「11月に関する本」を集めました
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紅葉と木の実
「ふた葉三葉(みば) ちりて日くるる 紅葉かな」、 静かな晩秋の夕暮れを詠んだ与謝蕪村の俳句です。秋が深まってくると、カエデやイチョウの葉が赤や黄色に色づき、山だけでなく町並みも鮮やかな紅葉に包まれ、私たちを楽しませてくれます。やがて、葉は枯れ落ちて土となって木を育てるー、こうして木の生命は巡っていきます。
- 『日本紅葉の名所100選』 主婦の友社
- 『木の実の呼び名事典 散歩で見かける』 亀田 龍吉
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姿勢
人と接するよりも、パソコンやスマホと接する時間が長いという方も多いからでしょうか?ここ数年、「姿勢」についての本が多く出版され、人気を集めています。数字の「1」が背筋を伸ばした「いい姿勢」に見えることから11月1日は「いい姿勢の日」。肩こりや腰痛の予防というだけでなく、姿勢が良い人ってステキだな、と思いませんか?
- 『じんわり10秒楽押しストレッチ』 谷 幸江
- 『骨格百科-スケルトン- その凄い形と機能』 アンドリュー カーク
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イヌ
さて、クイズです。日本で犬の鳴き声といえば「ワンワン」ですが、アメリカでは?……答えは「バウワウ(bowwow)」。これは簡単ですね。続いて第2問。「ワンワンワン」の語呂合わせから、日本では11月1日が「犬の日」ですが、アメリカでは?……答えは8月26日。犬への感謝を捧げる「National Dog Day」ですが、語呂合わせは全くありません。
- 『しばいぬ 世界一かわいいニッポンの犬』 岩合 光昭
- 『駄犬道中おかげ参り』 土橋 章宏
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古典
『紫式部日記』の寛弘5年11月1日の記述に『源氏物語』についての最初の記述があったことから、この日は「古典の日」です。「源氏物語千年紀」にあたった2008年に、瀬戸内寂聴さんらの呼びかけで制定されました。古典は文法を学ぶものではなく、古を生きた人々の心を感じるもの。そう、昔の人も私たちと同じく、悩みながら生きています。
- 『平安ガールフレンズ』 酒井 順子
- 『源平六花撰』 奥山 景布子
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色
晴れた日に見上げれば空は「青」、公園の木々はまぶしい「緑」、夕焼けは燃えるような「オレンジ」と、私たちは多くの「色」に包まれて暮らしています。「いい(11)いろ(16)」の語呂合わせから、11月16日は「いい色の日」。「色」にまつわる本を読んで、あなたの好きな色を探してみてはいかがでしょうか。
- 『世界の美しい色の建築』 大田 省一
- 『COLORS』 藤田 宜永, 宮下 奈都
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将棋
江戸時代、御城(おしろ)将棋が11月17日に行われていたことに由来して、この日は「将棋の日」です。御城将棋とは、江戸城において将軍の御前で年一回行われた対局のこと。近年の研究によると、江戸中期以降は対局時間を短縮するため事前に対局を済ませ、当日は盤上に駒を並べ直すためだけの「儀式」と化していたそうです。少しガッカリ?
- 『盤上に散る』 塩田 武士
- 『幸福の一手 いつもよろこびはすぐそばに』 加藤 一二三
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鍋
今年の「立冬」は11月8日です。「立冬」は二十四節気の一つで、暦の上ではこの日から「立春」の前日までが冬となります。さて、寒くなると恋しくなるのが、「鍋」。立冬の前日、11月7日は「いい(11)な(7)べ」の語呂合わせから「鍋の日」です。「鍋」を囲めば、身体も心も温まります。フウフウしてから、召し上がれ。
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夫婦
11月22日は「いい(11)ふうふ(22)」の語呂合わせから、「いい夫婦」の日です。夫婦ボウリング大会や川柳コンテストなどのイベントが開催されるほか、毎年「パートナー・オブ・ザ・イヤー」が選出されています。図書館では、今回さまざまな「夫婦」が描かれている本を集めてみましたが、「いい夫婦」って難しい言葉なんですね!
- 『かわいい夫』 山崎 ナオコーラ
- 『なにもできない夫が、妻を亡くしたら』 野村 克也