「祝・国際アンデルセン賞 角野栄子さん」をコーナー7に追加

角野栄子さん 国際アンデルセン賞を受賞

祝・国際アンデルセン賞 角野栄子さん

今年の国際アンデルセン賞に、角野栄子さんが選ばれました。

現在「3月の本」展開中の入口側コーナー7に、角野栄子さんの著作を集めました。
どうぞご覧ください。

国際アンデルセン賞とは

国際アンデルセン賞は、「児童文学への永続的な寄与」に対する表彰として贈られる国際的な賞。「小さなノーベル賞」とも呼ばれるほどの影響力を持つ。
国際アンデルセン賞には「画家賞」と、角野さんが受賞した「作家賞」の2部門がある。

角野栄子

1935年東京都生まれ。ブラジル滞在の体験を基に書いた『ルイジンニョ少年』で70年に作家デビューし、絵本や童話を数多く執筆。
85年の『魔女の宅急便』は、少女キキがひとり立ちの旅に出かけ、ほうきで空を飛ぶ魔法を使って見知らぬ町で成長していく物語。89年には宮崎駿監督がアニメ映画化して大ヒットした。他の代表作には「アッチコッチソッチの小さなおばけシリーズ」など。国際アンデルセン賞は2年に1度、長年にわたり子どもの本に貢献してきた作家と画家に贈られる「児童文学のノーベル賞」。日本人の作家賞受賞は、まど・みちおさん、上橋菜穂子さんに次ぎ3人目。画家賞を含めると5人目となる。選考委員会は、授賞理由として作品について「親しみやすく、人生を肯定している」などと評価した。

角野栄子さんの会見より

受賞をうけての言葉

私は自分の持っている言葉を、目に見えるような形で表現したい、といつも思ってきました。私が楽しい気持ちで書けば、読む人に伝わるんだ、という確信をだんだんと持てるようになり、それが支えでした。外国の方たちに伝わったことも、すごくうれしいです。

子どもに伝えたいことは?

それをストレートに書いたり、言ったりしてしまったら、読む自由を奪う。言葉を、風景の中に溶かし込みたい。読書は勉強でもなく、強制されるものでもない。私が書いたものでも、読んだ時からその方の物語に変わり、読んだ人の力と相まって広がっていくのが物語の素晴らしいところです。

読書をしない子どもが多い現状へのアドバイス

大人が一生懸命に本を読んでいたら、子どもは「何を読んでいるの」と聞く。「すごく面白い本だからあなたには見せられない」と言えば、子どもは本を読むようになります。

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