図書館だより

 

2018年04月20日(金)

本日は木蓮忌。内田百閒の忌日です。
芥川龍之介と共に夏目漱石の弟子であった内田百閒。
自殺や病気で死去というケースが多い文豪の中では、老衰という大変穏やかな形で生涯の幕を閉じた方ですね。

文豪といえばへんてこりんな逸話(真偽不明のもの含め)が数多く残っていますが、この方も他の文豪に負けず劣らずの逸話が多く、特に有名なのは漱石の鼻毛原稿保管でしょうか。
漱石は原稿に鼻毛を植える癖がありまして、それを内田百閒が貰っていいですかと家に持って帰り宝物にしていたものの、家が火事になり原稿も燃え、大変落ち込んでいたのだとか。

鼻毛を植える漱石も漱石ですけど宝物にする内田百閒もどうなんだ…

それから鉄道マニアだったらしく目の中に電車を走らせても痛くないとかなんとか。
相当キてますねこれは。(褒めている)

文豪にはなぜか猫好きが多く、もちろん内田百閒も猫派。
しかも中々に重症で、最初にノラという猫を飼っていましたが、失踪。次にクルツという猫を飼いましたがこちらは病死という、猫好きなのに猫運がないという大変可哀想な人で…。
友人からの電話口で泣き崩れたり、食事も口にしなかったりそれはもう大変な落ち込みようだったそうです。
この猫ちゃんたちについて書かれた書籍もありまして、図書館では『内田百間全集 第8巻』(918.6/ウ) (閉架) にノラについての話が収録されています。クルツについての話もあるのですが、残念ながらこの図書館にはありませんでした…。ぜひ他の図書館さんでご覧になって下さい。
特に猫好きは読んで損はないと思いますよ!

 

2018年04月19日(木)

3月20日に、北海道のオホーツクとっかりセンター アザラシランドでワモンアザラシの赤ちゃん(♂)が誕生しました!(いまさらですが)おめでとうございます!!
ワモンアザラシは世界でもっとも小柄なアザラシで、赤ちゃんはふわふわの白い毛に覆われていてとても可愛いのです。
そして今回紋別で産まれたワモンアザラシの赤ちゃんも、もう~可愛い!!
ふわふわの白い毛に覆われているときは、まるでぬいぐるみのようでした。

うれしいことに、なんとこの赤ちゃんアザラシ、今月15日から一般公開がされています。
もうすでに白い毛から生え変わっているようで、お母さんアザラシといっしょに泳ぎの練習もしているのだとか。
また、一般公開に合わせて5月6日まで、お名前も募集しているようです。
とっかりセンター(アザラシランド、アザラシシーパラダイス)内の休憩室に用紙が置いてあるそうなので、必要事項を書き込むだけです。

はい!北海道の紋別市(にあるとっかりセンター)に行って、用紙を書き込むだけです!
紋別市(北の果てとも言っていいところ)に直接行って、用紙を書き込むだけ!!
ちなみに私は期間中に行くことを諦めましたので、興味を持たれた方はぜひ私の代わりに行ってきて、とっておきの可愛いお名前を応募してきてください。
わもちゃん、とか、どうですか?……って、赤ちゃんは男の子だった!!

『るるぶ 北海道』 ←旅のお供にどうぞ

 

2018年04月18日(水)

こどもの読書週間にちなんだ自由参加型イベント・図書館deエッグハント、今週より始めました。

エッグハント…今年のイースターは4/1だったのでとっくに終わってしまっていますが、有名なテーマパークのイースターイベントはどちらも6月までやっていますし、日本式イースターは今が旬、ということで(^^;)

子ども向けで気軽に楽しめるわかりやすいヒントを、と考えたので謎解き好きの子にはちょっと物足りないかもしれませんが、雰囲気などを楽しんでもらえたらいいなぁと思います。

さて。
今週末は読み聞かせボランティアさんのおはなし会が土日ともあります。
土曜日は北小を中心に活動されている〈おはなしBOOON〉さん、日曜日は〈神守小図書ボランティア〉さんが来てくださいます。
地域の方もそうでない方も、この機会にどうぞご参加ください☆

*こどもの読書週間*
・おはなし会はすべて午後2時より、おはなしのへやにておこないます。

4/15(日)ストーリーテリングのおはなし会
4/21(土)おはなしBOOONのおはなし会
4/22(日)神守小図書ボランティアのおはなし会
4/28(土)こいのぼりのおはなし会
5/5(土)まろんmamaのおはなし会
5/6(日)神島田サポートのおはなし会
5/12(土)かぞくっていいね! のおはなし会
5/13(日)春のおたのしみおはなし会
おはなしにこにこも第1・3木曜日 午前10時半~あります*

Go 

2018年04月17日(火)

先週日曜は選挙でしたね。みなさん投票には行かれましたか?
Goは出勤でしたので、期日前投票に行きました。

選挙といえば、選挙活動。
各候補者の名前を読み上げるウグイス嬢の声が聞こえると、ああ選挙が近いなぁ、と実感します。
このウグイス嬢、男性版は「カラス」というそうです。由来は諸説ありますが、カラスのような黒いスーツを着ているからだとか。
今までこの「カラス」には出会ったことがないのですが、どのあたりにいるのでしょうか。
なんとなく聞いてみたい、カラスの美声……

ウグイス嬢といえば、野球の場内アナウンスもそうですね。
球場によっては、選手いじりのようなアナウンスもあってちょっと面白いです。
野球のシーズンも始まりましたし、今シーズン1回くらいはどこかの球場に行きたいなぁ。

『あの人の声は、なぜ伝わるのか』中村 明一/著 809.2ナ(神島田分室)
『町長選挙』奥田 英朗/著 913.6オ
『球場(グラウンド)いっぱいアホばかり』氏田 秀男/著 78ウ

 

2018年04月16日(月)

 つい先日、携帯電話会社からスマホを勧める電話が掛かってきました。知らない電話番号だったので最初は不審に思いましたが、電話まで掛けてくるとは携帯商戦の過熱さを感じずにはいられません。

後で気になったので最近の携帯電話の料金プランを調べてみたのですが、私の契約しているプラン自体がもう過去の物扱いでした。思った事は、プランの組み合わせ方がどうやって考え出されたのかと思えてくるくらい絶妙で、得している様でそうでもないバランスが巧妙に出来ている様な気がしました。

インターネットからもいろいろ調べてみたのですが、その中で「法林岳之のケータイしようぜ!!」というネット番組を見つけました。最新のスマホやケータイの1機種を取り上げ、批評する番組で、長所短所を余すことなく紹介する内容でした。結構細かく機種やサービスについて語っており、端末に指紋が残るといった使用感まで調べているところがすごいです。

この〝法林〟という名字をどこかで見たことあるなあと思い、調べてみると『できるゼロからはじめるAndroidスマートフォン超入門活用ガイドブック』『できるゼロからはじめるWindowsタブレット超入門』といったケータイやパソコンの入門書を手掛けている方でした。図書館にも著書が幾つかありましたが、ケータイだけでなくパソコンにも詳しく、さらにそれを分かりやすく説明できるというのはさすがです。

 

2018年04月15日(日)

 4月が早くも折り返し地点を迎えようとしています。3月末頃に非常に慌ただしかったので、とりあえず10日間はのんびりしよう、と心に決めてから15日経っていた、というのが実感です。そろそろ、ギアを変えてスピードを上げなくてはいけませんね。。

 少し遅れてしまいましたが、図書館から大切なお知らせがあります。4月から相互貸借本(津島市立図書館以外の図書館からお借りした本)の運用ルールを変更させて頂きました。

大きな変更点は2点。
①相互貸借本のブックポストへの返却はお断りさせて頂くこととなりました。窓口での返却をお願いします。
②相互貸借本は、1冊ずつ津島市立図書館で用意した袋に入れて貸出をします。返却の際も、この袋に入れてお返し下さい。

 相互貸借本は、他の図書館の大切な資料です。もちろん、津島市立図書館の本も大切に扱って頂きたいのですが、相互貸借本はより大切に扱って頂くようお願いしたく、4月から運用ルール変更の運びとなりました。ブックポストでの返却が出来なくなることなど不便をお掛けしますが、皆さまのご協力をお願い申し上げます。

 さて、4月のミニコーナー「radio star」について書きます。ポップに書いてあるのは、The Bugglesが1979年に発表した「Video Killed The Radio Star(邦題:ラジオスターの悲劇)」の歌詞の一部です。この曲は、MTVで最初に放送されたビデオクリップとしても知られており、曲を耳にすると「あぁ、あの曲」と気づく方も多いかと思います。歌詞を簡単に紹介すると以下のようなものです。

 1952年、僕は電波に乗ったあなたを聴いた。
 寝転んであなたの放送に一心にダイアルを合わせていた。
 僕が若かった時は、あなたは止むことなく伝わってきた。
 (中略)
 ビデオがラジオスターを殺してしまった。
 映像の群れが来て、あなたを殺してしまった。
 僕らは巻き戻せない。
 余りにも遠くへ来てしまった。

 この曲が発表された頃は、もうラジオの時代は終わりで、これからは映像の時代がやって来る・・・と言われていました。しかし、今でもラジオはありますよね!終わってないですよね。さらに言ってしまえば、ラジオを聴く人の数は昔に比べると減ったとしても、人とラジオの距離はより密接になったように思います(2016年に発表された佐藤多佳子さんの『明るい夜に出かけて』を読んだ時に思いました)。

この曲の歌詞を、あえて「図書館」という場で紹介したのは、「読書離れ」と言われている現在ですが、逆にこれから人にとって本がより身近な存在となる時代が来るのではないか、と思ったからです。もちろん私も含めて本に携わる者が、これまで以上に努力を重ねることが必要となることは言うまでもないことですが。

 本もサッカーもアートも大好きですが、洋楽もかなり好きで良く聴いています。私は、自分のことを「好きなものが沢山あって幸せな人間だなぁ」と、いつも思っています。さて、来週はその中の一つ、サッカーについて熱く語りたいと思います。そう、「電撃解任」についてです。

 

2018年04月14日(土)

桜は見頃を終えましたが、あちこちでいろいろな花が咲き、華やかな季節になってきましたね。
図書館では、芝桜が見頃を迎えています。
屋外駐車場から図書館に入る土手一面に咲く芝桜が満開で、とってもきれいです。
濃淡のピンクや紫、白色のグラデーションが数十メートルに渡って広がる光景は壮観!
背景の図書館の白い建物にも映えて、通るたびに見惚れてしまいます。
この季節ならではの光景ですので、近くにお越しの際にはぜひお立ち寄り下さい。

今年は何カ所かお花見に出かける機会があったのですが、どの日もお天気が良く、ほぼ満開の状態で観ることができ、花見運?に恵まれていました。
気候もちょうどよくて、気持ちよく散策しながらのんびりお花見ができたのですが、うっかり日焼けしてしまいました。
気温はそれほど高くなくても紫外線が強くなってくる時期ですものね・・・。
大きなつばのある帽子をかぶり、顔付近はガードしていましたが、手の対策を忘れていたのです!
側面から見ると、手の甲と手のひら部分の肌の色に差があり、手の甲部分が明らかにこんがり小麦色・・・(泣)!
これからの季節、どんどん紫外線が強くなりますので、万全に対策しなくてはいけませんね。

『学んで実践!太陽紫外線と上手につきあう方法』佐々木政子/編著 丸善出版 494.8サ
『紫外線Q&A お日さまと仲良くつき合う方法』市橋正光/著 シーエムシー出版 494.8

 

2018年04月13日(金)

1992年の今日、クレヨンしんちゃんが放送開始になったそうですよ。
クレヨンしんちゃんといえば、子どもに見せたくない番組ランキングにずっとランクインしていたことで有名ですが、今やサザエさん・ちびまる子ちゃん・ドラえもんなどに並ぶ国民的アニメ。
(す)も小さい頃からよく見ていました。

しんちゃんと言えば、映画のクオリティの高さでも有名です。
しんちゃん映画は子ども向けの皮をかぶった大人向け映画とまで言われており、毎年続けて映画を上映しているアニメとして最長記録を持っているのだそうですよ。
(す)のオススメは「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」と「嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」の2作品。
個人的にはロボとーちゃんもヘンダーランドも捨てがたいのですが、本当にこの2作は騙されたと思って観て下さい!
特にオトナ帝国は昭和30〜40年代の世代にクリーンヒットしますよ。万博・月の石・コンパニオン・白黒テレビ・ラジオ・オート三輪…どうです?懐かしいでしょう

残念ながら図書館にしんちゃんのDVDはありませんが、みなさんの熱いリクエストが多ければ購入、されるかも!しれません。

ちなみに(す)の推しキャラはネネちゃんです。
強いじゃないですか、いろんな意味で。マサオくんを始めとした男性陣よりも強く、凶暴で狡猾で強かな所が好きです。(※褒めている) 

『クレヨンしんちゃん野原家の子育て論』(はやし浩司∥著) (神島田)
『万博の歴史』(平野 暁臣∥著) (606.9/ヒ)

 

2018年04月11日(水)

先月のダイヤ改正から、名鉄バスのバス停名〈津島〉が〈津島駅〉に変わりましたね。
地元民としては昔々から〈津島〉で既知のこと、と思ってしまいますが、よりわかりやすくなっていいなと思いました。

ふれあいバスの〈清林館高校〉・〈アルテ津島〉も、移転・閉店に伴って名称変更され、こちらは寂しいものがありますね……
高校の方は取り壊しも始まっていて、通るたびに寂しく思います……

さて。
いよいよ今週末となりました4/15(日)ストーリーテリングのおはなし会を皮切りに、今年もたくさんおはなし会を実施します。
図書館HP・こどものページでもチラシをアップしていますので、こちらもどうぞご覧ください。

近日中に、自由参加型イベント・図書館deエッグハントも開始しますのでお楽しみに♪

*こどもの読書週間*
・おはなし会はすべて午後2時より、おはなしのへやにておこないます。

4/15(日)ストーリーテリングのおはなし会
4/21(土)おはなしBOOONのおはなし会
4/22(日)神守小図書ボランティアのおはなし会
4/28(土)こいのぼりのおはなし会
5/5(土)まろんmamaのおはなし会
5/6(日)神島田サポートのおはなし会
5/12(土)かぞくっていいね! のおはなし会
5/13(日)春のおたのしみおはなし会
おはなしにこにこも第1・3木曜日 午前10時半~あります*

Go 

2018年04月10日(火)

ここ数日、暖かくなったと思ったら急に寒くなったりして着る物に困ります。
寒いのは苦手なので、早いところ安定して暖かくなってほしいです……。

2月の立春から4月にかけて、暖かい日が続く中で寒さがぶり返すことを「寒の戻り」と言いますね。
同じような言葉に「花冷え」というのがあり、こちらは桜の時期の寒さ限定だそうです。
花が冷えるとは、なんとも風流な響き……( ˘ω˘ )雅~
同時期の天候を表す言葉には「花曇り」なんていうのもありますね。こちらは桜の時期の曇り空を指します。

先日、ご縁がありまして愛西市の観光船「葛城丸」に乗船してきました。
この日はちょうど「花冷え」と「花曇り」が揃ってしまい、下りはまだ良かったのですが戻りが……どうやら川を上るときは風が強くなるそうで、確かに寒かった!

でも観光船自体は、当初思っていたよりもかなり楽しかったです。
ガイドボランティアさんの腕もあるのでしょうが、川を下って景色を眺めたり、魚を捕る鳥に出会ったりと自然を堪能できたのも良かったですね。戻る時の風の強さも、夏だったらかなり涼しくて心地良いのでは?
Goは閘門を通過する際に飛来した鵜に夢中でした。笑

この観光船はまだまだ知名度が低いとのことでしたので、ここでオススメしておきますねK藤さん!笑

『体調管理は天気予報で!!』村山貢司/著 498.4ム(神守分室)
『粋なことばの教科書』森永浩樹/著 814モ(神守分室)
『「愛西ガイドブック」あいさい物語』 K215.5ア