津島の新聞記事 :尾張版

2024年10月25日

中日新聞

自治体の名札変更 相次ぐ あま市は今月から ひらがな、名字のみ表記

あま市が10月から、職員の名札を「フルネーム表記」から「ひらがなの名字表記」に変更した。カスタマーハラスメントから職員を守るためとしている : 海部・津島地域では、津島市が9月から名字とローマ字の表記とし、SDGS(持続可能な開発目標)の目標に沿ったカラーも名札に配置した

2024年10月16日

中日新聞

第一声 舌戦熱く 9区 津島・稲沢・愛西・弥富・あま市、大治・蟹江町、飛島村

衆院選が15日公示され、尾張地域では愛知5区に5人、9区と10区に3人、新設の16区には4人が立候補した : 愛知9区の小選挙区では伊藤恵子氏(71)=共産党=と長坂康正氏(67)=自民党=、岡本充功氏(53)=立憲民主党=が立候補した : 伊藤氏は「賃上げと労働時間減」、長坂氏は「政治改革の先頭に立つ」、岡本氏は「生活密着の政策を実現」を訴える

2024年09月21日

中日新聞

議決経ず教員用教科書購入 尾張自治体で相次ぐ 条例の認識不足 デジタル化で価格⤴ 背景に複数要因

尾張地方の自治体で今夏、議会の議決が必要な金額を超えていたにもかかわらず、小中学校の教師向けの教科書や指導書を購入していたことが明らかになった : 各自治体では地方自治法に基づき、財産(動産)を取得する際、一定の予定価格を超える場合は議会の議決を求めている : 江南市は財産取得の際に予定価格が2千万円以上の場合は市条例により議会の議決が必要であったが、2020年4月と今年4月にそれぞれ契約金額が約2400万円を超えて教員用指導書などの購入契約をしたと明らかにした。市側は「条例で定める動産の買い入れに該当するとの認識が欠如していた」と説明 : 同様の問題は全国各地で相次ぎ、尾張地方でも江南のほかに津島、愛西、弥富、北名古屋、尾張旭、長久手の各市と大治、豊山、扶桑の各町で一斉に判明。蟹江町も調査を進めている : 児童・生徒には国から無償で教科書が配られるが、教員向けの教科書や指導書は自治体が購入する必要がある。ある教育委員会関係者は「子どもの教科書は無償だから、教員用も議会に諮るという考え方がなかった」と明かし、実際多くの自治体が同様の趣旨の説明をした : さらに教科書のデジタル化による指導書の価格上昇により、今までは議決不要だったが今年度は議決が必要な金額を超えてしまった事例もある : 各自治体は「再発防止に努める」と陳謝し、議会の9月定例会に追認を求める議案を提出している

2024年07月12日

中日新聞

「救助者にお礼が言いたい」 津島 交通事故 大けが負った福田さん 手がかりとなる情報求める

津島市内のコンビニエンスストア駐車場で1日に発生した交通事故で大けがを負い、救助された喫茶店店長、福田理恵さん(59)が当時、救出活動に協力してくれた人たちを探している : 福田さんは1日午前6時すぎ、同市高台寺町の喫茶店「大和珈琲津島店」を開店する前に、車でコンビニに行った。駐車場に到着して、エンジンを止めてドアを開け、車から身を乗り出した際に、車が後方に動き出し、ドアに押されて転倒。前輪が右肩に乗り上げる形となり、体が圧迫されて動けない状態に。福田さんが助けを呼ぶと、70代くらいの男性が店の人を呼びに駆け出し、別の女性が119番通報してくれた。さらに集まった人たちが車を持ち上げ助け出してくれた : 福田さんは救助されてすぐに救急車で運ばれたため、当時、助けてくれた人たちにお礼が言えなかったことが心残りだという : 「とにかく助けてくれた方々の情報があれば」と連絡を待っている

2024年03月27日

中日新聞

商業地 全域で上昇率拡大 地価公示 住宅地 東三河が横ばいに

26日に公表された1月1日時点の地価公示では、県内の住宅地の平均変動率は2.8%上昇、商業地も4.2%上昇。商業地は全域で上昇率が前年より拡大した : 新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、土地取引の活発な動きが続いている : 商業地価格の平均変動率 低順位5位に津島市(-0.2%) : 鉄道沿線別駅周辺住宅地の平均価格で津島市は78(単位=千円/㎡)となっている

2024年03月12日

中日新聞

警察と消防 震災勉強会 津島 情報共有や救助訓練

津島署と津島市消防署による合同の震災勉強会が11日、同市消防本部であった : 両署員35人が参加し、情報共有や救助の訓練などを通じて大規模災害への対応を確認した : 訓練場では、両署員が倒壊した家屋から被災者を救助したり、がれきの中をくぐり抜けて被災現場に到着する訓練などに参加した : 津島警察署の貝吹彰則署長は「発生直後を想定すれば、連携して救助にあたることも考えられる。それぞれの得意、不得意を見極めて、被災者の対応に当たれるよう練度を上げていきたい」と話した

2024年01月30日

中日新聞

キッチンカー転業 感謝の3周年 コロナで喫茶店廃業 津島の西田さん 愛西・願蓮寺 来月4日 記念イベント

新型コロナウイルスの影響で喫茶店から移動販売のキッチンカーに転業した津島市の西田有子さんが2月4日、愛西市小津町の願蓮寺で転業3周年のイベントを開く : 西田さんは2020年6月末、13年間続けてきた喫茶店「ドラゴンカフェ」を廃業し、21年2月7日からキッチンカー「ドラゴンキッチン」を始めた。徐々に近所から場所を提供する声がかかるようになり、今回の会場となる願蓮寺も出店場所を貸してくれた。同じ時期にキッチンカーを始めた仲間とともに出店し、集まった子どものために菓子まきも行う : 当日は計6店が出店し、菓子まきは午前11時と午後1時に行う。各キッチンカーには能登半島地震被災地支援の募金箱を設置する

2023年12月03日

中日新聞

つなぐ 津島・日本最古の太鼓屋27代目 堀田新五郎さん(53) 900年の響き 理想求めて

津島市下新田町の「堀田新五郎商店」の27代目の堀田新五郎さん(53)は「求められる音は地域によって違う。理想の音により近づけるよう加減するのが難しい」と真剣な表情で調整を繰り返す : 伊勢神宮や永平寺に和太鼓を納めてきた堀田新五郎商店は「日本最古の太鼓屋」といわれ、当主は代々、名前を襲名してきた。先々代の時代に岐阜県内の神社から修理を依頼され、太鼓の胴を開くと、同社の屋号と永長元年(1096年)という制作年が記されているのが見つかり、少なくとも900年以上前の平安時代から続いてきたことが確認された : 堀田さんは高校を出ると、自然と和太鼓作りに携わるようになり、先輩職人から何も言われないようになるまで10年かかったという : こうした職人の技を受け継いでいくため、堀田新五郎商店では3年前に高校を出たばかりの男性を採用した。新人を迎えるのは二十数年ぶりで、堀田さんは「時間をかけてゆっくりと丁寧に取り組もう」と呼びかける : 小中学校や高校の見学も受け入れており、「未来の仕事として、和太鼓作りを目指す若者を探したい」と語る

2023年11月24日

中日新聞

「あいちウィーク」最初の休日 多彩なイベント 親子で楽しむ 

今年から創設された「あいちウィーク」(21~27日)で最初の休日となった23日、親子連れで楽しめるイベントが、尾張、近郊、知多エリアの各地で開かれた。24日は「県民の日学校ホリデー」で多くの自治体で公立の小中学校などが休みになり、入場料の割引サービスを行う公共施設もある : 津島市も24日「県民の日ホリデー」を実施し、学校休業日となった。市内の津島児童科学館ではプラネタリウムの無料開放が行われる。午後10時半からと午後2時半からの2回で定員は各回約100人

2023年11月02日

中日新聞

公共の利益に尽力 秋の褒章

秋の褒章が2日付で発表された : 藍綬褒章を受章した尾張地方の3人の声を紹介 : 津島市内からは人権擁護功績で黒田剛司さん(71)が受賞 : 黒田さんは2002年から津島市で人権擁護委員を務め、24年目を迎えた。同和問題やいじめ、性差別など、時代の変化に伴い複雑化する人権問題に対し、「偏見を取り除き、皆が正しい知識を持てばなくせる」と信じ、市民向け講座の企画に取り組んでいる