先週の土曜日、岐阜県多治見市で行なわれた「たじみ陶器まつり」に出掛けてきました。春の「陶器まつり」、秋の「茶碗まつり」、それぞれの時期に出掛けるのが、ここ数年の楽しみなのです。
春の「陶器まつり」では多治見駅から徒歩数分のオリベストリートにずらりとテントが並び、美濃焼をお値打ちに販売しています。近くの商店街でもクラフトマーケットが同時開催されていて、どちらも毎年すごい人!!
「ふるさと」ではないけれど、親しみを感じていて大好きな町がいくつかあり、その中で、津島から最も近い距離にある町が多治見市。
通っているうちに、陶器以外にも多治見には楽しみが増えてきて・・・、物欲と食欲が止まらないのです。今回も年に数回しか伺えないのに名前を覚えていて下さる洋服&雑貨屋さんや、美味しいパン屋さんなどを慌ただしくお邪魔してきました。
ジャッキーでおなじみの「くまのがっこう」シリーズの絵本作家・あだちなみさんも多治見市出身と伺いました。夏は猛暑で大変そうですが、山あいの自然豊かな環境が作品に影響しているのでしょうか。そんなことを思いつつ、行列が出来ていたどら焼きは諦めて多治見をあとにしました。他にもオシャレな鞄屋さんも行きたかったし、猛暑の前には、かき氷も食べに行きたいな~、と未練たっぷりです。
と、ここまでの図書館だよりを書いたのが14日(木)の昼ごろ。この日の夜に熊本で震度7の地震が発生しました。現在もなお九州では余震が続き、たくさんの方が亡くなられました。心よりお悔み申し上げます。
熊本県出身の絵本作家・葉祥明さんには、東日本大震災を題材とした『あのひのこと』という作品があります。震災で祖父を亡くした少年が、共に助かった子犬の「うみ」と前を向いて生きていくおはなしです。大好きだったおじいちゃんが眠る海を見つめる少年に「うみ」が寄り添う場面が心に残ります。
お水や食料、お風呂に今晩眠る場所・・・、生活を続けていくのが困難な方も多い現在では、尚早かと思いましたが、熊本にエールを送る気持ちで紹介させて頂きました。 (き)