図書館だより

Go 

2018年07月10日(火)

先日、友人達と一緒に名古屋栄で開催されているオクトーバーフェストに行ってきました。
ドイツでは9月下旬から10月初旬に行われるオクトーバーフェストですが、日本では時期をずらしながら全国各地で行われています。
名古屋は毎年7月上旬から中旬に行われていて、今年で8回目の開催です。
開催されてすぐの週末だったからか、雨だというのに結構な賑わいでした。

オクトーバーフェストといえばビール!ソーセージ!じゃがいもにザワークラフト!アイスバインにプレッツェル!
それに会場2カ所に設営されたステージで行われる、ドイツ楽団による民族音楽の生演奏も外せません。
美味しいものを食べてビールも飲んで良い感じに出来上がっているものですから、ステージに近いテントでは大人も子どもも(お子さん連れも結構います)歌えや踊れの楽しい空間が出来上がっています。
小さな子が手をパタパタおしりをフリフリさせて踊っているのはもちろん可愛いし、スーツのおじさんたちが真っ赤な顔で踊っているのもとても楽しそうで、見ているほうもテンションが上がりますね。

踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿保なら踊らにゃ損々!と申しますが、この場合正にそう。
曲に合わせて列車ができたり、一曲終わるごとにハイタッチが起きたり、合間合間で演奏される乾杯の歌に合わせて隣の人と乾杯したり。
Goも毎度見知らぬ人の輪に混ざっているのですが、とても楽しいです!
同じビールイベントでも4月下旬に開催されているベルギービールウィークエンドはもう少し小洒落た感じがしますし、冬のドイツイベントのクリスマスマーケット(こちらはワインですね)は雰囲気がしっとりとしているので、この陽気なお祭り騒ぎは暑い夏ならでは!なのかもしれません。

名古屋のオクトーバーフェストはまだ始まったばかり、もう1回くらい行きたいなぁ……と思います。行けるかな。

『麦酒(ビール)伝来 森鴎外とドイツビール』村上 満/著 588.5ム
『ビール事典 最新版世界のビールスタイル85』588.5ヒ
『きらめくドイツクリスマスマーケットの旅』久保田 由希/著 293.4ク(神島田分室)

 

2018年07月08日(日)

うーん、負けてしまいましたね。日本対ベルギー。

サッカーで、「たら」「れば」の話をしても仕方ないのですが、2-0とリードした時点で、「守る」のか「攻める」のかを徹底できないまま、エデン・アザールやデ・ブルイネを自由にさせてしまったことが良くなかったですね。また、ベルギーの選手交代は、敵ながら狙いのはっきりとした見事な交代でした。

色々と思うことはあるのですが、グループリーグ第3戦・ポーランド戦で「0-1」となった後にパス回しで時間を稼いだことに批判が集中したことが、選手・監督の心理に微妙に影響してしまったのかな、と思います。あくまで私の考えですが、「守る」のも「攻める」のも、どちらでもアリだったと思います。ただ、どちらかを徹底できていなかったのは、本当に良くなかった。「本気のベルギーが見られた」と喜ぶよりも、「勝つ可能性のある試合を落としてしまった」というのが私の感想です。以前、TV番組「アナザースカイ」で紹介されていた、棋士・羽生善治さん自身の座右の銘「運命は勇者に微笑む」という言葉が頭に浮かびました。もっとやれたはず、です。2020年東京五輪、2022年カタールW杯では、さらに上を目指して頑張ってほしいです。

 さて日本は敗退しましたが、ベスト8が揃いましたね。個人的には、イングランドが「PKで勝った」ことが最大の驚きでした。2日連続早起きして応援した甲斐がありました。この呪いが解ける瞬間をリアルタイムで観られる瞬間が来るとは!メッシ擁するアルゼンチンも、クリスチアーノ・ロナウド擁するポルトガルも、ベスト16で姿を消しました。そういえば、クリスチアーノ・ロナウドは、以前「Cry Baby」と呼ばれるほど、大事な試合で負けてしまうと号泣していましたが、今回は淡々としていましたね。前回のEUROを制しているから、代表のキャリアについてはある程度満足しているのかな?それはともかく、今夜から(この原稿は7月6日に書いています)、いよいよ準々決勝です。試合が少なくなると、寝不足の日も少なくなるので体はラクになるのですが、やはり寂しくなります。

 ここのところ、私の図書館だよりはW杯観戦記となっているので、少しは図書館らしい話も。先日放送されたNHK「美の壺」は図書館がテーマとなっていましたね。「美の壺」らしく、建物のデザインについての内容がほとんどでしたが、どの図書館もそれぞれコンセプトがありオシャレでした。私としては、書架にどのような本が並んでいるのかが非常に気になったので、もうちょっと書架をしっかり映してほしかったです。それにしても、いくら大学図書館とはいえ、24時間365日開館している図書館があるとは!驚きましたが、学生さんにとっては理想的な環境といえるのでしょうね。

 

2018年07月06日(金)

この前、ゲートタワーのどんぐり共和国(ジブリグッズ専門ショップ)に初めて行ったのですが、そこで運命の出会いがありました。

学生時代ずーーっと欲しくて「いつか買ってやる!」とちまちまお金を貯めていたけれど、誰かに購入されて手に入れることができなかった「耳をすませば」のバロンとエリーゼのドールオルゴールがあったのです!
しかも、7月から原材料の高騰に伴って値上げする…ですって!?
これは今買うしかない!!と思い貯金を下ろして即購入。
学生時代とは違うのだよ…ふっふっふ。(汚い大人)

すると店員さん。「エリーゼは在庫があるのですが、バロンはディズプレイされているこちらが最後の1体となるのですがよろしいでしょうか?」とのこと。
了解の返事をして店員さんが裏からエリーゼを持ってくる間、ふと思いました。

この「耳をすませば」のバロンとエリーゼは作中で、西さん(主人公が通う雑貨屋の店主)がドイツの留学中に、カフェで見つけたバロンに一目惚れをし「譲ってほしい」と申し出たところ、「この猫の男爵には連れがいる。恋人を引き離すことはできない。貴婦人の猫は修理に出していて、彼女の帰りを待っているんだ」と断られます。(しかも3日連続で)

帰国が迫っていた西さんは諦めようとしますが、そこにある一人の女性が「自分が修理の終わった貴婦人の猫を引き取って、2つの人形を引き合わせる」と説得。
無事バロンを引き取った西さんは「必ず迎えにくる。」と約束しますが、それからすぐに戦争が始まり、女性と貴婦人の猫は行方不明になった。というエピソードがあるのです。

エリーゼの在庫はあるけれど、バロンはない。=バロンを単体で購入している人がいる=エリーゼと離れ離れのバロンがどこかにいる。という図式になり一気にブルーに。
母に「バロンとエリーゼは引き離しちゃだめなのに…。耳をすませばで「2体一緒」って言ってたのに…」とどんよりしていたら、「まあそこまで考えて購入するの(す)だけじゃない?」と母。
せやかて母…。
しかし店員さんの「こちら値上げする関係で現在生産がストップしているので、本当に最後の1体なんですよ。」の言葉に「え!そうなんですか!?」と一気にハッピーになる(す)。
我ながら切り替えが早い。

『耳をすませば』(778/ミ) (DVD)
『猫の恩返し』(778/ネ) (DVD)
『耳をすませば』(柊 あおい∥原作) (絵本)

 

2018年07月05日(木)

とある日の朝、寝返りをうった時にタンスに膝を強打してしまい、その衝撃で目が覚めました。
そのせいでいきなり覚醒したので、その日は朝から頭痛が……。
急に目を覚ますと頭痛がすることってありますよね。
打った膝に痣が出来ていないので平気だろうと思っていたら、ところがどっこい。
歩くたびに膝が痛い!本当に強く打ったんだなぁ……。
この話を母にしたら「どんな寝相をしているんだ」と呆れられました。
一応言っておきますと、普段はそんなに寝相は悪くないと思うのですが、この時みたいに唐突に寝相が悪くなることがあります。
しかし本当に(歩くたびに)膝が痛い。

あとこの間は知らぬ間に肘を何かの虫に刺されて、そこがしばらくピリピリと痺れるような痛みがしていました。
刺された瞬間は痛くなかったと思いますし、しかも刺された場所は肘の内側。
いや、考え事しながら歩いていたから気付かなかっただけで、実は刺された瞬間は痛かったかもしれないです。(笑)
いったいいつ、何に刺されたんだろうな~。
何に刺されたのかネットで調べたら分かるかなと思ったんですけど、全然分かりませんでした。
しかし今にして思えば、蚊以外の虫に刺されるなんて初めてな気がします。
まあその蚊にも最近刺されることがないんですけどね……。
最近ちょっとついてない日が続いている気がします。

『詳しくわかるひざ・股関節の痛みの治療と安心生活』494.7/ク
『ウルトラ図解腰・ひざの痛み』493.6/ウ
『きょうの健康』←2018年7月号に虫刺されについての記事がありました。

 

2018年07月04日(水)

あっという間に7月! 今年も残り半年を切りました…早いよぅ…(ガクブル)

さて、今年も学年別おすすめ本のコーナーを始めました。
課題図書もよいですが、スタッフチョイスのこちらもどうぞご覧ください!
というわけで今週はその中から、自分が書いたなかで特にお気に入りの2冊をご紹介。

まず1冊めは、3・4年生向けの『拝啓、お母さん』
主人公・ゆなが両親の元を離れ、九州のじいじ・ばあばのところでひと夏を過ごすお話。
じいじのお仕事は活版印刷屋さん。タイトルから想像がつくように、最後はゆなからおうちにあてた手紙が読みどころなのですが。
ゆなが自分の手で刷ったという宛名面を模したページを見てみると、なんとなく凸凹を感じる……
もしや、と思い奥付あたりを見ると、やはり実際に活版印刷で印刷されたものでした。
実物の活版印刷はこんな感じなのか~このこだわり、ぜひ大人の方にも見ていただきたいです。

もう1冊は、中高生(YA)向けの『レモンの図書室』
決して明るい話ではない(どちらかというと重い)のですが、カリプソの未来に希望の持てる終わり方でよかった……
1人の時間を楽しめるのと、人生誰にも寄りかからずに生きていけるのとはイコールではない、と強く感じました。

コーナーで配布している冊子ではこの他にもいろいろな本をご紹介していますので、どうぞご覧ください。
冊子は近日中に図書館ホームページからも閲覧・プリントできるようになりますので、こちらもご利用ください。

そしていよいよ今週末はたなばた会です。
あまり練習できていなくて不安もありますが、久しぶりのクイズタイムなど楽しんでいただけるよう準備中です。
どうぞご参加くださいね。最後は短冊書きもしますよ!

イベントのご案内です。
今年も夏はイベント盛りだくさん。どうぞご参加くださいね。

図書館・夏のイベント
・7/7(土)午後2時~    たなばた会
・7/15(日)午後2時~   親子工作会(要事前申し込み・受付中、定員に余裕があれば当日参加も可)
・7/21(土)午前10時~   ダンボール工作会(要事前申し込み・7/7~定員になり次第終了)
・7/21(土)午後7時半~  真夏の夜のこわ~いおはなし会
・7/22(日)午後2時~   天王祭直前講座(講師・大橋忠彦氏:津島ガイドボランティア会長)
・8/1~7(土日除く)午後  1日図書館員(要事前申し込み・7/14~16、定員を超えた場合は抽選)
・8/5(日)午後2時~    空缶朗読会
・8/26(日)午後2時~   大人のための上映会『蝉しぐれ』

このほか、定例のおはなし会も実施します。
・毎月第1土曜日 午後2時~ まろんmamaのおはなし会
・毎月第3土曜日 午後2時~ 英語でたのしむおはなし会
・毎月第2・4土曜日 午後2時~ おはなし会・おりがみ教室
・毎月第1・3木曜日 午前10時半~ おはなしにこにこ(未就園児対象)

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2018年07月03日(火)

6月29日に関東甲信越は梅雨明けしたそうですね。
えっ、ちょっと早過ぎやしませんか?
そもそも雨の日自体がそんなになかったらしいじゃないですか。梅雨とは一体……?(;´・ω・)
うって変わって東海地方はまだムシムシしてますね、そして明日からしばらく雨ですね……
夜になっても気温25度・湿度75%を切らない日なんて、もう寝苦しくてしょうがない!
早々にエアコンを稼働させなければならない……暑くて寝られない……
でもまだエアコンの掃除をしてないんですよね。可及的速やかに執り行いたいと思います。

蒸し暑いのにエアコンもない、そんな状況で涼もうと思うと目が行くものは冷蔵庫。
そういうことで(?)、本日7月3日はソフトクリームの日です。
1951(昭和26)年の7月3日、進駐軍主催のカーニバルの模擬店で初めてコーンスタイルのソフトクリームが販売されたことにちなんで、1990(平成2)年に日本ソフトクリーム協議会が制定したそうです。
アイスクリームをコーンで食べるのは、当時の日本人にとって珍しくてかっこいい食べ方だったみたいですね。

そしてソフトクリームといえば、友人との間で話題になったアイスがありまして。
コンビニのプライベートブランドアイスなんですけど、なんとコーンのアイスなのに300円するんですよね!
PB商品なのに某ダッツみたいなお値段!!
でも美味しいらしいし、と思って食べてみました。
コーンの最後の最後までアイスが詰まっていて、かつ濃厚。ワッフルコーン自体もサクサクでおいしい!
これは300円する味だわ……乳脂肪分の高い味がする……!
あれ?前に生クリーム専門店の話をした時にも同じような事を言った気がします。デジャヴ。

そして例によって例の如く、潤沢な脂肪分にやられ気味になりました。でも美味しいから食べちゃう……
気になった方は、近くて便利な緑とオレンジ色のコンビニで探してみてください。金のワッフルコーンです。

『日本懐かしアイス大全』アイスマン福留/著 588.3ア
『わかったさんのアイスクリーム』寺村 輝夫/作 永井 郁子/絵 K913テ
『しろくまパパのソフトクリーム』とおやま しげとし/作・絵(絵本・紫)

 

2018年07月02日(月)


グリーンカーテンが始まりました。

『スペースインベーダーを創った男西角友宏に聞く』(589.7/ニ)という本を読みました。本書は西角友宏(にしかど ともひろ)さんについて、生い立ちからゲーム開発、独立して会社を起こす現在までを、当時の時代背景を織り交ぜて写真付きで詳細に取材した内容です。

タイトルからも分かるように、日本で最初のゲームブームともいえるスペースインベーダーの開発を手掛けた人物で、その西角さんをフランスでゲームの歴史を研究しているフロラン・ゴルジュさんがインタビューをしています。外国の方の視点で書いてあるのが珍しく、文章は全体的にビッシリと書かれていますが、資料写真もその分豊富なので退屈はしません。

インベーダーの元ネタが小説『宇宙戦争』(K930/ウ)から来ていることや、立ったままハンドルを握って運転する「SPEED RACE」というカーレースゲームの筐体写真は懐かしいです。

懐かしい筐体といえば、図書館近くの老舗喫茶店に行くと平べったいガラス敷きのテーブル筐体を見掛けます。残念ながらインベーダーではなく麻雀のゲームですが、連コインしている人も時おり見掛けるので意外と人気がある事に気づかされます。

 

2018年07月01日(日)

 今日から7月ですね。7月・8月の2ヶ月間は、図書館の閉館時間は午後7時となります。夕涼みがてら、夏の夕暮れ時を図書館で過ごしてみてはいかがでしょうか。

 さて本来であれば、今日7月1日からスタートする、コーナー7「7月の本」ですが、図書館は土曜・日曜は慌ただしく、コーナー準備にかける時間を捻出することが難しいことや、29日金曜には図書館行事もあったため、7月には少し早い6月28日(木)からスタートしました。「まだ6月じゃないの?」と突っ込まれた皆さん、ご容赦下さい。

 「7月の本」では、夏到来ということで、「ゆかた」の本や「夏野菜」の本、歌舞伎での初演日にちなんだ「四谷怪談」の本、パリ祭にちなんだ「パリ」の本など、硬軟織り交ぜて並べています。皆さんにとって「7月」が楽しい1ヶ月となれば、と思ってコーナーを作成しました。気軽に覗いて、手に取って頂ければ嬉しいです。

 さて、サッカーW杯もいよいよグループリーグの全日程が終了。日本代表は、第3戦ポーランド戦を0-1で負けたものの、「1勝1敗1分」という成績で辛くもグループリーグ突破。今から22年前の1996年、同じく西野朗監督が率いたアトランタ五輪では「2勝1敗」と今大会よりも良い成績でありながら、得失点差が響きグループリーグで敗退してしまったことを記憶している私としては(年齢がバレますが)、この試合は感慨無量―。日本代表の成長を感じました。時間の経過を遅く感じる展開でしたが、「つまらない試合」ではありません。長谷部投入、の場面では鳥肌が立ちました。グループリーグ突破への執念と、日本のしたたかさを感じる試合だったと思います。

日本以外に目を向けると、前回王者・ドイツの敗退が今大会一番の波乱でしょうか?3年11ヶ月ほとんど負けたことのなかったチームが、たった3試合でW杯を去ることになり、改めて短期決戦の難しさを感じました。アルゼンチンの苦戦を波乱の一つに挙げる方も多いでしょうが、私にとってこれは予想通り(マラドーナの暴れっぷりは「期待以上」でしたが)。個人的には、グループリーグ敗退してしまったもののアイスランドの大健闘が印象的でした。人口35万人(日本で一番少ない鳥取県の約56万人より少ない)、サッカーの伝統もなければ、世界的な選手もいない、代表チームの監督は歯科医も兼業している小さな国の大冒険は、サッカーという競技の素晴らしさを改めて教えてくれました。今も思い出しただけで泣けるくらいです。私も、アイスランド人ではないけれど、スタジアムで「バイキング・クラップ」をやりたかった!

さてこの先、グループリーグをスイスイと突破したチームが勝ち上がるのか、はたまたギリギリ突破したチームが苦しみを糧にして勝ち上がるのか、目が離せません・・・というわけで、当面は寝不足が続きそうです。ここから先は負けたら終わり、延長戦もあり、の一発勝負です。その中に日本も残っているなんて幸せ過ぎるくらいです。いやぁ、楽しみ♪

 おっと、あやうく書き忘れるところでした。現在、コーナー8では「図書館体育祭」と題し、スポーツをテーマにした特集展示を行っています。もちろん、サッカーに関する本や小説も紹介していますので、図書館でもW杯をお楽しみ頂ければ、と思います。日本代表の応援と合わせて、こちらも是非。