さて!先週予告した通り、現在のコーナーにちなんで夏目漱石について語りたいと思います!
(す)は漱石ってどんな人?と聞かれたら「日本を代表する文豪だけど、病弱で面白くて神経質で短気で甘党でめんどくさいけど憎めない可愛いおじさん」と答えます。なぜなら…
①大の甘味好きでジャムを瓶から直接食べていたら、お医者さんから怒られたり。
②当時は高級品で手に入りにくかったアイスクリームを「食べたい!食べたい!」と言って弟子達を困らせたり。
③『吾輩は猫である』のモデルになった猫が死んでしまった時、野良猫で名前を付けていなかったので卒塔婆に「猫の墓」と書いて、死亡通知を友人、弟子全員に送ったり。
④実は寒がりで、冬の日は日の光があたる所へ机を持って行って、麦わら帽子を被ってそこで書いていたり。
⑤怪談話を聞かされると「寝られなくなるからもうよしてくれ!」と怖がったり。
⑥執筆に行き詰ると、うんうん唸りながら鼻毛を抜いてそれを原稿用紙に植えていたり。(しかもそれを内田百閒が持って帰って保管していたそうな。なお、第二次世界大戦で燃えてしまったため現在は残っていません)などなど…
こんな感じのエピソードがいっぱい出てくるからです!(笑)
(す)は、こういった作品とは関係ないその人個人に関するちょっとしたお話が好きです。
「文豪」と聞くとなんだかお堅くてとっつきにくい感じがしますが、その人個人を調べていくと意外な一面があったりして、ちょっと親近感が湧いて作品をより楽しく感じられる…、気がします!(笑)
今年は没後100年ということでなにか新たな漱石情報出てこないかな?と期待しております。(行方不明だった原稿が見つかる…とか!) (す)
『夏目漱石、読んじゃえば?』 (奥泉 光∥著) (コーナー8)
『文豪の素顔』 (高橋 敏夫∥監修) (コーナー8)
『夏目漱石の世界』 (平凡社) (コーナー8)