大正~昭和前期、津島地域には多くのローカル新聞社が設立されており、その数は判明しているだけで35社に達しました。これらの地元新聞には全国紙や大手地方紙にはない地域の情報や話題が凝縮されており、近現代の海部・津島地域を知る上で貴重な郷土資料となっています。
これらの地元新聞はほぼ全て散逸したと思われていましたが、近年、津島市・愛西市の古民家で発見が相次ぎました。このため、津島市立図書館では地元新聞各紙を借り受け、すでに所蔵していた資料と一括し、『地方新聞集成海部・津島』を刊行しました。
第1輯では9紙を収録しています。
内容構成 | 時期:収集号数 |
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1:尾西タイムス | 大正中期:13号 |
2:尾陽新報 | 大正中期:14号 |
3:尾州実業字新聞 | 大正中期:3号 |
4:大日本新聞 | 大正中期:6号 |
5:津島新聞 | 大正中期:7号 |
6:関西新聞 | 大正後期:2号 |
7:愛知時事新聞 | 昭和前期:200号 |
8:東海民衆新聞 | 昭和前期:1号 |
9:ふるさとアサヒ | 昭和末期:23号 |
附:地方新聞関係資料 | 13点 |
- 掲載新聞:9紙
- ページ数:606ページ
- サイズ:A3版
- 発行日:平成25年(2013)3月15日
- 監修:園田俊介
- 発行:津島市立図書館、(社)津島法人会津島支部