に旅立つ日がやってきます。
その日が来ることを思うと今から切ない気持ちでいっぱいです・・・。
日本にいるうちにまた姉妹に会いに行きたいと思います。 

桜浜・桃浜の写真が表紙になっている『世界一のパンダファミリー』(青い鳥文庫 神戸 万知/文・写真 講談社 K489コ)には、アドベンチャーワールドに暮らす歴代パンダのヒストリーが綴られていて、パンダの献身的な子育てやきめ細やかなサポートをする飼育員さんの姿を知ることができます。
児童向けの本ですが、大人の方も楽しめる読み応えのある一冊です。
興味のある方はぜひ手に取ってご覧下さい。 (い)

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