お久しぶりです(す)です!蔵書点検終わりましたね!皆さまにはご迷惑をおかけしました…
おや、今日はノーベル賞制定の日ですか。そういえば今年盛り上がりましたね~と昔のことのように言ってしまいます。
物理学賞と医学・生理学賞でしたっけ…?そこのところで話を膨らませられたらなあと思いますが!ここは!図書館だよりなので!文学賞について書きたいな、なんて…いえ、あの、決して理系が苦手だからというわけではありません。ありませんよ断じて。
ノーベル文学賞といえば、やっぱり日本人初受賞の「川端康成」さんは外せません!あの眼力には最初びっくりしました!おめめに関するエピソードも満載です。
たとえば、ある日川端さん宅へ泥棒に入ったAさん(仮)がふと視線を感じ目線を下げると、寝ているはずの川端さんがじーっと自分を見つめているではないか!泥棒は暗い部屋でギラギラ輝く川端さんの眼力に負け「だめですか」とつぶやき去って行ってしまったとか。…いや、だめですかってアナタ
もう一つ有名なのが、とある若い女性編集者の方が川端さん宅を訪問した時、30分何も話してもらえずただじーっと見つめられ、ついに耐え切れず泣いてしまい、それに気づいた川端さんが一言「どうされたんですか」…どうされたんですかってアナタ
他にもお金に困っている時家賃回収に来た大家さんを見つめて追い返したり、なかなかに面白いエピソードを持っていらっしゃる方です。
そんな川端さんがノーベル文学賞を受賞されてからもう47年。三人目が決まるのはあと何年後でしょうか (す)
『文豪ナビ川端康成』 (新潮社) (B/910.2/フ)
『川端康成 蒐められた日本の美』 (羽鳥 徹哉∥監修) (910.2/カ)