6月も、もうすぐ終わり。少し前に“閉店のおしらせ”を貼り出しましたが、コーナー8「図書館食堂」は間もなく閉店します。長い間のご愛顧、ひたすら感謝しております。
今さら、という気もしますが「おすすめメニュー」を紹介します。「食堂」にちなんで、コースで紹介してみましょう。
「前菜」・・・『テーブルマナーの絵本』 高野紀子∥作
ご馳走を食べ始める前にはマナーを知っておくとステキですね。面倒な決まり事と思われがちですが、この本はイラストがふんだんに掲載されている児童書なのでわかりやすく学べます。
「スープ」・・・『ポテト・スープが大好きな猫』 テリー・ファリッシュ∥作
テキサスに生まれ、育ったおじいさんの下には、お気に入りの1匹の雌猫がいる。その猫の好物は、おじいさんが作ってくれるポテト・スープ。でもお互いにそんなそぶりはほとんど見せず…。村上春樹が訳した絵本です。
「パン」・・・『真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ』 大沼紀子∥著
真夜中にだけ開く不思議なパン屋さん「ブランジェリークレバヤシ」の物語。NHKでドラマ化もされた人気作。
「魚じゃなくて茸料理」・・・『御松茸騒動』 朝井まかて∥著
頭の切れる(?)若き藩士・小四郎が、御松茸同心に左遷。
殿への上納2000本は用意できるのか?成長物語としても楽しめます。
「肉料理」・・・『肉小説集』 坂木司∥著
すべて「肉」にちなんだ短編集。お肉大好きな方には特にオススメ。部位の数だけ人生がある!
「デザート」・・・『御子柴くんの甘味と捜査』 若竹 七海∥著
長野県警から警視庁捜査共助課へ出向した御子柴刑事。甘党の上司や同僚からなにかしらスイーツを要求されるが、日々起きる事件はビターなものばかり…。長野の名菓が数々登場する「おいしい」ミステリ。
「コーヒー」・・・『紅雲町ものがたり』 吉永南央∥著
珈琲豆と焼き物のお店「小蔵屋」を営むお草さんが主人公のミステリ。お草さん、すごく格好いいお婆さんです!
おぉ、何とかコースに出来ましたね。魚料理、キノコに変えちゃったけど(笑)、読んだことのある本で紹介したかったので、お許し下さい。(き)