図書館だより

 

2017年09月18日(月)

<
夕方六時以降の西の空

台風一過して良い天気になりました。電線に薄い布が引っかかって風に大きく揺れていました。まるで天女の羽衣みたいです。

正面玄関前展示コーナーに『日清戦争扁額画展』が企画展示されています。今まで津島神社で保管されていた絵馬の様な額画で、日清戦争の過程がいくつも描かれており、当時のその戦争をどう伝えて行こうとしてたのかが分かります。中でも下関条約の李鴻章と講和会議をしている様子は日本史でも有名ですので是非ご覧ください。

話は変わって、先日八事方面へ行く用事があり、その途中で天白区の図書館の看板を見掛けたので寄ってみました。団地の一角にある施設で、昭和40~50年代の趣を感じさせる館です。
漫画が全体的に多い感じで、年齢に合わせた作品タイトルが一般と児童に分れて配架されていました。隣がマンションで、近くに学校があるという環境ですので学校帰りとか夕飯前とか、子供にとってはちょうど良い場所かもと思いました。

 

2017年09月17日(日)

私はもともと朝型だったのですが、ここのところ毎朝4時~5時頃に目が覚めてしまい、その後全く眠れなくなってしまいました。正直、朝までぐっすりと眠りたいので、非常に困っています。しかし、ただ困っているだけでは悔しい!・・・ということで、毎朝1~2時間ほどを読書の時間に充てています。おかげで読書はさくさくと進むのですが、夜、いや夕方頃からひたすら眠くてつらい。寝つきはとても良いので、睡眠不足という感じではないのですが・・・。そんなわけで、夏のはじめから続いている胃の不調に「時差ボケ」が加わったような不本意な体調が続いています。早く元気になって「食欲の秋」を満喫したい!

さて、これを書いている時点では良く分からないのですが、今頃は台風が接近、もしくは上陸しているのではないかと思われます。私は今日、出勤している予定なので、今からドキドキしています。

今年の夏は雨が多く、いわゆる“ゲリラ豪雨”に遭遇したことがありました。ずいぶん前の話なのですが、金曜夜のヨガのクラスの帰り道のこと。出発した時には「雨が降り始めたな」というくらいの降りだったのですが、国道155号線を過ぎた辺りで雨が強くなりました。「お、大丈夫かな?」と思っていると、目の前に“雨のカーテン”のような不思議な光景が。「あれ、何だろ?」と思いつつ運転していると、ワイパーを最強にしても視界ゼロに近い大雨!幸い、というより当然のことながら前後の車もスピードダウンしたので、何とか落ち着いて運転することが出来て、数分後には雨も幾分落ち着いたので、無事帰宅することが出来たのですが、本当に怖かったです。

さて、今日は大丈夫でしょうか?今回の台風で、大雨や暴風の被害が出ていないことを心より願っています。ちなみに、コーナー7「9月の本」では、台風の本も数冊紹介しています。よろしかったら手に取ってみて下さいね。

ところで(す)さん、コーナー7「9月の本」では「読書の秋」は取り上げていませんよ。ご安心を。・・・ただ、「10月の本」で「読書週間」を取り上げる予定ですけどね。

 

2017年09月16日(土)

先日、人生初の猫カフェに行ってきました。
お店に入ると、手前に飲食スペース、奥のスペースにガラスで区切られた部屋があり、猫がたくさん!
ガラス越しに猫を眺めながら食事ができるという、猫好きにはたまらないロケーションです。
いろんな種類の猫がいて、みんなめっちゃかわいい!
時間の関係か寝てる子が多かったですが(寝姿ももちろんかわいい)、なかには猫じゃらしに反応してバク転を披露するアクティブな子もいたりして、眺めているだけでも楽しかったです。

ランチを食べ終わり、いよいよ猫たちとの触れ合いタイムがやってきました。
手を石鹸で洗い、消毒をし、いざ猫ルームへ。
引き戸を開けると、オヤツがもらえると思ったのか、すぐさま足元にじゃれてくる猫が数匹。
このままだと中に入れないので、「ちょっとごめんねー」と抱っこしようと猫に触れたら、なんてなめらかな手触り!
とても良い毛並みをしていて、しっとりすべすべなビロードのよう。
ふっさふさの長毛の猫もいて、そちらもまたかわいいんですよね。
はあぁ~癒されるぅ~。
オヤツをあげたり、おもちゃで一緒に遊んだり、寝顔を眺めたり、撫でたり、とっても和やかな時間を過ごすことができました。

以前、犬を飼っていたので犬には馴染みがあるのですが、猫とはあまり触れ合ったことがなく、どんな感じだろうと思っていましたが・・・。
猫もかわいいですね!
いつか機会が巡ってきたら猫を飼ってみたいなあ・・・と夢が膨らみます♪

『猫専門医が教える猫を飼う前に読む本』誠文堂新光社 645.7ト
『すべての猫はセラピスト 猫はなぜ人を癒せるのか』眞並 恭介/著 講談社 645.7シ
『ネコの真実』南部 美香/著 中日新聞社 645.7ナ
『ねこ科』岩合 光昭/著 クレヴィス 489.5イ

 

2017年09月15日(金)

そういえば、9月のミニコーナーが変わりました!
もう9月が半分過ぎているというのに今更な告知。(す)の計画性の無さが浮き彫りに(*_*;

読書の秋はコーナー7でやっているしなあ…うーん…読書、小説、作家、文豪…文豪?
よし、もうこれでいこう!と自分の趣味に走ってしまいました。
タイトルはずばり!「文豪コレクション」

ん?誰ですか「どこぞの艦隊をコレクションするゲームと文豪を錬金術で転生させるゲームみたいな名前」って思った人は。(一部にしか伝わらないネタ)

セレクトされている文豪は完全に(す)の趣味です。
「この人文豪?」という人がいてもお許しください…!
逆に「この人いないわよ!」というご意見ありましたらそっとミニコーナーにその方の本を置いてください。

しかし、文豪や文学を扱った本なだけあってあまり手に取られないような分厚い本や古い本や小さな文章の本が多い…。
海外の文豪さんも入れたいのですが、外国文学はさらに古くて分厚いものばかり…。
なかなか本選びが難しい題材にしてしまったと今更ながら少し反省をしています。

9月なので9月生まれの文豪さんを積極的に入れたいなと思ったのですが、なんと9月生まれの有名な文豪さんはいらっしゃらない…!?そ、そんなばかな…!
他の月には一人はいるのに!?

19日は正岡子規さんの命日ですが、子規さんはコーナー7にいらっしゃるし…
うーん、これは益々本選びが難しくなってきたぞ…

『夏目漱石の世界』(平凡社) (910.2/ナ)
『文豪の風景』(高橋 敏夫∥監修) (910.2/フ)
『あいち文学散歩』(愛知県国語教育研究会高等学校部会∥編著) (910.2/ア)
↑こちらの本は津島に縁のある作家さんや文学作品で登場した津島などが載っています。

 

2017年09月13日(水)

突然ですが、今年は新本格30周年のアニバーサリーイヤーです。

新本格の起源は、綾辻行人さんの『十角館の殺人』。
ノベルス・文庫・新装改訂版(文庫)の累計部数が、今年の夏に100万部突破したとのこと。
記念として、先日新装改訂版を底本とする〈限定愛蔵版〉なる豪華本が発売されたのですが、著名なミステリ作家さん方によるエッセイもついていてとても気になっています。お値段……

それとはまた別に、30周年を記念した豪華アンソロジー『7人の名探偵』も発売になったので、こちらは買わねばなりません。
(→と書いた数日後に買ってきました! 某都会の書店に行ったのですが、周年記念の特設コーナーが!!)

ミステリと言えば、先月発売になった「大逆転裁判2」に合わせてまた明治村で謎解きイベントが始まったので、今回こそ行かねば…!!

『十角館の殺人』(YA!ENTERTAINMENT←こちらも新装改訂版が底本です)
『7人の名探偵』綾辻行人・歌野晶午・法月綸太郎・有栖川有栖・我孫子武丸・山口雅也・麻耶雄嵩(発売直後のため所蔵未定)
『倫敦塔・幻影(まぼろし)の盾 他五篇』(岩波文庫)夏目漱石
『万博の歴史』

Go 

2017年09月12日(火)

本日アップルの新製品発表会がありますね。
発表があるのは深夜なので、朝起きてから情報をまとめているWebサイトで内容を把握する派です。
ジョブズ存命中は、何が発表されるかなど全く外部に漏れなかったので、発表会を楽しみに待っていたものですが…今は噂とはいえ概ねリークされているので、そういうワクワク感があまりないです(´・ω・`)ションボリ
噂ではiPhone8とiPhone7s/7s Pluse、新型Apple Watchや、新型Apple TVの発表があるそうですが、今のところどれもピンとこない感じです…今回の会場は新社屋スティーブ・ジョブズ・シアターで行われるそうなので、むしろ発表よりそっちの方が気になるところ。

ジョブズ氏については色々と(本当にいろいろと)逸話がありますが、やり方はさておき、「コンパクトでシンプルなものが良い」という彼の商品デザインに関するこだわりはとても共感するところがあります。
例えば、存命中にiPhoneを4インチより大きくしようとしなかった理由が、「片手で操作できなくなるから」。
彼は3.5インチを人が操作するうえで完璧な長さとしていました。手の小さい女性でも片手で操作ができるようにという考えからだそうですが、本当に理に適っていると思いますね。今でもiPhone4を手放さずに音楽プレーヤーとして使っていますが、画面は小さいものの収まりが良いというか、とても手馴染みがいいです。
画面が大きいのも確かに魅力ではあるんですけど…このサイズ感、復活してくれないかなぁ。

今日の発表会で本体ギリギリまで画面を大きくした3.5インチのiPhoneが発表されたりしないかな~。しないだろうなぁ~。

『スティーブ・ジョブズとアップルのDNA』大谷 和利/著 007.3オ(ビジネス)
『スティーブ・ジョブズ』K289ス
『ジョブズは何も発明せずにすべてを生み出した』林信行/著 335.1ハ(新書)

 

2017年09月11日(月)

先週ですが映画「関ヶ原」を観てきました。司馬遼太郎の『関ヶ原』(913/シ)が原作で、前から楽しみにしていた作品です。
石田三成が主人公として描かれており、秀吉死後の権力争いで家康と対立していく様子を関ヶ原まで描いた内容です。

合戦の様子はとても迫力があって良かったです。劇中で侍女が討ち取った首にお歯黒や化粧を施す様子、合戦中の刀や鉄砲で負傷した兵士を必死に看護する衛生班の慌ただしさがリアルに再現されていました。
他にも家康についてですと、関ケ原の前哨戦となる美濃赤坂の陣で握り飯を頬張りながら合戦を見ている情景が再現されているのも珍しかったです。

去年の新聞記事で、東本願寺においてロケが行われたというのを読んで気になっていた映画ですが、期待通りとても良い映画でした。

 

2017年09月10日(日)

朝晩涼しくなってきましたね。いや、むしろ明け方はヒンヤリとした空気。ただでさえ、今ひとつの体調なのです。これ以上風邪などひかないように、気をつけることにしなくては。

ここのところ、早くも年末に向けて「追悼コーナー」の原稿と「10月の本」の原稿を進めています。なぜ同時進行しているかというと、毎年のことながら追悼原稿をずっと書いていると、ひたすら悲しくなるから。というわけで、“追悼原稿を書く→悲しくなる→「10月の本」の原稿を書く→少し元気になる→追悼原稿を書く・・・”というループで作業を進めています。この方式、残念ながらあまり進みません。「悲しくなるから原稿が止まる」なんてアマチュアなことを言わずに、気合を入れて頑張らなくては、と思う一方、亡くなった方に心を寄せなくては良い追悼原稿が書けないような気もするし・・・。しかし先日、ある方に「あと3ヶ月で年末ですね」と言われてから、ふと気付いたのです。そうです、あと3ヶ月で年末ではないではないですか!さらに11月は蔵書点検があるので、当然この期間の原稿書きはストップ・・・おぉ、これは本気で焦らなくては。

さて、最近「図書館だより」では仕事の話ばかり書いているので、たまには別の話も。2週間ほど前に、映画「ギフト 僕が君に残せるもの」を観てきました。先日NHKの「おはよう日本」でも紹介されていたので、ご存知の方も多いかもしれません。難病のALSを告知された引退後間もないアメリカンフットボールのスター選手のドキュメンタリー映画。告知されてすぐに奥さんの妊娠が分かり、生まれてくる我が子へ残すために撮り始めたビデオダイアリーを基にした作品です。

ネタバレになってしまうので詳しく書きませんが、人間ってすごいなぁ、と改めて思いました。「今日出来たことが、明日には出来なくなるかもしれない」というのは、やはり想像を絶する恐怖だと思います。しかし前向きに、かつユーモアを忘れずに過ごす姿が本当に素敵でした。まだかろうじて上映していると思いますので、興味のある方は是非足を運んでみて下さいね。

 

2017年09月09日(土)

イチジクのおいしい季節ですね。
イチジクは大好物なのですが、当たり外れの差が激しくありませんか?
好きな果物だけに外れた時の落胆がハンパないので(昨年は外れが多かった・・・)、今年はスーパーなどで見かけてもなかなか手を出せずにいたのですが・・・。
先日、少し足を延ばしてドライブに出掛けた時に立ち寄った産直のお店で出会いました!
おいしいイチジクに!
まずは1パック購入し、味見をしてみようと車の中ですぐに食べてみたのですが、ちょうど良い熟れ具合で、身がねっとり柔らかくてとおっっっても甘い!
これぞ私の求めていた理想のイチジク!
当たりを確信して、さらに2パック買い足して帰路につきました。

帰宅後、ジャム用にと買った少し傷がある小ぶりの安くなっていたイチジクも味見してみたら、さらに甘くておいしいではありませんか!
というわけでジャムにするのはやめて、生のままでいただくことにしました。
あぁ~幸せ♪
思う存分、おいしいイチジクを食べられて大満足です。 
来年もまた当たりのイチジクに出会えますように。

『イチジク』大森直樹/著 NHK出版 625.6オ
『イチジクの絵本』かぶもとてるひさ/へん ささめやゆき/え 農山漁村文化協会 K625イ
『季節をたのしむジャムと果実酒』谷島せい子/著 成美堂出版 596.3タ
『季節の果物でつくるジャムとレシピの本』鈴木雅恵/著 成文堂新光社 596ス

 

2017年09月08日(金)

2週続けて刀剣の話というのは(す)の図書館だよりではよくあることですよ。

さあ、やってまいりました蜘蛛切丸!!
こちらは桶狭間で勝利したお祝いとして信長が熱田神宮さんに奉納したものです。
信長は塀も奉納しているのですが、この時に一緒に送ったみたいです。
ちなみにこの塀は日本三大壁の一つといわれているそうです。
(日本三大壁って、字面がシュールですね)

この刀は杉の木の下で持ち主が眠っていた時、毒蜘蛛に襲われそうになったところを、するりとこの刀が独りでに抜け出てその毒蜘蛛を斬ったというお話がある刀です。
持ち主思いの刀ですね。

この刀は刀身に金象嵌(きんぞうがん)というものが埋め込まれている大変珍しい刀でして、(簡単にいうと刀身に一つ穴が開いていてそこに金がぎゅっと埋め込んであります)
そしてこの金象嵌には、元々巴紋(勾玉を三つ合わせたような紋)が彫られていたのですが、経年により現在では見えなくなっているそうです。
でもちらっとそれっぽいキズ?があったような…

調べてみるとどうやら『張州雑志』に載っている絵図にその巴紋が描かれているようです。
『張州志略』?にも載っているそうな…この図書館にはあったかな??(※後日調べてみましたがありませんでした…)

徳川美術館さんは自然体のままの刀を見てほしいという事で、江戸時代から研ぎを行っていないのですが、刀身への照明の当て方がとても上手だと思います。
他の博物館さんなどから借りてきた子たちなんかはその照明でキラリと光っていてとてもかっこいいです!
蜘蛛切丸の金象嵌もキラキラしていてとても綺麗でした。
ずっと眺めていたかった…

『張州雑志』(294/チ) (郷土資料コーナー・事務室)