先日コンビニの会計時に店員さんが何やら袋の中に紙切れを一枚入れていました。後で見てみると〝6月でレジ袋の無料配布は終了しますのでマイバックをお願いします〟というお知らせの紙でした。最近のマイバッグはポケットサイズにコンパクトにしまえてデザインも豊富ですね。コンビニでも最近は目につきやすい場所に陳列してあります。
臨時休館中を挟んでようやく新着DVDも出揃いました。今回は『新聞記者』や『天才作家の妻』など、話題作から『マイ・ブックショップ』の様な図書を扱う身としてはちょっと気になる作品までいろいろあります。時代劇ですと『家康、江戸を建てる』『永遠のニシパ』といった史実に基づいた時代劇がおすすめです。特に『永遠のニシパ』は三重県出身の松浦武四郎が主人公という事で、東海地方の偉人を豪華俳優陣によってドラマ化され注目を浴びました。
他にも色んな作品がありますので、まずは一度来館してチェックしてみてください。
梅雨真っ只中ですね。昨日の「図書館だより」の中で、(い)さんが観たお寺のアジサイとは別の場所ですが、私も先週末にアジサイを観てきました。私が観たのはお寺ではなくて、森のアジサイ。岐阜県海津市にある「月見の森」の「あじさいの小径」のアジサイです。「月見の森」へは、車でうまくいけば30分程で着くこともあり、ドライブとウォーキングを兼ねてよく出掛けています。森の空気が一番のご馳走ですが、石畳の階段が続く遊歩道に咲くアジサイの丸い花々を眺めていると、心も丸く柔らかくなるような気がします。
さて、先週水曜日の6月24日、図書館ホームページの「お知らせ」に「レファレンスサービス(資料の調査・相談)についてのご案内」が掲載されました。現在、津島市立図書館は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、対面でのレファレンスサービスを停止しています。しかしながら、「調べもの」や「資料探しのお手伝い」は、図書館にとって大切な利用者サービス・・・ということで、「対面ではない」形のレファレンスサービスを提供する試みとして、「レファレンス受付票」をホームページから印刷してレファレンスカウンターに持参して頂く方法や、電話・FAX・郵送での申込方法についてご案内をさせて頂きました。レファレンスカウンターでお申し込みをお待ちしておりますので、気軽にお声掛け下さい。
ところで、先程から何度も書いている「レファレンスサービス」という言葉、みなさんはご存知でしょうか?残念ながら、聞いたことがないという方も多いかと思います。Wikipediaにも載っているベタな説明なのですが、「(図書館が)調べもの、探しもの、お手伝いします」という意味が最も分かりやすいかなぁ、と思います。最近、そんな「レファレンスサービス」の舞台裏がちょっぴり覗ける『レファレンスと図書館 ある図書館司書の日記』という本を読みました。
この本は、1994年に出版された『ある図書館相談係の日記 都立中央図書館相談係の記録』を増補・復刊した本で、著者は大串夏身さん。図書館情報学の著作をたくさん出されている方です。内容はざっくりと3章に分かれているのですが、第1章「ある図書館相談係の日記」がとても面白かったです。舞台は、昭和の終わり頃(1988年~1989年)の東京都立中央図書館。内容はタイトルそのままに相談業務、つまりレファレンスの質問・回答の記録なのですが、回答した後で調べたら所蔵していることが分かって丁寧に調べればよかったと反省したり、電話で「ちゃんと調べたのか?」と言われてムッとしたり、とても丁寧にお礼を言われて恐縮したり・・・と、図書館で働いている人の良い意味での「人間らしさ」が伝わる本です。
1994年版・そして2019年版、どちらも当館で所蔵しておりますので、興味を持たれた方は手に取ってみてはいかがでしょう。それにしても、当時の図書館は端末がようやく導入された始めた頃で、基本的にはカードをめくって調べる時代。「人力Google」とも例えられるオフライン時代の司書は本当に凄い、と尊敬してしまいます。ちなみに、昭和生まれの私は、かつて図書館の目立つ場所に置かれていた「謎のカードが詰まった引き出しがたくさん付いたタンス」の記憶が少しだけあります。少しだけ、ですけどね。
先日、買い物へ行った帰りにお寺に寄り、アジサイを観てきました。
境内とその周辺に色とりどりのアジサイがたくさん咲いていて、とってもきれいでした。
色も豊かでしたが、ガクアジサイやカシワバアジサイなど形もさまざまなものがあって、観ていて楽しかったです。
カンカン照りの良いお天気だったので、傘いらずで観られたのはよかったですが、アジサイがしっとりと雨に濡れた姿はまた風情があっていいものですよね。
機会があれば、雨の日のアジサイも観に行ってみたいです。
『魅惑のアジサイ 名所と自生地を巡る』大友/三夫∥著 家の光協会 627.7オ
『アジサイ図鑑』コリン・マレー∥著 アボック社 479.7マ
『アジサイ』川原田/邦彦∥著 日本放送出版協会 627.7カ
けっこう勘違いされちゃったのですが、先週や5月28日の記事は、ゲームの中のお話です…。
現実で絵画や土偶を買うお金はないです。さすがにゲームの中でしか気軽に買えません。
話は変わって、久しぶりに夢を見ました。妖怪に追いかけられる夢です。悪夢です。
でも良い妖怪に助けられました。あと謎の2歳児も出てきました。
追いかけてきた方も、助けてくれた方も何の妖怪か知りませんが、助けてくれた方は黒かったということは覚えています。
2歳児については、知りません。どこのお子さんですかね。
しかしまぁ、この夢のせいで寝た気がせず、少し寝不足気味。
普段は夢を見ないのですが、たまに夢を見たと思ったらだいたいこういう悪夢。
楽しい夢が見たい…。(いつか同じことを言った気がする…)
あと夢占いによると、妖怪に追いかけられる夢はただ事ではないみたいですね。
妖怪=実在しないもの。つまり夢に出てくる妖怪という存在は、まだ起こっていない出来事に対する不安の表れなんだそうです。
そんなこと言われても、自分でも何に不安を感じているのか分からないのですが。
多分、前日に「うろ覚えでアマビエ描いたら、足が増えてタコになったよ」なんて話をしたから、夢に妖怪が出てきただけだと思います。
もしかしてタコにされたアマビエが怒って夢に…??…んー、でも、助けてくれた方がアマビエぽかった気がします。(うろこがあって髪が長かった)
『アラマタヒロシの妖怪にされちゃったモノ事典』 荒俣 宏∥著
『水木しげるの妖怪えほん』 水木 しげる∥著
*図書館利用にあたり、ご案内とお願いがありますので、来館前に一度こちらのページをご確認くださいませ。
また、サービス内容の変更等がある場合は、随時図書館ホームページにて最新のお知らせを掲載いたします。
具体的にはこれから追って告知となりますが、当館でも7月より一部サービスを再開する予定です。
詳細はお知らせをお待ちください。
また、来館せずともご利用いただける図書館資料のオンライン公開サービスの利用手順についても、次回ご紹介したいと思います。
(Twitterでは既にご紹介済なので、よろしければそちらもご覧ください)
ということで、6月も残り1週間ほどとなりました。
ついあれもこれもと入れたら冊数が多くなってしまい、あまり動いていないように感じていましたが、思っていたよりは動いていた6月の本。
これはその当日に知ったので入れられなかったのですが、ドナルドの誕生日である6月9日は三日月宗近(日本刀)の国宝指定日でもあったそうで、「芒種」の祝日ネタからひっぱった「祝日」よりよっぽどいい本が入れられたじゃないか……と愕然としました笑
ということで、ここで供養します笑
●「日本刀」の本
数ある日本刀の中でも特に名刀といわれる「天下五剣」の中で、最も美しいと評される太刀・三日月宗近。平安時代の刀工・三条宗近の作で、刀身に三日月形の打除け(刃文の一種)が数多くみられることからその名がつきました。
その三日月宗近の国宝指定日が昭和26年6月9日。この日は文化財保護法が施行され、改めて「新国宝」としての第一号が指定された日。同じ日に指定を受けた主な刀剣は、大般若長光、童子切安綱などがあります。ちなみに大般若長光は、津島神社所有の太刀と同じ刀工によるものですよ。
・『日本刀を嗜む』
・『日本刀ビジュアル名鑑』
コーナーの紹介ページはこちら→
本日は、1894(明治27)年6月23日に国際オリンピック委員会がフランス・パリで創立されたことにちなんで「オリンピック・デー」が制定された記念日です。
2020年ではオリンピックの開催は残念ながら行われることが出来なくなってしまいましたが、来年の開催を過去の資料や小説などを読みながら楽しみに待ちましょう!
『オリンピック・パラリンピックを学ぶ』
『1964東京の記憶』
『東京オリンピックの幻想』
来週で6月もおしまい。今年も半年が経過しようとしています。色んな事があった半年間にも関わらず、ただただ静寂でありながら窮屈な日々だった様な気がします。
紹介が遅くなってしまいましたが今月のミニコーナーは「詩歌」の本を紹介しています。
詩歌は古くから短い文章の中に書いた人の心、意図するものが込められています。それだけ言葉一つひとつに、その人の深層心理に触れる言葉が散りばめられているという事ですね。これにメロディーを足せば歌にもなり、CDアルバムの解説書の歌詞なんかも一つの詩として楽しめます。
詩歌と聞いてふと出てくるのが『智恵子抄』です。その中の「あどけない話」という詩の中の〝東京には空が無い〟という言葉が非常に印象に残っています。この言葉だけで高村光太郎の視点と智恵子からの視点という双方の心象を考えさせられます。
現在、津島市立図書館は新型コロナウイルス感染拡大防止のため感染防止対策を実施した上で、開館しています。来館される際は、可能なかぎりマスクを着用して頂き、前後左右の方とは「思いやりの距離」を取って頂くなど、ご協力頂きますようお願い申し上げます。
さて、私、および我が家は非常に「物持ちが良い」ことで知られていますが、ここのところ色々なモノが壊れることや、調子が悪くなることが続き、買い換えラッシュとなっています。一つずつ見ていきましょう。
1.エアコン・・・室外機がカラカラと音を立てるようになったことに加え、部屋を冷やす能力も落ちてきているようなので買い替えを決意。自宅を建て替えた際に購入したもので、21年使用。
2.プリンター・・・給紙トレイが外れてしまったこと、接続の設定を毎回しなくては動いてくれないことが面倒になったので買い替えを決意。よくよくプリンターを見ると、2009年製造。つまり、11年使用。
3.洗濯物カゴ・・・自宅の建て替え前から使用。確かではないが、おそらくは25年以上使用。
正直言って「十分に元は取った!」いや、「まだ使っていたの?」というべきモノばかり。昔からモノがほとんど壊れないので、「買い替えのサイクルがおかしい」とよく言われます。靴や鞄や上着は10年以上愛用しているモノもあるし、靴下ですら3年くらいは平気で履いたりします。ま、良いんだか、悪いんだかは、よく分かりませんが・・・。
そういえば、いわゆる「コロナ禍」の影響を最近少し受けました。
1.プリンター・・・買い替えを決意し、最寄りの家電量販店で購入しようとしたところ、まさかの品切れ中。自宅でお仕事をする方が増えたことが原因らしいです。お店で予約したのですが、3ヶ月待ち。高額なものは在庫があったのですが・・・そんなに高いものはいらないので、気長に待つことにしました。ま、今のプリンターも使えるから良いのですが・・・ちょっと面倒くさいですけどね。
2.運転免許証・・・免許更新を知らせるハガキが届いたので、近くの警察署(仮庁舎)へ更新手続に行く前に、よくよくハガキを読むと「25警察署及び5幹部交番では更新対象者を限定しているので、ホームページ等を確認して下さい」の一文があったので、きちんとホームページを確認すると、高齢者の方以外は更新対象者とならない、とのこと。うぅ、優良なのに・・・。平針へ出掛けるか、有効期限延長を申請するか・・・ま、仕方なく延長を申請したのですが、延長はたったの3ヶ月。うーん、再延長もありか?新しい運転免許証を手に入れることができるのは何時になることやら。
と、ぼやいていても仕方ないので、現状を受け止めて一つ一つ対処しようと思います。このご時世、それなりに元気で過ごせていれば、まぁいいかな、とも思いますしね。
蒸し暑い毎日が続きますね~。
マスクをしていると熱がこもって顔がとっても暑い!
気分が悪くなってしまうこともあるので、何か対策をしたいところ。
素材や形の違いなど、できるだけ涼しく感じるようなマスクはないかなあと試してみたりしていますが、軽減はされるものの、やっぱり暑いものは暑いですね・・・。
昨日、発売されたユ〇クロのマスクはどうだろう?と気になっています。
発売日には店舗に行けなかったので、ネットで買おうとしましたが、アクセスが集中してなかなかつながらない!
ニュースでは、開店前の店舗にマスクを求める人の行列ができていたと報道されていました。
みんな考えることは同じですね。
しばらくは手に入らないかもしれませんが、毎週入荷されるようなので、タイミングが合ったら購入して、使い心地を試してみたいです。
『かんたん手づくりマスク』アズマ カナコ∥著 小学館 594ア
暑くなると必ずやってくるのが頭痛問題。
1日の後半はずーーっと頭痛という日も少なくないです。
熱中症の頭痛なので、薬では治らないのがとっても厄介…
元々頭痛持ちなので「これどっちの痛みだ!?ズキズキ痛いぞ!!」と、とりあえず薬を飲み、痛みが引かなかったら「熱中症の方だったー!」と1人で頭痛ロシアンルーレットをしています。
夏は、暑くて、頭痛がして、汗と紫外線で敏感肌な(す)の肌は荒れ放題となるので、多くの対策をしなくてはいけないのが大変ですね。
なんとか今年も乗り切りたいものです…。
『きょうの健康 2020年6月号』(雑誌)
『栄養と料理 2019年8月号』(雑誌)
『夏はなぜ暑いのか』(佐藤/文隆∥著) (440.4/サ)
まさか、ちゃちゃ〇くんがテレビで紹介される日がこようとは…。それも悪い方で。
ジ〇ックくんもそうですけど、良くも悪くも有名になってしまって少し気の毒です。
まあ…二人とも可愛いもんね…。みんなが注目するのも分かります。でも正直に言うと、ああいう形での紹介は残念です。
それはともかく、某スローライフゲームで偽物は買わないように気を付けます、とか言いましたが、この前買った土偶が偽物でした。
土偶はちょっと…ノーマークだったなぁ~…。
しかしこの土偶、夜になると目が光るし、触ると浮くし、なかなかの不思議土偶です。
博物館に寄贈する価値はないけれど、別のところに贈って調べてもらう必要はあるのでは…?
ちなみに(当然っちゃ当然ですが)偽物は売れないので、自宅の横に飾っています。
寝起きのフータに渡したら、うっかり受け取ってくれたりしませんかね…?
『土偶界へようこそ』 譽田 亜紀子∥著
『はじめての土偶』 譽田 亜紀子∥取材 文 武藤 康弘∥監修
『オカルト伝説』 ダニエル S.レビー∥著 大島 聡子∥訳
*図書館利用にあたり、ご案内とお願いがあります。ご来館の前に一度こちらのページをご確認くださいませ。
また、サービス内容の変更等がある場合は、随時図書館ホームページにて最新のお知らせを掲載いたします。
先週もお知らせしたとおり、今年はコロナの感染拡大防止の観点より、たなばた会をはじめとする一連の夏のイベントは中止が決まりました。
とても残念な気持ちでいっぱいですが、どうぞご理解の程よろしくお願いいたします。
たなばたと言えば、毎年大きな笹を中央の通路に飾っていますが、今年は子ども達からの短冊の募集を取り止めたため、児童室入口の小さな笹のみ飾ることにしました。どうぞお楽しみに♪
変更と言えば、6月号の「ぽけっと」(図書館広報紙)は今の形になって初めての一般・児童合併号です。
気が付きましたか?
「ぽけっと」は図書館ホームページでもご覧いただけます(「ぽけっと」のページへ)。
6月16日は「和菓子の日」です。
嘉祥元年(848年)、仁明天皇が6月16日に「16」にちなんだ菓子を神前に供えて疫病退散、健康招福を祈願したことに始まり、それ以来6月16日に和菓子を食べると「健康で幸福を招き、災いを祓う」と言われているそうです。
夏だと、水まんじゅう、あゆ、水ようかん、ねりきりの朝顔、くずきり、錦玉の金魚などの見た目が涼しげなものが多いですかね?
気温が高くなってきたので、視覚だけでも涼しくなりたいです。
『かわいいねりきり』
『ひんやり夏和菓子』
『つくってみたい茶席の和菓子十二か月』
梅雨ですね。昨日まで雨が降ったり止んだりの毎日で、湿度もとても高かったです。
そんな先日の仕事帰り、不織布のマスクを雨で濡らしてしまい、気がつくととても息苦しくなって窒息しそうになりました。初めはまったく気にしていなかったのですが、いつの間にかマスク全体が雨で濡れ、まるで水に濡らした手ぬぐいで口を塞がれた様な状態になっていました。雨の日のマスクは要注意だという事を身をもって知りました。
皆さんも気を付けてくださいね。
最近ちょっと嬉しい出来事で、5月上旬から育て始めたアボカドの種がようやく根を出しました。以前から何か手軽に育てられる植物はないかと思っていまして、サラダに使っていたアボカドが目にとまりやってみる事に。
取りあえずネットで育て方を調べてみますと、いろんな人がやっていますね。まず種の四方に爪楊枝を差し、水を入れたコップに軽く浸る程度に乗せる、その水を毎日変えるという育て方で、最初はこれで本当に芽が出るものかと半信半疑で毎日水を変えていました。ひと月が経過した後、種が割れ始めましたが何も出てくる気配が見受けらなかったので腐らせちゃったかなと思いましたが、その翌日白い根の先端が割れ目から出てきました。
これからどう育つのか楽しみです。
図書館の再開から、早いもので2週間近く経ちました。現在、津島市立図書館は新型コロナウイルス感染拡大防止対策を行いながら開館しております。そのためサービスの一部を制限しており、利用者の皆さんにはご不便をお掛けしておりますが、利用者の皆さんに図書館を安全に利用して頂くため、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
さて、先週の半ばこの地方も梅雨入りしました。梅雨入り直前の日差しと暑さに参っていたこともあり、梅雨入り後のちょっとした涼しさに一息ついたような気分です。蒸し暑いなぁ・・・とは思いますが。
この頃は、夕食後に家の近くをウォーキングしていると、あちこちで紫陽花の花が咲いているのが目に入ります。紫陽花の種類にはさっぱり詳しくないのですが、色とりどりの花がとても美しく、心が和みます。私の家の近所は、住民の高齢化が少しずつ進んでいることもあり、庭づくりが盛んなようで、歩いていると園芸に勤しむ方の姿をよく見かけます。ご近所なので、当然ながら子どもの頃から知っている方も多く、歩いているとよく声を掛けられますが、いつも「大きくなったねぇ」と言われています。私はもう30年くらい、この大きさなのですが・・・。
話が逸れました。園芸といえば「緑の指(英国ではGreen Finger、北米ではGreen Thumb)」という言葉を聞いたことはありますか?昔から、植物を育てるのが上手な人を「緑の指を持つ人」と呼ぶそうで、なかなか素敵な言い回しだなぁ、と前から気になっていました。少し調べてみると、この言葉はモーリス・ドリュオンというフランスの作家が書いた『みどりのゆび』という児童文学に由来するそうです。世界中のどんな場所にも花を咲かせることができる、不思議な「みどりのゆび」を持つ少年チトが、この力を使って世界中に花を咲かせていく・・・というお話です。
作品には「せんそうはんたいを花で」というメッセージが込められており、いかにもフランスといったお洒落なペン画のイラストを眺めるだけでも楽しい本です。とりわけ、街中に花が溢れる場面の描写はとても美しく、今この時期だからこそ・・・の一冊といえそう。ちなみに私は「緑の指」ではなくて、その逆。こちらは、「茶色の指」あるいは「黒色の指」と呼ぶそうです。ん、何だか枯葉みたいでイメージ悪いなぁ・・・ま、絶対に枯れないよ、と言われて頂いたポトスを枯らしたこともあるので、仕方ないですね。
・『みどりのゆび』モーリス・ドリュオン∥作 安東/次男∥訳(岩波少年文庫)