あれ、今年2回目の梅雨が来たのか?・・・と、思うほど長い雨が続きますね。先日新聞を読んでいたら、雨による順延が続く高校野球では球児たちも宿舎生活が長引いて大変だという記事が掲載されていました。そもそも新型コロナ感染対策のため宿舎から出られない中での順延続きで、感染対策のため貸し切りにしたホテルの地下駐車場で素振りをしたり、個室で過ごす球児たちに少しでも気分転換してほしいと監督が入浴剤を配ったり、とリフレッシュの工夫をしているそうです。来週の後半は晴れて再び暑くなるそうですが、一日も早く青空の下で野球ができるといいですね。
さて、少し前のお盆の頃に「そろそろ寝ようかな・・・」と思いつつ、テレビを眺めていたら懐かしい訛りを耳にしました。出演されていたのは写真家の梅佳代さん。ご出身は私の母のふるさとと同じ石川県です。
私が子どもの頃、お盆の時期は母のふるさと石川県、もしくは父のふるさと高知県に帰省していました。母のふるさとは冬には雪が2メートル積もる豪雪地帯で、子どもの頃は真夏でも夜には毛布が必要となるほど涼しかったのですが、今はエアコンを点けなくては過ごすことができない暑さです。昔は扇風機を点けっぱなしにしていると寒いくらいだったのに・・・。地球温暖化の影響は母のふるさとにも及んでいるようです。今年、そして去年のお盆はコロナ禍のため帰省できずに過ごした方も多いかと思います。私も、高齢の祖母のお見舞いに行けず気掛かりのまま過ごしいるので、テレビを見て石川県の母のふるさと、そして祖母のことを思い出してしまいました。
さて、8月8日から愛知県で適用されている「まん延防止等重点措置」の重点措置ですが、昨日(8月21日)から津島市も重点措置の対象区域となりました。皆さまもご存知のことと思いますが、愛知県、そして津島市および近隣地域でも新規感染者数が増加しているだけでなく、病床使用率も急激に増加しています。もう何回も「図書館だより」に書いていますが、図書館へご来館頂く際には必ずマスクを着用してご来館頂きますよう、ご協力をお願い申し上げます。
今日、8月22日は作家・脚本家の向田邦子さんの40回目の命日ですね。実は私、中学生だった頃に国語の教科書に掲載されていた「字のないはがき」を読んで以来、全作品を読み、ドラマの再放送を繰り返し何度も見てきたファンの一人です。航空事故に遭われて亡くなられたことは知識として知っていますが、リアルタイムの記憶には残っていません。ただ、もしあの航空事故がなければ、この世にどんな作品が生まれていたのだろうか・・・とつい考えてしまいます。没後40年にあたる今夏は、関連本が出版されるほか、展示やイベントも開催されるそうです。私も少し財布のヒモを緩めて、大好きな作家さんを偲びたいと思っています。あぁ、大人になってから「ままや」に一度行きたかったなぁ・・・。
・『あの夏の正解』早見和真/著・・・昨年の「甲子園のない夏」が題材となっている本。今年の「Yahoo!ニュース・ノンフィクション本大賞」にノミネートされたそうです。
・『暑さで人の死ぬ時代 いま、名古屋があぶない』・・・もちろん名古屋だけでなく、母のふるさとも、さらには地球全体が「あぶない」のでしょう。来週後半は再び猛暑となるそうなので、用心しなくては!
・『感染症時代のマスクの教科書』・・・マスクの知識や正しい付け方、さらには感染症の知識もわかりやすく説明されています。今一度、手に取って頂きたい本です。
・『向田邦子ベスト・エッセイ』・・・妹の和子さんが編集を担当されており、入門書としてはオススメの一冊です。