「10月に関する本」を集めました
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古書
10月4日は「古書の日」です。「古」の字を分解して「十」と「口」とし、これを組み合わせた「田」を4冊の本と見立てて、10月4日を記念日としたそうですが、ちょっとわかりにくい?……ともあれ、10月は古本市など、古書が主役のイベントも開催されています。人だけでなく、本との出会いも一期一会。出会い求めて、足を運んでみませんか。
- 『痕跡本の世界 古本に残された不思議な何か』 古沢 和宏
- 『浪華(なにわ)古本屋騒動記』 堂垣 園江
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ル・コルビュジエ
1887年10月6日、20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエがスイスで生まれました。鉄筋コンクリートを用いた革新的な建築物を生み出した建築家で、日本に唯一残る建築作品「国立西洋美術館」は、世界文化遺産に登録されています。ちなみに、ル・コルビュジエはペンネーム。本名はシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ=グリといいます。
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塾
「じゅ(10)く(9)」の語呂合わせから、10月9日は「塾の日」です。「塾」の起源は、平安時代に遡るとされていますが、これは貴族の子ども向け。一般の子どもが通う「寺子屋」が盛んとなるのは、江戸時代に入ってから。江戸末期には全国で1万5千以上の寺子屋が存在し、当時世界一ともいわれた日本人の識字率の高さを支えたそうです。
- 『銀杏手ならい』 西條 奈加
- 『今日から使える大人の男のオシャレ塾』
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オリンピック
1964(昭和39)年10月10日、国立競技場で、東京オリンピックの開会式が行われました。前日は台風の接近により大雨でしたが、当日は抜けるような青空が広がっていたそうです。1964年10月10日の青空は、来年2020年7月24日の夏空に繋がっています。1964年当時の感動と興奮を、本の世界で体感してみませんか。
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缶詰
1877(明治10)年10月10日、日本初の缶詰として、石狩川で獲れた鮭の缶詰が北海道で生産されたことから、この日は「缶詰の日」です。2018年、長年売上げトップに君臨していた「ツナ缶」を「サバ缶」が抜いたというニュースが話題となりました。新勢力「イワシ缶」の台頭もあり、缶詰業界は群雄割拠の時代に突入したといえるのかも?
- 『かんたん!ヘルシー!魚の缶詰レシピ』 キッチンさかな
- 『缶詰食堂 いつでも手軽に安うまレシピ』 黒瀬 佐紀子
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豆と豆腐
旧暦9月13日に「十三夜」として、名月に豆をお供えし、ゆでた豆を食べる「豆名月」という風習があったことにちなんで、新暦10月13日は「豆の日」です。さらに「とう(10)ふ(2)」の語呂合わせから、10月2日は「豆腐の日」でもあります。10月には、「豆」にちなんだ記念日が2つもある……というわけで、「豆と豆腐」の本を紹介します。
- 『すべてがわかる!「豆類」事典』 加藤 淳
- 『まいにち冷奴 おかずにも、つまみにも。』 小林 まさみ
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ボス
10月16日は「ボスの日」です。「ボス」という言葉でピンとくるかもしれませんが、アメリカで始まった記念日で、従業員たちが職場の上司を称え、感謝の気持ちをあらわすための日とされており、従業員が上司たちにプレゼントや花、カードなどを贈る そうです。うーん、何だか日本ではあまり流行らなさそうな記念日ですね……。
- 『店長がいっぱい』 山本 幸久
- 『カンブリア宮殿 村上龍×経済人 スゴい社長の金言』 村上 龍
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図鑑
明治41(1908)年10月22日、日本で最初に書籍の名称として「図鑑」を用いた『植物図鑑』出版されたことから、この日は「図鑑の日」です。近年は“空前の図鑑ブーム”といわれており、児童向けを中心に人気を集めていますが、図鑑は大人が読んでも楽しいもの。パラパラとめくるだけでも、世界が広がる一冊を探してみませんか。
- 『10年後の仕事図鑑』 堀江 貴文, 落合 陽一
- 『日本の色図鑑』 吉田 雪乃, 松尾 ミユキ