長いと思っていた8月も終わり、9月になりました。日中の日差しは厳しいですが、朝晩は少し肌寒く思う日もあります。というわけで、コーナー7「8月の本」は終了し、「9月の本」がスタートしました。
月替わりのコーナーについては、実はこれまでほとんど悩むことなく作ることが出来ていたのですが、「9月の本」は何を取り上げるのか、かなり迷いました。「月」、「敬老の日」、「お米」、あたりはすんなりと決まったのですが、その続きがなかなか浮かびません。うーん、9月ねぇ・・・、と頭を悩ませる日々が続いてしまい、20日過ぎに焦ることになってしまいました。9月以降は前倒しで作業を進めなくては、と反省しきりです。ここのところ、体調が今ひとつなこともありスランプ気味ですが、「本で旅する。」の次のコーナーについても考えつつ、責任を持って前向きに作業を進めていこうと思います。
さて、「9月の本」では、9月24日(日)「東日本大震災 被災と復興の教訓」講演会と写真展(~10月1日)が開催されるため、「東日本大震災」や「防災」の本も紹介しています。講師の木下重喜氏の著作
・『東日本大震災 被災と復興と 岩手県気仙地域からの報告』
・『東日本大震災住田町の後方支援 小さな町の大きな挑戦・木造仮設住宅を造った町』
も紹介していますので、是非ご覧ください。
ところで、8月31日にサッカー日本代表、ロシアW杯出場が決まりましたね!これまでW杯予選では一度も勝てなかったオーストラリア相手の2-0の完封勝利、嬉しいことです。8月31日という日付も相まって、夏休みの宿題が終わったような達成感を感じています。気は早いですが、来年6月に誰がロシアのピッチに立っているのか、ワクワクしながら見守りたいと思います。
先日新聞を読んでいた時に、書店が地域に一つもない「書店ゼロ自治体」が増えているという記事が目に留まりました。今や全国の自治体・行政区の2割強が「書店ゼロ」になっているそうです。
考えてみると、私が子どもの頃には自転車で行ける範囲に小さな書店がいくつかありました。津島神社の横にあった図書館旧館もよく利用しましたが、いつも図書館の帰りには途中にあった書店にも寄っていた記憶があります。
子ども一人が自転車で移動ができる範囲に、図書館と書店があったなんて「幸せな子ども」だったんだなぁ、と大人になった今改めて実感しています。「これ」という目的を決めずに、一人でぼんやりと背表紙を眺めていた時間・・・。あの時間は戻ってこないけれど、宝物だったと思います。本を読めば、どこへでも、どの時代へも行くことが出来たし、たくさんの人と出会うことも出来ました。知らない世界への入口は、やはり本だったように思います。その「入口」が減っているかと思うと、とても寂しく思います。
さて、「本で旅する。」のコーナーがスタートして早くも2週間が経ちました。沢山の方にご利用頂いて、非常に嬉しく思っています。後からコツコツと補充した本も含めて、現在430冊ほどが並んでいます。皆さんと本の出会いがありますよう、心から願っております。
ところで、先週の図書館だよりで書いた本田圭佑選手!見事にメキシコリーグ・デビュー戦でゴールを決めました。「図書館だより」で書いた選手が活躍するなら、これから毎回書いてみようかな、と思ってしまいました。8月31日の代表戦が楽しみです。
では、前回と前々回の図書館だよりで予告したように、サッカー界の移籍ラッシュについてお話します。2週間も書き逃していたら、何と新シーズンが開幕してしまいました!時すでに遅し、という気もしますが、今シーズンの最大のサプライズはやはりネイマール選手のパリSG移籍。その移籍金は、過去最高額の2倍以上に相当する2億2200万ユーロ、日本円で約290億円!モノすごい金額となっています。開幕戦で見事にゴールを決めたネイマールは、これから自分の価値を証明し続けることができるのか、楽しみにしたいと思います。
ところで、この移籍金。サッカーに詳しくない人は、ネイマール選手が凄い大金を手にした、と思うようですが、実は選手の取り分はゼロ。選手に支払われるのではなく、移籍元のクラブ及び、その選手を育成したクラブに支払われるお金なので、移籍金というより、違約金に近いものです。また欧州サッカー界では、移籍期間が年に2回設けられていて、原則として夏の3ヶ月、冬の1ヶ月の決められた期間に選手は移籍します。移籍市場はクローズする寸前まで激しく動くので、今年も8月31日の期限までサッカーファンはやきもきする毎日を過ごします。
さて話を戻して、バルセロナのファンではない私ですが、ネイマール選手が移籍するとは思っていませんでした。しかし、よく考えてみるとメッシがいる限り、ネイマールはずっと「10番」付けられないのですね。とはいえ、バルササポでもない私から見ても、メッシ・スアレス・ネイマールのどこからでも点が取れて凄いチームだなぁ、と思っていたので、もう観られないかと思うと少し寂しいです。先日バルセロナでテロがあり、心配なことも多々ありますが、見ごたえのある良いシーズンとなりますように。重ねて、テロで亡くなった方の冥福をお祈り申し上げます。
ところで、新シーズンはW杯イヤーに当たるため、日本代表の選手はあまり動かない中で本田圭佑選手がメキシコリーグ・パチューカに移籍しました。メキシコリーグといえば、気になるのが標高の高さ。ほとんどのチームが1500m以上の高地を拠点としており、外国から移籍してきた選手にとって高地への順応が大きな課題となっています。名古屋グランパスに18歳で入団した会見をリアルタイムで観た私としては、今は肉離れで離脱しているものの、立派に活躍する姿を期待しています。8月31日は日本代表の大切な試合もありますし、これからの季節はサッカー観戦をしっかり楽しみたいと思っています。そのためには、仕事を頑張って進めて時間を作らなくては!
皆さん、見ていたただいたでしょうか?本日、図書館ホームページ内で更新された「サラメシ舞台裏日誌特別編・その後の物語」!!7月23日(日)に最終回となった「舞台裏日誌」ですが、その後について報告するため、久しぶりに日誌を書いてみました。「図書館だより」と合わせて楽しんで頂ければ幸いです。
さて、先週の11日(金)に、新コーナー「本で旅する。」がスタートしました。旅にまつわる本を、ガイドブック、エッセイや紀行文、小説、写真集、ノンフィクションなど、あらゆるジャンルから集めて並べています。今回の展示は、先月放送された「サラメシ」でも紹介して頂きましたが、旅についての本を探している17人の質問に答える形で展示しています。新たな試みですが、楽しんで頂けると幸いです。また、展示を見た方のご意見・ご感想、ご質問などもお待ちしております。
「本で旅する。」の原稿を書いている時に、「旅」と「本」には、日常から離れて「ここではないどこか」へ連れていってくれるという共通点があることに、ふと気づきました。「日常」ももちろん大切ですし、かけがえのないものだと思っていますが、「旅」も「本」も、まだ見たことのない世界を見せてくれる存在であり、だから私にとって必要であり大切なのかな、と思います。実際には、なかなか思うようには旅に出られませんが、せめて本の世界では自由を満喫したいと思う毎日です。
おっと、コーナーについて書いていたら、前回の図書館だよりで予告したサッカー界の移籍ラッシュについて書くスペースがなくなってしまいました。というわけで、来週こそ必ず書きますので、少しだけお待ち下さい。
この「図書館だより」を書いている時点では、まだ分からないことなのですが、今頃は台風5号がこの地域に近づいているのでしょうか?8月の台風は、秋の台風と異なり進路の予想が立てにくく、気象予報士泣かせだと新聞で読みました。九州地方の豪雨のニュースなどを聞くと、これ以上の災いをもたらすことなく、どうか穏やかに過ぎていってほしいと天に祈るばかりです。
さて、図書館ホームページにも紹介されていますが、8月になりましたので、コーナー7は「8月の本」に替わりました。昆虫採集や高校野球、キャンプや冷たいおやつ、そして平和を考える本などを紹介しています。月替わりコーナーでは、どんなテーマを取り上げるか、そしてどう紹介するか、毎月試行錯誤を繰り返しています。9月はどんなテーマを取り上げようかなぁ。そろそろ考えなくてはいけません。
もうひとつお知らせを。コーナー8「サラホン」間もなく終了します。たくさんの思い出が詰まったこのコーナーですが、いよいよお別れの日が近づいてきました。というわけで、現在「サラホン」コーナー終了に向けた準備と、次回コーナーを出す準備で慌ただしくしております。
コーナー終了に向けた準備って何?・・・と皆さん思われるかもしれませんが、現在420冊ほどの本が並んでいるコーナーの本のデータを戻して、元の棚に配架しなくてはいけません。私も沢山の本を並べた記憶はあったのですが、420冊も出していたとは!スケジュールを組んで、段取り良くコーナーが終了できるようにしたいと考えています。
次回コーナーは、8月11日(金)に登場する予定です。コーナーを作る時に、いつも目指していることが、言葉で表現するのは難しいのですが、あたたかいものを作りたいということ。難しいこと、理屈は抜きにして、皆さんに気軽にコーナーを覗いて頂いて、本を楽しんで下さるようなコーナーを作ることを目指して、〆切ギリギリまで粘りたいと思っています。
今回の図書館だよりは、お知らせばかりとなってしまいました。来週は、サッカー界の移籍ラッシュについて、お話できたらと思います。
まず、「サラメシ」取材裏話は、先週無事に最終回を迎えましたので、この「図書館だより」の場をお借りして、沢山の方々にお声を掛けて頂いたお礼を申し上げます。これからも、カウンターなどで見かけたら、遠慮なさらずに気軽に話しかけて下さい。ご要望やご意見もお待ちしております。現在、「サラホン」の後のコーナーの準備真っ只中です。少しでも良いものにしたい、と努力しておりますので、8月上旬の新コーナー「本で旅する。」もよろしくお願いします。
では、別のお話を。趣味で美術館巡りをしていると、つい買ってしまうものが2つあります。
その一つが、クリアファイル。記念になるもので嵩張らないものを・・・、とミュージアムショップを見ていると、いつも目にとまるのがクリアファイル。まぁ、いくつあっても邪魔になるものじゃないし、と購入。その結果、自宅にはクリアファイルのストックが何十枚も。仕事用に使えばいいのですが、何だかもったいなくて使えないので、貯まる一方。確かに、いくつあっても収納の邪魔にはならないのですが、そろそろ使うようにしないと。逆にもったいない話になってしまいそう。
もう一つ、つい買ってしまうものがあり、こちらは嵩張るもの。図録です。今から2ヵ月ほど前に徳川美術館へ行った時にも、図録のセールをやっていたので、何気なく売り場を見ていると、ふと目にとまったのが『美術に見る日本のスポーツ』。パラパラとめくると、蹴鞠をする貴族とそれを観ている人の顔が良いのです。50%オフというセール価格もあり、買って帰ったのですが、バス・電車の中で重いこと。そして、自宅の本棚に収まらない微妙なサイズ、さらにブックエンドなどの支えがあっても倒れてくるソフトカバーの製本。
図録やライブのパンフ、写真集等は、どのように本棚に並べるのがいいのでしょうか?今のところ、横置きしているのですが、本棚からはみ出るし、いざ見ようと思った時に、探しにくくて困っています。図書館の閉架書庫のようなスペースもないし、どうしたものやら。
18日(火)、ついに「サラメシ」が放送されましたね。先週もお知らせしたのですが、「サラメシ」については、津島市立図書館ホームページの「『サラメシ』取材裏話」で、私(き)が、詳しく日誌を書いていますので、こちらをご覧下さい。また、この場もお借りして、沢山の方に放送を見て頂いたことを、深く感謝申し上げます。
というわけで、この図書館だよりでは「サラメシ」以外の話を。
今を遡ること2週間ほど前、「『サラメシ』取材裏話」にも少し書きましたが、「大エルミタージュ美術館展」を観に行ってきました。そうです、館長やKさんからのメールや電話の着信に全く気付かないで過ごしていた休日のことです。
今回の展示は、17世紀のバロック時代と18世紀のロココ時代の作品を中心となっているそうですが、私のお目当ては、レンブラントの「運命を悟るハマン」。旧約聖書の「エステル記」から、古代ペルシャ帝国の大臣ハマンが死刑宣告された場面を切り取った絵。権力を極めた人生が暗転する瞬間が、しぐさや表情から劇的に表現されている・・・、という説明はともかく、大変に感動しました。絶望に直面した瞬間の人間の顔を、はじめてじっくりと観たように思います。近くで観ると、唇がうっすら開かれていることに気付いて、ドキドキしました。やはり、絵は本物を観なくては、と強く思います。
美術館巡りやサッカー観戦、読書とヨガに洋楽鑑賞にウォーキングと水泳・・・など、一見脈絡のない私の趣味の共通点は「無心になれること」かもしれません。そんなことを以前友人に話したら、「どれだけ普段は雑念あるの?」と言われてしまいましたが。それはともかく、これからも「無心になれる」瞬間を探して、あちこち出掛けたいと考えています。
さて、いよいよ放送まで1週間を切った「サラメシ」ですが、
「津島市立図書館ホームページ」→「新着情報」→「『サラメシ』取材裏話」で、私(き)が撮影の舞台裏について日誌を書いています。「図書館だより」のスペースでは載せきれない裏話をじっくりと書いていますので、興味のある方は是非こちらも覗いてみて下さい。今後も随時更新する予定です。
というわけで、この図書館だよりでは「サラメシ」以外の話を。
ここのところ不安定な天候が続いていますね。少し前まで太陽がサンサンと照っていたかと思えば、突然の雷雨。落ち着かない天気が続いています。
そんな不安定な天候が続く中、先週の7月12日にパロマ瑞穂スタジアムで行われていた天皇杯3回戦、私の応援する名古屋グランパス対八戸戦では、名古屋が1-0でリードしていた後半20分に雷雨のため試合が中断されて、そのまま中止となりました。おや、この試合の結果はどうなるんだろ?と思っていたところ、8月2日に得点や交代枠などもそのまま、後半20分の時点から再開されることが決まったそうです。
えーと、後半20分からということは、残り25分くらい。え、25分だけ試合やるんだ!でも、ある意味とても貴重な観戦体験が出来るのかも。とはいえ、選手も監督もやりにくそうですね。残念ながら、私は仕事のため、パロマ瑞穂スタジアムには行けませんが、出来れば生で観戦して応援したかったなぁ~。貴重な観戦体験を逃してしまうなんて、とても残念です。
欧州リーグでは、プレシーズンマッチが盛んに行われているこの季節。昨夜は、ドルトムント対浦和レッズ戦がテレビ中継されていましたね。香川選手はケガで欠場でしたが、なかなかの盛り上がり。先週は、バルセロナのメッシやネイマールが来日していましたね。私も彼らを一目見たかったなぁ。何だか、サッカーネタでは後悔が多いですね。
暑い毎日が続いていますね。先週の図書館だよりで「サラメシ」撮影のことを書いたので、図書館だよりを読んだ友人から「『サラメシ』について、色々聞かれて大変?」と尋ねられたのですが、実はそうでもないのです。台風の目は無風であるのと同様に、あれこれと忙しくはあるのですが、至って平穏な日々を過ごしています。「嵐の前の静けさ」なのかもしれませんが。さて、先週に「後日ゆっくりとお話出来れば」と書いた「サラメシ」撮影の舞台裏を、来週の中頃に図書館ホームページで発表する予定となっています。舞台裏を覗いてみたい方は、どうぞご覧ください。
ところで、昨日ついに終わってしまいましたね・・・、NHKドラマ「みをつくし料理帖」。高田郁さんが書かれた原作の熱心な読者だった私から見ても、今回のドラマは素晴らしかったです!以前、民放で放送されていたドラマも観ていましたが、いかんせんヒロインの澪が「下がり眉」ではありませんでした。この民放のドラマも丁寧に作られた良作だったのですが、やはりそこは譲れない一線。今回のNHK版でヒロインを演じた黒木華さんは、見事な「下がり眉」で完璧でした。体重を増量して小松原様を演じた森山未來さんも、私のイメージぴったり。ただ、唯一の欠点は土曜の午後6時5分という放送時間。ゴールデンタイムで放送して、沢山の方に良質な時代劇を楽しんでほしかったです。そして、続編も期待しています。
さて、去るドラマあれば、来るドラマも。いよいよ、NHK・BSプレミアムで「SHERLOCK(シャーロック) シーズン4」スタートです。実は私、2011年に日本で放映が始まった時からの大ファン。もちろん、映画「忌まわしき花嫁」も映画館で観ました。本国イギリスでの放送が始まった2010年から7年・・・、さすがにキャストも年齢を重ねていますが、この頃では、自分と同じ歳月を共に重ねてきた親近感を感じています。図書館では、DVDをシーズン3まで所蔵していますので、こちらも是非。
今回の図書館だよりは珍しくTVドラマの話を書いてみましたが、どうでしょうか?読書もサッカー観戦も美術館巡りも、ヨガもウォーキングも大好きですが、テレビもわりと好きです。他には「シカゴ・メッド」も観ています。「ER」を懐かしく思いますが、パクリだなんて思いませんよ。こちらも良いドラマだと思います。ちなみに、「ER」はVTRを図書館で所蔵しています。「VTRデッキがない」と、お嘆きの方は館内視聴するという方法もありますよ。
もうひとつ、おまけの話を。前々回の図書館だよりに書いたコンフェデレーションズ・カップは、主力を休養させ、若手に経験を積ませたドイツが優勝しました。平均年齢24歳。もちろん、出場国の中で最も若いチーム。ブンデスリーガも好きな私でも、よく知らない選手が沢山出ていました。個人的には、ベストメンバーで持てる力を尽くしたチリを決勝では応援していたのですけど、やはり強いですね~、ドイツ。来年は、いよいよW杯本番。今から楽しみです。
先週の某日のこと。津島市立図書館で、NHK「サラメシ」の撮影が行われました。突然TVカメラを向けられて、図書館利用者の皆様は驚かれたかと思いますが、ご協力に深く感謝いたします。そもそも、なぜ「サラメシ」の撮影があったのか?という疑問の答えや、撮影の舞台裏については、後日に別の形でゆっくりとお話出来れば、と思っています。
さて、今回の撮影。一生に一度の貴重な経験だと思い、TVカメラに向かいましたが、本当に緊張しました。何度か「こちらを向いて話して下さい」とスタッフさんに指摘を頂きましたが、「TVカメラに向かって話をする」ことに、最後まで馴れることが出来ませんでした。芸能人とかアナウンサーの人ってスゴイんですね。カメラ目線で話しているだけで、尊敬します。
しかし、撮影の余韻に浸る余裕はなく、この「図書館だより」が掲載される頃には終了している「たなばた会」の準備や、来週担当する「おはなしにこにこ」の絵本選びと絵本読みの自主練習、そして、次回コーナー7(8月の本)とコーナー9の準備、「サラホン」絡みの作業・・・と、またもや慌ただしい毎日を過ごしています。「ない仕事」を作ってしまったのは、他でもない私自身なので、集中して頑張らなくては。
最後に少しだけお知らせを。7月のミニコーナーを担当しました。タイトルは「I 💛 RYOMA」。坂本龍馬没後150年にちなんだコーナーです。亡くなった父が高知県出身ということもあり、昔から坂本龍馬には憧れ、というか親近感を持っていました。ちゃんと最後まで見た大河ドラマは「龍馬伝」だけ、というくらい。高知県立坂本龍馬記念館にも行ったことがあります。さすがに世に知られたビッグネームだけあって、関連本も沢山出版されており、この図書館でも多く所蔵しています。おかげで、本集めには全く苦労せず、とても助かりました。というわけで、皆様にも「龍馬」を楽しんで頂ければ幸いです。
サッカーのコンフェデレーションズ・カップが始まりましたね。W杯の1年前に開催される「プレ・W杯」というのが、この大会の位置づけなのでしょうが、今回は日本が出場しないこともあり、今ひとつ盛り上がっていないような気が。私自身も残念ながら、じっくりと観戦できていません。「テレビのダイジェストで観るサッカーなんて、サッカーじゃない」と日頃から豪語しているのに、テレビのダイジェストしか見ていないなんて・・・。落ちぶれたものです。決勝トーナメントに入ってからは、しっかりと観る予定で準備しているのですけれど。
さて、6月に入ったばかりの頃、またも多治見に行って来ました。そして、やっとモザイクタイルミュージアムに行くことができました。今年の1月にNHK・Eテレの「日曜美術館」で見てから、何とか今年中に行きたいと思っていたのです。
多治見駅からモザイクタイルミュージアムへのバスの本数が少なくて、電車の時間とバスの時間の折り合いをつけるのに少し苦労しましたが、とても素敵なミュージアムで、行くことができて本当に良かったです。
バスが通るには難しそうな一車線の曲がりくねった細い道を行き、突然現れる建物は「タンポポ・ハウス」「ニラハウス」などで有名な藤森照信さんの設計。やはり評判どおりの可愛らしさ。平日にも関わらず、写真を撮っている人が沢山いました。
建物に入ると、まず4階へ上がり、そこから順に下へ降りていくように案内されます。4階は、一部が吹き抜けになっていて、「タイル・カーテン」と呼ばれる作品が目を惹きます。「タイル・カーテン」は、様々な種類のモザイクタイルが数珠つなぎで繋がった作品で、カーテン越しに見える青空がとても美しかったです。少し暑かったのですが、晴れた日に行くことが出来てラッキーでした。先週の東海テレビ「ぐっさん家」でも多治見が特集されていて、ぐっさんもモザイクタイルミュージアムに行っていましたね。テレビで観ても、とても素敵なモザイクタイルミュージアム。いつかまた行きたいなぁ。
多治見では他に、いつもお世話になっている服屋さんに取り置きを頼んでいたモノを受け取りに行ったり、カフェで「冷製沖縄しるこ」を頂いたり、ご飯茶碗を買ったり、とぶらり旅を満喫してきました・・・と思っていたのに、一つ大事な用事を忘れてしまいました!多治見駅前にできた「タイルマン」の像を見逃してしまったのです。私たちの世代では、懐かしい「キン肉マン」に登場する「タイルマン」。夏の多治見は暑くて近づけないので、秋こそ対面を果たしたいと思います。
先週の火曜日~木曜日の3日間、図書館を利用された方は、カウンターで見慣れない3人組を見かけたかもしれません。
3人組の正体は、中学校職場体験に来ていた中学2年生の男子生徒たち。職場体験中、カウンターでお待たせすることも多かったと思いますが、図書館利用者の方々のご協力と、彼らを励まして下さった温かい声に、心から感謝しています。文部科学省のHPによると「職場体験」とは、「生徒が事業所などの職場で働くことを通じて、職業や仕事の実際について体験したり、働く人々と接したりする学習活動」とのこと。年齢が分かってしまうのですが、私が中学生の頃にはこのような制度はありませんでした。そして、悔しい!やってみたかった、と思っています。
さて今回、私は「ブッカ―をかける」作業を教える係を担当しました。「ブッカ―をかける」とは、本に透明のフィルムを貼る作業。ブッカ―をかけることによって、本を保護することが出来るのですが、これぞまさに図書館で働かなくては体験できない作業。ハサミや定規を使って、フィルムを貼るのですが、慣れないとなかなか大変。でも、一生懸命に取り組んでくれたおかげで、キレイに貼れたので、教えた私も一安心でした。
諸般の事情があり、まだここでは書けないのですが、ここのところ図書館で働きはじめた頃のことを思い出す機会が多く、初心を振り返る毎日を過ごしていました。カウンターで緊張している初々しい中学生を見ていたら、利用者の方と接することを大切にしなくてはならないな、と改めて思いました。
あ、13日の代表戦。追いつかれてドローでしたね。勝ち点2を落としたような、ケガ人が続出したなかで、勝ち点1を拾ったような・・・。でも、やはり悔しいなぁ。8月31日のオーストラリア戦はホームですね。ここで決めましょう!応援しています。
今から2週間ほど前のこと。急に奈良へ日帰り旅行することになりました。
「急に」と書くと不思議に思われるかもしれませんが、当初の予定では6月に入ってから行く予定だったのです。ところが、高速バスの予約の電話を掛けたところ、私が本来予定していた日は高速道路の工事期間にあたり、渋滞が予想されるため滞在時間が短くなる可能性が高いと教えて頂き、思い切って予定を前倒しして出掛けることにしたのです。親切な名〇バスの電話窓口の方、有難うございました。
というわけで、非常に慌ただしく出発したのですが、いやぁ楽しかった~。
興福寺で国宝特別公開阿修羅-天平乾漆群像展-を観たり、奈良国立博物館で快慶展を観たり、柿の葉寿司食べたり、葛切り食べたり、靴下買ったり・・・と、オナカもココロも充たされ、日帰りの旅を満喫してきました。奈良ののんびりした空気は本当に大好きです。行ってきたばかりだけれど、また行きたいなぁ。
話はガラリと変わるのですが、先週も書いたサッカー日本代表。シリア戦、良くなかったけれど、大丈夫ですかね??今週13日にあるイラク戦がとても心配になってきました。先日行われたCL決勝後の2ゴールを決めたC・ロナウドの「誰にも批判なんて言わせない」という凄いコメントを聞いてしまうと、まだまだ日本代表は個性、というかアクが弱いように思えますが、ともかく結果が全て。しっかり応援しますので、頑張って下さいね!!
6月がスタートしましたね。というわけで、前回の図書館だよりで予告していたとおり、コーナー7をリニューアルしました。梅雨や衣替え、父の日や時の記念日など、6月にちなんだ本を紹介しています。他にも、「雨」や「父と子」や「時」をテーマにした小説も少し並べてみました。楽しんでいただければ幸いです。
しかし、6月がスタートしたということは、「7月の本」の準備をしなくてはならないということ。さらに、コーナー8「サラホン」も6月下旬終了予定なので、ひたすら原稿を書き続ける毎日を送っています。良いコーナーとなるかどうかは、この時期の頑張り次第だ!・・・と受験生のようなことを言いながら、己に厳しく取り組んでいます。
とはいえ、仕事以外にも大切なことが。いよいよ、ロシアW杯最終予選が再開します。個人的には、6月は「梅雨」でも「衣替え」でも、ましてや「時の記念日」でもなく、「サッカー」の季節なのです。6月で決めてしまいましょう!W杯!!応援しています。
ほかにも、この「図書館だより」を書いている時点ではまだ結果が出ていませんが、CL決勝戦の行方や、選手の移籍も気になるし・・・。個人的には、サッカーで忙しい6月になりそうです。そういえば、開催中のU-20W杯。日本は惜しくもベスト16で敗退してしまいましたが、彼らは「2020年東京五輪世代」に当たる世代なので、今後もしっかり頑張ってほしいものです。ちなみに、「飛び級招集」で話題となった15歳の久保健英君の少年時代が描かれた『おれ、バルサに入る! 夢を追いかけるサッカー・キッズの育て方』は津島市立図書館で所蔵しています。気が早いですが、おそらく久保君は未来の代表の10番を背負うと思うので、予習にオススメします。
と、楽しいことを書いてきましたが、5月22日のマンチェスターのテロ以来、ここのところ心が沈んでいます。音楽とフットボールの町、そして大ファンのオアシスの故郷・マンチェスターでテロとは・・・。音楽とフットボールの持つ自由と平和の精神を、マンチェスターが一日も早く取り戻すことを心より願っています。
先週も書きましたが、ここのところ暑いですね。
この前の土曜日にイチゴ狩りに出掛けたのですが、うっかり熱中症になりかけてしまいました。イチゴ狩りの予約を入れた時には、まさかこの時期にこんなに暑くなるとは思わなかったのですが、当日ビニールハウスはまさにサウナ状態。農園のおじさんの「ビニールハウスというのは、まんべんなく陽が当たるようにできてますから、日陰がないんですよね~」という声が遠くから聞こえたような・・・。
というわけで、楽しみに出掛けたイチゴ狩りでしたが、制限時間1時間のうち30分で無念のリタイア!悔しかったなぁ~。しかし、ビニールパックに貯めたイチゴのヘタがあふれそうになるほどの量を食べたし、完熟で大粒のイチゴはとても甘かったし、1000円という激安価格だったので、30分でも十分にモトは取ったと思うのですけどね。農園のおじさんは「1月頃に成る一番成りが一番美味しいよ~」と話していたので、いつかリベンジしたいと思っています。
さて、もうすぐ6月です。ちょっとだけ告知を。現在入口ゲート付近で展開しているコーナー7「私たち、津島市と同い年」を近日模様替えする予定です。題して「6月の本」。今後、毎月ごと季節に合った本を紹介していく予定です。
「何の予備知識がなくても誰でも気軽に聞き流せるような音楽」という意味を持つ“イージーリスニング”というジャンルの音楽がありますが、目指しているのはその辺り。気軽に楽しんで頂ければ幸いですが、さてどうなることやら。
5月に入ってから気温がグングン上がり、暑くなってきましたね。ここ数年めっきり皮膚が弱くなってしまい、日に焼けると湿疹が出てしまうので、毎日長袖を着て、日焼け止めの手袋をして自転車を漕いでいるのですが、そろそろ自転車通勤は限界かも。最高気温が30℃を超えるまでは頑張りたいと思っているのですが・・・。ついに超えてしまったし。
さて、ここのところ外出が続きで、先週末もドニチエコきっぷを使って名古屋&近郊をあちこち回ってきました。
ひとつめは、マツザカヤ美術館での「よりぬき長谷川町子展」。サザエさん生誕70年記念(→ということは、津島市と同い年!)の回顧展です。実は、私はサザエさん全巻持っているほどのサザエさん好き(文庫版ですけどね)。今回の展覧会のために厳選した100点の「サザエさん」原画や単行本の表紙原画など、原画をたっぷり観ることができて大満足でした。とりわけ心に残ったのは、10代の「天才少女」とよばれた頃の貴重なスケッチと、『フクちゃん』の作者・横山隆一さんが『フクちゃん』最終回を描いたペンを長谷川町子さんに贈ったペンの展示。「フクちゃん最終回をこのペンでかきました。きねんにどうぞ。」という四コマ漫画に実物のペンが貼られていました。漫画家は、一人で作品を作る孤独な仕事だけれど、こんな友情で結ばれているなんて・・・と感動してしまいました。
次に、市民ギャラリー栄で、いつもお世話になっている(ふ)さんの絵を観てきました。(ふ)さんの絵は何度か観させて頂いているのですが、今回もお人柄どおりの、のびやかな明るい作品で素敵でした。スペイン・・・、私も行きたい。
最後に、久しぶりにリニモに乗って、「白寿記念・堀文子展」を観るために名都美術館に行きました。名都美術館に伺うのははじめてだったのですが、大きな道路沿いにあるとは思えない落ち着いた空間でした。白寿、ということは99歳。前回の中央コーナー「アラハンに学ぶ。」でも本を紹介させて頂きました。「群れない、慣れない、頼らない」をモットーに、孤高の画家として歩んで80年・・・。背筋が伸びた生き方は見習いたいものです。今回の展覧会では「幻の花 ブルーポピー」や徹子の部屋のセットに掛かっている「アフガンの王女」が観られて嬉しかったです。3カ所ハシゴするのは、心身ともに疲れたけれど、足を運んだ甲斐はあったなぁ。
先週の日曜日に「ロングセラーえほんのおはなし会」があり、久しぶりに絵本を読みました。GWの最終日、その上お出掛け日和の晴天だったこともあり、参加人数は少なくて寂しさはありましたが、人に本を読むのは楽しいなぁ、とあらためて思いました。
今回、私が読んだ絵本は『どろんこハリー』と『ちいさなうさこちゃん』の2冊。2冊とも有名な絵本なので、読んだことのある方も多いはず。ディック・ブルーナさんが今年2月に亡くなったことへの、ささやかな弔意を示そうというわけで、ミッフィーシリーズの第1作目『ちいさなうさこちゃん』を選んでみました。
余談ですが、「うさこちゃん」は日本語版出版時に翻訳を担当した石井桃子さんがつけた名前。原作ではオランダ語で「ナインチェ・プラウス」という名前で、「ナインチェ」と略して呼ばれることが多いそう。よく知られている「ミッフィー」は英語版出版時につけられた名前で「ナインチェ」の英語風の名前、だそうです。「ナインチェ」を、どう読んだら「ミッフィー」と読めるのか、語学力がないのでよく分かりませんが。ちなみに、私が知っているオランダ語なんて“アリエル・ロッペン”や“ロビン・ファン・ペルシー”や“ヨハン・クライフ”くらい。つまり、オランダ人サッカー選手の名前だけです。
先週の図書館だよりに東京旅行の話を書きましたが、銀座におやつを食べに行ったので、松屋銀座で開かれている「シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン展」も観てきました。お目当ては、遺作となる未発表絵本『クマくんが死んだ』の初公開。
この絵本、一言で言うと、とても悲しいのです。本が大好きで、本をずっと読んでいたので目が真っ赤になってしまった黒いクマ「ブラックベア」があしらわれているのですが・・・クマくんは死んでしまって、もう本は読めない、という内容。か、悲しい・・・私自身が本好きなので悲しさ倍増です。ちなみに『クマくんが死んだ』については「この絵本は故人の関係者だけに送り、彼の詩を悼みたい」という出版社の意向で、今のところ市販する予定はないそうです。
東京旅行ではもう一つ話題になるネタがあったのですが、長くなったのでまた次回以降に書くことにします。
先週のちょうど今頃、東京を旅行していました。ライブやTVの公開収録参加、美術館やサッカーミュージアムに、おやつに買い物・・・と、一人旅ならではのギッシリ詰め込んだ旅だったので、今頃になって疲れが出ています。
歩くのは大好きなので、移動は苦にならないのですが、東京は土地勘が全くありません。タブレット端末とガイドブックをフル活用し、さらに事前に自作の「旅のしおり」を用意。何とか迷子にならずに移動することができました。
旅にはハプニングがつきもの、そしてそれを楽しもう、といつも思っているのですが、今回はあまりハプニングには出会わず、とても順調な旅でした。強いて言えば、ライブでお隣の人が席を間違えて私の席に座っていたくらい。
それにしても、東京は人が多いですね。東京観光に来ている外国人の方の姿も沢山見かけました。大都会の難解な路線図を読み、目的地に移動するなんて、素晴らしい行動力だな~、と思います。外国人観光客は賑やかでうるさい、という方も多いようですが、私は外国人観光客が楽しんでいる姿を見るのがわりと好き。日本をしっかり楽しんで下さいね、といつも思っています。
旅から帰ると、いつも次はどこへ行こうかな、と考えます。暑くなる前に、またどこかへ出掛けようと思っています。最有力候補は奈良、かな。
ちなみに、次回の図書館中央コーナーのテーマは「旅」を予定しています。そろそろ原稿を書き始める時期になったので、少しずつ進めていきたいと思っています。
3週間ほど前のこと。今年も「たじみ陶器まつり」のため、岐阜県多治見市に出掛けてきました。去年のこの時期の図書館だよりにも「たじみ陶器まつり」に出掛けたことを書いていますが、今年も書きますね。
私が「たじみ陶器まつり」に出掛けるようになって、おそらく10年は経つと思うのですが、今年ははじめての雨。屋根のない商店街にテントのお店がずらりと並ぶ・・・という陶器まつりなので、天気予報を知った時には心配しましたが、止み間もあったので何とかテントでも買い物をすることができました。
いつもとってもお世話になっているお馴染みの服屋さんや、ナチュラルな雰囲気が素敵な雑貨屋さん、和食屋さん、アマチュア作家さんのクラフトマーケットも廻れて、大満足の一日でした。
ところで、今回の多治見では、これまで果たせなかった悲願をようやく達成できました。それは・・・、とある人気店の(どら焼きで有名なお店なのですが)いちご大福を買うこと。これまでお店の前を通りかかっても、いつも行列が出来ていて断念していたのですが、午前中に立ち寄ったら、雨天のせいか他にお客さんがいなかったのです。お店の方にいちご大福はありますか、と尋ねたところ「午前のぶんは完売しましたが、午後またお越しいただければ用意しておきます」とのこと。しかも、「お越し頂く直前に作りますので、時間を教えて頂いてもよろしいですか」と大変丁寧な対応。・・・というわけで、今回ようやく念願のいちご大福を食べることが出来ました。こんなに柔らかくてふんわりしたいちご大福を食べたのははじめて。とても幸せなひとときでした。
とある事情があって、また5月下旬か6月上旬ごろに多治見に行く予定です。その時は、行きそびれている多治見モザイクタイルミュージアムにも寄れたらなぁ、と思っています。
4月も、気がつけば後半に入りました。図書館内では「藤まつり」のチラシがあちこちに置かれています。私はよく天王川公園をウォーキングしているのですが、私の見立てでは藤の見ごろは、もう少し先。おそらくGW半ばだと思われます。駐車場の藤棚は毎年開花が早いので、今週末のお天気によっては早くも見ごろになるかな、という状況となっています。
先日、休憩をしていた時「天王川公園は桜もキレイなのに、なぜあまり取り上げられないのか?」・・・という話になりました。確かに、池の周囲のソメイヨシノは満開の時はとてもキレイ。堤防の上の道の桜のトンネルを車で通り抜けるのも、毎年の楽しみにしています。その場では、桜は近くの平和町などにもあるけど、藤はわりと珍しいから、津島は藤を推しているのではないか、という結論になったのですが、たしかに桜が可哀そうかな。
というわけで、今回は桜のお話を。先日、テレビで女優の宮沢りえさんが桜の絵本を朗読されていて、とても素敵でした。とりわけ印象に残ったのが、
「散ることを知りながら、咲くことを恐れない。だから、サクラが好き。」
という一節。絵本の中では、今はもう会えない「あなた」の言葉として、書かれている言葉です。凡人の身としては、このように潔く生きるのは難しいけれど、心に残る一節でした。残念ながら、当館では所蔵していない絵本ですが「拝啓 サクラ咲く」という絵本です。ご参考までに。
ところで、実は天王川公園の桜は間に合う、というよりも今まさに見ごろなのです・・・といっても、ソメイヨシノではなく、この季節の天王川公園では八重桜がとても美しく咲いています。藤棚を通り過ぎたところにある「ウコンザクラ(鬱金桜)」は、ただ今満開。鬱金色、というよりも、光の加減で白っぽく見える桜は立派な大木で見ごたえたっぷり。その先の小道にも、いくつかの種類の八重桜が見ごろを迎えています。こちらのサクラも大変美しいので、興味を持たれた方は、足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
さて、クイズです。
ビートたけし、栗原はるみ、宮本輝、北方謙三、小田和正、「尾木ママ」こと尾木直樹、平野レミ、沢木耕太郎、エルトン・ジョン・・・この人達の共通点は何でしょう?
答えは、1947年生まれの今年70歳を迎える人達。つまり、2017年3月に市制施行70年を迎えた津島市と同い年の人達です。この度、津島市制70周年記念をお祝いする企画として、玄関横の展示「津島市、70年の物語」が始まりました。そのおまけとして、図書館入口近くで、コーナー7「私たち、津島市と同い年。」が先週スタートしました。津島市と同じ70歳を迎える方の著作を並べています。
同い年、という以外には、活躍するフィールドがバラバラな人達ですが、ひとつ共通するのが、皆さん現役バリバリだということ。本当にあやかりたいものです。
このコーナーを始めるにあたって、1947年について少し調べていましたが、ボツになったので、ここに書いておきましょう。この年の5月3日に日本国憲法施行。9月にはキャスリン台風が上陸し、関東・東北地方に大きな被害を及ぼしました。全国で学校給食がスタートしたのもこの年。サザエさんの第一巻が姉妹社から出版され、水泳では古橋広之進が400m自由形で世界記録を樹立。阪急百貨店やカリモクが創立されました。封書は1円20銭、はがき50銭。ベストセラー本は、1位『施風二十年(森正蔵)』、2位『愛情は降る星のごとく(尾崎秀実)、3位『凱旋門(E・M・レマルク)・・・さっぱりわかりません。
でも、そんな時代に「津島市」は生まれたのですね。津島市も、このコーナー7で取り上げられた人達のように、これからも現役バリバリで輝き続けるよう、一市民として願っています。
ところで、コーナー7は今回久しぶりに作ってみましたが、入口近くという場所もあって、覗いて下さる方をチラホラ見掛けて喜んでいます。これからも、利用者の皆さんに図書館を身近に感じて頂ける本を集めたコーナーを作っていければ、と思っていますが、どうなることやら?
今を遡ること2週間ほど前、3月末頃にドニチエコきっぷを買って、名古屋を地下鉄でぐるぐると回っていました。
ひとつめの目的は、地下鉄東山線一社駅から徒歩15分くらいの「ピースあいち」の10周年特別企画で展示されていた、丸木位里・俊「原爆の図」第一部「幽霊」を観に行くこと。ピースあいちに伺うのは初めてで、想像していたよりも小さな建物でしたが、「原爆の図」展示は大変な迫力でした。簡単な感想を書くのはためらわれますが、「平和」は当たり前のことではなく、人間ひとりひとりが「平和」を願う気持ちを大切に持ち続けて、やっと実現できるのものなのだと、考えさせられました。先週は、シリア情勢をめぐって大きなニュースが流れましたが、世界が平和となる日はまだ遠いのでしょうか・・・。
ふたつめの目的は、愛知県図書館で開催されたフォーラム「図書館のチカラ」。読書離れといわれて久しい現代において図書館はどのような役割を果たし、どのような存在となるべきかを考えるフォーラム・・・と書くと、大変堅苦しく思われそうですが、年齢も性別も職業もバラバラの6人のパネリストが、本の魅力や図書館への期待について、あれこれ話すというイベント。なかでも、図書部に所属する男子高校生2人組がしっかりと話をしてくれて面白かったです。先日、新聞を読んでいたら「こんなに毎日忙しいのに、どうして本を読めと言われなくてはならないのか?」という意見が載っていましたが、彼らが本の魅力について楽しそうに話す姿を見ると、その答えがあるように思いました。私も無類の本好きですが、別に本に興味がなければ無理に読む必要なんてない、と考えています。でも、本を読む楽しさを知らずに生きていくのは、つまらないんじゃないの?・・・と思います。
今回は、ものすごくマジメな内容になってしまったので、最後に軽い話を。土地勘が全くない一社駅の近くを歩いていた時、ベーグル専門店を発見しました。昼食を食べ損なっていたのでお店で頂いたところ、これまで食べたベーグルで断トツ一番!という美味しさ。ベーグル買うためだけに、また一社まで行きたいくらいです。売り切れていたクランベリー&クリームチーズを、いつか食べたいなぁ~。
4月になりましたね。早いもので、2017年も4分の1が過ぎてしまいました。残り4分の3・・・、何とか充実したものにしていきたいと思っています。
さて、先週の図書館だよりでも少し触れましたが、図書館中央コーナーを模様替えしました。今回のコーナーのタイトルは「サラホン」。
カウンターでも何度か質問を頂いたので、ここでお答えしたいと思います。
Q.サラホンって何て意味ですか?
A.NHKで放映されている「サラメシ」をご覧頂いたことはありますか?「サラメシ」は「働く人(=サラ)」の「ランチ(=メシ)」を紹介する番組。今回、働く人や仕事についての本を特集するにあたって、「サラメシ」をリスペクトして、「サラホン」と名付けさせて頂きました。「働く人(=サラ)の本(=ホン)」で「サラホン」です。
今回のコーナーでは、職業別に本を紹介していますが、紹介している本はごく一部。棚には紹介していない本も並んでいます。現在、空いている一面に「『仕事』を考える本」について紹介できるように準備していますので、こちらも宜しくお願いします。6月中旬終了予定です(・・・下旬になるかもしれませんが)。楽しんで頂ければ幸いです。
話はガラリと変わりますが、ロシアW杯最終予選3月の2試合、めでたく2連勝で終わり、ホッとしています。次の試合は6月かぁ~、だいぶ先のような、あっという間のような。