図書館だより

 

2017年04月09日(日)

 今を遡ること2週間ほど前、3月末頃にドニチエコきっぷを買って、名古屋を地下鉄でぐるぐると回っていました。

 ひとつめの目的は、地下鉄東山線一社駅から徒歩15分くらいの「ピースあいち」の10周年特別企画で展示されていた、丸木位里・俊「原爆の図」第一部「幽霊」を観に行くこと。ピースあいちに伺うのは初めてで、想像していたよりも小さな建物でしたが、「原爆の図」展示は大変な迫力でした。簡単な感想を書くのはためらわれますが、「平和」は当たり前のことではなく、人間ひとりひとりが「平和」を願う気持ちを大切に持ち続けて、やっと実現できるのものなのだと、考えさせられました。先週は、シリア情勢をめぐって大きなニュースが流れましたが、世界が平和となる日はまだ遠いのでしょうか・・・。

 ふたつめの目的は、愛知県図書館で開催されたフォーラム「図書館のチカラ」。読書離れといわれて久しい現代において図書館はどのような役割を果たし、どのような存在となるべきかを考えるフォーラム・・・と書くと、大変堅苦しく思われそうですが、年齢も性別も職業もバラバラの6人のパネリストが、本の魅力や図書館への期待について、あれこれ話すというイベント。なかでも、図書部に所属する男子高校生2人組がしっかりと話をしてくれて面白かったです。先日、新聞を読んでいたら「こんなに毎日忙しいのに、どうして本を読めと言われなくてはならないのか?」という意見が載っていましたが、彼らが本の魅力について楽しそうに話す姿を見ると、その答えがあるように思いました。私も無類の本好きですが、別に本に興味がなければ無理に読む必要なんてない、と考えています。でも、本を読む楽しさを知らずに生きていくのは、つまらないんじゃないの?・・・と思います。

 今回は、ものすごくマジメな内容になってしまったので、最後に軽い話を。土地勘が全くない一社駅の近くを歩いていた時、ベーグル専門店を発見しました。昼食を食べ損なっていたのでお店で頂いたところ、これまで食べたベーグルで断トツ一番!という美味しさ。ベーグル買うためだけに、また一社まで行きたいくらいです。売り切れていたクランベリー&クリームチーズを、いつか食べたいなぁ~。

 

2017年04月08日(土)

昨年12月に行われたノーベル賞授賞式典に「先約があるため」欠席したボブ・ディランが、ようやく文学賞を受け取ったとのニュースを耳にしました。

ボブ・ディランと聞くと思い出すのが、映画『アヒルと鴨のコインロッカー』(778ア)のエンディングソングに使われていた「風に吹かれて」。
ボブ・ディランの渋い歌声と曲調が映画の雰囲気によく合っていて、「いい曲だなあ」と思ったことを覚えています。

ボブ・ディランの名前を知ったのはいつだったかな?と考えてみたら、ガロの「学生街の喫茶店」が初めてかもしれません。
よくテレビの歌番組で懐メロ特集があると流れてくる、アレです。
歌詞の中に「君とよくこの店に来たものさ~(中略)~片隅できいていたボブ・ディラン」と名前が出てきて、とても印象的ですよね。
当時の若者の文化や郷愁を感じられる好きな曲です。

そうそう、今は解散していますが、私の好きなバンドのギターボーカルの方(日本人)がボブ・ディランに似ているとよく言われる、と雑誌か何かの記事で見たことがあります。
当時、ボブ・ディランの顔を知らなかったのでネットで調べてみたら、確かによく似ていました。
顔が似ていると声も似ているのでは?と思いきや、ボブ・ディランの歌声とは全く似ていないのですがね・・・。

と、このようにボブ・ディランご本人については全然詳しくありませんが、当館にもCDアルバムを所蔵しているので、まずはじっくり聞いてみたいと思います。

『グレイテスト・ヒッツ(CD)』vol.1、2 ボブ・ディラン/演奏 211テ
『アヒルと鴨のコインロッカー』伊坂 幸太郎/著 東京創元社 913.6イ
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(←章の扉絵にボブ・ディランの名前と姿のようなものが描かれています) 村上 春樹/著 新潮社 913.6ム

 

2017年04月07日(金)

4月早々、衝撃の事実が判明した(す)です。こんにちは。

衝撃の事実とはなんぞやと言いますと、わたくし、東京都民だったのです!!
戸籍上。

生まれも育ちも愛知県なのにどうしてこんなことに…。
と、いうのも父が東京生まれで今までずっと戸籍を移していなかったらしいのです。

でも、東京生まれってなんだかカッコイイ…。
「出身どこ?」と聞かれて「東京の新宿(`∀´)」って一回言ってみたい…

ほら、愛知県出身ですっていうと「ああ、名古屋?」って聞かれるじゃないですか
「い、いや尾張地方っていうところで、い、田舎なんです…」と毎回訂正する悲しさ…。

(す)の正直な気持ちをいうと、このまま戸籍は移してほしくない、なー…なんて
ダメですかね。(´・ω・`)

『すぐわかる戸籍の読み方・取り方・調べ方』(丸山 学∥著) (324.8/マ)
『一人でできるはじめての戸籍の読み方・取り方』(千葉 諭∥著) (324.8/チ)
『戸籍の知識104問』(福岡法務局戸籍実務研究会∥編) (324.8/コ)

 

2017年04月06日(木)

 みなさま、はじめまして。本日から木曜日の図書館だよりを担当することになりました、(や)と申します。まだ不慣れな点も多いですが、よろしくお願いします。

 ……とまあずいぶん硬い文章で始まりましたが、正直何を書けばいいのか全く分かりません。4月の上旬なので、自分が大学に入学した時のことでも書こうかなと思いましたが、特に語るような思い出がありませんでした。悲しいなあ。

 新生活が始まって不安を抱いている方も多いでしょうね。
そういう私もご縁がありまして、この4月より津島図書館で勤務することになりました。覚えることがいっぱいで、メモ帳にたくさんメモしているのですが、後で見てみると自分の字が汚くて驚きました。もっときれいな字を書けるようになりたいものですね。

『字手紙入門 頭がよくなる心がふれあう』(728/シ)
『「この字いいね」と言われる字書けるようになる本』(728/シ)

 

2017年04月05日(水)

学生さんは、今日明日くらいが入学式・始業式でしょうか。
新しい人生の第一歩。
よき出会いに恵まれますように……

ところで、もうすぐこどもの読書週間がはじまります。
チラシの配布も始まっています。
今年も学校ボランティアさんによるおはなし会など、いろいろなおはなし会を行ないますので、どうぞご参加ください(´∀`)ノ

Go 

2017年04月04日(火)

新年度が始まって、数日が経ちました。
新しい環境に馴染むまでには、どうしても肩に力が入ってしまうものです。
お天気も良いことですし、帰り道は散歩がてら、歩いて帰るのも良いかもれしませんね。

あっ、申し遅れました。
4月から火曜日担当になりました、Goです。
津島に来てからまだまだ日が浅いですが、どうかよろしくお願いします。

ところで本日、4月4日は『あんパンの日』だそうですよ。
1875年の4月4日、明治天皇に木村屋のあんぱんが献上されたことが由来だそうです。
今ではおなじみのあんパンも、明治30年ごろには大流行!
木村屋に長蛇の列ができ、30分以上も待つなんてこともあったそうです。

さて、あんパンといえば。
みんなのヒーロー『アンパンマン』ですよね。
作者のやなせたかしさんが書かれた本を、いくつかご紹介します。
様々な活動を行っていたやなせたかしさん、アンパンマンだけじゃありませんよ~!

『ちいさなジャンボ』やなせ たかし/作・絵 Cチヤ
『かぜのふえ』やなせ たかし/作・絵 K913ヤ
『これじゃあ死ぬまでやめられない!』やなせ たかし/著 726.1ヤ
『やなせたかし明日をひらく言葉』やなせ たかし/著 B726.1ヤ

 

2017年04月03日(月)


咲きましたね。桜

4月ですね。朝も少し暖かくなって気持ち良い天気が続いているせいなのか、通勤時に野良猫をよく見掛けるようになりました。

正面入り口の展示コーナーに掲示中の過去の新聞は不定期ですが、随時に各紙ごと更新していきますのでよろしくお願いいたします。掲示の元となる新聞記事ですが、当館が所蔵する過去の海部・津島地域の新聞記事を集めたスクラップファイルがありまして、そこから面白そうな、興味を持ってくれそうな記事を選んで、各紙ごと編集して掲示しています。

そのスクラップファイルの中の昭和52年頃の新聞を見ていた時、記事の下に津島駅近くにあったヨシヅヤ本店のカラー広告が載っていました。今のフィールやエディオンがある場所にヨシヅヤがあった時代ですね。もう懐かしいと思える領域に入っているのですが、当時は日曜日になるととても大勢の客で賑わっていたのを思い出します。
屋上の駐車場が一杯で、近くのボナンザパーキングに車を停める事も良くありました。私も行くのが楽しみで、お目当てはもちろんおもちゃ売り場でした。店内にはなぜか1階と3階に玩具店があり、何か買ってもらえないかと期待に胸を膨らませていましたが、大抵何も買ってもらえず、むくれて帰りの車に乗っていたのを憶えています。

それから平成の時代に入って何年かしてバブルが崩壊したあたりからでしょうか、不思議なぐらい客足が少なくなっていて、駐車場もがらんとした、少しさみしい光景になっていました。大げさかも知れませんが、往時を振り返ると、今の大型ショッピングモールの様な、買い物の場でもあり、家族が楽しめる憩いの場でもあった気がします。

 

2017年04月02日(日)

 4月になりましたね。早いもので、2017年も4分の1が過ぎてしまいました。残り4分の3・・・、何とか充実したものにしていきたいと思っています。 

 さて、先週の図書館だよりでも少し触れましたが、図書館中央コーナーを模様替えしました。今回のコーナーのタイトルは「サラホン」。
 カウンターでも何度か質問を頂いたので、ここでお答えしたいと思います。

 Q.サラホンって何て意味ですか?
 A.NHKで放映されている「サラメシ」をご覧頂いたことはありますか?「サラメシ」は「働く人(=サラ)」の「ランチ(=メシ)」を紹介する番組。今回、働く人や仕事についての本を特集するにあたって、「サラメシ」をリスペクトして、「サラホン」と名付けさせて頂きました。「働く人(=サラ)の本(=ホン)」で「サラホン」です。

 今回のコーナーでは、職業別に本を紹介していますが、紹介している本はごく一部。棚には紹介していない本も並んでいます。現在、空いている一面に「『仕事』を考える本」について紹介できるように準備していますので、こちらも宜しくお願いします。6月中旬終了予定です(・・・下旬になるかもしれませんが)。楽しんで頂ければ幸いです。

 話はガラリと変わりますが、ロシアW杯最終予選3月の2試合、めでたく2連勝で終わり、ホッとしています。次の試合は6月かぁ~、だいぶ先のような、あっという間のような。

 

2017年04月01日(土)

今日から四月。
新しい年度のスタートです。
気を引き締めてがんばります!

四月になったのでメインカウンター横にあるミニコーナーが変わりました。
タイトルは、【北欧ってどんな国々?】です。

「次のミニコーナーは何にしようかなあ?」
         ↓
「四月一日から名古屋に“レゴランド”(デンマーク発祥)がオープンするんだよね!」
         ↓
「そういえば、今年の十月には長久手にイケア(スウェーデン発祥)もオープン予定だったよね~!」

ということで、北欧に関する本を集めてみました。
ぜひ手に取ってご覧ください♪

『北欧建築紀行』和田 菜穂子/著 山川出版社 523.3ワ
『ダヤンのスケッチ紀行 北欧へ行こう』池田 あきこ/著 915.6イ
『かもめ食堂』群 ようこ/著 913.6ム