2021年01月17日の図書館だより

2021年01月17日(日)

今から26年前の今日、阪神淡路大震災が発生しました。未曾有の災害から、あっという間に26年の歳月が流れたように思います。昨年のちょうど今頃放送されたNHKドラマ「心の傷を癒すということ」は阪神淡路大震災が描かれた作品でした(個人的には昨年放送されたドラマ第1位です!)。ドラマに登場する俳優さんたちの服装や固定電話などの小道具、そして下宿で友人たちと何となく集まって過ごす場面に90年代の空気を感じて、懐かしさを感じました。26年目の今年は兵庫県でも緊急事態宣言が発令されているため、追悼行事は大幅に縮小されるそうです。たくさんの人が集まって祈りを捧げることは難しいですが、1人1人それぞれが亡くなった方を思うことはできるはずす。「命」について考えさせられることが多い今年は、震災で亡くなられた6343名の方々を思い、あらためて手を合わせる時間を持ちたいと考えています。

先週、愛知県でも緊急事態宣言が発令されました。(い)さんも書いておられましたが、当館は通常どおり開館していますが、2階学習室の利用を緊急事態宣言解除まで中止させて頂いております。図書館利用者の皆さまにはご迷惑をお掛けしますが、感染拡大防止のためご理解賜りますようお願い申し上げます。

ここのところ、海部・津島地域の医療機関も負担が増しているという報道をよく目にします。厳しい状況の中で医療に携わる方たちのご苦労を思うと、掛ける言葉も容易には見つかりませんが、少しでも心休まるひと時があることを心より願っております。そして、緊急事態宣言発令中に自宅で過ごせる立場にある方たちは、静かに穏やかに足元を見つめ直しませんか?私たちのすぐ近くには、この瞬間も誰かのために最前線で戦っている人たちがいるのですから。

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