コーナー7「9月の本」

そろそろ夏も終わりです。「9月に関する本」を集めました

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入口ゲート付近のコーナー7では、9月に関する本を集めた「9月の本」を展開しています。
今後、毎月ごと季節に合った本を紹介していく予定です。

  • お米

    秋は実りの季節。果物やきのこ類、サツマイモなどの根菜類のほか、新米がお店に並び始める季節です。稲作農家は、少しでも品質のよいお米をたくさん作るために稲の世話はもちろん、田んぼの整備や水の管理などにも注意を払います。「コシヒカリ」や「あきたこまち」をはじめ、日本には正式に品種登録されているだけでも500種以上のお米があるそうです。
    お米は、日本人の食卓になくてはならないもの。「いただきます」と「ごちそうさま」の言葉を忘れずに、感謝の気持ちを持ってご飯をいただきましょう。

  • 防災

    9月1日は「防災の日」です。1923(大正12)年のこの日、関東大震災が起きたことから1960(昭和35)年に定められ、毎年各地で災害に備えて訓練を行っています。
    もともと9月1日は、立春から数えて210日目にあたる「二百十日」にあたり、昔から台風がよく上陸するとされていました。1959(昭和34)年の9月に発生した伊勢湾台風は、東海地方を中心に高潮、暴風、河川の氾濫などで死者4697名、行方不明者401名という甚大な被害を出しました。これは、日本の台風による死者・行方不明者では過去最大の被害です。

  • 宝くじ

    9月2日は「宝くじの日」です。「く・じ」の語呂合わせで、1967(昭和42)年に第一勧業銀行(現・みずほ銀行)が9月2日を「宝くじの日」と制定しました。以来、毎年この日にちなみ、手元の宝くじ券が当選していないか、宝くじ当せん金の引き換え漏れがないかの再確認を呼びかけています。
    また、毎年「宝くじの日」には「宝くじの日・お楽しみ抽せん」として過去1年間の宝くじハズレ券を対象に、もう一度抽せんを行うハズレ券の敗者復活戦が行われます。ただし、「お楽しみ抽せん」で貰えるのは現金ではなくて景品です。とはいえ、お米や電化製品など実用的なものから選ぶことができるので、皆さんも宝くじを買ったら外れても1年間は保管することをオススメします。

  • 古墳

    1985(昭和60)年9月25日、奈良県斑鳩町の法隆寺西南約350mにある藤ノ木古墳で「横穴式石室」と、全面朱塗りの「家形石棺」が発見されたことから、9月25日は「藤ノ木古墳記念日」とされています。藤ノ木古墳は、奈良県生駒郡斑鳩町にある円形の古墳(円墳)であり、未盗掘で埋葬当時の姿がほぼそのまま残っていたため、当時の埋葬儀礼を解明する上で貴重な資料となりました。
    ところで、「埴輪(はにわ)」と「土偶」の違い、皆さんはご存知でしょうか?「土偶」は縄文時代に作られた用途が解明されていない土製品であるのに対し、「埴輪」は古墳に並べるために作られた土製の焼き物。使用された時代も、目的もまるで違うものだそう。“はに丸とひんべえ”は古墳時代の生まれということになりますね。

  • ブラジル

    9月7日は「ブラジル独立記念日」です。
    1822年のこの日、初代ブラジル皇帝・ペドロ1世が宗主国ポルトガルからの独立を宣言しました。この独立宣言はペドロ1世がサンパウロ・イピランガの丘で剣を天にかざして「独立か死か!」と叫んだ劇的な宣言で、「イピランガの叫び」と呼ばれています。
    「イピランガの叫び」は絵画になっているほか、ブラジル国歌の冒頭でも「♪ 静かなるイピランガの岸辺は開いた」と歌われています。このブラジル国歌は、2014年のサッカー・ワールドカップで約1分間の伴奏が終わっても選手・サポーターがアカペラで高らかに歌い上げたことでも話題となりました。

  • 9月6日は「黒の日」です。「く(9)ろ(6)」=「黒」の語呂合わせから「黒染めの日」として、1989年に京都市黒染工業組合が制定しました。黒紋服や黒留袖の普及を図ることを目的として、伝統染色の黒染めをPRする日となっています。近年では「黒」を拡大解釈する流れが進み、食品・流通業界では「黒いものを食べて元気になろう」というキャンペーンが行われるほか、色黒で有名な歌手の松崎しげるさんが「黒フェス」と題した「白黒歌合戦」を行うそうです。
    図書館でも食品・流通業界にならって、「黒」にちなんだ本を並べて「黒い本を読んで楽しもう」というキャンペーンをちょっぴり実施してみます。気軽に楽しんで頂ければ、と思います。

  • 万年筆

    1809年9月23日、イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが万年筆の元となるペンを発明して特許を取得したことから、9月23日は「万年筆の日」とされています。
    それまで使用されていた羽根ペンは書くたびにインク瓶からインクをつけて書かなくてはならなかったため、ペンにインクを溜めておける「万年筆」の登場は画期的なもので、「Fountain pen(=泉のペン)」などと呼ばれました。
    普段はパソコンに向かって原稿を書くことが多い現在ですが、万年筆を格好良く使いこなす大人には、やはり憧れますね。

  • 動物愛護

    9月20日から9月26日は「動物愛護週間」です。「動物愛護週間」は、国民の間に広く動物の愛護と適正な飼養についての理解と関心を深めてもらうため、動物の愛護及び管理に関する法律(いわゆる動物愛護法)によって定められたものです。
    犬や猫などのペットがいる生活は、私たちの暮らしに潤いや楽しみをもたらします。しかし、ペットを飼うということは「命を預かる」ということでもあり、大きな責任を伴います。この機会に、人と動物が仲良く暮らすためにはどうしたら良いのか、あらためて考えてみてはいかがでしょうか。すべての「命」に対して、優しくありたいものです。

  • 敬老の日

    「敬老の日」は、1965年に「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」として法律で定められました。私たちよりも遥かに長い時間を生きて多くの経験をしてきたお年寄りからは、たくさんのことを学ぶことができます。
    もともと「敬老の日」は、聖徳太子が身寄りのないお年寄りや病人の世話をする「悲田院(ひでんいん)」を建てた日と伝えられる9月15日でしたが、2001年の「祝日法改正」によって現在では9月の第3月曜日となっています。今年は9月17日が「敬老の日」となります。

  • 旧暦の8月15日前後の満月の夜を「十五夜」といい、今年は9月24日にあたります。「十五夜」は一年で最も月が綺麗な夜とされ、お供えものをして月を眺める「お月見」をする風習があります。旧暦の8月15日はちょうど秋の真ん中にあたるので、十五夜の月は「中秋の名月」ともいわれます。
    月見の風習は中国から伝わったもので、奈良時代や平安時代には貴族の間で音楽を演奏したり、歌を詠んだりして、お月見が華やかに行われていました。

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