図書館だより

 

2021年06月30日(水)

今日で6月も終わりです。早い……
今年ももう後半戦だなんて……

そういえば先日、瀧井朝世さんによる一穂ミチさんのインタビューを読んだのですが、一穂さんがまさかの有栖川先生ファン(サイン会に行くほど)でした……
というか、名古屋ではなかなか有栖川さんのサイン会がないので、もっぱら関西でおこなわれるサイン会に参加していたのですが、もしかして会場でニアミスしたりしていたのか?! としばし衝撃を受けておりました…。

さて、明日からいよいよ7月ですが、昨年と同じく今年も7・8月の開館時間延長は中止となりました。
夏の間も他と同じで18時閉館となりますので、ご注意ください。
新型コロナウイルス関連の情報はこちら→

『あの人とあの本の話』(インタビュー集)瀧井朝世/著
『ほんのよもやま話』(作家同士の対談集)瀧井朝世/編
『カナダ金貨の謎』有栖川有栖/著
『小説すばる』2021年7月号(一穂さんのコラムが載ってます)

 

2021年06月28日(月)

 今週から7月が始まります。今年ももう半年以上が経過したのかと、時の流れの早さを感じます。今より更に熱くなると思うとうんざりしますね。特に私は、夏場よく汗をかくので辛いです。ジーンズや黒系のシャツを着ると、その汗をかいた部分が塩と化して、白くなった箇所を鏡で見てびっくりです。家に帰るまでこの姿かと思うと、とてもカッコ悪い思いです。
ですので、今はあまりラーメンといった熱い食べ物は外出時控えています。本当は食べたいんですけど、食べた後の尋常ではないくらい汗がでるので、後の事を考えるとやめておこうという気が働いて店の前を後にします。

 

2021年06月27日(日)

6月も残すところあと数日となりました。ということは、2021年は早くも半分が終わったということになります・・・は、早っ!!先日、いつもお世話になっているお店のブログを見ていたら、茨木のり子さんの「六月」という詩が紹介されていました。とても素敵だったので、私も紹介してみましょう。

六月

どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終りには一杯の黒麦酒
鍬を立てかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキをかたむける

どこかに美しい街はないか
食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き すみれいろした夕暮は
若者のやさしいさざめきで満ち満ちる

どこかに美しい人と人との力はないか
同じ時代をともに生きる
したしさとおかしさとそうして怒りが
鋭い力となって たちあらわれる

詩集『見えない配達夫』に収録されていますので(66ページにこの作品が載っているのは、偶然ではないかもしれませんね)、気になった方は是非ご覧下さい。茨木のり子さんといえば『別冊太陽 茨木のり子 自分の感受性くらい』には、1962年に行われた津島市出身の詩人・金子光晴との対談や、「氷雨のふる日に 金子光晴氏は初めて我が家を訪ねた・・・」からはじまる詩「トラの子」が掲載されています。金子光晴・茨木のり子・谷川俊太郎(とても若いのでビックリしました!)という豪華な3ショット写真も載っていますので、こちらも興味をお持ちの方はご確認ください。

まだまだコロナ禍で先の見えない状況が続きますが、「どこかに・・・はないか」と繰り返される言葉に、厳しい状況の中であっても希望を見出す強さを感じました。美しい村、美しい街、美しい人・・・が、確かにこの世に存在することを信じたいと思います。

さて、少しだけお知らせを。先日、ジャーナリストの立花隆さんが亡くなられました。私が若いころ、ニュース番組で筑紫哲也さんとよく出演されていたことを覚えています。図書館では、コーナー6「追悼 立花隆さん」を作成しました。詳しい内容はこちらをご覧頂ければ、と思います。場所はメインカウンターのすぐ隣ですが、スペースの問題もあり並べきれない本も沢山あります。コーナー6に並んでいない本でお探しの本がありましたら、図書館職員にお声掛け下さい。コロナ禍、赤木ファイル開示、ミャンマー問題、リンゴ日報廃刊・・・と、今週のニュースを並べるだけでも立花隆さんなら何と仰ったかなぁ、と思います。ずいぶん前のこととなりますが、妹尾河童さんのイラストエッセイ『河童のスケッチブック』を読んだ時に、立花隆さんの仕事場を描いた「河童が覗いた『ネコビル』の中」がとても面白かったことを思い出しました。あらためて、立花隆さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

2021年06月26日(土)

6月23日に上野動物園で双子のパンダの赤ちゃんが誕生しました!
おめでとうございますヾ(*´∀`*)ノ
お母さんパンダのシンシンに妊娠の兆候がみられるとのニュースを知った時から、ずっと気になってソワソワしていましたが、偽妊娠の可能性もあり、産まれるまで妊娠しているかどうかがわからないとのことで、静かに見守ろうと思っていた矢先でした。
当日の朝、起きたら友人からメールが届いていて双子を出産したことを知り、驚きと嬉しさで胸がいっぱいになりました。
パンダは2頭同時に育てることは少ないとのことですが、シンシンは産まれた直後、しっかりと2頭を胸に抱いていたそうです。
強い母性に感涙・・・。
今後は万全を期して、1頭ずつ交互にシンシンから離して、飼育員さんと二人三脚で育てていくとのこと。
「東京ズーネット」に出産の様子などがわかる動画と文章が掲載されていますので、よかったらご覧ください。
パンダの赤ちゃんはとっても小さく産まれるので、まだまだ心配ではありますが、無事に育ってくれることを心から願っています。

『パンダのあかちゃん ほんとうのおおきさでみてみよう!』(児童書) ひさかたチャイルド 
『あかちゃんパンダ』(児童書) しゅう もうき∥しゃしん 樹立社
『もふもふあかちゃんパンダ』(絵本) 神戸 万知∥写真 文 講談社

 

2021年06月24日(木)

この間「あつまれどうぶつの森」のサウンドトラック(初回限定盤)が届きました。
初めに予約を受け付けていた時は、気づくのが遅かったこともあって買えなかったのですが、この時予約できた人たちが届きました!という報告をSNSで見て、ふとオンラインショップを覗いたら在庫が復活していたので買っちゃいました。
しかしCDを買うなんて何年ぶりだろ。今はmoraやiTunesなどで曲を買うので、まさか令和になってCDを買うなんて思いもしませんでした。

あと、話は変わって。
最近、栄養を少し気にし始めまして、納豆や鮭フレークは体に良いので常備しておくとよい、とに書いてあったので、鮭フレーク買いました(納豆は常にある)。
もともと好きな鮭フレーク。久しぶりに口にしたら美味しくて、ついついご飯をおかわりしてしまいました。ご飯おかわりするのっていつぶりだろ。
そんな「いつぶり?」なことが多い1週間でした。

 

2021年06月23日(水)

あっという間に、今月も残り1週間となりました。
昨日22日(火)より、AELネットスタンプラリーが開始されました。
今年度は電子スタンプのみではありますが参加しておりますので、ご興味のある方はご参加ください。
詳しくは公式サイトでご確認くださいね。

ところで、昨年夏に使えなくなってしまった図書館のTwitterアカウントが、先日無事に戻ってきました!
少しずつプロフィールなど復旧作業を進めていたのですが、うっかり生年月日に現図書館が開館した日を設定してしまったばっかりに、「アカウント作成時に13歳未満でしたね?」とロックをされてしまい……
いろんな公式アカウントさんたちが「創業日や発売日に生年月日を設定しては13歳未満認定されてロックされる」という状況を見てきたにもかかわらず、自分でもやらかしてしまうという大失態……

転んでもタダでは起きないぞ、とこうしてネタにはしていますが、本当に反省しています……
解除要請は既にしてありますので、再びの復旧までしばしお待ちください。
→ロック解除を確認しました。お騒がせいたしました(深謝)

『会社のSNS担当になったらはじめに読む本』

 

2021年06月21日(月)

 去年の今頃か少し前か忘れてしまいましたが、アボカドの種を植えて育ててみたといった内容を書いたと思います。今はどうなったかというと、1つは60センチくらいにまで成長し、茎も太く、たくさん葉っぱをつけて元気いっぱいです。もう1つは、その半分くらいの成長で、小さいながらも枯れずに頑張ってくれています。
この差はどこで出たのだろうかと思い返すのですが、前者はそのまま植木鉢に入れて特に手入れをせず水を上げただけ、後者は芽が出るまでコップの水に種を半分くらいつけてその後、植木鉢に植えました。私の付け焼刃な知識で育てたのが逆に後者の成長を遅らせてしまったかも知れません。申し訳ない。

 

2021年06月20日(日)

先日、夕食を食べていると「ピンポーン」と玄関のチャイムが鳴りました。「はい、はい~」と玄関に出てみると、ご近所のAさんが満面のスマイルで「びわ、食べる??」と枝がついたままのびわをたくさん持ってきてくれました。「わぁ、食べる、食べる~!」・・・というわけで、現在わが家の冷蔵庫では美味しいびわがたくさん冷えています。嬉しい~。Aさんは、春にはイチゴ、秋には柿・・・、と果物好きのわが家のツボを心得たものをいつも持ってきてくれる良きご近所さん。とても可愛い赤毛のワンコ(美濃柴犬かな?)を飼っていて、日課のウォーキング中にワンコのお散歩をしているAさんとすれ違うと、ワンコともども挨拶をしてくれます。まだまだ仔犬の面影が残る甘えん坊のワンコとの触れ合いは、コロナ禍でささくれた毎日を送る私たちの数少ない癒し・・・Aさん、いつも有難うございます。

さて、今日は「父の日」ですね。気付けば、父が亡くなってからもう20年以上が過ぎ、(私の年齢がバレてしまいますが)あと数年で、私の人生の半分が「父のいない人生」となります。うーん、とっても不思議な気分・・・。毎年、「父の日」にはお仏壇に父の好きだった「〇リン・ラガービール」の大瓶と、びわ(ちょうど季節も合っているので)をお供えして手を合わせています。

日々は慌ただしく過ぎていき、昔のことも、そして少し前のことすら振り返る余裕を持つことがなかなかできませんが、ここのところ毎週楽しみに観ているTVドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の中で、(完コピを目指しましたが、間違っている箇所があったらゴメンなさい)「人生って、小説や映画じゃない。幸せな結末も、悲しい結末も、やり残したこともない。あるのは、その人がどういう人だったかということだけです。だから、人生にはふたつルールがある。亡くなった人を、不幸だと思ってはならない。生きている人は、幸せを目指さなければならない。人は時々寂しくなるけど、人生を楽しめる。楽しんでいいに決まっている。」というセリフを聞いて、父や早世した同い年の従姉妹のことを久しぶりに思い出しました。会えないけれど、今も近くにいるような「大切な人たち」が、私の目の前でたしかに笑っていたことを忘れないようにしなくては、としみじみ思う今年の「父の日」です。

ちょっと、いやだいぶ長くなってしまいますが、登場順に紹介すると・・・
『ビワの絵本』なかいしげお∥へん・あかいけかえこ∥え
 農山漁村文化協会から出版されている「そだててあそぼう」シリーズ、この図書館では105冊所蔵しています。『ビワの絵本』のほかにも、『コンニャクの絵本』『にんにくの絵本』など、幅広いテーマが取り上げられています。この地域の特産である『レンコン〈ハス〉の絵本』は小学生の調べ学習での問い合わせでよく紹介する本です。
『赤毛の文化史』ジャッキー・コリス・ハーヴィー∥著
 未読ですが、副題に「マグダラのマリア、赤毛のアンからカンバーバッチまで」とありますね。カンバーバッチといえば、イギリス人俳優ベネディクト・カンバーバッチのことでしょうか?この図書館では彼の代表作、DVD『シャーロック』シリーズをシーズン1~3まで所蔵しています。私も大ファンでったのですが、ワトソンが結婚したあたりから、あまり話に追いつけていません。
『しばいぬ 世界一かわいいニッポンの犬』岩合光昭∥写真
 「猫」のイメージが強い岩合光昭さんですが、岩合さんの肩書は「動物写真家」。もちろん、犬の写真も素敵です。私は岩合さんのサイン入り写真集を実は何冊か持っています。
『ビール アンソロジー』 赤塚 不二夫∥〔ほか〕
 ビールにまつわるアンソロジー集。阿川佐和子さんや川上弘美さん、東海林さだおさんらのビールにまつわるエッセイを収録しています。これからの季節におすすめの一冊。
『沢村貞子の献立 料理・飯島奈美 〔1〕』飯島奈美∥著
 TVドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」に出てくる料理はやたらと美味しそうだなぁ・・・と思っていたら、料理監修はやっぱりこの方でした。
『脚本家坂元裕二』坂元裕二∥著
 坂元さん自身による全作品解説やロングインタビューを収録。椎名林檎さんとの往復書簡や宮藤官九郎さんらとの対談もとても面白いです。
『往復書簡 初恋と不倫』坂元裕二∥著
 この図書館にいくつかある坂元さんの作品の中で、私が一番好きな作品はこれ。タイトルのとおり「手紙」形式で物語が進むのですが、ドキリ、そしてヒヤリとする場面が続きます。

 

2021年06月19日(土)

先日、親戚が家庭菜園で収穫した新玉ねぎをどっさり持ってきてくれました。
新玉ねぎ大好きなので、毎年楽しみにしています。
さっそく、新玉ねぎをスライスして、地元のお気に入りのトマト屋さんで買ったフルーツトマトと共に、オリーブオイル・レモン汁・塩・こしょうで和えて食べてみました。
甘くて瑞々しくて、めっちゃおいしい!
切って盛り付けただけの、素材が命の一品ですが、旬の野菜は手をかけなくてもそのままで充分おいしいので、ありがたいです。
今年の新玉ねぎは小ぶりのものが多かったので、今度は丸ごと煮てみようと思います。
トロトロに柔らかくなっておいしいはず・・・。
楽しみです♫

『にんじん、たまねぎ、じゃがいもレシピ』山田 英季∥著 光文社
『タマネギとニンニクの歴史』マーサ・ジェイ∥著 
『旬の野菜の栄養事典』吉田/企世子∥監修 エクスナレッジ