5月の図書館だよりで『スモールワールズ』の話題はおしまい、もし前評判通りに本屋大賞のノミネートが決まったらまたそのときに……と思っていたのですが。
が……なんとなんと、先日発表のあった通り第165回直木賞の候補になりました!!
いや、もう本当にびっくりです。
Twitterでもちょこっとだけ触れたように、1作目「ネオンテトラ」が掲載された『小説現代』が発売されたのがちょうど去年の今頃。
そのときはまだ書籍化されるかもわからず、けれどその後続けて掲載のお知らせがあり、これは1冊分纏まれば書籍化されるかも……という期待が高まりました。
思えば数年前、講談社タイガ創刊告知の執筆者一覧にお名前があったものの、出ないまま数年経過したので流れたのかな、と思っていましたが(畑は違いますが、文芸春秋の本格ミステリ・マスターズシリーズも執筆予定者(未刊)が残ったままページがなくなってしまったようですしね……)、インタビューの中で「講談社の担当者さんから声を掛けられてから数年」とあったので、いろいろあって今回の形になったのかなぁと思っています。
なんにせよ、広く読んでもらえる機会になり、嬉しいような寂しいようなちょっぴり複雑な気持ちもありつつ、やっぱりせっかくなのでたくさんの方に読んでもらえたらな~と思います。
最終結果ももちろんですが、長年ファンを公言している三浦しをんさんがどんな選評を書かれるのかも気になるところです。
緊急事態宣言の影響もあり、学校行事(見学や職場体験)が中止になったり延期になったりと落ち着かない気持ちもありますが、夏休みに向けての準備もしつつ、結果を待ちたいと思います。
今回の直木賞候補作一覧はこちら(著者名五十音順)↓
『スモールワールズ』一穂ミチ
『おれたちの歌をうたえ』呉勝浩
『テスカトリポカ』佐藤究(未所蔵)
『星落ちて、なお』澤田瞳子(6/16現在、発注中につきこちらからの予約はできません)
『高瀬庄左衛門御留書』砂原浩太朗(6/16現在、発注中につきこちらからの予約はできません)