かこさとしさんが 2018年5月2日に92歳で亡くなられました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
追悼といたしまして、現在『“こどもの本”総選挙』展開中の児童室入口側コーナー5に、かこさとしさんの著作を集めました。
6月下旬まで展開予定です。どうぞご覧ください。
かこ さとし
1926年3月、福井県国高村(現・越前市)生まれ。工学博士。技術士(化学)。ペンネームの「里子」は、高校時代に使用していた俳号が由来。東京大学工学部卒業後、昭和電工の研究所に勤めるかたわら、子供会などで絵本や紙芝居等を手作りする。
1959年、『だむのおじさんたち』(「こどものとも」1959年1月号)で絵本作家デビュー。以降、「だるまちゃん」シリーズ(福音館書店)、『からすのパンやさん』とその子どもたちが主人公のつづきのおはなし4作(偕成社)、『かわ』や『はははのはなし』(福音館書店)などの科学絵本・知識絵本、『伝承遊び考』(全4巻・小峰書店)など子どもの文化・遊びの研究といった著作まで、幅広く執筆しその数は600点余りにのぼる。
2007年児童福祉文化賞特別部門、2008年菊池寛賞、2017年巌谷小波文芸賞ほかの受賞歴を持つ。2018年5月、慢性腎不全のため死去。享年92歳。