今を遡ること1ヶ月ほど前、豊田市美術館へ「クリムト展―ウィーンと日本1900―」を観に行ってきました(10月14日に終了しています)。
平日だったにもかかわらず、最寄り駅の豊田市駅から豊田市美術館へ向かう道を多くの人が歩いていてビックリしました(駅から美術館までは徒歩15分ほどの距離なのですが、誰も見かけないことが殆ど)。美術館内も当然ながらかなりの人混み。人気と聞いてはいたのですが、これ程とは!・・・15万人超えは半端ないのですね。
とはいえ、私が出掛けたのは平日だったので、少し待てば最前列でじっくりと作品を鑑賞することができました。展覧会ポスターでもお馴染みの色っぽい「ユディットⅠ」や、「ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)」、「女の三世代」も見事だったのですが、個人的にはクリムト自身の姪っ子を描いた「ヘレーネ・クリムトの肖像」が心に残りました。
ちなみに、このクリムトは生涯独身だったにもかかわらず、子どもが14人(諸説あり)いた「モテモテ人生」を送ったことでも知られており、某BS美術番組では「ウィーンのドン・ファン」と紹介されていました。しかし、自らがデザインしたスモックみたいな仕事着を着て、ネコを抱っこしているクリムトの写真を見ると・・・まぁ、人間って顔でモテるわけじゃないんだ、と改めて気付かされます(笑)。気になる方は「クリムト 写真」などのキーワードで、画像を検索してみて下さいね。