朝晩涼しくなってきましたね。いや、むしろ明け方はヒンヤリとした空気。ただでさえ、今ひとつの体調なのです。これ以上風邪などひかないように、気をつけることにしなくては。
ここのところ、早くも年末に向けて「追悼コーナー」の原稿と「10月の本」の原稿を進めています。なぜ同時進行しているかというと、毎年のことながら追悼原稿をずっと書いていると、ひたすら悲しくなるから。というわけで、“追悼原稿を書く→悲しくなる→「10月の本」の原稿を書く→少し元気になる→追悼原稿を書く・・・”というループで作業を進めています。この方式、残念ながらあまり進みません。「悲しくなるから原稿が止まる」なんてアマチュアなことを言わずに、気合を入れて頑張らなくては、と思う一方、亡くなった方に心を寄せなくては良い追悼原稿が書けないような気もするし・・・。しかし先日、ある方に「あと3ヶ月で年末ですね」と言われてから、ふと気付いたのです。そうです、あと3ヶ月で年末ではないではないですか!さらに11月は蔵書点検があるので、当然この期間の原稿書きはストップ・・・おぉ、これは本気で焦らなくては。
さて、最近「図書館だより」では仕事の話ばかり書いているので、たまには別の話も。2週間ほど前に、映画「ギフト 僕が君に残せるもの」を観てきました。先日NHKの「おはよう日本」でも紹介されていたので、ご存知の方も多いかもしれません。難病のALSを告知された引退後間もないアメリカンフットボールのスター選手のドキュメンタリー映画。告知されてすぐに奥さんの妊娠が分かり、生まれてくる我が子へ残すために撮り始めたビデオダイアリーを基にした作品です。
ネタバレになってしまうので詳しく書きませんが、人間ってすごいなぁ、と改めて思いました。「今日出来たことが、明日には出来なくなるかもしれない」というのは、やはり想像を絶する恐怖だと思います。しかし前向きに、かつユーモアを忘れずに過ごす姿が本当に素敵でした。まだかろうじて上映していると思いますので、興味のある方は是非足を運んでみて下さいね。