2019年の図書館だより

2019年06月02日(日)

 先週同様、今週の「図書館だより」も告知となります。先週金曜の5月31日、コーナー7は「5月の本」から「6月の本」となりました。2週連続怒涛のコーナー替えで、非常に慌ただしい毎日でしたが、無事に完成してホッとしています。

 さて、「6月の本」では、先月予告したとおりに「お父さんの本」、6月の定番ともいえる「梅しごとの本」、「雨の本」、そして6月1日「写真の日」、「日記の日」にちなんだ「写真の本」、「日記の本」、6月6日「楽器の日」にちなんだ「楽器の本」などを紹介しています。

 私は早くに父を亡くしていることもあり、毎年「お父さんの本」を出すにあたっては色々と思うことがあり、普段以上に丁寧に調べてリストを作成しています。「母の日」に比べると、今ひとつ影の薄い「父の日」ですが、実は「お父さん」が主役となっている本は世に沢山あります。“母と子”よりも“父と子”の方が、本にするにあたって物語性があるのかもしれませんね。

 コーナー替えをする時に毎回書いていますが、コーナーでは図書館を利用されている皆さんが「あと1冊何か借りてみようかなぁ~」と思った時に、手に取って頂けることを目指して本を紹介しています。私の思い入れなど気にせずに、気軽に本を楽しんで頂ければ、担当者としてこれ程の喜びはありません。

 もうひとつ、先週の図書館だよりに書いた、コーナー9「ゴクゴク、センゴク。」、多くの方にご利用頂きまして有難うございます。先日、とある方に「何で、ゴクゴクなんですかー?」と素朴に聞かれてしまい、言葉に詰まってしまいましたが・・・もちろん、ダジャレです。改めて書くと恥ずかしいですね。コーナータイトルはダジャレですが、紹介している本はきちんと調べて紹介していますので、こちらも宜しくお願いします。

 ところで・・・、そうでしたか、(す)さんは「たい焼き」が好きになったんですね―。そういえば、NHK・Eテレ「グレーテルのかまど」に、私の尊敬するみうらじゅんさんが出演された回で取り上げられたオヤツが「たい焼き」でした。個人的には、ヘンゼル特製「りんご餡」ってどうよ?・・・と思ったことを鮮明に覚えています。「たい焼き」はやはり王道、塩がほんのり効いた粒あんが一番ですよね??

2019年06月01日(土)

早いもので今日から6月です。
あと1か月で一年の半分が過ぎることになるのか・・・と思うと信じられません。
年々、時が過ぎるのが早く感じられます。

さてさて、6月12日は上野動物園の子パンダ、シャンシャンの2歳の誕生日です。
上野界隈では、誕生日を記念したイベントや写真展などが行われるようなので、賑わいそうですね。
図書館でもひそかにお祝いの気持ちを込めて、6月のミニコーナーのテーマを「パンダ」にしました。
シャンシャンの成長を記録したフォトブックや、アドベンチャーワールドのパンダ繁殖の取り組みを追ったノンフィクション、パンダの生態がわかる動物学から絵本や児童書まで、さまざまなパンダ本を集めましたので、ぜひ手に取ってご覧ください。

アドベンチャーワールドといえば、前回の「科捜研の女」は南紀白浜が舞台になっていて、アドベンチャーワールドで暮らしているパンダの桃浜(とうひん)と結浜(ゆいひん)や、パンダくろしお号などが登場しました。
映ったのは短い時間でしたが、嬉しいものですね。
1話完結と思いきや、まさかの「続く」のテロップに驚きましたが、結末も気になりますし、またパンダが映るかも・・・と淡い期待も抱きつつ、来週の放送も楽しみです♪

『毎日シャンシャンWonderful』高氏 貴博∥写真 KADOKAWA 489.5/タ
『世界一のパンダファミリー 和歌山「アドベンチャーワールド」のパンダの大家族』(児童書)神戸 万知∥文・写真 講談社 K489/コ
『パンダおやこたいそう』(絵本)いりやま さとし∥作 講談社 E/ハイ

2019年05月31日(金)

たい焼き美味しい(いきなり)

実は私今までたい焼きを食べたことがなくてですね。(と言ったら驚かれそう)
あんこが嫌いとかではないのです。むしろ好きです!
でもなぜかたい焼きを食べるきっかけが産まれてから今までありませんでした。

しかし去年の冬、ふと「たい焼きたべたい」と頭の中をたい焼きが通り過ぎていきました。
今だ、今こそ!たい焼きを食べるきっかけなのかもしれない!と思い早速購入。

結果。
なんですかあの美味しさ。
中のあんこがほどよい甘さとほどよい量で、皮の部分は、頭はもっちりパリっと、お腹は生地が薄めであんこが引き立つように、尻尾は頭以上にパリパリで、食べる部位(??)によってそれぞれ違った食感が味わえて、最後まで飽きずに食べられる一品…と食レポまがいのことを書きましたが、つまりは、その…大変美味しかったです。
ちょっとハマってしまいそう。

あ、たい焼きといえば、頭から食べる派、尻尾から食べる派と分かれるみたいですね。
(す)は気分によりけりですね。頭からの日もあれば、尻尾からの日も、お腹からの日もあります。
なんならお腹を引き裂いて両手でもぐもぐくいしんぼスタイルで食べる時もあります。(残酷)
皆さんはどう食べますか??

『いくぞ!たいやき大さくせん』(みやもと ただお∥さく・え) (K/913/ミ)

2019年05月30日(木)

少し前まで納豆が苦手だったのですが、最近は納豆が美味しくてたまらないです。美味しすぎて、ほぼ毎日ごはんに納豆をかけて食べるようになりました。やっぱり食わず嫌いはよくありませんね。
……と言いつつも、パ〇チーを食わず嫌いしているところなんですが。
においがきつかった納豆も「にお〇なっとう」が出たら大ヒットしましたし、いつか「に〇わパクチー」みたいな商品がでてくるのでしょうか。最近はどのメーカーの納豆もにおいませんし、もしかして臭くないパクチーが主流になる時代がきたりして……?
いやいや。パクチーはハーブの一種ですし、そんなことは……、ね。(^-^)

もう一つ「美味しくてたまらないもの」の話を。
この間はまだ5月だというのに、夏日になってしまいましたね。
やはり暑い日はアイスなどの冷たいものが食べたい!……ということで、「爽」やかなお名前のアイスを食べました。
大学時代に食べた、冷凍みかん味が暑い夏の日にピッタリはまる美味しさだったので、これを食べたかったのですが、あいにくバニラ味しかありませんでした。バニラ味のアイスはどこのメーカーも食べないのですが、これしかないなら……と、久しぶりにバニラ味のアイスを食べることに。しかし一口食べた瞬間、「ゥンまああ~いっ」と感動。この世にこんなおいしいものがあったなんて!
バニラ味のアイスってこんなに美味しかったんだ!と、改めて気づかされました。
う~ん、ハマりそう(・・)~。

『I Love納豆ごはん365』
『パクチーとアジア飯』
『ほんとうにおいしいから、作ってほしい。50のアイスクリームレシピ』

2019年05月29日(水)

先週からの続きで、少しだけ刀の話を……

いつぞやの(す)さんの図書館だよりでも書かれていましたが、徳川美術館では江戸時代より刀の研ぎを行なっていない、とのこと。
それでも充分に輝きを放っているのは、日頃のお手入れがきちんとされている証拠ですね。
つい先月、錆び錆びの刀を見てしまっただけに、その差に愕然としました。

輝きと言えば、熱田神宮宝物館で見た備前長船の太刀が、他とは違う輝きを放っているように見えました。
ただの光の当たり方の問題だけかもしれませんが、初めてのことでついまじまじと見入ってしまいました……
なかなか機会がありませんが、また見に行きたいです。
 
 
さて、あっという間に5月も終わりです。
この暑さに、まだまだ新人の令和ちゃんが気温設定を間違えた、とネットでネタになっていますね。
旧暦で考えたら5月も夏ですもんね、万葉由来の令和ちゃん、そりゃ間違えても仕方ない……
その分、8月9月は秋だから涼しくしてね!!
 
 
『平成新語 出どこはどこ?』
『刀剣と格付け~徳川将軍家と名工たち』
『刀剣・刀装具』(徳川美術館蔵品抄 3)
館内でご視聴ください→『熱田神宮・津島神社』(神社百景 GRACE of JAPAN DVDコレクション)
『元号で見る日本の歴史』(近日受入予定)

2019年05月28日(火)

滋賀の黒壁スクエアーにあるガラス細工のお店に行ってから、ガラスペンに興味をもち始めました。繊細な細工や光に当たった時のキラキラ。
(私は昔からキラキラ光るものが好きで、叔母のアクセサリーでよく遊んでいたそうです。ゴメンね、叔母さん…。)

今はサイトを見て、綺麗だなぁ と眺めているだけですが、何時か購入を…と考えています。

2019年05月27日(月)

 先週と先々週に渡り神守分室を担当しました。神守分室を利用される方は、単なる利用だけではなく、本館所蔵の本や雑誌をリクエストされる方、返却にみえる方が多いです。利用者の方々にとっては本館の中継地点な意味でも人気が高いようです。毎週本館との定期便で本や雑誌のやり取りを行っていますが、いつも輸送に使う箱が満杯になるくらいの分量になっており分室の利用頻度の高さを実感しています。
分室所蔵の本も本館から定期的に選定して入れ替えています。まだ来室したことない方は一度のぞいてみてください。

 『名古屋鉄道あるある』(686.2/タ)を読みました。本のタイトル通り名鉄電車を利用した人なら分かるネタが満載の本です。各路線の駅のあるあるネタが載っているのですが、中にはネタが不足しているところもあり、そこは地域ネタでカバーしています。もちろん「尾西線・津島線」あるあるも載っています。「尾西線が名鉄線の中で最も古い」とか「津島神社の謎の三ツ石」など載っていましたが、もっと〝あるある〟と思わせるような、ローカルな話題に踏み込んでほしかったですね。

本書の中で私が〝あるある〟と思ったのは、西尾線/蒲郡線の吉良吉田駅の「ホームと車両との間が広すぎる!」でした。去年たまたまこの駅を利用した時に実感したことで、ホームと車両との間が30センチ以上は開いていました。電車とホームの間隔にしては明らかに広過ぎるとすぐ気づくほどの空間で、普段電車に乗る感覚でうっかり足を踏み入れるとストンと落ちてしまいそうで怖いです。

2019年05月26日(日)

 早くも真夏を思わせる暑さが続いていますね。この地方では、ほぼ秋に行われていますが、全国的には今週末は運動会という小学校も多いそうです。急な暑さにまだ身体が慣れていない時期なので、子どもたちも保護者も、そして先生も熱中症にならないよう気を付けなくてはならないですね。

 さて、5月24日(金)に無事コーナー替えが完了しました!!コーナー8「ありがとう、平成。」から、コーナー9「ゴクゴク、センゴク。」へ。うーん、長い道のりでした・・・と書くと少しオーバーですが、元号が「令和」と改まった瞬間にコーナー替えのカウントダウンが始まったようなもので、この3週間ほどは落ち着かない毎日を過ごしていました。

 コーナーのタイトルは「ゴクゴク、センゴク。」・・・駄洒落??はい、その通りです。気軽に本を手に取って頂くためなら、まぁ良いかなと思って命名してみました。出オチにならないよう、本集めのリスト作成には普段以上に時間をかけ、念入りにリサーチしています。「戦国モノの小説」というと昭和の大作家(←個人的にはこちらも好きですよ!)を思い浮かべる方も多いかと思いますが、今回は2000年以降に出版された本のみで構成しています。令和の時代となっても、私たちの中で生き続けている戦国、そして戦国の世を生きた人々の息吹を感じて頂ければ嬉しいかぎりです。ちなみに、ポスターのデザインは爽やかな味わいで有名な国民的飲料「カ●ピス」をイメージしています。気付かれた方、いますか?

 次回のコーナー替えは7月下旬を予定しています。夏のど真ん中にふさわしいスケールの大きな企画を温めていますので、気長にお待ち頂ければ幸いです。ふふふ、書いちゃった。

さて、今回の図書館だよりはコーナーの告知で内容いっぱいとなってしまいました。先週の図書館だよりで「次週書く」と書いた杉本美術館の話は又の機会にゆっくりと。毎週の如くドタバタしていてスイマセン!私事ですが、先週後半を中心にお休みを頂いてフラフラ出歩いていたため、その影響で予想通りのハードスケジュールとなっております。フラフラ出歩いていた、についての話も又の機会に。足にマメが出来るほど歩いたので、図書館だよりに書くネタのストックがいっぱいですが、次はコーナー7「6月の本」の準備です。もう少し頑張ろう、私。壁は自分自身だ、ということで。

2019年05月25日(土)

少し前に、出先の農産物コーナーで「黄金(こがね)タモギ」というキノコを初めて見かけ、キノコ好きとしては見過ごすわけにはいくまい・・・ということで買って帰りました。
名前の通り傘の部分が鮮やかな黄色で、形はマイタケに似ています。
どうやって調理しようかな・・・とネット検索してみたら、茹でたり、加熱し過ぎると色が抜けてしまうので、色を残したかったらレンジでさっと加熱するのがよいとのこと。
頂き物の茶そばがあったので、かけそばにしてレンチンした黄金タモギを上にトッピングしてみました。
茶そばの黄緑色と黄金タモギの黄色が春らしい色合いでなかなかいい感じ。
さっそく食べてみると、きのこの風味がしっかりしていて、弾力のある独特な食感も良く、おいしかったです♪
良いダシが出るとパッケージに書いてあったので、色は抜けてしまいますが、汁物や鍋に入れるのもいいですよね。
免疫力をアップする効果のあるβ-グルカンが豊富に含まれていたり、美白や保湿・アンチエイジングが期待されるエルゴチオネインも含まれているそうです。
こ、これは積極的に取り入れたい!
また見かけることがあったら、買ってみようと思います。 

『きのこレシピ』00650137石澤 清美∥料理 主婦の友社 596.3イ
『ときめくきのこ図鑑』00588035堀 博美∥文 山と溪谷社 474.7ホ
『キノコと人間』00633370ニコラス・マネー∥著 小川 真∥訳 築地書館 474.7マ

2019年05月24日(金)

先週は突然のお休み申し訳ありません…。まさか5月に風邪だなんて…。
これから日差しが強くなるからマスクをしているとマスク焼けしそうだなと着ける回数を減らした途端にこれですよ…。

先週の火曜、朝起きたら突然喉がヒリヒリと痛み、小さいときから病弱でウイルスとは腐れ縁な(す)は「これはなんか、マズい気がする…」とその日のうちに病院へ駆け込みました。
早く先生から薬をもらおうと。こんなに痛いんだからきっと喉は腫れているだろうと!
しかし診察の結果「んー、特に異常はないね。熱が出たら来て」と追い返されました。

そ、そんな!どうして!こんなに痛いのに!!と仕方なくトボトボ家へ帰ったその日の夜、熱が出ました。
「ほらーー!!だから薬欲しいって言ったのに!!」と次の日の朝、即病院へ。
昨日とは違う先生だったので今日は流石に喉の痛みも腫れもわかるだろうと思っていたら「特に腫れてないね」と一言。

何故誰もわかってくれない。扁桃腺が無いからか!?(手術で取った)
そりゃあ、まあ、無いものは腫れないでしょうが…。症状が出ないってデメリットしかないですね…。

かぜの科学』(ジェニファー・アッカーマン∥著) (493.3/ア)

2019年05月23日(木)

飽き性なこともあって、季節が変わるごとに部屋に敷いているラグを変えるのですが、今年はい草のラグにしました。
夏はエアコンをつけるとはいえ、やっぱりふかふかのラグでは何だか暑苦しいので、今年はどうしようかな~と考えた末、い草のものにすることに。
通常のラグとは違ったツルツルした肌触りがこれからの季節には心地よさそうです。

今年はまだ5月だというのに、暑い日が続いています。
今からこんな調子だと、夏本番は去年のような猛暑になってしまうのかと考えてしまいますが、今年はどうなるのでしょうね。
去年は何回か熱中症になりかけたので、今年も気を付けたいと思います。

『熱中症対策マニュアル』
『調べてみよう!日本の職人伝統のワザ 4』 ←畳について

2019年05月22日(水)

1年ぶりに徳川美術館に行ってきました。

特別展「徳川将軍ゆかりの名刀」の〈とくびぐみ そろいぶみ〉の展示日程も気にしつつ、改元にちなんで開催されている「雅を伝える―宮廷と文化―」の方が個人的にメイン…のつもりです。

ちょうど去年の今頃に徳川美術館へ行ったのも皇室関係の企画展(こちらは明治150年に関連した巡回展の1つ)のためでしたが、今回は特に宮廷文化についてということで、内裏関係の設計図などが展示されていました。
「久しぶりに京都御所に行きたいな~」「平安ものの漫画が読みたくなってきた…」などと思いながら見て回り、改めて大河ドラマで平安ものが見たいな~と思ったのですが、いろいろと大人の事情があるのでしょうね……

刀の方の展示は、家康の形見分けである「駿府御分物」や男子の誕生祝いなどで将軍から尾張徳川家に下賜された刀など、今までよく知らなかった尾張徳川家の歴史の一端に触れた展示でした。

常設展示・宮廷文化の展示品も含め、今回の特別展には音声ガイドがついていたのですが、受付場所がよくわからず、というより「本作長義の最前列はこちら」の看板に気を取られて気が付かず、利用し損ねてしまいました。
リベンジも兼ね、後期展示も見に行こうか少し迷っています……

両展示とも、6/2(日)までですので、気になる方はお早めにどうぞ。
 
 
『秘蔵写真で知る京都御所入門』
『武家の文物と源氏物語絵』
『徳川美術館ガイドブック』(郷土資料のため館内閲覧のみ)

2019年05月21日(火)

先日観光ツアーで宮古島に行ってきました。

宮古島に着いてバスに乗りガイドさんが、「今から”パリ”を通って目的地に……」えっ?パリ???宮古島では畑をパリと言うそうです。
宮古島の土壌は珊瑚で出来ているそうで稲作などが不向き。なので土壌に合ったサトウキビ・葉タバコを生産しているとのことです。バスでグルグル観光してきましたが、海かパリか……。

沖縄方面は梅雨入りしたそうですが、雨に降られることもなく観光できたので良かったです。

『石垣・竹富・西表・宮古島』
『るるぶ石垣宮古竹富島西表島 ’20』

2019年05月20日(月)

 道路の側道で田植機がゆっくりと進んでいるのを見ました。この地方でもいよいよ田植えの季節に入りましたね。

 この前テレビで昔のテレビドラマ「まんが道」が再放送されていました。
「まんが道」はNHK銀河テレビ小説という番組枠で放映されていたドラマで、原作は藤子不二雄A氏のほぼ自伝的漫画です。再放送していた話は、手塚治虫に会いに行くため初めて上京し、その合間に出版社に行って原稿を見てもらうというお話でした。

子どもの頃見ていた記憶はあるのですが、話はほとんど覚えていなく、唯一思い出せるのは主人公が下宿のおばさんにカレーライスをよばれるシーンでした。
なぜそのシーンかと言うと、カレーライスを食べる前のスプーンがコップの水に突っ込んであったのを子供心に不思議に思い、親に聞いて「あれはご飯がこびりつかないようにするため」と教えてもらい、自分なりになるほどと納得した思い出があったからです。
何故あのシーンだけで、本編は何一つ憶えていないのか、いまだに不思議でしょうがありません。

2019年05月19日(日)

 少しずつ暑くなってきましたね。夏バテ防止として有効なのは、暑くなりがけの季節にしっかりと汗をかいて汗腺を開いておくこと・・・と数年前に聞いて以来、この時期はなるべく身体を動かして汗をかくように心掛けていますが、やはり動くと暑いですねー。むむ、熱中症にならないように気を付けなくては。

 さて、ここのところ時間を見つけては美術館通いをしています。その中から2つの美術展について、今回は書こうと思います。

 1つ目は名古屋市美術館で開催中の「印象派からその先へ―世界に誇る吉野石膏コレクション」展から。吉野石膏コレクション、ずっと観たかったのです。しかし、山形美術館は遠いしなぁ~、と思っていたところに中部地方初の展覧会が来てくれました!アートについては、普段は予習しないようにしているのですが、今回はBS-TBSの「ぶらぶら美術館・博物館」を観て、しっかり予習してから出掛けました。もちろん、前売り券も購入済です。さて、名古屋市美術館へ行く時は、必ず美術館の裏側にひっそりと建つイサム・ノグチ作“魂”に手を合わせてから美術館に入るようにしています。津島出身の野口米次郎を父に持つイサム・ノグチの本は、当館「ふじいろ文庫」でも紹介しています。何となく、の習慣なのですが、お世話になっているので・・・。

 さて肝心の展覧会は心配していた程の人混みではなく、落ち着いて作品を観ることができました。とりわけ、モネの「サンジェルマンの森の中で」が心に残りました。深い森の奥にかすかに見える2人の人影・・・想像力が膨らむ作品です。私はどれ程時間がなくても、アートについては実際の作品を観なくてはいけない、と考えています。今回の展覧会でも名古屋市内のあちこちにポスターが貼られているので、ルノワールの「シュザンヌ・アダン嬢の肖像」を目にした方は多いかと思いますが、実際の作品を観なくては青い瞳の美しさを感じることはできません。印刷されたもの、そしてPCやスマホの画面で、作品を観たような気になってしまうのは危険なことだと思います。

 おっと、熱く語っていたら1つ目の美術展で長いお話となってしまいました。もう1つの美術展については、次週書きます。津島ゆかりの画家・杉本健吉画伯の作品が収蔵されている杉本美術館の「杉本健吉が見ていた時代~明治・大正・昭和・平成~」についてです。有難いことに、杉本美術館の学芸員さんから面白い資料を頂けたので、その辺りの話も書けたら、と思います。

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