2019年01月21日の図書館だより

2019年01月21日(月)

先日、岐阜で開催された「信長学フォーラム」という催しを観てきました。毎年織田信長をテーマに、講演やパネルディスカッション等のトークショウが行われているイベントで、今回初めて参加しました。行く前は、歴史好きが集まるささやかなイベントかなあと思っていたのですが、会場は予想以上に大きなホールで、老若男女問わず歴史大好きな人たちがビッシリ詰まって超満員でおどろきました。

メインテーマは「信長公と家臣団の城づくり」で、その中でも大学教授中井均先生の「信長の目指した城づくり」という講演はとても興味深い内容でした。
なぜ信長は小牧山城、岐阜城、安土城と山の城を設けたのか、安土城の石垣は穴太衆が関わったのか、最近発見された岐阜城の石垣からわかる信長以降の居館についてなど、信長の城造りから見える興味深いこだわり方を知ることができました。

その講演中に度々出てきた言葉で「いわくら」という単語がありました。気になったので帰宅後どういう漢字が当てはまるのか調べてみると、神の御座所という意味の「磐座」という漢字が講演の内容からして近い単語だという事が分かりました。
信長の城選びのキーワードとしてよく公演中に出てきた単語ですが、信長のカリスマ性を高めた重要なポイントでもあるらしく、歴史の豆知識がまた一つ増えた感じで良かったです。

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