先日、はじめて小学生の図書館見学のお手伝いをさせていただきました。この日は、まだ5月の半ばというのに、真夏のような陽射し。そんな中を歩いてきたにもかかわらず、図書館に来た子どもたちは、元気よく挨拶をしてくれて眩しいかぎりです。
図書館についての説明を聞く時も、難しいことも多かったと思いますが、集中して聞いてくれました。予定していた質問以外にも積極的に手を挙げてくれ、書架を見学している間も「この本読みたい」と話す子がいたり、と本が好きな子ども達なんだなぁ、としみじみ。
子どもたちを見ていると、自分が子どもだった頃を思い出します。あの頃、土曜日も午前中は学校があり、午後から自転車を漕いでよく図書館に行きました。図書館の場所は津島神社の隣の旧館で、1階が児童室で2階が一般室。2階に上がる時は、静かに上がらないと母に怒られたこと。予約した本が用意できると名前が貼り出してあり(「個人情報」という言葉のない大らかな時代でした!)、名前を見つけると嬉しかったこと。
私が子どもの頃は(忘れてしまっただけかもしれませんが)、このような施設見学はなかったように思います。この日見学に来た子どもたちが大きくなって、いつか一緒に働く日が来るのかも・・・と、ふと思いました。 (き)