蔵書点検は終わりましたが、明日は毎月の整理休館日です。ご迷惑をお掛けします。
前回写真で紹介した“ピッコロ”は蔵書のバーコードからデータを収集する道具です。私が今回担当した
蔵書は、大型図書のコーナーでした。一冊一冊がかなりの重量で、棚から出したり戻りしたりする作業は大変です。
特に『Le Louvre(ルーヴルとパリの美術)』(708/ル/3)は、大型図書の中でも半端ない重さと厚みで、まるで
石板を動かしているみたいでした。もう一つは『国宝』(709.1/コ)①~⑥。ハードカバーでしかも化粧箱入りと
いう中々堅固な図書です。両方とも、うっかり手をすべらかして足にでも当たったらかなりのダメージを受けそう
なくらい重くてでかいです。
バーコード部分を読み取るためにその化粧箱を開けて読み取るのがなかなかの手間で、更にひも付きの物
なら結び直さないといけないので、めんどくささこの上ない図書でもありました。
思い起せば、私が最初に担当した場所は閉架の大型図書でした。当時もその重くて分厚い本の数々に悪戦苦闘
していた思い出があります。 (伊)