2021年01月14日の図書館だより

2021年01月14日(木)

コバルト文庫の『夜の虹』(毛利 志生子/著)という作品が好きだったのですが、2巻まで発売されたあとは音沙汰がありませんでした。完結したわけではないだろうから、きっと続きはある、と思いながら続巻が出るのを待っていたのですが、それからかれこれ約10年経ちました。もうすっかり忘れてしまっていたのですが、先週の★さんの記事を読んで、この作品のことも、続きを待っていたこともようやく思い出しました。
あれから、2巻から先は出たのか気になり、検索してみるも、続きはないようで少しガックリしました。多分、もう、出ないんだろうなぁ…。
当時、『夜の虹』と併せていっしょに読んでいたのが同じコバルト文庫の『ピクテ・シェンカの不思議な森』(足塚 鰯/著)シリーズでした。実は読んだことも忘れていて、タイトルも思い出せなかったのですが、『夜の虹』の続巻のことを調べていたら、急に“人狼の男が幼い女の子に毬を拾ってあげるシーン(挿絵)”(…で合っているハズ)を思い出して、ウワー!この作品なんだっけ!?!?と気になってしょうがなく、必死に調べました。不思議なことにタイトルを完全に忘れていたのに、『ピクテ・シェンカの不思議な森』の文字を見ただけで「コレだ!」とピンときました。そして表紙の絵を見て「コレだコレ!!」と確信。当時は学生だったので、おしらく自分のおこづかいでは全部を揃えられず、最後まで読めていないと思います。物語も、婚約をぶっちするために主人公が長い髪を切ったぐらいしか思い出せません。もうちょっと頑張って思い出せよ、自分。
実は『伯爵と妖精』(谷 瑞恵/著)(これもコバルト文庫)も当時読みたくてしょうがなかったのですが、私が興味を持ったころにはすでにシリーズが結構出ていて、自分のおこづかいでは到底揃えられそうにないから諦めたんですよね。
それらの経験をふまえると、気になる小説がシリーズものであり、さらに図書館に所蔵している。しかも自分は学生である(おこづかいだけでは厳しい!)、という人こそ図書館をぜひ利用して!と思いますねぇ。

『風の王国』1 毛利 志生子/著
『思い出のとき修理します』1 谷 瑞恵∥著

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