何年か前の話ですが、1月の初めころ、お天気キャスターが「明日は“真冬並み”の寒さになるでしょう。」と言ったのに驚きました。
今が真冬なのに“真冬並み”はないでしょう!
ところが、その話をしたところ、「“真冬”というのは、大寒のころを言うんじゃないか。」という人がいました。そこで、
『お天気用語事典』(新星出版社 R/451.0/ニ)
『わかりやすい気象の用語事典』(オーム社 R/451.0/ワ)
などを見てみたのですが、気象用語としては“真冬日”はあっても、“真冬”の定義はでてきません。
こんどは、国語辞典で“真冬”を引いてみると。
『広辞苑 第6版』(岩波書店 R/813.1/コ)では、“冬の真最中”。
『大辞林 第3版』(三省堂 R/813.1/タ)では、“冬の真っ最中 冬の一番寒い時期”
私にとって、1月初めから2月の中旬くらいまでは、“冬の真最中”だと思うのですが・・・
1月の初めは、まだ“冬の一番寒い時期”ではない、と言われれば・・・
同じ“真冬”という言葉でも、人によってとらえ方が違うようです。
でも、今は誰もが認める、まさに“真冬”の真っただ中。
風邪をひかないように気を付けましょう。(ふ)