「追悼 緒方貞子さん」をコーナー6に追加

緒方貞子さんが2019年10月22日に92歳で亡くなられました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

追悼といたしまして、現在展開中「手のしごと」内のコーナー6に、緒方貞子さんの著作を集めました。どうぞご覧ください。

緒方貞子

1927年、東京都生まれ。
聖心女子大学を卒業後、米国ジョージタウン大学で国際関係論修士号、カリフォルニア大学バークリー校で政治学博士号を取得。76年に日本人女性として初の国連公使となり、国連人権委員会日本政府代表などを歴任。91年1月、女性として初めて国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のトップに就任し、2000年まで務めた。約8年半の在任中、現場重視の立場から40カ国以上に出張し、職員も積極的に派遣した。
イラクでクルド人支援に取り組み、トルコとの国境周辺にとどまる大勢の国内避難民の支援を決断。国外に逃れた難民を直接の支援対象としていた従来のUNHCRの枠組みを変えるきっかけとなった。民族対立による内戦が続いたボスニア・ヘルツェゴビナや、民族虐殺が起きたルワンダで、人命を救うための支援に力を尽くした。
国家中心の安全保障に代わり、紛争や貧困など、あらゆる脅威から人々の生存や尊厳を守る「人間の安全保障」の概念を提唱。12年の国連総会では「人間の安全保障」を重視する決議が全会一致で採択された。03年に文化勲章を受章。曾祖父は犬養毅元首相。10月22日、92歳で死去。

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