あっという間に、まもなく9月も終わりです早いです……
今年も残り3ヶ月。平成も残り半年。これ以上の災害が無いことを祈ります。
ところで、2週間ほど前に海部地区の図書館の集まりで、愛西市観光船に乗って木曽川文庫の見学に行ってきました。
この地域に住んでいると小学生のときに必ず「海抜ゼロメートル」「木曽三川分流工事」「ヨハネス・デ・レーケ」について習いますが、改めて当時の人々の苦労や工事の大変さなど、いろいろなお話を伺いました。
観光船の案内をしてくださった〈あいさいボランティアガイドの会〉のMさん、木曽川文庫にて詳しく解説してくださったNPO法人木曽川文化研究会のKさん、ありがとうございました。
話は全く変わりまして、今月初めに13年ぶり(文庫化から数えても10年ぶり)となる有栖川有栖先生の国名シリーズ新刊『インド倶楽部の謎』が発売されました!!
もろもろの都合が合わず、東京はもとより大阪でのサイン会も泣く泣く断念…涙
今週末、いつもの劇団さんによる舞台「白い兎が逃げる」を観劇に行くので、もしかしてお会いできないかな~とうっすら淡すぎる期待をしています(^^;)
勿論、お芝居の方も楽しみにしています!
『技術と情熱をつたえた外国の人たち』 (土木の歴史絵本 第3巻)
『写真でたどる木曽三川いまむかし』
『インド倶楽部の謎』 (現在発注中)
『白い兎が逃げる』 (ノベルス)
少し前になりますが、樹木希林さんがお亡くなりになられましたね。
訃報を耳にして、まさか!と思うと同時に「そうか、今かぁ」とも感じました。
全身の癌を患われていたという話はもうずいぶんと前に耳にしていましたので、いつかはそうなるのだろうなぁと思ってはいたのですが……
テレビなどで目にするご本人があまりにも「いつも通り」に飄々としておられるので忘れがちでした。
訃報の際に様々な方が希林さんとの思い出を語られていた中で、素敵だなと思ったエピソードがありますのでご紹介します。
4年ほど前に、ある編集さんが希林さんに「エッセイを書きませんか」と依頼した際のお話です。
タイトルを考え、「日々の生活や仕事、家族の話、これからやりたいことや会いたい人の話をぜひ書きませんか。自分の母の世代に読ませたいんです」というお手紙を出されて数日後、希林さんご本人からお電話があり、こう仰られたそうです。
貴方が考えたの、とても素敵なタイトルね。お母さまはお元気なの。そう。面白そうなお話だけど、ごめんなさい、わたしにはもうあまり時間がないの。残りの時間は女優としての時間に使いたいんです。
相手を労い気にかけたうえで、自分に残された時間を受け入れ、何を一番にするかを考えてのお返事です。こんなに温かく誠意のある断りの言葉があるでしょうか。
全く関わりのない自分ですら、読むたびに胸にこみ上げるものがあります。
このエピソードの語り手は、たらればさんという編集さんです。原文はこちら から。
流れに抗わず、しかしやりたいことを諦めずにその生を閉じられた希林さん。私もこのような「人生の終い方」をしてみたいものだと思いました。ご冥福をお祈りいたします。
『人生の終い方 自分と大切な人のためにできること』 NHKスペシャル取材班/著 281.0シ
『がんでも人生フルスイング』 大島康徳/著 783.7オ
『ひとり、家で穏やかに死ぬ方法』 川越厚/著 494.5カ
朝の通勤時、図書館付近の用水路で錦鯉が水面から顔をのぞかせていました。普段はカメくらいしか見掛けないような用水路ですが、珍しい魚がいるものです。
館内にあるパンフレットコーナーは、地元や近隣で開催されるイベントや博物館、美術館の公共施設など、ポスター、チラシ、パンフレットで情報を発信する場として人気のあるコーナーの一つです。特に地元関連は人気が高く、祭りといったイベント系統の内容はあっという間にチラシが無くなることもあります
そんなパンフレットコーナーである演劇のチラシを見つけました。高橋由季さんというイラストレーターの方が手掛けたポップなデザインのチラシです。広告のイラストを中心に活躍されている方で、最近では駅の広告や本のイラストでよく見掛けます。
所蔵の本ですと『乙女の家』 (913.6/ア)『五つ星をつけてよ』 (913.6/オ)等の表紙イラストを担当されていますね。
ちなみのこのチラシは全て配布が終了してしまいましたのでご了承ください。
こういった感じで見たことのあるイラストに出くわすのはちょっとうれしいですね。
今日は「奥山景布子先生・里帰り講演会」 当日です。講演会については、次週の「図書館だより」で舞台裏を盛り込んでたっぷりと書く予定です。昨年書いた「サラメシ舞台裏日誌」 よりは短めの話となりますが、すでに沢山溜まっている面白いエピソードも紹介したいと思いますので、ご期待下さい。
今回の「図書館だより」は先週の予告通りコーナー9「図書館文化祭」 について書きたいと思います。先週は空白となっていた展示スペースですが、無事に「『津島』を描いた画家・杉本健吉」が完成しました。この展示を作成するにあたっては、杉本美術館に多くのご協力を頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。
今回の展示は、あくまで「津島と杉本健吉」に焦点を当てたため、取り上げることが出来なかったのですが、杉本画伯といえば私が好きなエピソードがあります。それは志賀直哉が杉本画伯に送った手紙について。少し長いですが、その手紙を紹介します。
杉本健吉君は日展で続けて賞を貰い、急に世間に認められ、挿絵に装丁に今は流行児となっている。杉本君の家族の多いことを知る私は物質的な意味で、これは大変いい事だと思っているが、画家として杉本君の為に、別に喜ばしい事とは思っていない。何故なら、杉本君はこれから本当の絵を描けば描く人で、今までの絵は世間に認められるに丁度いいうまさに達したというに過ぎないからである。杉本君の絵のうまさは分かり易いうまさだ。感じをよく掴んで、それを要領よく画面に現す技術は却々鮮やかなものである。それ故、杉本君は現在の技量だけでも、日本で稀な才人という事が出来るが、然し、私の杉本君に望むところはもっと大きい。いまのところで止まっていては通俗作家に終わる危険がなしとしない。この危険区域を杉本君が早く出抜ける努力をされることを望んでいる。
この手紙を、杉本画伯は自身への戒めとして自宅のアトリエに掲げておられたそうです。創作の気構えを教えられるような素晴らしい手紙だと思いました。まだ企画段階ですが、杉本画伯については年度内にもう一度特集展示を予定しています。気長にお待ち頂ければ、と思います。
「図書館文化祭」は、音楽をテーマとした「音楽会」と、美術をテーマとした「美術展」+「『津島』を描いた画家・杉本健吉」という、三部構成となっています。音楽も美術も大好きな私にとって、今回の原稿作成は「大変だけど楽しい」作業となりました。個人的には、「音楽会」で自分の好きなアーティストの曲を登場させたかったのですが、紹介できる本が見付からなかったため、泣く泣く断念。悔しかったので、小タイトルとして曲名を使いましたが、気付いた方はいますか?
さて、こうして展示は無事に完成しましたが、次は「10月の本」です。こちらは本当に時間がないのでかなり焦っていますが、NHK「みんなで筋肉体操」のようにしっかり自分を追い込みたいと思います。
とうとう親知らずを抜くことになりそうです。
10数年前ぐらいに右上下の親知らずが生えてきた頃、痛くなったり、腫れたりしたので、何度かかかりつけの歯医者さんで診てもらったのですが、処置をしただけで抜くにはいたりませんでした。
というのも、「右下の親知らずが横向きに生えていてここでは抜くことができないので、もし抜くなら口腔外科への紹介状を書きます」と告げられ、「親知らずも大切な歯の一部ですから、今のところ虫歯もないし、何も支障がないなら今すぐ抜く必要はないので様子をみましょう」とのことだったので、しばらく様子をみるつもりが・・・。
気がつけばずいぶんと年月が経ってしまいました。
ずっと気がかりだったので、先日ふいに予定が空き、意を決して口腔外科もある別の歯医者さんに行ってみたところ、親知らずに虫歯が見つかり、抜いたほうがいいとの診断。
しかし、思った以上に症状が深刻で、親知らずがその手前の歯を支える形状になっているため、親知らずを抜くと手前の歯がぐらつくかもしれない・・・とか、親知らずを抜くときに神経に触れる可能性がありアゴ周辺に麻痺が残るかもしれない・・・とか、めちゃめちゃ恐怖!
そして、麻痺が出た場合などの処置対策を考えて、口腔外科の専門医のいる大きな病院を紹介するのでそちらで手術することになると告げられました。
うわー!こんな大ごとになってるとは!!!
こわい、こわすぎる・・・(泣)。
今は痛みがないし、抜いた後の影響を考えると決意が揺らぎますが、虫歯が進行したら困るし、ここまできたらもう抜くしかない!ですよね。
親知らずを抜いてからは、1~2週間は痛みと腫れが続くようなのでこわくてたまりませんが、覚悟を決めて臨まねば・・・。
その間仕事もありますし、できるだけ支障をきたさないように日程を調整して挑みたいと思います。
『知っておきたい歯と口の健康学』 山海堂 497.9ニ
『歯の豆辞典』 山田博之/著 丸善出版 497.1ヤ
『Q&Aでわかる「いい歯医者」』 朝日新聞出版 497キ
今更ですが、ついに安室ちゃんが引退してしまいましたね…。
引退の次の日からもう安室ちゃんロスです(´;ω;`)
(す)が一番最初に観た安室ちゃんは、覚えていないのですが、ポンキッキーズだそうです。
両親が「あのポンキッキーズに出ていた子がこんなすごい子になるとは思ってもみなかった」といつも口を揃えて言っています。
芸人の爆笑問題がネズミさんとして出ていたのは覚えているんですけど、ランラン?と安室ちゃんは覚えていないなあ。くやしい。
安室ちゃんのファンは全世界に大勢いますが、その中でも生粋の安室ちゃんファンとして公認されているのが、芸人のイモトアヤコさん。
某世界の果てまでいく番組では、その安室愛が液晶画面から溢れんばかりに放出されております。
安室ちゃんの引退が発表された時、いろんな方面から真っ先に心配されたのがイモトさんの安否だったのにはちょっと笑いました(笑)
そんなイモトさんですが、安室ちゃんの引退前に番組内にてサプライズで対談ができた時は「よかったねイモト」と親戚のおばちゃんのように涙がほろり。
「安室ちゃんが引退したらイモトは大丈夫か?」とディレクターから聞かれたイモトさんが少し戸惑って返事をする前に安室ちゃんから「イモトさんなら、大丈夫ですよ」と強く言い返してくれたところでも涙がほろり。
自分の一番好きな人が、自分以上に自分のことを信じて「大丈夫」だと答えてくれるなんてこんな嬉しいことはないですよ。
どうやらこの対談後に意気投合したようで、安室ちゃん引退後は一緒に旅行に行く約束なのだとか!いいなあ。
引退はとっても悲しいですが、安室ちゃんが一度決めたことですし、ファンとしていつまでもロスしているわけにはいきませんね!
今まで本当にありがとう安室ちゃん!だいすき!
『181920』 (290/ア) (CD)
『Genius 2000』 (290/ア) (CD)
特に虫が好きなわけではありませんが、昆虫学者さんが本を出されるとつい気になってしまいます。
虫のことなんてこれっぽっちも好きじゃないんですけど、興味はあります。
そしてテレビ番組ですが、「香川照之の昆虫すごいぜ!」も気になっています。
香川さんは専門家顔負けの知識を持っているそうで、番組内で着ているカマキリ(♀)の着ぐるみは、香川さん監修なんだとか。
この着ぐるみ監修のエピソードを聞くと、香川さんの昆虫に対する愛がこれでもかと感じます。
昔、父の趣味でカブトムシやクワガタを飼っていたことがあります。
その中でも忘れられないカブトムシがいまして、たしかヘラクレスオオカブトだった気がします。(もしかしたら違うかも……)
最初はオスとメスの2匹いたのですが、面倒臭がってこの2匹を同じケースに入れたら、次の日オスが死んでいました。
なのでまた新しくオスを飼ってきて、今度は仕切りを付けました。
これでオスとメスが、同じケースにいながら違う場所にいます。
ですがオスは仕切りを容易に突破。翌日、オスの死骸を見つけました。
もうメスだけ飼うことになったのですが、こいつがまたえらい元気な個体で。
昼も夜もガサガサ動き回り、体が大きいからか、エサのゼリーをとにかく食べまくる。
たくさん食べても空になったゼリーの容器をカリカリして新しいのを催促。底なしの食欲。
こんなアクティブなカブトムシを飼うのは初めてでした。(お世話していたのは父ですが)
そういえば小学生の頃、飼っていたクワガタが脱走して、制服のスカートに潜り込んでいたことがありました。
当時の私はそんなことは露知らず……、あれは軽いトラウマです。
『昆虫のすごい世界』
『昆虫の体重測定』
『昆虫学者はやめられない』
ミニコーナーの本に動きが少ないことで評判な(★)ですこんにちは笑
気が付けば9月も下旬に入ってしまいましたが、今月のミニコーナーについてです。
ディズニーはディズニーでも、東京ディズニーランド・シーの両パークにちなんだ本―各アトラクションやテーマポートの基になっている作品や時代、場所についての資料―を多めに並べております。
現地では、早くもハロウィンイベントが始まりました。
いかにもな仮装はハードルが高く(準備としても気持ちとしても)しませんが、他のゲストの皆さんがされている仮装を見るのは楽しみです。
昨年久しぶりにハロウィン期間中に出掛けたのですが、シーズン衣装のお揃いくまカップルの仮装をされている方もたくさんいて可愛かったですね~今年はうさぎさん仮装の方も増えているでしょうか?
パークで仮装をされる方は、リゾート公式で案内されている仮装のルールをきちんと守って、楽しいディズニーハロウィンを。
『ディズニーキャラクター手編みのキッズ帽子』 『ディズニーセルフネイル』
『こどもの手作り仮装コスチューム』 『楽しいハロウィンコスチューム&グッズ』
『楽しいハロウィン工作』 (全3巻)
イグノーベル賞ってご存知ですか?ノーベル賞ではなく、「イグ」ノーベル賞です。
イグノーベル賞とは「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられる賞で、名前から見てもわかる通りノーベル賞のパロディーです。
毎年9月または10月に「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」や風変わりな研究、社会的事件などを起こした10の個人やグループに対して授与されるのですが、なんと日本は1991年の創設以来24回、今年を含めて12年連続で受賞しているのです。
パロディー賞と侮るなかれ、イグノーベル賞も結構すごいんです。
使いどころが限られてくるものもまぁ、多いですけど……面白くてGoは本家ノーベル賞より好きかもしれないです。笑
たとえば1992年にイグノーベル医学賞を受賞した研究の内容は「足の匂いの原因となる化学物質の特定」。
他にも「緊急時に眠っている人を起こすのに適切な空気中のわさびの濃度発見と、わさび警報装置の開発」(2011年医学賞)、「自身の話した言葉を、ほんの少し遅れて聞かせることで、その人の発話を妨害する装置「スピーチジャマー(Speech Jammer)」の発明」(2012年音響賞)、「床に置かれたバナナの皮を、人間が踏んだときの摩擦の大きさを計測した研究」(2014年物理学賞)など……
使いどころを考えれば役に立ちそうですが、なんだかちょっと笑ってしまうような内容じゃないですか?
研究だけでなく「たまごっち(1997年経済学賞)」「バウリンガル(2002年平和賞)」「カラオケ(2004年平和賞)」などの商品も受賞しています。
イグノーベル賞は賞の内容だけでなく、授賞式もまた風変りです。
授賞式はハーバード大学のサンダーズ・シアターで行われるのですが、この授賞式の講演では聴衆から笑いをとることが要求されます。講演時間は1分。
更にその時間を過ぎると進行役の少女が登場し、「もうやめて、つまんない!」と延々連呼されるという精神にくる罵倒イベントが発生します。
これも「8歳の少女に罵られるのが最も心的ダメージが大きい」という研究結果に基づいたもので、スピーチを制止するのは必ず8歳の女の子と決まっているのだとか。
そしてこの少女、贈り物で買収が可能です。贈り物だけ持ち去られることもあります。笑
他にも講演の合間にミニオペラがあったり、聴衆が紙飛行機を投げ続けたり、その紙飛行機を回収するモップ係をハーバード大学の物理学教授が毎年務めていたり(一度だけ本人のノーベル賞授賞式出席のため欠席)と、変なところを挙げていけばキリがないほど。
ちなみに今年のイグノーベル賞は、昭和伊南総合病院のドクターが「座ったまま自分で大腸内視鏡検査をやってみた」という内容で医学教育賞を受賞しました。
内視鏡検査って自分でできるんだ!?座って行うと苦痛が少なくて済むのだそうですが、絵面を想像すると非常にシュールですね。笑
先日今年の発表が終わったばかりですが、来年はどんな研究が受賞するのか?早くも楽しみにしています。
『めざせイグ・ノーベル賞傾向と対策』 久我羅内/著 049ク
『1分のスピーチでも、30分のプレゼンでも、人前であがらずに話せる方法』 鳥谷朝代/著 809.4ト
『最新検査のすべて』 小橋隆一郎/著 492.1コ
夕方-山の稜線と空
先日、雑誌『旅の手帖』 を読んでいると『駅そば東西食べくらべ100』という本の広告が載っていました。タイトルから察するに駅の立ち食いそば屋を紹介したこだわりのありそうな本だと思いますが、それだけでも旅情感があります。
旅先で取り敢えずの何か腹ごしらえをとして思いつくのが立ち食いそば屋での「そば」か「うどん」。最近ですと冷やしそばを食べました。少し大きめの皿に、冷たいめんつゆがかけられており、暑い日にはひんやりとさっぱりしておいしいです。
名古屋は「きしめん」が不動の人気メニューですが、それ以外だとそばもうどんも半々ぐらいとバランスがとれている感じがします。中でも新幹線ホームで食べるきしめんがおいしいと聞いたことがありますね。
駅そばは向かう方向によって楽しみ方があり、京都や大阪ですと油揚げののった定番のきつねうどん、関東方面(小田原ぐらいから)ではコロッケがそのまま入ったコロッケそばが珍しくて良いですね。
個人的な思い出ですと、15年以上前の名鉄名古屋駅(当時は新名古屋駅)のホーム内のそば屋の中華そばが好きでした。密かに人気が高く、売り切れることもしばしばあって今でも時々食べたいなあと思ったりします。また復活してほしいです。
ここ数週間、日曜日の「図書館だより」はほぼ告知と化していたので、今回は久しぶりに私個人の近況を書こうと思います。
先週9月8日(土)、カメラマン・鋤田正義さんのトークショー「鋤田正義 SPECIAL TALK!」に参加してきました。鋤田正義さん、という名前を聞いてもピンと来ない方も多いかと思いますが、デビッド・ボウイの「Heroes」や、YMOの「Solid State Survivor」などのアルバムジャケットや、今年カンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞した是枝裕和監督の作品スチールを手掛けていることでも知られている写真家で、昨年は鍬田さん自身のドキュメンタリー映画も公開されました。私にとっては憧れの存在です。
憧れ、といっても写真そのものだけではなく(作品も勿論大ファンですが)、その生き方、そして行動力を尊敬していて、大変影響を受けました。鋤田さんの自伝『THE SHOOT MUST GO ON』は何度も読み返しました愛読書です。そんな憧れの方のトークショー・・・。ここのところ私は非常に慌ただしく、スケジュールを考えると厳しいなぁ、とも思ったのですが、鍬田さんも御年80歳。しかも、名古屋に来てくれる事は奇跡だよね・・・と思い、参加することにしたのです。
いやぁ、本当に行ってきて良かったです。直筆サイン入りカタログが抽選に当たって購入することが出来たことも嬉しかったですが、鋤田さんご本人のお話がとても良かったです。「先生」と呼ばれるよりも「鋤田さん」って呼んでくれた方がいい、とにこやかに語りつつも、「『ものをつくる人』ならば、自分から動かなくては本当に面白いものは見付けられない、言われてやっているだけは何も探せない」という鋭い話もあり、やはり凄い人だ、と改めて思いました。
さて、ここからが本題―。トークショーから時間を遡ること数時間前のこと。トークショーが行われる場所から徒歩10分ほどの会場で、デビッド・ボウイのポートレイトを集めた「BOWIE:FACES展」が開催されており、午前中はこちらを観に行きました。小さな会場の午前中ということもあり、来場者は片手で数えるほど。おかげでゆっくり作品を鑑賞できるなぁとのんびり会場を歩いていると、関係者らしき人が急に増え・・・あれ?と思っていると、何と!鋤田さんご本人が現れたのです。関係者らしき人達の話に耳を傾けると、鋤田さんは新幹線で名古屋に到着したばかりで、そのまま会場に寄られたそう。うわー、ご本人だぁ、と思ってボンヤリ見ていると、来場者の人と気さくに話しているではないですか!私は「人見知り」とはかけ離れた性格なので、よし自分も!と思い、握手をして頂き、2ショット写真を撮って貰いました。2ショット写真、「図書館だより」で公開しても全然構わないのですが、私個人の宝物として大切にしたいと思います。鋤田さんは、柔らかな手と黒々と輝く丸い瞳の持ち主でした。そして、この人の前にはかつてボウイ本人が立ち、この瞳はボウイ本人を映した瞳なのか、と思うと鳥肌が立ちました。有難うございました、鋤田さん。これからのご活躍も応援しています。
ひとつお知らせを。14日(金)から、音楽と美術についての本を集めた「図書館文化祭」 と題したコーナーをスタートしました。今回はスペースがなくなったので、次回以降の「図書館だより」できちんと書きたいと思いますが、まずお詫びを。今回、展示原稿制作が間に合わなかったため、未完成のまま「図書館文化祭」をスタートしています。来週こそ現在空いているスペースにも展示しますので、ご容赦下さい。
さて、先週日曜9月9日(日)の奥山景布子先生の講演会整理券配布にあたっては、開館前から多くの方に並んで頂き、感謝申し上げます。気が付けば、講演会まであと1週間となりました。本当のところ、一番楽しみにしているのは私なのかもしれませんが、参加して頂く皆さんに楽しんで頂けるよう頑張りますので、当日は宜しくお願い致します。これまで敢えて触れていませんでしたが、当日は司会進行役を務めさせて頂く予定です。最近とみに滑舌が悪いので、発声練習しておいた方がよいかも。とりあえず、こんな本を借りてみました。
・『司会・幹事段取りの仕方 話し方マナー演出のコツがわかる』
・『地域活動・同窓会・サークル あいさつ・司会進行の事典』
うーん、これで上手くいくのかな??とにかく、来週の講演会は全力を尽くします。
みなさんは占いを見ますか?
私はビビりなので、占いは見ない派です。
たまに気が向いて、雑誌に載っている占いを流れで見ることはありますが、できる限り見ないようにしています。
しかし、朝、時計代わりにテレビの情報番組を流しながら朝の準備をしていると、うっかり占いを目にしてしまうことがあります。
いつもは占いがはじまると急いでチャンネルを変えたり、部屋を移動して占いを見ないようにしているのですが、先日、気づいた時にはすでに占いがはじまっていて、対処する間がなく、うっかり占いを見てしまいました・・・。
良い運勢の日だったらよかったのですが、12星座中の7位というまずまずの運勢ではあるものの、あまり良いことが書かれていなくて・・・。
うわーん、見たくなかった~!
うっかり見てしまった占いの運勢が良くない日でも、何事もなく一日が過ぎ、胸をなでおろすこともあるのですが、この日は、人の負の感情に触れることが多く、胸がざわつき、モヤモヤが残る一日でした。
直接、自分に向けられた負の感情ではないとしても、目の当たりするとやはり嫌な気持ちになるものですね。
自分も気をつけなければ、と思いました。
良い日もあれば、ツイてない日もあるのが世の常。
こんな時は好きなことをして気持ちを切り替えて、穏やかな気持ちで明日を迎えられるようにしたいです。
『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』 Jam/漫画・文 名越康文/監修 サンクチュアリ出版 159シ
『占いはなぜ当たるのですか』 鏡リュウジ/著 講談社 B148.8カ
最近密かにハマっている番組があります。
NHKさんで放送されている「びじゅチューン」という番組です!
放送時間は5分程度なのですが、絵画や銅像など世界中の美術品を歌とアニメーションで紹介する番組で、作詞・作曲・歌・アニメーションの全てを井上涼さんという方が作っているのです。
上手いとも下手ともなんとも言えない歌唱力と、妙に耳に残る曲調と、何故か目が離せないアニメーションがちょっとした中毒になる番組です。
アニメーションは基本、井上さんがその美術作品を見て感じたことをネタに制作されています。
例えば、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」だと、ツボから落ちる牛乳がドバーッ!と出ているわけではなく、そろ~…と出ていることから、この絵は何かに牛乳を注いでいる絵なのではないかと想像して、アニメーションでは「社員食堂のランチに出てくる定食全てに牛乳を注ぐ女」としてあの女性が登場します。
よくそんな発想が出てくるなあと毎回アニメーション解説の時に思います。
5分の間に、歌→歌の解説→歌(コーラス付き)→美術作品の解説という構成で、「美術がよくわからない」「なんか難しそう」「美術館とかお堅い雰囲気で入り難い」と思っている人の美術への入り口としては最適だと思います。
(す)のオススメは、「噴火する背中」「何にでも牛乳を注ぐ女」「お局のモナ・リザさん」「鳥獣戯画ジム」「ツイスト出産」「見返りすぎてほぼドリル」などなど…。
書ききれないのでこの辺でやめておきます(笑)
『和樂 2018年10・11月号』 (雑誌) (←びじゅチューンの記事が載っています)
『音楽で楽しむ名画』 (加藤 浩子∥著) (新書)
台風21号に、北海道を襲った地震。
台風が過ぎたばかりだというのに、朝起きてニュースで地震が起きたことを知って、驚きを通りこして呆然としてしまいました。
1日でも早い復興を、心よりお祈り申し上げます。
Goさんの話に乗っかりますが、この間「公衆電話の使い方を知らない世代」がニュースで取り上げられていました。
もちろんこれを特集した背景には北海道で起きた地震が関係あるのですが、“公衆電話の使い方を知らない世代”というのは、主に小学生~大学生までの若者たちのことです。
これは見ていて結構、衝撃的でした。
10円玉を入れることを知らないのはまだ想像がつきますが、中には受話器を上げずに先にダイヤルキーをめちゃくちゃに押し始める子も。
もしかして家の電話もかけたことがないのかなと思いましたが、最近は固定電話がないご家庭も増えてきているとか。
私が子供の時は連絡を取ろうと思うと、やはり相手の家電にかけるしかなかったので、なんだかジェネレーションギャップを感じます。
そういえば、テレホンカードって言っても、今の子たちには馴染みがないですよね。
昔は漫画雑誌で、巻頭カラーやセンターカラーを飾った漫画の扉絵をテレカにして、抽選で読者にプレゼントしていました。
私も子供の時、懸賞に応募したら見事に当たって大喜びしたものです。
今もテレカとしてプレゼントしているのでしょうか。
時代の流れから考慮すると別の物にかわっていそうな気がしますが……。
そもそも昔のテレカに該当するプレゼントが、今じゃ無くなっている可能性もありますね。
大阪の台風と、北海道の地震。
北海道の方は、起きたら「北海道胆振地方で震度6」の文字にびっくり。
胆振がどの辺りか分からず(ついでにそのときは読めなかった…覚えました)、小路さんはご無事だろうか……とツイッターを見ていたら、見事に今お住まいの辺りでさらにびっくりするものの、「無事です」の書き込みもあってほっとしました。
原稿をされていて、布団に入ってから1時間も経ってなかったとのこと……あぁ……
どちらも1日も早く、皆さんが日常の生活に戻れますように。
…などと書いていたら、昨日で東海豪雨から丸18年でしたね。
当時は学生で、次第に激しくなる雨に不安になりつつ、翌日に控えた文化祭のためにクラス出展の準備をしていました。
朝起きてみれば、新川が決壊し、名鉄も止まり、文化祭開会式に集まった生徒は全体の半数くらい。
高校生活の中で、一番印象に残る出来事でした。
決壊した堤防や新川・枇杷島駅の復旧に時間がかかった記憶があります。
昨日 (Go)さんも書いていましたが、本当に復旧作業に当たっている方々には感謝感謝です。
改めて、1日も早く皆さんが日常の生活に戻れますように……
『自然に学び、自然に備える(近年の豪雨災害記録集・2012)』
『忘れない、東海豪雨(東海豪雨から10年)』
『思いがひとつに(2000・9・11 東海豪雨ボランティア活動の記録)』