2019年10月13日の図書館だより

2019年10月13日(日)

 
 この「図書館だより」を書いている時点(11日金曜日)では、まだ分からないのですが、昨日12日には私たちが住む東海地方にも台風19号が接近、もしくは上陸する見込みとなっています。大きな被害が出ないことを心より祈っております。

 さて先日、2018年度、2019年度のノーベル文学賞が発表されました。そう、今年は2年分、つまり受賞者は二人いるのです。ご存知のとおり、毎回ノーベル文学賞候補と挙げられる村上春樹さん、ではなくポーランドのオルガ・トカルチュクさんと、オーストリアのペーター・ハントケさんの受賞が決定しました。

 遡ること、発表の数日前。今年は二人だし、いよいよ村上春樹さん受賞!?・・・と考えた私。出勤シフト表を確認すると、ノーベル文学賞発表翌日は出勤日なので、コーナー作成も問題ナシ。ラッキー!・・・というわけで、カズオ・イシグロさんがノーベル文学賞を受賞した際に作成した展示原稿を読み返したり、分室所蔵となっている村上春樹作品をチェックしたり・・・と、特設コーナー作成に向けてほんの少しだけ準備を進めていました。ま、ほんの少しだけ、だからいいのですけれどね・・・。ちなみに、私の村上春樹ベストはデビュー作『風の歌を聴け』。中学生の頃、親友のお兄さんに文庫本を借りて読んだ一冊です。

 色々な考え方があるかと思いますが、賞を受賞したからエライ、とか立派ということは全くない、と私は考えています。ただ、本が売れないご時世です。良いニュースが大きく取り上げられ、書店さん、そしてもちろん図書館に足を運んで下さる方が増えればなぁ、と思っています。というわけで、来年はいかに?予習をしっかりして、吉報を待っております。

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