2週間ほど前に、「デトロイト展」を目当てに豊田市美術館へ出掛けてきました。
これまでも行こうと思いつつも、ちょっと遠いのでなかなかお邪魔できずにいたのですが、いくつか用事も重なったので、思いきって出掛けてみることにしたのです。
晴天の土曜だったにも関わらず、思ったよりも空いていたこともあり、モネの『グラジオラス』やゴッホの『自画像』、カンディンスキーの『白いフォルムのある習作』、マティスの『窓』、ピカソの『読書する女性』など、一度は見たかった名画がじっくり鑑賞出来て、とても楽しい時間を過ごせました。ちなみに、私は絵を見にいく時は予習しない派です。予備知識なしで、絵を楽しむのが一番!・・・と思っているのですが、皆さんはどうでしょうね。
さて、絵も良かったのですが、美術館併設のレストランのランチも、とてもお値打ちで美味しかったです。谷口吉生氏の代表作といわれる建物も素敵で、「デトロイト展」を見に来たようではない親子連れがテラスで遊んでいる姿が印象的でした。もうちょっと近くにあれば、絵を見にいかなくても遊びに行きたいくらい楽しかったです。
先月の末、名古屋ボストン美術館が閉館するというニュースが流れました。正直、「やっぱり!」と思いました。いい作品が来ている時は、行く価値あり!と思ったのですが・・・興味のない展覧会だと行かなかったかなぁ。毎年赤字が続いていたことが閉館の最大の原因でしょうが…。
今回のように世界的な名画をお借りして、鑑賞するのはもちろん楽しいのですが、小規模で低予算であっても「行くだけで楽しい美術館」も個人的には好きです。図書館ももちろんそんな場所になればいいと願っています。レストランは無理でも、小さなことであっても、楽しい企画や工夫が出来ればいいなと思っています。(き)