うーん、暑い!暑いっ!!先週は、この言葉しか出てこない1週間でした。私はルーツの半分が南国のせいか、暑さにはわりと強いので、35℃くらいの気温であれば大丈夫なのですが、体温を超える暑さとなるとやはりキツイですね。今年はマスクも着用しているので、本当に用心しなくては・・・。
さて、先週のはじめ頃、自宅に回ってきた回覧板に“新型コロナウイルス感染症の影響のため、今年の町内の子供獅子は中止となりました”とありました。6月の時点で、今年の尾張津島秋まつりの中止が発表されていたので、当然といえば当然ですし、子供獅子も「密」になるのかなぁと思いつつも、毎年来てくれるのが普通だと思っていた子供獅子も中止となったことに寂しさを感じました。
私が子どもだった頃は子どもの人数が多く、獅子頭はもちろん、お獅子の胴体の布の部分さえも持つ場所が空いておらず、幼なじみとお喋りしながら手ぶらでお獅子の後ろを歩いた記憶があります。当時の小学校は、土曜日も午前中は授業があり(年齢がバレますね)、学校が終わると急いで帰ってお宿の家に集まり、お揃いの法被を着て町内をまわったものでした。津島に生まれ育った人で、子供獅子がある町に住んでいた子であれば、お揃いの法被を着て近所の子と撮った写真が必ず家のどこかに今もあるのではないかと思います。ちなみ、この法被は必ずクリーニングに出してお返ししなくてはならなかったので、まぁまぁの出費だったそう。現実的な母は「たった半日着るだけだから、洗ってアイロンかけて返せばいいじゃん」と、ずっと思っていたそうです。
そして、ご祝儀を頂く時の掛け声は「わっしょいチロリン、はなきってチョン♪」。当時も不思議な言葉だと思っていましたが、今振り返っても不思議な言葉です。「はなをきる」が「お金を貰う」を意味するんだよ、と教えられていたこともあり、どの子もみんな真剣に声を出していました。ちなみに、このご祝儀は高学年ともなると、なかなかの金額を頂くことができたので、夏の誕生日と冬のクリスマス・お正月の間の貴重な収入源でした。不思議なことに秋祭りの日に雨が降ったという記憶はなく、お菓子やお下がりの果物が入った重たいビニール袋をぶら下げて、夕焼けに包まれて家に帰った日のことは今でも懐かしい思い出です。
先週の後半、サッカー元日本代表・内田篤人選手の引退が発表されました。ルックスの良さが話題となることが多い内田選手ですが、ドイツ・ブンデスリーガで鍛え上げた守備力の高さと、一流のアスリートらしい毅然とした言動が魅力的な選手でした。膝の怪我さえなければ・・・という思いはもちろんありますが、これからも前を向いて活躍してくれることを期待して、応援したいと思います。ありがとう、ウッチー。そして、お疲れ様でした。まずは、ご家族とゆっくりと休んでくださいね。
◆『僕は自分が見たことしか信じない』内田篤人/著・・・残念ながら当館では未所蔵です。私は文庫改訂版を持っていますが、1人のサッカー少年が大人のプロサッカー選手となるまでの成長物語としても楽しめる、サッカーファンでない方にもオススメの一冊です。本のタイトルも、本人同様に格好良いですね。