今日はナイチンゲールデー。
そう、あの近代看護教育の母、フローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんで制定されました。
そして国際看護師の日・看護の日でもあります。もちろんこれもナイチンゲールデーに合わせてのものです。
実は私、「好きな偉人は誰?」と聞かれたら真っ先に「ナイチンゲールです」と答えるほどこの方を尊敬しているのです。(次に杉原千畝とジャンヌダルクです)
ちなみに、私の小さい頃からの夢は看護師になることでした。
もちろん彼女に憧れて、です。
まあ、一番大事な時期に紆余屈折ありまして、残念ながら夢は叶いませんでしたが、今は司書としていろんな方の助けになれたらな、と思っていますよ。
規模の大きさ、重さに差はあれ、人を助けるということに変わりはないですからね!
クリミアの天使と呼ばれていたナイチンゲールも、「天使とは、美しい花をまき散らす者でなく、苦悩する者のために戦う者である」って言っていますから!
なので、今回の図書館だよりは私にしては?おとなしめにいこうかと思います。
「ナイチンゲール」で皆さんが想像するのは、きっとランプを持って夜に兵士の様子を見守り、看護の最前線で戦う姿だと思うのですが、実は彼女が看護師として活動していたのは2年半。
クリミア戦争帰還後から90歳で死去するまでの間はずっとベッドの上での生活でした。
また彼女は統計学者としても有名で、クリミア戦争時の院内死亡率などをまとめ、報告書を提出。当時ではあまり見られなかった、視覚的でわかりやすいグラフを使ったものだったそうです。のちに本として出版もされています。
彼女の功績はクリミア戦争時の献身的な介護と統計を駆使した医療改革。そして看護教育ですね。
彼女は……と、書いていたら物凄く長くなってしまいました。やはり駄目ですね、好きな話題だと際限なく語れてしまいます…。この辺りで終了させていただきますね。
来週はいつもの(す)に戻っていますのでご安心(?)を!
『ナイチンゲールの『看護覚え書』』(金井 一薫∥編著) (神島田)
『ナイチンゲール』(武鹿/悦子∥文) (絵本/青)