コーナー7「6月の本」

「6月に関する本」を集めました

「6月の本」コーナー全体 「6月の本」コーナー掲示 「6月の本」コーナーの本

入口ゲート付近のコーナー7では、6月に関する本を集めた「6月の本」を展開しています。
今後、毎月ごと季節に合った本を紹介していく予定です。

  • 結婚式

    「6月に結婚した花嫁は幸せになれる」という言い伝えを、「ジューンブライド(June Bride)」といいます。意味や由来については諸説ありますが、ギリシャ神話に登場する神主ゼウスの妃で結婚や出産を司る女神「ユノ(Juno)」が守護する月が6月であることから、この月に結婚すると生涯幸せに暮らせるといわれています。
    また、ヨーロッパの6月は日本とは違って雨が少なく、まるでユノが結婚を祝福してくれているように感じられるので、この言い伝えが広まったという説もあります。

  • 梅しごと

    「梅雨」の語源には「ウメの実が熟す時期に降る雨」という説もあるそうです。
    さて、梅雨の到来とともに、今年も「梅しごと」の季節がはじまります。スーパーなどに青梅が並ぶこの時期に、ぜひチャレンジして頂きたいのが自家製の梅干や梅酒、梅シロップ作り。丁寧に作れば長期保存ができ、さらに漬けるほど美味しくなっていくのが「梅しごと」の醍醐味です。梅の爽やかな香りに包まれながらの「梅しごと」、一度体験してみてはいかがでしょう。梅雨の季節も楽しみになるかもしれません。

  • 6月の第3日曜日は「父の日」。今年は6月17日に当たります。
    「父の日」は、いつも仕事を頑張っているお父さんに感謝する日ですが、その由来は1909年にアメリカのドット夫人が、自分たち6人の子どもを男手一つで育ててくれた父親のために牧師に礼拝をしてもらったことが始まりとされています。
    また、ドット夫人が父親のお墓に白いバラをそなえたことから、父の日にはバラの花を贈る習慣が生まれたそうです。
    5月の「母の日」に比べると、今ひとつ認知度の低い「父の日」ですが、普段はなかなか言えない感謝の気持ちを、お父さんに伝えるきっかけにしてみてはいかがでしょう。

  • 衣替え

    衣替えは、中国で旧暦の4月1日と10月1日に夏服と冬服を入れ替えていたことから始まった習慣です。日本には平安時代に伝わりました。最初は貴族だけの習慣で年2回、夏と冬に替えるだけでしたが、江戸時代には年4回になり、季節ごとに着るものも細かく決まっていました。明治維新後に旧暦から新暦になり、それに合わせて夏服は6月1日~9月30日、冬服が10月1日~5月31日となり、6月1日と10月1日が衣替えとなりました。
    学校や官公庁、制服のある会社などは、現在もこの日をめどに衣替えを行っていますが、近年は「クールビズ」の推進によって、衣替えの時期も少しずつ早くなっているようです。

  • アインシュタイン

    1905年6月30日、アインシュタインはドイツの物理雑誌に「特殊相対性理論」を発表しました。当時のタイトルは「動いている物体の電気力学」。「特殊相対性理論」とは、光の速さを基準にして時間を定義したもので、光速に近づくと時間の流れが遅くなるといった、時間や空間が伸びたり縮んだりすることを発見しました。アインシュタインのこの発見は、その後の物理学の世界に大きな影響を与えました。
    ところで、「物理」という言葉を聞くと身構えてしまう人も多いかと思いますが、アインシュタインは数多くの名言を残していることでも知られています。「失敗したことがない人間は、挑戦をしたことのない人間である」という言葉や「誰かのために生きることにのみ、生きる価値がある」などの言葉は、今を生きる私たちの心にも響きます。

  • ビートルズ

    1966年6月29日、イギリスのロックグループ・ビートルズ(The Beatles)が来日しました。到着は28日夕方の予定でしたが、台風で飛行機が11時間ほど遅れ、29日の午前3時半ごろに到着しました。
    当時、柔道や剣道など日本古来の武道の競技場である日本武道館でロックコンサートを行うことは批判されていましたが、記者会見で尋ねられると、ポール・マッカートニーは「もし、日本の武道団がイギリスの王立劇場に出演しても、それがイギリスの伝統を汚すことにはならないと思う。私たちもあなた方と同じように伝統を重んじる。」と返したそうです。
    昨年放送されたNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」では、ビートルズ来日のエピソードが取り上げられました。初来日から50年以上経ちましたが、ビートルズは今も輝くスターです。

  • 火山

    1991年6月3日、長崎県島原市の雲仙普賢岳で、大規模な火砕流が発生しました。当時、避難地区を守っていた消防団員や警察官、新聞記者などが火砕流に巻き込まれ、死者・行方不明者43人の被害が出ました。その後も噴火は続き、終息宣言が出たのは1996年のことでした。また、同年6月9日には、フィリピンで20世紀最大の火山噴火といわれる「ピナツボ火山噴火」が発生し、大量の火山灰のために世界中の太陽の日射量が長期間にわたり減少したそうです。
    火山噴火は、地震や台風と並んで大変な被害をもたらす自然災害ですが、火山は温泉や地熱発電など、生活に恵みをもたらす存在でもあります。この機会に「火山」について考えてみてはいかがでしょうか。

  • 牛乳

    6月1日は、食糧危機対策として牛乳の資源に注目した国連食糧農業機関(FAO)が提唱した「牛乳の日(World Milk Day)」です。
    世界の人口は2050年には90億人に達すると予測されており、世界の人々が生きていくためには食糧生産量を増やす必要があります。そこで、FAOは厳しい気候・環境でも生産でき、栄養豊富な牛乳に着目。牛乳という資源の重要性と、世界が抱える食糧問題へ意識を向けることを目的に「牛乳の日」を設立しました。協賛国は年々増えており、2016年には世界40カ国以上の国が「ミルクレース」や「ミルクメイト総選挙」など「牛乳の日」にちなんだイベントを行っているほか、今年は世界中で「ミルクで乾杯!」している写真をSNSに投稿することで、「牛乳の日」を盛り上げる企画も行われているそうです。

  • 6月10日は時の記念日です。日本最古の歴史書『日本書紀』には、西暦671年に天智天皇が唐から伝えられたという漏刻(ろうこく、水時計)を建造し、その漏刻で「時の奏(太鼓や鐘を打って時をしらせること)」を行ったとあります。この日が、現在の太陽暦に直すと6月10日だったことから、時の記念日が定められました。
    英語でも「Time is Money」ということわざがあるように、時間とは誰にとっても大切なもの。時の記念日をきっかけに、大切な時間についても考えてみてはいかがでしょうか。「時」がテーマとなっている小説も合わせて紹介します。

  • 暦のうえで梅雨がはじまる日を「入梅」といい、今年は6月11日にあたります。農作業をする上で、雨期を知ることはとても重要なことなので、江戸時代に暦の上で目安として「入梅」が設けられました。
    この時期になると細かい雨が降り、空気が湿ってじめじめとした天気が続きます。しかし、梅雨の雨は恵みの雨―、これから作物がすくすく育っていくためには、必要なものです。

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