高知の旅篇、続きです。
さて、今回の旅の最大の目的はお墓参り。コロナ禍以来、数年ぶりに叔母達と再会することができました。叔母達は土佐弁でいう「はちきん」を絵に描いたような人達。快活で誰に対してもオープンな人柄。うーん、相変わらず賑やか!お墓参りというしんみりした場面でも、笑いが絶えません。よく冷やしておいてくれた缶ビールを墓前に供えて手を合わせた時に、自分でも思いがけないことでしたが「あー、ようやくコロナ禍が終わったんだ・・・」という気持ちになりました。叔母達も私達も元気でまた会えて良かったです。その後、海鮮料理(「清水サバのお刺身」も「ウツボのたたき」もとても美味しかったです!)を私と従姉妹にご馳走してくれた叔母達、ありがとう!近いうちに、今度は母と伺います!!
他にも、足摺岬へ行ったり(カメムシが凄かった!)、「にこ淵」で「仁淀ブルー」を見たり(あまりにもキレイだったのでスマホの待ち受けにしました)、桂浜で龍馬像と写真を撮ったり(龍馬の目線の高さの「やぐら」が組まれている時期でした)・・・と高知観光を満喫してきたのですが、やはり今年の高知県といえば朝ドラ「らんまん」。高知県立牧野植物園にも行ってきました。実は、植物園へはこれまでも何度か訪れていたのですが、毎回唸らされるのがミュージアムショップの充実ぶり。今回もお値打ちだった来年のカレンダーやポストカードなどを購入しました(昨日放送された、テレビ東京系「新美の巨人たち」は牧野富太郎の「大日本植物志」でしたね)。
植物園は平日ということもあり、お年寄りの方が朝ドラ「らんまん」の思い出話をしながら、ゆったりと過ごしている姿をよく見掛けました。先月に放送されたNHK「日曜美術館」の「建築家・内藤廣 世界一複雑な都市計画を率いる男」の回では、植物園内の「牧野富太郎記念館」も取り上げられていました。木の温もりを生かした空間は居心地が良くて、何度も何時間でも過ごしたくなる空間でした。また行きたいな~。
・『らんまん 上』、『らんまん 下』長田 育恵/作・中川 千英子/ノベライズ・・・そういえば、朝ドラ「らんまん」でも万太郎の姉・綾さんが自分のことを「はちきんの強情っぱり」と言っていましたね。島崎和歌子さん、広末涼子さん、西原理恵子さんなど・・・高知県出身の女性有名人には元気な人が多いな、と思います。
・『有川浩の高知案内』有川 浩/案内・・・高知出身の作家・有川浩さん(2019年からは「有川ひろ」表記にペンネームを変更されています)によるガイド本。少し前に出版されたものでしたが、今回の旅の参考にさせて頂きました。有川さんが「日本一おいしい餅」と絶賛されていた茶屋餅、絶品でした!他にも、有川浩さんには、小説『県庁おもてなし課』が高知県を舞台にした作品として、よく知られています。そういえば、今回の旅で気づいたのですが、高知県にあるのは「高知ナンバー」のみ、なんですね。「尾張小牧」とか「一宮」など、色々なナンバーのある愛知県に住んでいるので、ビックリしました。高知県民の大らかさを象徴しているような気もします。
最後になりますが、コーナー9「ひらく、ひろがる、多様性。」は本日で終了となります。多くのご利用を頂き、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。明日からは特別整理休館のため、この「図書館だより」もお休みとなります。さて、いよいよ蔵書点検がスタートします!ここのところ暑いくらいの気温が続いていたので、蔵書点検が近づいているという実感は全くなかったのですが、蔵書点検スタートと同じタイミングで寒波がやって来るそうです。うぅ、寒いのは苦手なのに・・・。インフルエンザも流行っていますので、体調管理に気を付けて乗り切りたいと思います。11月25日(土)、美しく整った図書館でお待ちしています。寒くなりますので、皆さんもお身体大切にお過ごし下さい。また、25日(土)は「本・雑誌のリサイクル」初日です。入口玄関ホール付近では混雑が予想されますが、予めご承知おきください。寒さ対策もお忘れなく!
半月ほど前、お墓参りも兼ねて従姉妹と高知県を旅してきました。旅行中は信じられないほどの好天に恵まれ、(結果、日焼けしてしまいましたが・・・)陽射したっぷりの南国土佐の秋を旅してきました。
旅行中は普段はしないことがしたくなるもので・・・日本酒を飲んだり、朝風呂に入ったり、宿のテラスで星空を眺めたり・・・と、色々なことをしたのですが、今回人生はじめての「ジップライン」体験をしました。
「ジップライン」とは、山や森などの自然の中に架けられたワイヤーロープにベルトとハーネスを装着し、プーリーと呼ばれる滑車を使って滑り降りるアウトドア・アクティビティのこと。空を飛んでいるような「浮遊感」と、ゴール地点まで一気に滑り降りていく「スピード感」を味わえること、そして特別な技術を必要としないため気軽に楽しめることから、最近人気を集めているそうです。
私が体験したのは、その名も「四万十川ジップライン」。日本最後の清流・四万十川の上空に渡したワイヤーロープを一気に滑り降り、220メートルの上空から四万十川の絶景を楽しむ、というもの。
平日だったため、当日そろそろ着くかな~、という時間になったところでスマホから予約を入れ(便利な時代ですね)、受付へ。スタッフの方がハーネスを装着してくれます。その後、安全にジップラインを楽しむための注意事項などがまとめられた動画を10分ほど視聴。うっかり後ろを向いてしまった時は足を一蹴りすると元に戻ることや、プーリーの扱い方、必ず足から着地すること・・・はじめての体験なので、一瞬も見逃さないように真剣に動画を視聴しました。高いところは嫌いではないけれどスピードは苦手な私と、どちらも大好きそうな従姉妹。いざ、対岸のスタート地点へワゴン車に乗って移動します。
お、思っていたよりも高い・・・と、内心ビビりながらもワクワクした気持ちで、従姉妹と並んでスタート位置に立ちます(2人並んで体験できるので)。スタッフのカウントダウンで、デッキから足を離し、スタート!・・・わわわ、思っていたよりも速い~。景色がどんどん開けていきます。と、ここで何の拍子かくるりと後ろ向きになってしまった私。事前に動画で教わった通り、足を一蹴りすると(私の蹴りのパワーが強すぎたのかもしれませんが)くるりと一周回って再び後ろ向きに。いや、そんな筈は・・・と、もう一度一蹴りしても、またも後ろ向きに(後ろからスマホで動画を撮影していた従姉妹は「なぜ足をあんなにバタバタさせているんだろ?」と思ったそうです)・・・。ということで、四万十川上空からの絶景を堪能することは殆ど出来ず、足をバタバタさせるだけで30秒ほどのフライトは終了。着地も教わったとおりの足からではなく、腕から着地(これは何故そうなったのか今でも分からないのですが、ウッドチップが敷き詰められているのでケガはしませんでした)。ゴール地点で待っていたスタッフの方に「絶景は楽しめましたか?」と満面の笑顔で尋ねられたものの、「うーん、あんまり覚えてない」と苦笑いを浮かべつつ、答えるほかありませんでした。
ふと目を向けると、ゴール地点には「2回目の方は1000円で体験できます」と書かれたチラシが・・・きっと私と同じように絶景を見逃した人向けなんでしょうね。もう少し時間があれば、1000円払って次こそ絶景を堪能したかったです。とほほ。
高知の旅篇、来週も続きます。
・『栗しごとと栗のお菓子』下園 昌江/著・・・ジップラインを運営する「道の駅四万十とおわ」に併設された「おちゃくりカフェ」は、四万十川を眺めながら栗スイーツが楽しめる人気カフェ。私も「しぼりたてモンブラン」を頂きました。うーん、また食べたい!
今回は、ここ数週間書きそびれていたサッカーの話を。
日本代表は、今月13日(金)にカナダ戦、17日(火)にチュニジア戦と国際親善試合がありました。結果は、4対1、2対0と、2試合続けての完勝。パチパチパチ~!
第1戦のカナダ戦は、ケガから復帰した中山選手と昨年のカタールW杯以来となる南野選手がスタメン復帰。2人とも気持ちの入ったプレーで魅せてくれました。少し前に公開された代表の公式YouTubeチャンネルで、板倉選手と中山選手の対談が公開されていました。昨年のカタールW杯では代表26人に選ばれたものの、メンバー発表直後の試合でアキレス腱断裂の大けがを負い、辞退することとなった中山選手。4年に1度しかないW杯を諦めるのはつらい決断だったと思いますが、対談では「ケガはやりきって迎えた結果。落ち込むよりも、その瞬間から次の大会のことしか考えていなかった」と明るい表情を浮かべていました。前向きな言葉にこちらが勇気づけられました。
第2戦のチュニジア戦は、久保選手が大活躍でしたねー。諸々の事情で録画観戦となりましたが(しかも、最近ようやく見ることができた!)、所属クラブでの好調が窺える自信たっぷりのプレーが印象的でした。日本代表、本当に強くて良いチームになりつつあると思います。来月からは2026年W杯アジア予選もスタート、また年明けにはアジア王者を決めるアジアカップもあります。どちらも公式戦。親善試合ではない、負けられない戦いとなりますが、良い結果となることを祈りつつ応援しています。
Jリーグも終盤が近づき、多くの日本人選手が出場しているCLも盛り上がっています。サッカーが好きだと退屈することが全くなくて幸せだな・・・と、しみじみ思います。
・『キャプテン翼 中学生篇 第1巻(VTR)』・・・今年6月、セルジオ越後さんらとともに、日本サッカー殿堂入りを果たした高橋陽一先生、おめでとうございます!10月からはTVアニメ「キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編」の放送も始まりました。1981年のマンガ連載開始から40年以上が過ぎ、令和の世となっても「ボールは友達!」は変わらぬ名言です。
10月も20日を過ぎましたね。来月13日(月)からは特別整理休館が始まりますが、今年はまだ日中暑い日も多いせいか、まだまだ先のように思えてしまいます。
さて、9月末の「図書館だより」にも書きましたが、秋といえばテレビ番組の改編期。先月27日、毎週とっても楽しみに見ていたBS日テレの「ぶらぶら美術・博物館」が最終回を迎えました。
美術をテーマとするテレビ番組には「ぶらぶら美術・博物館」の他にも、NHK・Eテレの「日曜美術館」、テレビ東京の「新美の巨人たち」等がありますが、この番組は何でも知っている山田五郎さんと、いつも自然体のおぎやはぎ、そして美術を楽しんでいることが画面から伝わってくるような高橋マリ子さんの4人の掛け合いが楽しく、いい意味で軽くて(軽薄、という意味ではありません)、美術館・博物館を身近に感じられる番組でした。まだまだ続くと勝手に思っていたので、終了すると知った時はとてもビックリました。
出演者・スタッフの皆さん、13年半という長い間お疲れ様でした。小木さんの絶妙な「へぇ~。」が、もう聞けないのかと思うと寂しいです。
・『へんな西洋絵画』山田五郎/著・・・何でも知っている山田五郎さんが、「へんな」西洋絵画にツッコミを入れながら、詳しく西洋美術を教えてくれる一冊。あぁ、もうこのツッコミを聞けないのか~。悲しいなー。
・『国立西洋美術館の名作』国立西洋美術館/監修・岡崎素子/著・・・「ぶらぶら美術・博物館」の最終回は、「国立西洋美術館ベストコレクション」でした。『フランダースの犬』で主人公ネロが憧れていた画家ルーベンスの作品で、番組でも詳しく解説されていた「眠る二人の子ども」も掲載されています。また、国立西洋美術館といえばモネの「睡蓮」をはじめとする、松方コレクション!松方コレクション誕生秘話が描かれる原田マハさんの小説『美しき愚かものたちのタブロー』も超オススメです。
今から1ヶ月ほど前、ある用事のため日帰りで大阪まで行ってきました。
今回は10時過ぎに大阪に到着していれば十分に間に合う用事だったので、朝はのんびりです。時間に余裕があるので、以前から乗ってみたかった近鉄特急「ひのとり」に乗ることにしました。
(年齢がバレる話ですが・・・)私は若いころ、よく近鉄特急「アーバンライナー」に乗って「大阪難波⇔近鉄名古屋」を往復していました。当時は節約のため4枚つづりの回数券を購入し、当日窓口に並んで座席を指定。特急列車に乗り込むと、列車が発進する頃に乗務員さんから布製の「おしぼり(昔、喫茶店でよく手渡されたものです)」が1人ずつに配られ、到着する頃に回収に来てくれる・・・という、今思えばのんびりした話です。
現在はすっかり便利になり、特急券の予約・購入はインターネット受付(好みの座席を選ぶこともできます)。乗車当日、引き落としに使ったクレジットカードと、スマホ(画面を見せるだけで大丈夫ですが、用心深い私は念のためプリントアウトしたものを持参していました)を持っていけば、当日は窓口に並ばず特急列車に乗ることができます。便利になりましたが・・・今年4月に値上がりしたばかりだったので、思ったよりも出費がかさんでしまいました。わー、びっくり。
懐かしの「おしぼりサービス」は、現在は洗面化粧台に置いてあるものをセルフサービスで取る方式となっていましたが、現在も続いていました。さすがに布製ではなく、紙製の「おしぼり」へと変化していましたが、変わらない「おもてなし」に触れることができ、「近鉄特急乗った感」がしました。
新しい車両は揺れることも殆どなく快適で、3連休初日の満席だった車内は幸せな空気に包まれていました。当時、あと少しでパ・リーグ優勝が決まりそうなオリックス・バッファローズのファンの人たちが多く乗車していたことも幸福感アップの要因だったのかもしれません。変わるもの、変わらないもの、どちらもあるけれど、良いものは変わらないまま残っていくといいですね。
次回「ひのとり」の乗る機会があれば、今回は満席で乗ることができなかった「プレミアムシート」に700円足して乗りたいなぁ・・・と思います。レギュラーシートでも十分に快適でしたけどね。
・『近鉄名古屋線 街と駅の1世紀 昭和の街角を紹介』牧野 和人/著・・・名古屋と伊勢志摩方面、大阪を結ぶ近鉄名古屋線の全駅を掲載し、各駅と街、鉄道の歩みと現在の姿を写真と古地図で振り返る一冊。懐かしさを感じるかもしれません。
・『方向音痴って、なおるんですか?』吉玉 サキ/著・・・大阪は土地勘があるので余裕だと思っていたのですが、かれこれ20年以上前の土地勘だったので、またもや迷子になってしまい、当日なかなか目的地に辿りつくことができませんでした。ここ数年、コロナ禍で外出を控えていたことが、方向音痴に拍車をかけているのかもしれません。
先週の休日、運動不足解消と体力作りのため、隣の県の森でウォーキングをしてきました。
天気予報では、明け方には雨が上がっているはずでしたが、朝起きると雨はグズグズと降り続いていました。うーん、まだ降ってるなぁ・・・と思いつつ、自宅を出発。しかし、幸いなことに森に到着した頃には雨が上がっていました。
「わぁーい、雨上がったぁ!」と一瞬喜んだものの、「雨上がり」といえば・・・そう、「ヤマビル大量発生」です。この「図書館だより」でも何度か書いていますが、私はこの森で何度もヤマビルの被害に遭っています。
あくまで、私個人の実体験に基づいたものなので、間違っていたらごめんなさい、の話ですが・・・、
1.ヤマビルは、雨上がりに大量発生する。
2.ヤマビルは、真夏と真冬はまずいない。
3.ヤマビルは、日陰など、じめっとした場所に多い。
この「ヤマビル3原則」の全てに当てはまったのが、この日の天気で、この日歩いたルートだったようです。いやぁー、もう気付いたら、ヤマビルにやられまくっていました。
最近はすっかり慣れたもので、ヤマビルが皮膚に張り付いたタイミングで「あ、やられる!」と察知して退治することが出来るようになったのですが、このタイミングで退治しても、残念ながら被害を食い止めることは無理なようで・・・。今回とりわけひどかったのが、襟元の隙間から入りこまれたもの。上半身が何箇所もやられてしまいました。
・・・あ、ヤバい。来週は健康診断。心電図どうしよう!?・・・と気づいたのは、家に帰ってからのこと。ヤマビルに噛まれた傷跡がいっぱいあるのに心電図なんて、うぅ恥ずかしい・・・。もういい加減に諦めて「ヒル忌避剤」を買った方が良いのかもしれません。
・『これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集』羽根田 治/著・・・ヤマビル以外にも、アウトドアには「まさか、こんなことで・・・」と思うような危険がいっぱいです。秋の行楽シーズンたけなわですが、安全にアウトドアのレジャーを楽しみたいですね。私も用心します。
・『病院で受ける検査がわかる本』高木 康・田口 進/著・・・案の定、傷跡が残ったまま健康診断の日を迎えることになりましたが、検査技師さんはプロですね。「どうしたんですか、それ!?」と尋ねられることは全くなく、健康診断は無事に終了しました。
暑かった9月も終わり、今日から10月ですね。2023年もあと3ケ月です。残り3ケ月、楽しい毎日が過ごせればいいなぁ~、と思います。
さて、10月最初の日曜日といえば「尾張津島秋まつり」。この「図書館だより」が掲載される頃は、津島駅前で「山車」が揃い、「車切(しゃぎり)」の披露がはじまる時間でしょうか?
「津島秋まつり」には、土曜日の午後に「子ども獅子」に参加した楽しい思い出があります。
(年齢がばれる話ですが・・・)私が子どもだった頃、まだ土曜日の午前中には学校がありました。「秋まつり」の日も当然午前中は小学校へ行き、集団で下校。昼ご飯を家で食べて、「おやど(世話係の当番のようなものでしょうか・)」の家に集合。お揃いのハッピを着て、獅子頭を担いで町内を練り歩きました。
(またも年齢がばれる話ですが・・・)当時は町内に子どもの人数が多く、獅子頭を担ぐことができるのは、最上級生のごく一部の子ども。お獅子の布(油単というそうです)の部分すら持つことができず、何となくお獅子の後ろについて歩くだけのことが多かったような気がします。
「わっしょい、チロリン」の掛け声で、顔馴染みのご近所さんからご祝儀を頂いたことや、おさがりの果物(梨は少しぼけていることが多かった)やお菓子などをぶら下げ、夕焼けに包まれて家へ帰ったことを、今でも懐かしく思い出します。
半日授業があった土曜日も、秋まつりの季節には長袖を着ていたことも、顔馴染みのご近所さんも、子ども獅子も、すべてが遠い昔のように思います。学校は週休2日となり、地球温暖化の影響でまだこの時期は半袖を着ていて、ご近所さんも亡くなったり引っ越した方も多く、子ども獅子も少子化の影響で数年前に私の町内では取りやめとなりました。寂しくはなりましたが、子どもだった頃の私が楽しい思い出をいっぱい持っている子どもで良かったなぁ・・・としみじみ思います。
・『津島秋まつり 山車祭と石採祭』黒田 剛司/著・荻野 悦司/著・・・「津島秋まつり」について詳しい一冊です。貸出ができる本もありますので、興味のある方は図書館スタッフにお声掛け下さい。
・『コバルト文庫で辿る少女小説変遷史』嵯峨 景子/著・・・子どもの頃の私は、お小遣いを貯めて、近所の本屋さんで「コバルト文庫」を買うのを楽しみにしていました。図書館に勤めはじめた頃、地下の書庫で子どもの頃に読んだ「コバルト文庫」と再会して、感激したものです。そういえば★さんは、K社のT派だったと伺ったことがあるような気がしますが、合っていますか?
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり、少しずつ涼しくなってきたような気がします。とっても暑かった今年の夏もようやく終わり・・・と言っても大丈夫なのでしょうか?秋といえば、先週はCL(チャンピオンズリーグ)グループステージが開幕しました。今年のCLは日本人選手がたくさん出場しているので、「夢の舞台」でどんな活躍をしてくれるのか、楽しみです。
さて、ここのところ次回コーナーの追悼企画の準備のため、今年亡くなられた方々が書かれた本を読んでいるのですが、今読んでいる本のあちこちに鉛筆による落書きがあり、悲しい気持ちで読み進めています。鉛筆による落書きなので、消しゴム片手に読んでいるのですが、どうしても落書きに引っ張られてしまい、内容に集中できません。
どうか、図書館の本には落書きしないで下さい。どうしても傍線や印を付けながら読みたいのならば、必要な箇所をコピーするか、自分で本を購入するようにして下さい。図書館の本はみんなの本です。あなたの次にその本を手にする方のためにも、本は大切にして下さい。
間もなく9月も終わりですね。この時期は番組改編期。毎日録画して見ていた朝ドラ「らんまん」も、来週金曜日29日が最終回。そして、ここ数年毎週楽しみに聴いていたラジオ番組も同じ日の夜に最終回を迎えます。10年以上続いている番組の最後の数年だけを聴いていた浅~いリスナーですが、秋の訪れと共に寂しさを感じています・・・ま、ラジオのレギュラー番組はあと2つ残っているんですけどね。ともあれ、この最終回が健やかな良き門出となりますように。
・『図書館のための簡単な本の修理』高岡容子/原案・監修・・・傷んでしまった本の修理も図書館の大切なお仕事。写真やイラストを豊富に使って、本の修理の方法を教えてくれる本です。図書館で借りた本のページが外れた時は、セロテープなどではとめずに(本が傷んでしまうので)そのままお持ち頂いて、図書館スタッフにお伝え下さい。
・『われらの牧野富太郎!』いとうせいこう/監修・・・ドラマでは「サボテン大好き里中先生」を温かく演じている、せいこうさんの本。せいこうさんの牧野富太郎愛が伝わってくる一冊です。
・『明るい夜に出かけて』佐藤多佳子/著・・・2016年に山本周五郎賞を受賞した、実在していたラジオ番組が登場する小説です。ラジオ番組とリスナーとの距離感がリアルに描かれていて、私も好きな作品です。Wikipediaによると、ラジオドラマ化、舞台化もされているそうですが、これは知らなかったなぁ。
先週の「図書館だより」に、来週書くと書いていたサッカー日本代表の話です。ラグビーもプロ野球もいいけれど、サッカーも応援宜しくお願いします。
9月のヨーロッパ遠征はドイツ戦、トルコ戦を2連勝で終えました。どちらも4得点!・・・シンプルに嬉しく、楽しい気分でこれを書いています。
時差の問題で録画観戦となった(早起きすれば良かったかも・・・と今頃になって後悔しています)ドイツ戦は、DFラインのコントロールが完璧でしたね。冨安選手と板倉選手のセンターバックコンビは、(どちらかの選手がケガをしていたことが多かったので)ようやく見ることができた!・・・というサッカーファン待望のコンビでしたが、期待以上の素晴らしいプレーでした。テレビでもよく放送されていたので、ご覧になった方も多いかもしれませんが、冨安選手の前半終了間際のサネ選手(強豪バイエルン・ミュンヘンの10番!)へのブロックと小さめのガッツポーズには痺れました。今さらですが、冨安選手、足速いですね~。
2戦目のトルコ戦はきちんと生中継を観戦しましたが、久保選手が絶好調でしたね。久保選手は、まだ久保選手が子どもだった頃から、よく見ていた選手なので「まぁ、久保くん立派になって・・・」と親戚のおばちゃん目線で応援してしまいます。ただ、2失点目は良くない形でしたね。あ、DFラインが少しずつ下がっているな・・・と思っていたら、決められてしまいました。その後の伊東選手の突破で盛り返すことができましたが、ちょっとモヤモヤしました。とはいえ、この時期に課題が出たのは良いことです。
早くも来年のパリ五輪でのオーバーエイジ枠が話題となっていますが、10月はたぶん国内組メインの親善試合、そして11月にはワールドカップ2次予選も兼ねたアジアカップ予選(ややこしい!)もありますので、このまま選手たちが怪我することなく、チーム強化が順調に進むことを願うばかりです。
最後になりますが、トルコ戦のテレビ中継で解説を担当されていた岩渕選手、お疲れ様でした。世のサッカー少女はみんな、あなたのドリブルに憧れていました。
・『おれ、バルサに入る! 夢を追いかけるサッカー・キッズの育て方』久保 建史/著・・・すでに何回か「図書館だより」で書いている久保選手のお父さんが書いた本。2012年出版なので、10年以上前の本になりますね。つまり、この頃から私は久保選手を応援しているということ・・・そりゃ、親戚のおばちゃん目線になるわけです。
・『るるぶラグビー日本代表』・・・前回、日本でラグビー・ワールドカップが開催された2019年の出版です。ラグビーのルールや観戦マナーといった基本情報も掲載されているので、ライトなファン層にもオススメ、とのこと。よく誤解されるので、この場で訂正しておきますが、私はサッカー以外の球技は全然詳しくありません。ラグビーではボールを前にパスしたらダメ、というルールも最近知ったレベルです。そういえば、サッカーとラグビーでは殆どの国が同じデザインの代表ユニフォームなのに、日本って全然違いますよね~。ということで、日本時間の明日早朝は日本対イングランド戦。こちらも応援しています。
少しずつですが、朝晩涼しく感じられるようになりましたね。ウォーキングをしていても、虫の声がとても賑やか。毎日食べていたスイカの味が薄くなり、梨や新リンゴが美味しくなってきました。穏やかな気分で実りの秋を迎えられることを願いつつ、アイスや冷たい麺類が美味しいうちにいっぱい食べておこう!・・・とモリモリ食べている毎日です。ぷくぷくにならないように用心しなくては。
さて、今回は先延ばしにしていた、コーナー9「ひらく、ひろがる、多様性。」の話を書きます。
実は、ここ数年ほど「多様性」をテーマにしたコーナーを作成しようと思いつつ、タイミングと自分の勉強不足を言い訳に先送りしていました。しかし、SDGsの普及や、LGBT法案をめぐる動き、さらには聴覚障がい者が登場するドラマや映画のヒットもあり、「あ、今かな・・・」と思い、コーナーの制作をスタートしました。つまり、下準備はかなり以前から進めていたのです。
こちらにも書きましたが、多様性を認め合う社会は誰にとっても生きやすい社会であり、また豊かな社会でもあるという、メッセージを込めて作ったコーナーです。毎回のことながら、どの本を選ぶかで迷い、選んだ本をどのように紹介するかで迷い、何よりも今回は手に取って頂く方や、当事者である方を傷つけてしまう内容ではないかで迷い・・・と、迷い迷い迷いながら制作しました。皆さんの心に届くこと、そして誰もが尊重される社会になることを願うばかりです。
ということで、現在は11月の特別整理休館明けからスタートする予定の毎年恒例の「追悼企画」の準備を進めています。まだ9月入ったばかりだと思われるかもしれませんが、11月は蔵書点検があることと、ここ数年自分の仕事がどんどん遅くなっている気もするので、早め早めのスタートとなりました。去年は時系列で作成し、一昨年は著作のグッとくる言葉を紹介する形で作成したPOPを、今年はどうしようか・・・と相変わらず迷っています。そして、もっと迷っているのが、追悼企画の冊数だけでコーナーが成立するのかということ。うーん、これについては本集めを終えてから、じっくり考えることにします。
・『わたしと小鳥とすずと』金子みすゞ/著・・・「多様性」という言葉は、英語で「ダイバーシティ」と表現されることも多く、最近流行りはじめた言葉、新しい考え方だと思われる方も多いかもしれません。しかし、「鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい。」という金子みすゞの詩の一節でも表現されている、日本にも昔からある考え方かな、とも思います。2011年の東日本大震災後にテレビで繰り返し放送されていたCMで使われていた「こだまでしょうか」の「こだまでしょうか、いいえ、誰でも。」も、多様性をあらわす一節のようにも思えます。どちらの詩も現代にグッとくる作品です。
さて、日本時間の今日午前3時45分からドイツ対日本、12日(火)21時20分からトルコ対日本のサッカー日本代表戦が行われます(この「図書館だより」が出る頃にはドイツ戦は終わっていますね)。バスケもラグビーもいいけれど、サッカー日本代表へも応援をよろしくお願いします。うーん、しかしさすがにドイツ戦は時差が厳しいなぁ・・・。ここのところ、連日の配信を見続けていて酷い寝不足なので、残念ながら録画観戦となりそうです。来週の「図書館だより」は、もちろんサッカー日本代表の話を書く予定なので、楽しく書けるように頑張って応援しようっと。
奈良旅編、最終回です。
うっかり迷子になってしまったため、貴重な奈良での滞在時間をロスしてしまいましたが、「ならまち」の雑貨屋さんはひとつに絞れば行けるかな・・・というくらいの時間の余裕がありました。
もう迷子になる余裕はないので、スマホの経路案内を頼りに一番行きたかったお店「S」(「かやふきん」で有名な「N」の奈良本店)に到着。友人へのお土産の「奈良本店限定かやふきん」と自分用のお土産を選んでいると、セール品の「奈良の和紅茶クッキー」が目にとまりました。へぇー、賞味期限が迫っているので30%オフか・・・お得だなぁ。迫っているといっても、今月いっぱい大丈夫だし・・・えーい、これを「いかにも奈良っぽいお土産」にしよう!と多めに購入しました。ということで、私から「奈良の和紅茶クッキー」をお土産として手渡された皆さん、実はクッキーはセール品でした。ま、賞味期限は全然セーフでしたし、おかげで多めに買うことが出来たので、ご容赦ください。
最後の目的地は、みうらじゅんさんといとうせいこうさんのトークショーでした。会場はJR奈良駅近く。少し距離があるのでバスに乗って移動し、無事に時間前に会場へ到着しました。ネタバレになってしまうので内容は書きませんが、お2人とも最高に面白かったです。よく考えてみると、コロナ禍以降久しぶりのイベント参加でしたが、やっぱりイベントって楽しいものですねー。同じ人を好きな人が集まり、ひとつの舞台を見て、たくさんの人達と大声で笑うのは、何物にも代えがたい体験だなぁ・・・と、しみじみ思いました。
帰りはそのままJR奈良駅に移動し、家族へのお土産用に柿の葉寿司と柿のオヤツを駅前のショップで購入。そのままJR奈良駅を出発して、寄り道もせずに帰宅しました。8月13日の「図書館だより」に書いた目標のうち、「かき氷の聖地・奈良でかき氷を食べる」以外の目標はほぼ達成できたものの、もっとあちこち寄りたかったなぁ・・・と思います。でもまぁ、そんな思いを残しておいた方が、きっと近いうちにまた旅することができるはず。次は、もう少し涼しい季節に奈良をゆっくりと旅したいです。あー、暑かった!そして、慌ただしかった!!
来週こそは、コーナー9「ひらく、ひろがる、多様性。」について書こうと思っていますが、サッカーの話になるかもしれません。代表戦も近いので。
・『長く使いたい暮らしの道具。 中川政七商店と考えた、100年続く日本のものづくり』・・・ということで、「N」こと中川政七商店についての本です。うーん、もう少しじっくりと「ならまち」で買い物したかったなぁ。買いたかった靴下も買えなかったし。
・『私は夢中で夢をみた 奈良の雑貨とカフェの店「くるみの木」の終わらない旅』石村由起子/著・・・奈良の中心地から少し離れた場所にある雑貨屋さん「くるみの木」。こちらも、また奈良へ行くことがあれば寄りたいお店です。
・『見仏記』いとうせいこう/文・みうらじゅん/え・・・記念すべき『見仏記』シリーズの第1巻。トークショーのネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、「33年後の3月3日、三十三間堂で会いましょう」の約束はこの本に書かれています。あと2年で33年後になりますね・・・。
先週の続きです。
奈良国立博物館を出たところで、自分が空腹であると気づきました。当初の予定では、ここで「ならまち」のオシャレな雑貨屋さんへ向かうはずでしたが、先に柿の葉寿司のお店に向かうことにしました。あらかじめ調べておいた柿の葉寿司のお店Hは「ならまち」の近くなので、博物館から「ならまち」の方角に向かって歩いていけば、問題なく到着するはずです。幸い、ここは観光地。案内標識があちこちにあります。地図もスマホも確認せず、「ならまち」へと向かう案内標識を確認して歩きはじめました。
朝早くは空いていた奈良市街も、博物館を出た頃にはなかなかの混雑となっていました。強い陽射しの中、楽し気な外国人観光客の方と鹿、鹿、鹿・・・今振り返ると、暑さと人混みと鹿で頭がボンヤリしていたのだと思います。「ならまち」へ向かう案内標識の指示の通りに歩いても歩いても、「ならまち」に辿り着くことができません。気付けば、足元が何だかフラフラするし・・・と焦っていると、なぜか目的地とは離れた近鉄奈良駅に到着しました。
さて、どうするべきか・・・。どうやら私は今、人生初の熱中症になりかけているようです。そもそも、奈良での本来の目的はトークイベント。いつまでも迷子でいるわけにはいきません。決意新たに向かった先は、近鉄奈良駅前の商店街にある柿の葉寿司のお店T。うぅ、Tの柿の葉寿司は名古屋のデパートでも買えるんだけどなぁ・・・と思いつつも、トークイベントの開始時間も心配なので、Tで柿の葉寿司を食べることにしました。テイクアウトではない、お店で食べる柿の葉寿司はとても美味しく、セットでは物足りなかったので追加注文もして完食してしまいました。また、迷子になっていたタイムロスを考えると、別のお店でかき氷を食べる時間はなさそうなので、ここでかき氷の代わりにお店名物の柿シャーベットを頂くことにしました。こちらも爽やかで美味しかったです。
ということで、次週に続きます。そろそろ完結する予定です。
・『鹿男あをによし』万城目 学/著・・・常日頃「いくらでも歩ける」と豪語しているにもかかわらず、熱中症になりかけてしまったのは、「奈良」という土地の力に負けたからかもしれません。ということで、奈良が舞台のファンタジー小説です。直木賞・本屋大賞ダブルノミネート、さらに玉木宏さん主演でドラマ化もされた有名な作品ですが、実は未読でドラマも見ていません。
・『はればれ、お寿司』嵐山 光三郎・ほか/著・・・河出書房新社から出ている「おいしい文藝」シリーズの一冊。お寿司にまつわるエッセイが32篇収録されています。テイクアウトも美味しいですが、お寿司はやはりお店で頂くのが一番ですね~。
・『にっぽん氷の図鑑&かき氷』原田 泉/著・・・奈良で食べたかった「ほうせき箱」のかき氷が掲載されています。うーん、迷子にならなければ・・・悔しいっ!次は、かき氷を目的に奈良を旅してみたいです。他にも、この本には津島市のイニュニックヴィレッジの「ブルーベリーヨーグルト」も掲載されていますので、気になる方は本をチェックしてみて下さいね。。
さて、先週の火曜日22日、図書館は休館日でしたが、コーナー9「ひらく、ひろがる、多様性。」をスタートしました。詳しくは、来週か再来週に書こうと思っていますが、ホームページでもご覧頂けるので、まずはこちらをどうぞ。Gさん、忙しいのに美しく仕上げて頂き、有難うございました。
台風と共にお盆が過ぎ、8月も下旬となりました。8月下旬といえば欧州サッカーの開幕の季節です。日本代表キャプテン・遠藤選手のリバプール移籍が決まりましたね!プレミア好きなので、今から楽しみです。ビッグクラブへの移籍ということで、まずはポジション争いからのスタートかと思いますが、移籍を確実に成長へと繋げてきた遠藤選手なので、リバプールでも大活躍してくれることを期待しています。
さて、先週の続きを。
新幹線と近鉄特急を乗り継いで、奈良に到着したのは朝8時頃でした。早いっ!・・・と思われそうですが、この時期の東大寺・大仏殿は7時30分から拝観できると事前に調べておいたので、奈良国立博物館が開館する9時30分までにお参りをすれば、ちょうど良いかも・・・と思い、早めに自宅を出発することにしました。どうせ、私は毎日早起きですし。
結果的には、これは大当たり。8時台の東大寺周辺は人影もまばら。大仏殿で拝観している人もほんの数人という静けさでした。
「東大寺の大仏」は正式名称を「廬舎那仏(るしゃなぶつ)」といいます。聖武天皇が東大寺と廬舎那仏を建立した背景には、その直前(西暦735年~737年頃)に大流行し、当時の人口の4分の1以上の人が命を落とした「天然痘」の影響があるとされています。今から数年前のコロナ禍真っ只中の頃に、歌手のMISIAさんが歌番組で「新型コロナウイルスで亡くなられた方への祈りを込めて」とコメントし、東大寺大仏殿の前で歌を披露していたことをご記憶の方もいるかもしれません。
ということで、コロナ禍の完全な収束と家族・友人の健康を願い、「廬舎那仏(るしゃなぶつ)」に手を合わせてきました。どうか、健やかで平和な日々を過ごすことができますように。
次の目的地である奈良国立博物館には開館時間の前に到着しましたが、すでにまぁまぁの行列ができていました。しかし、入ってみるとそれほど混雑しておらず、落ち着いて鑑賞することができました。お寺で拝観する仏像と、博物館で鑑賞する仏像の大きな違いは、博物館では後ろから仏像を見ることができること。私も単眼鏡を片手に久しぶりの仏像鑑賞を堪能。ミュージアムショップでは「元気が出る仏像シリーズ」のマグネットを無事購入することができました(現在、我が家の「冷マ」として活躍しています)。
と、ここまでは順調な旅だったのですが・・・。次週、波乱(?)の展開に続きます。
・東大寺建立が題材となった作品には、澤田瞳子さんの『与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記』や、帚木蓬生さんの『国銅 上』・『国銅 下』、そして津島市出身の作家・奥山景布子さんの『キサキの大仏』があります。また、児童書にも加古里子さんの『ならの大仏さま』があります。天平の世は災害や疫病の流行、飢饉が何度も繰り返しやってくる、大変な時代でした。そんな時代を生き抜いた、この時代の人達の生き方には、現代を生きる私たちにも学ぶことが多いように思います。どの作品も読みごたえのある、オススメの作品です。
夏休みもあと少しとなりましたね。★さんも書いていましたが、夏休みの思い出のひとつに図書館の本やイベントが入っていてくれると、図書館で働く一人の職員として嬉しいです。さて、間もなくコーナー9「館と園に出かけようよ。」が終了の予定です。「あー、お出掛けしたいなぁ・・・」という、私の個人的な願望から生まれたようなコーナーでしたが、多くのご利用を頂きましたことを心よりお礼申し上げます。
今から1か月ほど前に、日帰りで奈良を旅してきました。
目的は、奈良国立博物館で開催されている「聖地 南山城展」のイベント「仏像大使トークショー」。みうらじゅんさんといとうせいこうさんのトークショーです。
せっかく交通費を払って奈良へ行くので、他にもいくつか目標を立ててみました。
1.東大寺で奈良の大仏に手を合わせる。
2.奈良国立博物館で「元気が出る仏像シリーズ」のグッズを買う。
3.「ならまち」のオシャレな雑貨屋さんで買い物をする。
4.お昼ご飯に「柿の葉寿司」を食べる。
5.かき氷の聖地・奈良でかき氷を食べる。
6.いかにも奈良っぽいお土産を買う。
買い物と食べ物に目標が集中しているような気もしますが、久しぶりの気ままな一人旅です。楽しみは多ければ多いほど良いはず。さて、どうなることやら・・・次週に続きます(たぶん4回くらい続きます)。
・『奈良 鹿ものがたり』中村 文人/文・川上 悠介/写真・・・「奈良の鹿の歴史や生態、「角きり」や「鹿寄せ」などの季節ごとの行事まで詳しく紹介する「鹿愛」あふれた児童書です。もっともっと鹿について詳しく知りたい方には『鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵』田中 淳夫/著、もオススメ。奈良観光の思い出は、必ず鹿とセットになりますね。
・『訪日外国人観光客ビジネスがよ~くわかる本』森山 敬/著・・・今回の旅では、「鹿せんべい」を鹿にあげている外国人観光客の方をたくさん見かけました。
さて、なでしこジャパン。11日(金)のスウェーデン戦、残念でしたね。何度も「惜しいっ!」場面が続き、1点返しましたが・・・スウェーデンにはアメリカに勝った勢いがあったような気がします。来年のパリ五輪予選が今秋に開催されるので、まずは出場権獲得を目指して一歩ずつ強くなってほしいと思いつつ、応援しています。うーん、それにしてもクロスバーによく当たったなぁ・・・悔しいっ!
先週のある日のこと。夕暮れ時にウォーキングをしていたら、西の空にも東の空にも稲光が見えました。わわ、これはどちらを見ても怖い!・・・ということで、ウォーキングは中断。うぅ、運動不足になってしまう・・・と思いつつも、屋外を歩くのはさすがに危険なので、早々に家へ帰ることにしました。
今年の7月は全国の平均気温がこの100年余りで最も高かった、とニュースで見ました。「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と国連の事務総長のコメントもありましたが、今年は10月まで暑いそうですね。台風の行方も気になるところですが、熱中症にも引き続き用心しなくては。
さて、明日7日(月)は「一日図書館員」の最終日です。この暑さの中、子ども達が図書館のお仕事体験を頑張ってくれています。図書館の花形業務は、何といってもカウンター業務。1日の最も暑い時間帯に、子ども達が児童カウンターで貸出・返却等のカウンター業務をしています。(★)さんも先週の「図書館だより」に書かれていますが、15時前後に図書館にいらっしゃる方でお時間がありましたら、児童カウンターへお立ち寄り頂けると、とても有難いです。どうぞ宜しくお願い致します。明日が最終日ですよ~。
・『かみなり』武田康男/監修・写真・小杉みのり/構成・文・・・私がウォーキング中に見た雷は、この絵本の表紙にそっくりの雷でした。「むしあついひ」というのも同じです。こうやって写真で見ると、なかなかの迫力ですね。
・『日本ご当地アイス大全』アイスマン福留/著・・・ということで、暑い暑い今年の夏、(き)家では空前のアイスブームが巻き起こっています。「こんなにアイスいっぱい食べてていいのかな~」とも思いますが、自分の機嫌は自分で取らないとね、大人なんですから。
さて、なでしこジャパン。31日(月)のスペイン戦は素晴らしい内容でしたね~。昨日のノルウェー戦は、この「図書館だより」を書いている時点(4日金曜日)では結果が分かりませんが、なでしこらしい良い試合で勝つことを願って、応援する予定です。ノルウェーは身長が高い選手が多いですが、なでしこの守備陣も素晴らしいので無失点を期待しています。ただ、残念なことに・・・昨日、私は遅番で出勤している予定なので、17時キックオフの試合は観戦できないんですよね・・・ということで、マジメに働くことでしか応援できませんが・・・なでしこ、頑張れ~!
先週の月曜日、7月24日に作家の森村誠一さんが90歳で亡くなられました。
内田康夫さん、西村京太郎さん・・・に続いて、日本を代表するベストセラー作家がまた1人亡くなられたのかと思うと、さびしい気持ちになります。26日の新聞に掲載された、赤川次郎さんの書かれた森村さんを偲ぶ追悼文には、4人が揃って華やかな笑顔を浮かべる写真が載っていました。
「日本人が、今よりもたくさんの本を読んだ時代」と書くと大昔のようですが、1980年代の日本は、今よりも多くの人が本を読んでいたと思います。電車の中でも本を読んでいる人はたくさん見かけましたし、子どもだった私が自転車で行ける範囲にも「町の本屋さん」が何店もありました。森村誠一さんの訃報を聞き、そんな懐かしい時代のことを思い出しました。
図書館では、コーナー6「追悼・森村誠一さん」を設置しました(詳しくはこちらをご覧下さい)。心よりご冥福をお祈り申し上げます。長い間、たくさんの物語を届けてくれて、ありがとうございました。
・『人間の証明』森村誠一/著・・・角川書店が行った映画との「メディアミックス」作品として知られる代表作です。「読んでから見るか、見てから読むか。」という有名なキャッチコピーを覚えている方も多いかもしれません。POPにも書きましたが、単行本・文庫本計770万部という大ベストセラー作品です。
なでしこジャパン、2連勝で早くも決勝トーナメント進出を決めましたね。明日のスペイン戦はグループリーグ1位を懸けた一戦です。スペインも絶好調のようですが、日本も良い試合を続けているので、今からワクワクしています。(先週も書きましたが)なでしこ、頑張れ~!!
昨日の図書館は天王祭に伴う臨時休館でした。★さんも書いていましたが、台風とコロナ禍のため、かれこれ6年ぶりの通常開催の天王祭です。おそらくお天気にも恵まれているはずなので、昨夜の宵祭は「まきわら船」が天王川をゆらゆらと進む幻想的な景色を、多くの方が楽しまれたのではないでしょうか。
さて、サッカーの女子ワールドカップが開幕しましたね。2011年ドイツワールドカップの優勝から、12年も経つなんて信じられません。あっという間の12年だったように思います。
開幕戦のニュージーランド対ノルウェーの試合では、日本人審判員トリオが審判を担当しました。ニュースなどで取り上げられたため、ご覧になった方も多いかと思いますが、ニュージーランドへのPKの判定がVARで検証され、山下主審はPKを指示。そして、このVAR判定について、マイクを通じて「オンフィールド・レビューの結果、最終決定はペナルティ」と流暢な英語で場内アナウンスしました。格好いいっ!!堂々とした振る舞いが、同じ日本人女性の一人として、とても誇らしかったです。
判断力やはもちろんのこと、選手と同じレベルの走力が求められる審判は、私にとって絶対に就くことができない憧れの職業。日本人審判員トリオのこの大会での活躍を期待しています。
この「図書館だより」を書いている現在(21日金曜)では、日本代表の初戦サンビア戦の結果はまだ分からないのですが、「なでしこ」らしく伸び伸びと力強く戦ってくれるのではないかと思います。2011年優勝時に20歳だった熊谷キャプテンを個人的には応援しています。なでしこ、頑張れ~!!
・『尾張津島天王祭のすべて』若山 聡/著・・・天王祭の流れについて分かりやすく書かれた本で、写真も豊富です。貸出可能な郷土資料を集めた「ふじいろ文庫」のコーナーにありますので、気になる方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
・『女子サッカー140年史 闘いはピッチとその外にもあり』スザンヌ・ラック/著・・・女子サッカー140年の歴史を時代背景や文化を踏まえて考察し、未来への飛躍を提言する本。本の帯の推薦コメントは、2011年ドイツワールドカップでキャプテンをつとめた澤穂希さんが書かれています。
(ここから追記となります)
なでしこ、ザンビア戦は5-0の快勝でしたね!5点取ったことも良かったですが、守備陣のコントロールが素晴らしかったです。この勢いに乗り、優勝目指して頑張ってほしいと応援しています。
・『なでしこのおしえ』早草 紀子/写真と文・・・女子サッカーの黎明期から、なでしこを追い続けていた著者による児童書。「いっしょうけんめいやることを恥ずかしがらない」や、「できないことを周りや他人のせいにしない」など、大人も教わることが多い内容です。12年前のワールドカップ優勝時にフェアプレー賞も同時に受賞した「なでしこ」。当時の良き教えは、12年経っても大切にされているようです。
今日は3連休の真ん中の日ですね。週間天気予報によると、今日・明日・明後日は体温を超える猛暑となりそうです。くれぐれもお身体大切に、無理せずお過ごし下さい。
間もなく学校は夏休みですね。最近、歳のせいか子どもだった頃の夏休みをたまに思い出します。
1学期の終業式(当時は2期制ではなく3期制)の日、子どもだった私は両手、両肩に持ちきれほどの荷物を抱えて下校していました。水彩道具と筆洗いバケツ、書道道具、上履き、給食当番の割烹着セット、ホウセンカの植木鉢・・・どう考えても重すぎます。当時の夏は今よりも涼しかったとはいえ、真夏の真っ昼間に大荷物を抱えて小学生が下校するのは大変だった記憶があります。当時のランドセルは今よりも重かったはずですし。
しかし、なぜこんな大荷物を小学生の私は抱えて下校していたのでしょうか?・・・夏休みまであと1週間くらいとなった頃、担任の先生から「学校に置いてある道具を少しずつ持ち帰るように」と説明があったはずです。しかし、目の前の夏休みに浮かれていた小学生の私は先生の話を何も聞いておらず、終業式当日を迎えたようです。たしか「ちびまる子ちゃん」にも、よく似たエピソードがあったと思います。最近はこんな大荷物を抱えて下校する小学生は見かけないので、昭和の小学生ならではの「あるある」なのかもしれません。
ということで、間もなく夏休みがやって来ますね。図書館にとっては、繁忙期です!!たくさん食べて、よく眠って、あまり悩まずに、暑い夏を乗り切りたいと思っています。そして、図書館に来てくれる子ども達にとって、たくさんの楽しい思い出ができる夏休みとなりますように。
・『ホウセンカの絵本』もり げんじろう/へん・いちかわ ともこ/え・・・当時、私が通っていた小学校では植物の成長観察の授業といえば、ホウセンカでした。種がはじけ飛ぶ植物だったことよりも、植木鉢の肩に食い込むズシリとした重さが記憶に残っています。
・『なつのおとずれ』かがくい ひろし/作・絵・・・絵本「だるまさん」シリーズで知られる、かがくいさんの作品。梅雨明けを迎えるこの季節にオススメの一冊です。先週日曜にNHK・Eテレで放送された「日曜美術館 だるまさんの魔法 絵本作家かがくいひろし」は、かがくいさんの作品がなぜこんなにも優しさに包まれているのかを教えてくれるステキな番組でした。本日午後8時から再放送がありますので、興味のある方は是非。先週、録画するのをうっかり忘れてしまったので、私も録画してもう一度見ようと思っています。
最近、長生きする動物が登場する本を2冊読みました。
(他の仕事で使う予定の本なので、書名はナイショですが)1冊目に登場した動物は、ホッキョククジラ。こちらは哺乳類の中で最も長生き。何と!・・・200年も生きるそうです。すごいなぁ~。
2冊目に登場した動物は、大型インコのヨウム。おしゃべりする鳥として知られていて、多くは50年以上生きるそうです。ヨウムが登場していた本は、津村記久子さんの小説『水車小屋のネネ』。山間の町にやって来た姉妹とおしゃべりなヨウムのネネ、そして姉妹をささえる人々の交流が、章が変わるごとに10年ずつ進み、計40年間の歳月が描かれます。この先はネタバレになってしまうので、これから読もうと考えている方には読み飛ばして頂きたいのですが(といいつつ、本の帯にも書かれている言葉なのでセーフでしょうか?)・・・、
津村さんの小説には、いつも「やられたー!」と叫びたくなるほどの名言が詰まっているのですが、この小説では「誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ」という、ある登場人物の言葉にグッときてしまいました。また、この言葉が登場する場面が素晴らしくて・・・と続けると、書き過ぎてしまうので、この辺で。興味のある方は是非手に取って下さい。
さて、私事ですが今週誕生日を迎えました。ホッキョククジラなら4分の1も生きていない年齢なのですが、「まだまだ」のようにも、「もう」のようにも思います。ともあれ、この先の1年間、いやもっと長きにわたって「誰かに親切」な私でいられますように。そして、退屈しない人生が送れますように。
少し前のことなのですが、6月22日(木)にNHKで放送された「さらさらサラダ」で、気象予報士の寺尾直樹さんが津島市のお寺巡りをしていました。当日録画しておいたものを、先週の休日ようやく観ることができたので、今回はその話です。
番組コーナーの冒頭で、ほぼ毎日テレビの天気予報で顔を見ている寺尾さんが、子どもの頃から見慣れた津島駅に立っているのを見て、不思議な気分になりました。今回のテーマは愛知県で一番お寺の数が多い津島市で、アートな御朱印を集めながらお寺巡りをするというもの。番組に登場していたのは、龍淵寺、観音寺、宝寿院。いずれも津島では御朱印でよく知られているお寺です・・・と、とても詳しい人っぽく書いていますが、あらためてどんなお寺?どんなデザインの御朱印??・・・と聞かれると、さっぱり知らなかったので、番組でお寺と御朱印について詳しく紹介されていて勉強になりました。また、出演されていたご住職の温かなお人柄が、寺尾さんとの会話を通じて伝わり、ほっこりした気分になりました。
番組ではお寺巡りとは別に、同じく津島市内のイトウ写真館を寺尾さんが訪ねたコーナーもあり、花盛りのガーデンが登場していて、とてもキレイでした。少し前の新聞に「年間600品種が開花するガーデン」と紹介する記事が掲載されていましたね。「枯れないですよ」とお店で勧められて買った観葉植物でも見事に枯らしてしまう「茶色の指」を持つ私には、これほどの花がお庭に咲くなんて魔法みたいです。とても美しい庭に憧れてしまいました。
・『気象予報士・予報官になるには』・・・合格率わずか5%ともいわれる「気象予報士」。最近のゲリラ豪雨での激しい降り方を見ると、命を預かる仕事だと思います。
・『ふるさと津島 寺紀行』・・・津島市内の古い町並みを運転していると、寺社巡りをしている方を見かけることがあります。お寺巡りの参考になる一冊です。
・『みどりのゆび』モーリス・ドリュオン/作・・・文中の「茶色の指」の反対は、言わずと知れた「みどりの指」。由来となったのは、このフランス児童文学とされています。
早くも6月の最終週ですね。あとほんの少しで2023年の半年が過ぎるのかと思うと、ビックリです。ボーっとしていたら、あっという間に半年が過ぎていったような気がします。下半期は充実した半年になりますように。いや、しようと思います。
では、サッカーの話を。日本代表は先週の火曜日20日に行われたペルー戦も4対1の快勝。新たな10番(ア〇ィダス社のスパイクを履いていない堂安選手でしたね!)、そして新たなキャプテンも決まり、第2次森保ジャパンの船出は順調といえそうです。シンプルなことですが、代表が強いとサッカー界全体が盛り上がるので、このまま順調に強化が進み、来年1月のアジアカップで優勝することを願って応援しています。6月の2試合ではグランパスゆかりの選手も活躍してくれたので、こちらも期待しています。
先週、NHKで放送された横浜・F・マリノスの宮市亮選手のドキュメンタリー番組がとても良かったです。ちょうど10年前の2013年に行われた「アーセナル・アジアツアー」で名古屋グランパスと対戦した試合を豊田スタジアムに観に行き、当時アーセナルに所属していた宮市選手がPKを決め、スタジアムがとても盛り上がったことを思い出しました。その試合後、宮市選手は不運なケガが続きました。番組の中でご本人も語られていましたが、プレーしている時間よりもリハビリしている時間の方が長いという状況が続き、またその状況を叩かれるというプロサッカー選手にとっては最も辛い日々を送っていました。帰国し、横浜・F・マリノスに入団(地元グランパスではなかったことにガッカリしましたが・・・)、そして10年ぶり日本代表復帰・・・と、ようやく長いトンネルを抜けたところに、再びの大ケガ。番組は復帰までの10ヶ月を追った内容でしたが、宮市選手の表情に何度もグッときてしまいました。サッカーは試合の展開を観るのも面白いですが、やはり選手一人一人の人生を垣間見るのが一番好きです。
さて、サッカー女子W杯の開幕まで1ケ月を切りました。2011年の世界一からもう12年も経つのかと思うと不思議な気分ですが、今回のはどんなドラマを見せてくれるのか、今からワクワクしています。こちらも大いに盛り上がってくれると良いなぁ・・・と思います。
・『スポーツグラフィックナンバー 2023年7月6日号』・・・エルサルバドル戦、ペルー戦と2試合続けて大活躍し、代表の顔となりつつある三苫薫選手を特集しています。最新号のため、まだ貸出はできません。館内でご覧下さい。
最後にお知らせを。6月9日に『御宿かわせみ』などの時代小説で知られる作家の平岩弓枝さんが亡くなられました。図書館では追悼コーナーとして、コーナー6「追悼・平岩弓枝さん」を設置し、作品を紹介しています。時代小説は時を超えて楽しむことができる世界です。この機会に手に取って頂ければ、と思います。心よりご冥福をお祈りいたします。
2週間前の「図書館だより」に「観に行きたい」と書いていた、映画「怪物」を先日観てきました。
現在絶賛公開中なので、もちろんネタバレ厳禁なのですが・・・坂元さんらしいというか、坂元さんならではというか・・・脚本の構成と人物造形に唸りました。また、この作品が最後の映画音楽となった坂本龍一さんの楽曲が、子どもたちに寄り添うように感じられ、とても心に残りました。それにしても、是枝監督の作品に登場する子ども達は生き生きとしていて、毎回感情移入してしまいます。
実は映画館で映画を観るのは、とーっても久しぶりだったのですが、やはり大きなスクリーンで観るのは自宅のテレビ画面で観るのとは全然違うものですね。やっぱり映画館は良いなぁ・・・といいつつも、映画ってずいぶん値上がりしていたんですね!今回はインターネットであらかじめ席を予約してから映画館へ行ったのですが、支払の時にまぁまぁビックリしました。物価上昇の波はエンタメ業界にも及んでいるんですね・・・。少し前、久しぶりにライブのチケットを取ったのですが、その時も価格にビックリしました。もちろん、書籍も他人事ではありませんが・・・。
・『是枝裕和 総特集 またここから始まる』
・『物価とは何か』渡辺 努/著
さて、来週はサッカーについて書こうと思っています。グランパス中断前に2位に浮上、代表のエルサルバドル戦のゴールラッシュ、さらにマンCのCL制覇で頬がゆるみっぱなしです。
ここ数か月、探しても探しても見つからない。もうダメだっ!・・・という状況が続いています。失くなってしまったものは、以下の2つ。
1.今年の春頃に、夏になったら使おうと〇―クマンで買った「アームカバー」。
2.昨年の冬のはじめに買った、「Z印(鼻が長い動物のマークで知られるメーカー)の加湿器が入っていた段ボール箱」。
うーん、我ながらまぁまぁシュールな組み合わせ。
陽射しが気になる季節となり、やっと出番が来た!・・・と、引き出しを探せども見つからない「アームカバー」。そして、乾燥が気にならない季節になったので、加湿器を押し入れに収納しようとしたのに、なぜか見つからない「Z印の加湿器が入っていた段ボール箱」。2つとも、どこへ・・・。
と、探し続けても見つからない状況が続き、ほぼほぼ諦めかけた先週の休日。運動不足が気になり、隣の隣の市の桜並木へウォーキングに出かけた時のことでした。車のトランクを開けて、車に置きっぱなしにしてあるウォーキング用のウエストバッグを取り出そうと、同じく置きっぱなしのカゴを覗いたところ、「あ、あった~!!」。カゴの隅っこに、くにゃっと入っていたのは、そう〇―クマンで買った「アームカバー」。
おそらく、「アームカバー」が必要かも・・・と思い「アームカバー」を持ってウォーキングに出掛けたものの、思ったよりも寒かったので上着を着たまま歩き、「とりあえず・・・」と車のトランクのカゴに放り込んだものと思われます・・・あー、本格的な夏が来る前に見つかって良かった!!
と、「アームカバー」をめでたく発見し、小さな喜びに浸っていたのですが、探せども探せども「Z印の加湿器が入っていた段ボール箱」が見つかりません。自分の部屋の押し入れ、リビングの押し入れ、玄関の収納棚、洗濯物干し場にある棚・・・と、我が家の思いつく限りの収納スペースを探したのですが、さっぱり見つかりません。ということで、いつまでも部屋に加湿器を置いておくのも邪魔なので、次の休日にでもサイズが合った段ボール箱をホームセンターあたりで購入しようかな、と思っています。どこへ行ったのでしょうかね・・・段ボール箱。おそらく加湿器を買った時にボーっとしていて、無意識に段ボール箱を畳んで捨てたんじゃないかな・・・と密かに思っていたりもしますが。
・『うさこちゃんのさがしもの』ディック・ブルーナ/ぶん・え・まつおか きょうこ/やく・・・涙を流す「うさこちゃん」の表紙のイラストから、さがしものが見つからない心細さが伝ってきます。さて、うさこちゃんは、さがしものが見つかったのかな?
・『夢の中へ 井上陽水ベストアルバム』井上 陽水/歌・・・探しものをしている時に、脳内ではわりと井上陽水の「夢の中へ」が流れています。〽探すのをやめた時見つかることもよくある話で・・・という歌詞の通りに、ホームセンターで段ボール箱を買うと見つかるのかもしれません。
6月になりましたね。6月は久しぶりにサッカー日本代表戦があります。エルサルバドル戦とペルー戦の2試合。どちらも南米の強豪チームです。エルサルバドル戦は豊田スタジアムでの試合ですが、豊田スタジアムで19時過ぎのキックオフだと・・・うぅ、終電に間に合わない!!・・・ということで、今回は断念。次の機会を待とうと思っています。
さて、先週は東海地方で10年ぶりとなる「5月の梅雨入り」の発表がありました。少し調べてみると、昨年の東海地方の梅雨入りは6月14日ごろ。うーん、2週間以上早い。この調子で、梅雨明けも早くなるのでしょうか?梅雨明けの後は猛暑がやって来ることを考えると、それはそれでイヤだなぁ~。
ということで、梅雨らしい話題を。先週の休日、久しぶりに隣の県の森へウォーキングに出掛けてきました。この日は雨。普通に考えると「あいにくの雨」なのでしょうが、この時期は雨の方が涼しくて歩きやすいので「恵みの雨」です。森には「あじさいの小径」と呼ばれるアジサイの名所があり、石畳の階段が続く遊歩道に沿って、およそ1000本のアジサイが咲き誇っています・・・この日は朝から降り続く大雨のせいか誰もおらず、貸し切り状態。咲き始めの美しいアジサイを堪能し、爽やかな気分で「あじさいの小径」を後にしました。
・・・と、そこまではとっても良かったのです。てくてく下り坂を歩いていると、何とも言えない違和感が体のあちこちに・・・。ふと腕を見ると、ヒ、ヒル~!!・・・ということで、後で落ち着いて確認してみると、合計3箇所もヒルにやられていました。うぅ、今でもかゆいっ。今年こそは「ヒル忌避剤」を購入すべきなのか、現在迷っているところです。まぁまぁお値段が高いんですよね、ヒル忌避剤。しかし、ヒルの話を毎年こうやってネタにするのもどうかと思うし・・・。
あ、書き忘れるところでした。坂元裕二さん、カンヌ国際映画祭脚本賞おめでとうございます!長年のファンの一人として、とても嬉しいです。『怪物』、何とか時間を見つけて観に行きたいと思っています。
・『あめのもりのおくりもの』ふくざわ ゆみこ/さく・・・雷がこわいクマさんがふとんをかぶってふるえていると、仲良しのヤマネくんが「なないろ谷」にあじさいをみにいこう、と誘いにやって来て・・・とはじまる絵本。とてもきれいなあじさいが作中に描かれています。
・『脚本家坂元裕二』坂元 裕二/著・・・今から5年ほど前に出版されたもの。全作品解説や出演者との対談、ロングインタビューが収録された豪華な本。オススメです。
早いもので5月も間もなく終わりですね。あと1か月と少しで2023年も半年が過ぎるとは、早すぎるような気がします。
さて、先週の整理休館日、23日(火)にコーナー8「館と園に出かけようよ。」がスタートしました。
コロナ禍もようやく一息というところで、「お出かけ」をテーマにした特集コーナーです。詳しい内容については、こちらをご覧頂ければ・・・と思います。「館」と「園」の文字がつく場所を、思いつく限り探して特集しました。ちなみにボツになった場所は、迎賓館、武道館、写真館、菜園、霊園、野鳥園、薬草園など。「お出かけ」というテーマから離れていることや、そもそも本の所蔵がないものはボツとなりました。
8月下旬まで展開している予定ですので、夏休みの「お出かけ」の参考にお役立て頂ければ幸いです。どこかへ出かけたい、遊びに行きたい!!・・・という、皆さんの気持ちに沿っていることを願うばかりです。どうぞ宜しくお願いします。
毎回のことながらコーナーを制作する時は、どのようなテーマを取り上げるべきかで迷い、どの本を選ぶかで迷い、選んだ本をどのように紹介しようかで迷い・・・と、迷い迷い迷いながら制作しています。もっと効率的に制作する方法はないのかなぁ?・・・と毎回思いますが、私は迷いつつしか進められない性質のようなので、しばらくはこのまま進めていこうと思っています。気が早いのですが、次回のコーナーに向けても少しずつ考えはじめています。取り上げたいテーマは決まりつつあるのですが、このテーマを特集するなら、きちんと勉強をしなくてはいけないなぁ・・・と思いつつ。
最後になりましたが、前回のコーナー9「家康、天下泰平への道」では多くのご利用を頂き、ありがとうございました。大河ドラマはこれから佳境へ・・・といったところですね。これからは、のんびりとした気分で大河ドラマを楽しみたいと思います。コーナーを制作したときに調べまくっていたので、この先の展開がほぼほぼ分かっているのがちょっと残念ですが。
先週の半ばは暑かったですね。暑さに身体が慣れていないせいか、「だるいなぁ」と思いながら過ごしていました。まだまだ大丈夫かと思っていましたが、そろそろ半袖の服やサンダルを準備しなきゃダメですね。
さて、先週の予定どおりJリーグ30周年記念スペシャルマッチについて書きます。
30年前のJリーグ開幕戦、グランパスはアントラーズ相手に0対5、衝撃のぼろ負けでした。しかも、当時40歳のジーコにハットトリックを達成されるというオマケ付き。ということで、30年越しのリベンジを果たすべく臨んだ14日の国立競技場での試合の結果は・・・0対2の負け。うーん、残念。30年後の60周年記念マッチこそは勝ってほしいものです。
先週発表されたJリーグ30周年MVPに選ばれたのは、現在ジュビロ磐田に所属する遠藤保仁選手。まだまだ現役です。歴代最多のJ1通算672試合出場ですから文句なしの受賞です。おめでとうございます!表彰式での中村俊輔選手とのやり取りは、「仲良し感」が出ていて微笑ましかったですね~。
Jリーグが生まれてからの30年の間には色々な問題やトラブルがあり、すべてが順風満帆ではなかったけれど、その都度きちんと向き合い前向きに歩みを進めた30年間だったな・・・とJリーグファンの1人として誇りに思います。Jリーグのこれから先の30年が、今よりもっと幸せで実り多い30年となりますように。私も元気に60周年をお祝いできたら良いなぁ~。
あ、先週はCL決勝カードが決定しましたね。レアル撃破の勢いに乗ったシティが初優勝!・・・となることを願いつつ、6月4日の試合を楽しみにしています。
・『Jリーグ・ファン・ガイドブック 名古屋グランパスエイト』・・・今から30年前、Jリーグ開幕にあたって出版されたガイドブックです。当時のJリーグ全10チームそれぞれのクラブ名のガイドブックが出版されていますが、クラブ名が「読売日本サッカークラブ」や「東日本JR古河サッカークラブ」と表記されていて、時代を感じます。なかでも、合併消滅してしまった「全日空佐藤工業サッカークラブ」は、チーム名を聞いただけでグッときます。
・『信頼する力 ジャパン躍進の真実と課題』遠藤 保仁/著・・・ベスト16進出を果たした2010年南アフリカ・ワールドカップの全4試合にスタメンで出場した遠藤選手が舞台裏を語った本です。今から10年以上前に出版された本ですが、「信頼」をキーワードに読むサッカー本は今読んでも新鮮に感じます。
・『平成をあるく』共同通信社/編・・・1993年、平成5年に発足したJリーグ30年の歩みは、ほぼほぼ平成の歩みと重なります。同時代の出来事と合わせて、この30年を振り返ってみるのも良いかもしれませんね。
では、先週の続きを。
その後、無事に最寄り駅のK駅に到着した私と母とM叔父さん夫妻は、駅前でレンタカーを借りて田舎へ出発。この日、北陸地方はフェーン現象で初夏の暑さという予報が出ていましたが、山間に位置する田舎はとても快適。あー、良い天気だなぁ・・・と思いつつ、窓の外を眺めると工事現場が多く、さらに「片側通行止め」に引っかかること数回。M叔父さんによると、昨年8月の記録的豪雨で田舎も被災し、現在も復旧工事が続いているとのこと。「昔は、こんなひどい雨はこの辺では降らんかったけどねー」と母も口を揃えます。以前は、真夏でも夜は毛布がないと寒かったそうですし、地球温暖化の影響は田舎にも及んでいるようで心配になります。
途中、S県からやって来たM叔父さん夫妻の息子さん(つまり従兄弟)夫妻&子ども達と合流し、無事に田舎に到着。出迎えてくれた叔母によると、現在法要の真っ最中。タイミングをはかって中に入るべし、との事。うーん、やはり始発で出発しても遅刻かぁ・・・しょんぼりしつつ中に入ると、S叔父さんと従兄弟が向かい合ってお経をあげています(書き忘れていましたが、田舎はお寺で2人はお坊さんです)。久しぶりに会う親戚たちと門徒さんが座っている中、ゾロゾロ入っていくのはイヤだなぁ・・・と気が引けていたのが、今考えれば良くなかったのです。親戚に挨拶する間もなくお焼香の順番となり、前へ進み出たところで「スリッパ!」と母の声。ふと足元を見ると、恥ずかしいっ!私、スリッパ履いたまま!!・・・おじいちゃんおばあちゃん、ごめんなさい・・・と呟きながら、微笑みを浮かべる祖父母の写真に向かって手を合わせました。やはり、遅刻するとロクなことがないのです。前泊すれば良かったかも。
ということで、無事に法要が終わって、親戚たちとめでたく再会。コロナ禍でおよそ3年ぶり、あるいはそれ以上に久しぶりの再会です。わー!元気だった??・・・と感激しつつも、日帰りなのでゆっくりお喋りする時間はそれほどありません。昨年1月に祖母が亡くなった時に伺えなかったお詫びも満足に伝えられないまま、お昼を食べて出発の時間がやって来ました。うーん、慌ただしい!!
帰りの「しらさぎ」の車内で、おばあちゃんが亡くなったことも、お葬式に行けなかったことも、とても悲しかったけれど悲しいのを上回る楽しかった思い出がいっぱいあるので、たぶん私たちは大丈夫だよ。おじいちゃんと安心して見守っていてね・・・と考えていました。あ、みんなで写真撮っておけば良かった!・・・と気づいたのは、家に帰ってからのこと。久しぶりの田舎ではミスが多かったですね。今度田舎へ行くときは、もっとのんびりしたスケジュールで行きたいなぁ。
さて、来週はJリーグ30周年記念スペシャルマッチの話を書こうかな、と思っています。今日のアントラーズ戦はどうなったかなぁ??
・『極端豪雨はなぜ毎年のように発生するのか』川瀬 宏明/著・・・豪雨にそなえるために知っておきたい気象の知識をわかりやすく伝える本。ここのところ、数十年に一度という極端な豪雨が毎年のように頻発しています。梅雨を前に用心しなくては。
・『魔法のスリッパ』ディック・キング=スミス/作・・・スリッパが大好きなおじいさんが、ある日不思議なスリッパを手に入れ、それを履くと頭も体力も超人になる・・・という物語。うっかり履きっぱなしだったスリッパが都合よく消えてくれる話ではありません。
・『西の魔女が死んだ』梨木 香歩/著・・・おばあちゃんと孫娘が主人公の小説といえば、この本。私も大好きな作品です。本文中の「悲しいのを上回る楽しかった思い出がいっぱいあるので・・・」のくだりは、最近新聞で読んだ梨木さんのコラム「わくわくの旅に出るみなさんへ 時代は変わった、山だって動く」からの連想です。
先週末、祖母の一周忌法要&祖父の十三回忌法要のため、日帰りで石川県へ行ってきました。
昨年1月に祖母が他界した時は(雪国では1月の法要は集まるのが無理なので、気候が良い時期まで延期するのが慣例となっています)、「緊急事態宣言」だったか「まん延防止等重点措置」が出ていた時期と重なったため、お通夜もお葬式も欠席。祖母が亡くなったという実感が持てないまま、1年と少しが経っていました。
しかし、今回は日帰り。「あぁ、田舎に帰ってもおばあちゃんはいないんだなぁ・・・」と感傷に浸る余裕は全くありません。そもそも、始発で出発しても10時開始の法要には遅刻です(この世で一番遅刻が嫌いな私が遅刻するとは・・・涙)。
コロナ禍で外出を控えていたため、およそ3年ぶりに名古屋駅から新幹線に乗り、米原駅で「特急しらさぎ」に乗り換え、最寄りのK駅で下車。K駅で一宮発の叔父夫妻と合流し、叔父夫婦が手配してくれたレンタカーで田舎へ、という行程です。予定どおり、米原駅で「特急しらさぎ」に乗り換えて、ホッとしつつ窓の外をぼーっと見ていると・・・どこかで見たことがある黒いマスクをつけた喪服姿の男性が、ホームの自販機で飲み物を買おうとしています。
ん、あの人は・・・そう、よくよく見ると、喪服姿の男性は3年ぶりに会う予定のM叔父さん。「おーい!M叔父さんっ!!」と叔父に向かって母と全力で手を振りましたが、叔父は、姉と姪が電車から手を振っていることに全く気付きません(当たり前か)。
うーん、やっぱり気付かないよねー、と母と話しながら窓の外の叔父を見ていると、出発する時間が近づいているにも関わらず、叔父は自販機に入れた小銭が「おつり」として何度も戻ってきてしまう、という他人に見られたら恥ずかしい場面に突入。母は「あの子ったら、何やってるの・・・」と、60歳過ぎの弟を「あの子」呼ばわり。ま、間に合うのか!?・・・と、ドキドキしましたが、どうにか2本の飲み物を抱えて電車に乗り込む叔父を見届け、「今、見てたよ~」と叔父にメールを送りました。ビックリしたでしょうね(笑)。
この話、来週に続きます。まだ米原ですし、祖母の思い出も書いていませんね・・・。あ、M叔父さん、許可も取らずに書いちゃってゴメンね。
・・・と、ここまで書いておいたのが5月4日木曜日。その翌日、5月5日金曜日の午後に石川県能登地方を震源とする地震が発生。珠洲市では震度6強の揺れを観測しました。この「図書館だより」で書いている「田舎」は石川県内の能登地方ではなく、加賀地方に位置します。「田舎」は能登からはかなり離れた場所ですが、叔父によると「能登が震源地でこんなに揺れたのははじめて」とのこと。現在も断続的に余震が続いており、眠れない夜を過ごされている方も多いかと思います。心よりお見舞い申し上げます。
・『日本の鉄道乗り換え・乗り継ぎの達人』所澤 秀樹/著・・・行きは米原乗り換えでしたが、帰りはK駅から乗り換えなしの「特急しらさぎ」で帰りました。乗り換えなしで帰れるのはラクなのですが、米原駅で「座席の回転」をしなくてはいけません。車内放送が流れると「来たぞ、来たぞ!」とイベントに参加する気分になるのは私だけでしょうか?
・『新・日本懐かし自販機大全』魚谷 祐介/著・・・自販機は割高なので、飲み物は近所に驚くほど沢山あるドラッグストアで買っています。そもそも、ほとんど水筒を持ち歩いているので、飲み物を外で買うことはまずありません。単にケチなのかもしれませんが・・・。
ゴールデンウィークに入りましたね。この「図書館だより」を書いている28日金曜日の時点で、早くも天王川公園の藤は「散り始め」とのこと。昨日と今日は雨の予報のようですが、藤はもう散ってしまったのでしょうかね??私は2週間ほど前に6分咲きくらいの藤を見てきましたが、水面に映る藤がとてもキレイでしたよ~。夜なのに、たくさんの人が写真を撮っていて驚きました。まだ満開でもなかったのに。
さて、先週の26日未明に日本の民間宇宙開発企業「iSPACE」が開発した「HAKUTO-R」が月面着陸に挑戦しました!しかし、着陸予定時間を過ぎても通信が回復しないことから、月面に衝突した可能性が高いとみられ、今回の挑戦は「失敗」という結果に終わりました。
この「HAKUTO-R」の応援歌(があるのです!)を私の好きなバンドが担当しており、さらにこの曲の楽曲音源ディスクが「HAKUTO-R」に搭載されていたので、当日は「頑張れー!」と空を見上げて応援していました(成功したら〇年越しでリリース予定だったそうです)。「失敗」という結果を知り、とても残念に思っていたのですが、この結果を受けての「iSPACE」の会見が、とことん前向きで素敵な会見でした。
「今回の結果を受けてもなお、不確定なリスクを恐れず挑戦の歩みを決して止めることは致しません」という言葉には、グッときてしまいました。「着陸直前までのデータが取ることができ、ノウハウが学べたたことは大きな収穫」という言葉も、「失敗」という言葉の持つネガティブなイメージとは、まるで逆のポジティブな言葉。うーん、ここのところ打たれ弱い私は見習わなくては・・・。
「iSPACE」の再挑戦、心から応援しています。いつか宇宙からもライブ配信され、宇宙人とバーチャルで歌い踊る日がやってくるかもしれませんね。
・『月でたんじょうパーティーをひらいたら』ジョイス・ラパン/文・シモーナ・チェッカレッリ/絵・・・いつかそんな時代がやって来たら楽しいだろうな~と、思わせる素敵なイラストが表紙の絵本です。
先週は春を通り越して、一気に初夏の気候となりましたね。津島で初夏の訪れを感じるものといえば、「藤の花」という方が多いかと思いますが、私は「カエルの鳴き声」。暖かくなり、窓を開けている時間が増えたので、(選挙カーから聞こえる候補者の名前の連呼と重なり)カエルの鳴き声がちょっとうるさい・・・。ま、時期的なものなので仕方ないですね。
さて、先週の予告どおりスポーツネタを。
そうなんです・・・。名古屋グランパス、現在2位と調子が良いんですよね~。ふふふ。長谷川監督は2期目に結果を残すと定評がありますが、堅守速攻というチームのスタイルが定着した今季は絶好調といえそうです。先週の王者・川崎フロンターレ戦も良い試合でしたが、19日のルヴァンカップ・横浜F.C.戦は17歳(!)の新星・貴田選手の2ゴールもあり、早々にベスト8進出が決定しました。まだまだシーズンの先は長いですが、久しぶりのタイトルを期待してしまいます。頑張って応援しようっと。
CLもベスト4が決まりましたね。準決勝でミラノ・ダービーとは凄いことになりましたが、個人的には私の最愛のバンドが応援しているマンCに注目しています。次はレアル戦かぁ・・・グアルディオラ監督の采配に期待しています。
女子バスケWリーグ・ファイナルは、NHK・BSの生中継を可能な限り3試合とも観戦していました。残念ながら、第3戦は2度の延長の末トヨタが負けてしまいましたが、どちらも一歩も譲らない戦いぶりに、サッカーファンの私でも「バスケ、面白い!」と思いました。私は背が高いのに、バスケやバレーなど団体競技の球技のセンスが全くなく、水泳やヨガなど個人競技しかスポーツはやらないのですが、観るのは団体競技、しかも球技が圧倒的に好きです。コンプレックス、の裏返しかもしれませんね。ま、それはともかく・・・そろそろ薄着の季節にもなるので、しっかり身体を動かしたいと思っています。
・『見つけて検索!日本のカエルフィールドガイド』カエル探偵団/編・・・日本にいるカエル全48種の見分け方、探し方を紹介するフィールドガイド。うーん、「カエル探偵団」の存在が気になります。
・『さくらももこ「ちびまる子ちゃん」を旅する(別冊太陽・太陽の地図帖)』・・・サッカーファンには有名な話ですが、「ちびまる子ちゃん」でまるちゃんのクラスメイトとして登場する「サッカー少年・ケンタ」のモデルは、現在名古屋グランパス監督の長谷川健太監督です。F.C.東京監督時代は「長谷川健太監督J1リーグ通算200勝記念ちびまる子ちゃんコラボグッズ」が販売されたそうです。
・『楽しさ、奥深さ、紐解く、わたしたちの「ガード論」。』・・・女子バスケWリーグ・ファイナルでは、津島市ゆかりの山本麻衣選手も活躍されていましたが、そんな山本選手のロングインタビューが掲載されているのがこの本。中学時代のお母様とのエピソードがグッときます。
先日、高知県に住む叔母から宅急便が届きました。叔母は私とよく似た”美味しいもの好き”。この中には、きっと美味しいものが入っているはず・・・とワクワクしながら荷物を開けると、タケノコ(茹でたもの、茹でて味付けして炊いたもの、油揚げと一緒に味をつけて炊いたもの、の3種類!)や、トマト、小夏、干物、じゃこなど、ご馳走がいっぱい詰まっていました。
早速、叔母にお礼の電話をかけると、油揚げと一緒に味をつけて炊いたタケノコは「タケノコご飯」にするのではなく、荷物に一緒に入れた「U路ずしの素」(「ごっくんU路村」など、ゆず商品で有名なU路村ブランドのすし酢)で、「タケノコ寿司」を作って食べてね!・・・とのこと。うわー、今まで試したことないけど、それ絶対に美味しそう!!・・・と、日頃から尊敬する叔母をさらに大尊敬しました。年齢を重ねても、“美味しいもの”への探求を続ける叔母は、私にとって憧れの存在なのです。
高知県は地理的にはとても遠い場所ですが、亡くなった父がずーっと愛していた故郷。私にとっては、とても近くて大切な場所です。4月から高知県出身の牧野富太郎博士を主人公のモデルとした朝ドラ「らんまん」がスタート。毎日録画して楽しく見ているのですが、高知県の山間の美しい景色を見ていると、やっぱり高知県に行きたくなりますね。今年こそは、コロナ禍で3年以上会えていない叔母や親せきに会い、父の墓参りに行きたいな、と思っています。
ところで、グランパス!昨日は川崎フロンターレ相手に快勝でしたね。残念ながら昨日は出掛けていたので、久しぶりの地上波生中継はリアルタイムで観戦できませんでしたが、録画しておいた試合を夜じっくりと観戦しました。それにしても、現在2位とは素晴らしいっ!!・・・と、そんなサッカーの話と女子バスケWリーグ・ファイナルについての話を、来週の「図書館だより」でスポーツネタとしてまとめて書こうと思っています。女子サッカーW杯も近づいてきました!こちらも応援しなくては。
・『農家が教えるタケノコづくし』・・・春の味覚「タケノコ」の活用法について、かなりマニアックに書かれた本。なかでも、私が気になっているのが「かんたんメンマ」の作り方。私が一番好きなラーメンの具「メンマ」。いつか手作りして、ラーメンにたっぷり入れたいと夢見ていますが、大量の「タケノコ」が必要なようなので難しそうです。
・『ゆずと森を届ける村 馬路村』上治 堂司/著・竹下 登志成/著・・・U路村、こと高知県馬路村。中山間地の小さな村・馬路村が「ゆずの村」として、成功していく姿が描かれます。個人的には、疲れた時に「ごっくん馬路村」は超オススメです。
・『ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち』広末 涼子/著・・・朝ドラ「らんまん」で、主人公・万太郎の身体が弱いお母さんを熱演されていた高知県出身の女優・広末涼子さんのエッセイ集。
先月28日、音楽家の坂本龍一さんが亡くなりました。
長い間ガンを患っていることも存じ上げていたし、昨年末に「これが最後になるかもしれない」と自身が話されていた配信ライブも視聴していたのですが、1月に高橋幸宏さんが亡くなられたばかりなのに・・・、と本当に驚きました。とても悲しいです。
音楽はすごく好きなのですが、あまり詳しくはないので間違っていたらゴメンなさい・・・の話ですが、私が若かった頃、ダウンタウンの番組や教育テレビ(現在のEテレ)の夜遅めの枠に坂本さんがよく出演されていました。その当時、既に「世界のサカモト」として名声を博していたにも関わらず、楽しそうに「アホアホマン」のコントを演じる姿や、教育テレビの番組で誰に対しても誠実で丁寧に話しかける姿に、「こんなに格好いい大人がいるんだな・・・」と憧れていました。
ここ数年はCDを直接プレイヤーから聴く機会はなくなり、PCやスマホを経由してヘッドホン、もしくはスピーカーで音楽を聴く形になっていますが、当時はまだ私の部屋にCDコンポがあり、CDを買うとすぐにプレイヤーにかけて音楽を楽しんでいました。訃報を聞き、久しぶりに坂本さんの作品を聴きたくなったので、収納を探してみると、かなりの枚数のCDが見つかりました。あ、このジャケットのデザインは覚えているなぁ・・・とか、これは昔友人から借りたら気に入ったので自分でも買った作品だな・・・とか、CDの冒頭に咳払いが入っていることが許せない、と早世した従姉妹が怒っていたライブ盤だな・・・とか、懐かしい思い出で胸がいっぱいになりました。
教授(と呼びかけるのは本当に畏れ多いのですが)、たくさんの作品をありがとうございました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
愛知県図書館では「追悼 坂本龍一展」を開催しているそうですね。当館でも追悼特集を組みたかったのですが、残念ながら特集を組むことができる数の資料を所蔵していなかったので、今回は見送ることとなりました。年末の追悼特集では作品をご紹介できるかと思いますので、その日まで頑張って腕を磨いておきます。
・『友よ、また逢おう』坂本龍一/著・村上龍/著・・・出版されたのは1992年ですが、(私の記憶違いでなければ)当時私がよく買っていた雑誌「月刊カドカワ」に連載されていた往復書簡をまとめた本。この時期の坂本さんはニューヨークに拠点にし、まさに「世界のサカモト」として制作を続けていた頃だったかと思います。
・『ラストエンペラー1』~『ラストエンペラー3』・・・この作品で坂本さんアメリカ・アカデミー賞オリジナル作曲賞を受賞。また、甘粕正彦役として出演もされています。個人的には、ボウイファンなので「戦メリ」派だったりしますが・・・。
・『ザ★ベストNHKみんなのうた』・・・私と同世代の方ならご存知かもしれませんが、「コンピューターおばあちゃん」という当時「みんなのうた」でよく流れていたこの曲は坂本さんが編曲を担当されています。坂本さんの自由な仕事ぶりはこんな作品からも窺えるかな、と思います。
4月になりましたね。今年の3月は記録的な暖かさだったそうで、桜が満開を迎えるのが早くて驚いています。このスピードでは、天王川公園の藤の開花も早くなる可能性が高そうです。津島の貴重な観光コンテンツ「藤」が、ゴールデンウィークには散っているようなイヤな予感がします。遠方から藤を観に来て下さる方も多いのに・・・。さて、どうなることでしょうか?
さて、3月24日(金)と28日(火)にサッカーの日本代表戦がありました。対戦相手はウルグアイとコロンビアで、どちらも南米の強豪チームです。結果は1分け1敗と、結果についてはまだ問われない時期とはいえ、ホームゲームだったことを考えると、今ひとつの結果と言えそうです。うーむ。
この3月シーズンは、経験豊富なベテラン選手は戦力として「計算が立つ」選手として招集が見送られ、もうちょっと経験を積ませたい中堅+代表デビューほやほやの若手というメンバーで構成されていました。ということで・・・うーん、吉田選手だったら、この場面ならもっと前線に放り込むかな?・・・とか、長友選手なら、もっとここで声を出して勢いづかせるかな?・・・とか、色々思いつつの観戦となりました。三苫選手のヘディングはお見事でしたけどね。
とはいえ、パリ五輪は早くも来年に開催されます。サッカー男子五輪代表は23歳以下+オーバーエイジ3人で構成されるので、今の時期からパリ五輪世代の選手が代表での経験を積むのは大切なこと。がんばれー、と運動会を見守る保護者のような気分になります。私も長~い間サッカーを応援していますが、いつの間にか名前と顔とポジションが一致しない選手も増えています。来年のパリ五輪を楽しむために、しっかり予習しなくてはいけませんね(汗)。
・『東海から行く桜の絶景』・・・通勤途中、天王川公園の桜が早くも散り始めているのを見かけました。今週末はお花見を楽しむ方も多そうですね~。あ、今(4月1日土曜)見たら、昨日(い)さんが同じ本を紹介してますね。3月31日金曜に書いておいた文章ですが、被ってしまいました。スイマセン。
・『「ずる賢さ」という技術 日本人に足りないメンタリティ』守田英正/著・・・24日(金)のウルグアイ戦、28日(火)のコロンビア戦と2試合続けてスタメンで出場し、代表ボランチとして定着しつつある守田選手の本。サッカーファンではない方が読んでも、「日本人論」として面白い作品かな、と思いました。
Oさんが「一粒万倍日と天赦日、寅の日が重なる、今年最大のスペシャル最強開運日」と「図書館だより」に書いた21日(火)、新しい財布を購入しました(といっても、ネットショッピングなのでポチっただけ)。この半年で財布を2回も拾った私ですが、自分が使っている財布はかれこれ15年以上愛用してきた財布。物持ちが良い方とはいえ、ここのところ小銭入れのボタンの嚙み合わせが緩んできたようで、カバンの中で小銭が散乱すること数回。さすがに買い替えを決意しました。「春財布」は、「張る財布」とかけて財布がパンパンに張るほどお金が入るといわれ、縁起が良いそうですね。早くも届いた新しい財布で、良い買い物がいっぱいできるといいなぁ・・・と思っています。
さて、早くも年度末ですね。私にとっては、今年度最後の「図書館だより」です。仕事の話ではないのですが、今年度は5月から3月まで、市の「手話奉仕員養成講座」を受講していました。週1回2時間の講義を皆勤賞で受講したわりに、指文字もあやしい不出来な受講生でしたが、毎回丁寧に手話を教えて下さったI先生(アクシデントで最後2回お会いできず残念です)とH先生には心よりお礼申し上げます。私ももういい年齢なので、いわゆる「講義」を受けるのは本当に久しぶりのこと。発表のたびにドキドキしたり、褒められてちょっと嬉しくなったり・・・と、1年間限定ではあるものの久しぶりに「生徒」として過ごす時間はとても貴重なものでした。また、ほんの触りではありますが、「ろう文化」の豊かな世界に触れることができ、視野が広がる思いでした。今後はせっかく教わった手話を忘れないように、毎日なるべく手話動画を見て、自分の手を動かして・・・と、少しずつでも勉強を続けていきたいと思います。
来週の日曜には4月になっていますね。4月になると、牧野富太郎博士が主人公のモデルとなった新しい朝ドラ「らんまん」が始まり、みうらさんの週1回の新聞連載が始まります。どちらも楽しみ~・・・なのですが、来週の「図書館だより」はサッカーの日本代表戦について書こうと思っています。カタール・ワールドカップが終わってから、早いもので3ケ月ほど経ちました。第2次森保ジャパンはどんなサッカーを見せてくれるのか、期待しつつ応援しています。あ、WBC、日本優勝おめでとうございます!サッカーもあやかりたい!!
・『おさいふのかみさま』苅田澄子/作・にしむらあつこ/絵・・・おばけのばけばけくんが、お母さんからはじめておこづかいを貰い、商店街で買い物をしようと財布を開けたら、「それ、いちばんほしいかね~?」と「おさいふのかみさま」が出てきて・・・と、続く絵本。こんな「おさいふのかみさま」なら、大人の財布にも出てくれると、節約になりそうですね。
・『龍の耳を君に』丸山 正樹/著・・・ろう者の両親から生まれた聴こえる子「コーダ」である主人公が手話通訳士として活躍する「デフ・ヴォイス」シリーズの2作目。第3話の表題作でもある『龍の耳を君に』のスピンオフ作品には、児童書『水まきジイサンと図書館の王女さま』があります。「龍」という漢字の下に「耳」を書くと「聾」という漢字になりますが、全日本ろうあ連盟のシンボルマークも「龍」にちなんだ(他にも由来はありますが)タツノオトシゴになっています。
・『牧野富太郎 なぜ花は匂うか』牧野富太郎/著・・・4月3日からはじまる朝ドラ「らんまん」の主人公は牧野富太郎博士。実は、高知県にある「高知県立牧野植物園」のミュージアムショップで買ったペーパーウエイト(現行商品とは少し違うデザインのもの)を愛用しています。父が高知県出身なので、高知県ゆかりの人物には親近感を持っています。朝ドラ、全話観れるかなぁ??
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、ここのところ暖かくて薄着で過ごせる日が続いています。(お)さんも書かれていましたが、17日(金)には名古屋地方気象台から「桜の開花」の発表がありました。例年より1週間早い開花だったようです。私は、よく隣の県の「森」へウォーキングに出掛けるのですが、ここ1ヶ月は行くたびに景色も空気も春っぽくなってきているなー、と感じます。「森」は八重桜の名所として知られているので、あと1ヶ月もすれば多くの観光客で賑わうことになるでしょうね。あ、そろそろ「ヒル」対策も考えなくては・・・。
さて、先週の休日のこと。朝、お風呂掃除をしていたら、リビングの方から「ガッシャーン」という物凄い音が聞こえました。え、何事??・・・と思い、風呂場から母に「大丈夫―??」と声を掛けたら、「大変―!!」の返事。ん、まさか母がケガとか!?・・・と思い、お風呂掃除を切り上げて様子を見に行くと、何と!ロールカーテンが壁から床に落ちているではないですか!・・・ど、どうしてこうなったの??・・・と母に聞くと、ロールカーテンの紐に足が引っかかってしまい、転んだらロールカーテンが落ちた・・・とのこと。
ま、母にはケガもなく、ガラスが割れたわけじゃなかったから良かった・・・と思いつつも、ロールカーテンを確認してみると、どう考えても素人が何とか修理できるとは思えない壊れっぷり。うーん、どうしよう??・・・と迷いましたが、20年以上前に家を建て替えた時にロールカーテンを設置してくれた、近所のカーテン業者Sさんに電話して相談してみることにしました。早速電話を掛けてみると、今日は予定が埋まっているから伺えないけど、明日ならたぶん大丈夫だと思うから明日10時頃に一度電話してから伺いますねー、とのこと(後でよく考えたら、まだ8時。10時開店の2時間前でした・・・スイマセン!)。ま、明日なら私は用事があって留守だけど、母は仕事が休みで家にいる時間もあるから大丈夫・・・と一安心。とはいえ、この壊れっぷりでは、おそらくロールカーテンは買い替え・・・え、5万円?10万円??・・・とビビりながら、その日は過ごしていました。
翌日、私はロールカーテンのことが気になりつつも外出していると、母から「ロールカーテンは直った」と電報のようなメールが届きました。あ、良かった・・・で、お値段は!?・・・肝心な点は不明のままですが、用事も無事に終わったので帰宅。母に詳しく聞くと・・・Sさんからは約束通り10時ぴったりに電話が掛かってきた。今家にいると伝えると「じゃ、伺いますねー」と、すぐに来てくれた(近所だからね)。壊れたロールカーテンを点検すると、壁を確認して新しく釘を打ち、元通りにロールカーテンを直してくれた。15分くらいで作業は終わった、とのこと。で、驚いたのはここからです。母が「ありがとうございます。代金はお幾らですか?」とSさんに尋ねると、「ハハハ。これじゃ、お金は頂けないよ。アフターサービスだから」と爽やかに話され、1円も受け取らずに我が家を立ち去った・・・とのこと。ア、アフターサービスって、もう20年は過ぎてるけど!?・・・と、驚きながらもSさんの心意気に感激してしまいました。いやー、有難うございます。さすがに「タダ」では申し訳ないので、夕方お店に2人で伺い、ほんの少しですがお菓子をお渡ししました。あらためて、お礼申し上げます。
あ、大切な話を書き忘れるところでした。3月3日に作家の大江健三郎さんが亡くなられました。図書館では、訃報を受けてコーナー6「追悼・大江健三郎さん」を設置しました。大江さんが94年にノーベル文学賞を受賞してから29年という月日が経ちましたが、作品は時間の流れに関係なく楽しむことができるものだと思います。大江さんの文学に触れてみてはいかがでしょうか。
・『ぽとんぽとんはなんのおと』神沢利子/さく・平山英三/え・・・「春」をテーマにした絵本では、この本が昔から好きです。タイトルがうまいなー、と思います。
・『住まいの補修と手入れ 建具まわり篇』(暮しの手帖ブックス)・・・建具まわりを中心とした補修と手入れ方法について詳しく解説されています。ロールカーテンの補修についても掲載されていますが、難しい時は私のようにプロに頼むのが一番かもしれません。
・『あいまいな日本の私』大江健三郎/著・・・表題のノーベル賞受賞記念講演ほか、全9篇の講演が収録されています。
昨日3月11日で、東日本大震災から12年となりました。今年2023年は、1923年に発生した関東大震災から100年という節目の年にあたります。また、今から1ヶ月ほど前にはトルコ・シリアで大きな地震があり、たくさんの方が亡くなりました。私たちが地球で生きているかぎり、いつどこで大きな地震に遭っても不思議ではないのです。あらためて「今できること」を見つめ直したいと思いました。まずは、枕元に置きっぱなしにしている懐中電灯がちゃんと点くかを確認することから、そして募金箱を見かけたら小銭でもいいので募金することからはじめようと思います。
グランパス、4日のサガン鳥栖戦は負けちゃいましたねー。「図書館だより」に書き続ければ勝ち続けるかと思ったんですが、そんなに甘くはないようです。でも、8日のカップ戦はヴィッセル神戸に快勝したし、今季のグランパスは良いスタートを切れたようにも思います。ま、ジンクスが途切れてしまったので、毎回「図書館だより」で書くことはやめようと思いますが、今季は優勝を願いつつ応援したいと思います。
あ、WBCが開幕しましたね!野球は全然詳しくないのですが、暗いニュースが多い中、明るい話題で日本を盛り上げてくれたらいいなと期待しています。そうそう、たまたま観ていた初戦・中国戦での始球式ではサッカー日本代表・森保監督が登板していましたが、見事なノーバウンドでしたね(キャッチャーがお隣の愛西市出身の栗林投手でしたが、気づきましたか?)。マウンドでも、いつも通りに律儀に何度もお辞儀を繰り返す森保監督の姿に「らしいな・・・」と思いました。
先週は季節外れの暖かい日が続き、何を着たらよいの?・・・という日が続きました。来週は「寒の戻り」予報なので、まだまだ油断しないようにしなくてはいけませんね。そういえば、「しもやけ」がまだ治っていないのに、早くも蚊に食われました。うーん、何で??
・『荒地の家族』佐藤厚志/著・・・第168回(2022年下半期)芥川賞受賞作。仙台市在住の作者が東日本大震災後の日々を描いた小説です。東日本大震災を題材にした小説には、いとうせいこうさんの『想像ラジオ』や、真山仁さんの『それでも、陽は昇る』(震災三部作の完結編)など、多くの作品があります。本を読むことの良さのひとつに、「少し時間を置いてから、じっくりと考えることができること」があると私は考えています。時間の経過とともにニュースで取り上げられることが少なくなっても、読書は心の距離を縮めてくれる役割があるように思います。12年後の今、あらためて手に取ってみてはいかがでしょうか。
・『ルポ大谷翔平 日本メディアが知らない「リアル二刀流」の真実』志村朋哉/著・・・現在開催中のWBCでも大活躍中の大谷翔平選手についての本。最近気づいたのですが、来年開催されるパリ五輪では野球は実施されないんですね。パリにはサッカー場はあっても、野球場はないか・・・。
・『きっと誰かに教えたくなる蚊学入門 知って遊んで闘って』一盛和世/編著・・・研究者、防虫用品メーカー、公衆衛生の専門家らによる蚊の入門書。「蚊でアート!」と題した付録には、蚊の折り紙、書、歌、オブジェなどが紹介されていて、なかなかシュールな内容でした。
ここのところ、春が近いせいか風の強い日が多いですね。先週の木曜日、3月2日もとても風の強い日でした。この日の夕方にテレビのニュースを見ていたら、今日は日の入り後に「金星と木星の大接近」が見られるとのこと。この日の夕食後にウォーキングをしていたら、本当に西の空に「金星と木星の大接近」が見えました!!惑星の中でも金星と木星は特に明るく見えるそうですが、風が強い日は星空がふだんよりもくっきりと見えますね。月1個分が間に挟まる程度まで近づく大接近、とのことですが、確かに2つの星は手の届く距離にあるように見えました。うーん、良いものを見た・・・。気忙しい年度末ですが、時には空を見上げる時間を持つことも大切にしたいですね。
さて、先週火曜日2月28日、無事にコーナー9「家康、天下泰平への道」を出すことができました。詳しい内容についてはこちらをご覧頂ければ・・・と思います。今回のコーナーは、愛知県図書館の「@ライブラリー 徳川家康―ドラマ放送記念!―」に参加しています(コーナーのタイトルポスターの右横に貼ってある鎧兜をかぶったワンコが目印です)。愛知県内のさまざまな図書館が、ひとつのテーマで展示やイベントを行う「@ライブラリー」。今回のテーマが「徳川家康」ということで、当館も参加させて頂きました。愛知県図書館ホームページの「@ライブラリー 徳川家康―ドラマ放送記念!―」で、県内図書館が行う展示やイベントをまとめて見ることができますので、興味のある方は是非ご確認ください。
制作の舞台裏みたいな話も少しだけ。今回のコーナー「家康、天下泰平への道」のPOP・ホームページでは、文字を全て「明朝体」のフォントに統一しています。このコーナーの制作中にあれこれ調べていた中で、家康が「明朝体」の花押を好んで用いていたことを知り(江戸時代前期の武家花押のスタンダードになり、「徳川判」ともいわれているそうです)、「明朝体」にひそかにこだわってみました。気になる方は、POP・ホームページをチェックしてみて下さいね。
あ、グランパス、京都戦も勝ちました!開幕2連勝です~。この「図書館だより」に書けば必ず勝つ、的なジンクスがあるかもしれないので、連勝している間はずっと「図書館だより」に書こうかな、と思っています。昨日のサガン鳥栖戦も勝っていてほしいなぁ。
・『白河天体観測所 日本中に星の美しさを伝えた、藤井旭と星仲間たちの天文台』藤井 旭/著・・・昨年末に亡くなられたアマチュア天体写真家の藤井旭さん。藤井さんの愛犬・チロが台長をつとめていた、日本を代表する天文台「白河天体観測所」が舞台のエッセイ集です。映像化したら良い作品ができそうだなー、と思いました。
・『明朝体活字 その起源と形成』小宮山 博史/著・・・「明朝体」の歴史がぎっちりと詰まった本。かなりぶ厚い本ですが、パラパラめくってみるだけでも面白そうな内容です。
先週の「図書館だより」で応援していた名古屋グランパス。めでたく今年の初戦・横浜FC戦で勝てました!嬉しい~。このエリアでは久しぶりの地上波生中継(解説は小倉隆史さん)。仕事中だったので、生観戦出来ませんでしたが録画しておいて、帰宅後に(結果を確認せず)応援しました。この「図書館だより」を書いている時点(24日金曜日)では、まだ結果は分かりませんが昨日の京都戦も勝っててほしいなぁ。
そういえば★さん、「アルシンド」の話、ありがとうございます。確かに、あのCMは今ではコンプライアンス的にアウトですね。昔というか、Jリーグが始まった30年前は見た目にも個性的な(現在では「多様性」というべき?)選手が多く、だからこそ名前と顔が一致する選手も多かったかなぁ、とも思います。キャラクターが先行していたアルシンド選手でしたが、サッカー選手としても、よく走り、かつしっかり点も取るJ黎明期を支えた名選手です。CMにも出演し、きちんとお金を稼ぐ「プロサッカー選手」だったな、と懐かしく思います。
さて、1月は「行く」(高知県出身の父は「1月はいぬる(土佐弁で去る、帰るの意味)」とよく言っていましたが・・・)、2月は「逃げる」、3月は「去る」といいますが、日数が短い2月はとりわけ短いように感じます。そんな2月の最終日、28日は第4火曜日で図書館は休館日です。この日を境に、コーナー8「追悼2022」・「あったま~る文庫」は終了(長らくご愛顧いただきありがとうございました。夏に「ひんや~り文庫」を機会があれば出してみようかな・・・)。ずーーっと準備していた、新しいコーナーに変わります。私はどうやら年々不器用になっているようで、今回もコーナーの準備に物凄く時間がかかってしまいました。準備期間には他の仕事があまり出来なくて、同僚に迷惑を掛けてしまい、何だか申し訳ない気持ちです。もう少し要領よく仕事を進めなくてはならないなぁ、と反省しきり。そんなわけで準備体操だけで疲れてしまったスポーツ選手みたいな気分ですが、ようやく新しいコーナーを出せそうです。詳しい内容や制作の舞台裏みたいな話(というほどものではありませんが)は、後日「図書館だより」に書こうと思っています。
3月は「去る」で思い出したのですが、3月末で「タモリ俱楽部」が終了するそうですね。めっちゃショック!!・・・今でも疲れた日の夜には、昔の「タモリ俱楽部」をYou Tubeで見て、ボーっとするくらいのファンなので(さっさと寝た方が身体には良い)、とても悲しいです。タモリさんが「〇ュージックステーション」を降板することがあっても「タモリ俱楽部」は続くだろうと勝手に思っていたのに・・・。「番組としての役割は十分に果たした」というコメントに、「タモリ俱楽部の役割」って?・・・と少し考えてしまいました。うぅ、春は別れの季節ですね。春になれば「しもやけ」が治るはずですが(それは待ち遠しい)。
あ、タモリさんの話を書いていたら、先週土曜日2月18日に放送された「満点☆青空レストラン」で、お隣の愛西市の「泥付き蓮根」が取り上げられていた話を書き忘れかけてました。皆さんご覧になりましたか?テレビで見かける人たちが、愛西市の蓮根畑の中を歩いている画面がシュールだなぁと思いましたが、蓮根について詳しく説明されていて勉強になりましたし、ほくほくの蓮根は美味しそうでしたね~。「泥付き」だとキッチンのシンクがえらいことになるのは、ちょっと困ったことですが・・・。
・『高校サッカー聖地物語 僕らが熱くなれる場所』安藤 隆人/著・・・先週の中継で解説を担当していた小倉隆史さんは、高校サッカー、とりわけ「選手権」の印象が強い選手です。人の好さが災いしてか、監督としては思ったような成績が残せませんでしたが、現在でもこうしてサッカー界で活躍しているのを見かけるのは、同世代としては嬉しいことです。
・『ちゅーとにゃーときー 土佐弁*名作昔ばなし』デハラ ユキノリ/再話 絵・・・全編土佐弁で書かれた昔ばなし絵本。不思議な一文銭をめぐる、ねずみとねことさるの物語。
・『タモリ 芸能史上、永遠に謎の人物』・・・昨年末に出演されたテレビ番組で「来年はどんな年になるでしょう?」と尋ねられた際に、「新しい戦前になるんじゃないですか」とさらりと答えたタモリさん。今でも頭から離れない言葉です。まさに「永遠に謎の人物」?
・『うしおくんとはすひめちゃん』伊藤秀男/さく・え・・・風邪をひいたうしおくんのために、おばあちゃんがりっぱなレンコンを届けてくれる場面からはじまる絵本。ハス田の場面の色彩と構図がとても素敵だなぁ、と思います。津島市ゆかりの絵本作家・伊藤秀男さんの作品。作中に登場するハス田も、この近くのハス田でしょうか?
短い2月はあっという間に過ぎていきますね。今週は「寒の戻り」だったようで、朝晩は冷え込むことが多く、持病と化している「しもやけ」も少し良くなったかと思えば、再び悪くなったり・・・を行ったり来たり。カウンターに立っていても、皮膚の変色が目立って恥ずかしいので、一日も早く治ってほしいです。ま、私の「しもやけ」の話は置いといて・・・。
先週の金曜日、17日にJリーグが開幕しました!今年、Jリーグは30周年というアニバーサリー・イヤー。開幕戦の横浜Fマリノス対川崎フロンターレは、昨年の王者・マリノスが完勝。記念すべき年の開幕戦にふさわしい熱い試合だったようです。
私が長年応援している名古屋グランパスの初戦は昨日18日土曜日。横浜FCとの対戦ですが、この「図書館だより」を書いている現時点では、まだ結果は分かりません!!仕事をしながら、勝利を信じて応援しています。
昨年末のワールドカップは日本代表の頑張りもあって、とても盛り上がりました。このサッカー人気をさらに盛り上げるためには、やはりJリーグが盛り上がってくれないと・・・5月に国立競技場で「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」として開催される2試合のうち、1試合は「鹿島アントラーズ対名古屋グランパス」!今からちょうど30年前、Jリーグ元年の開幕戦と同じ組み合わせです。当時、ジーコ対リネカーの対決と大きな話題になりましたが、結果は・・・ジーコのハットトリック、アルシンド(懐かしいですね)の2得点で「0-5」のボロ負け!!グランパスサポであれば、絶対に忘れられない試合です。ちなみに、この試合がトラウマとなったせいかグランパスはアントラーズが大の苦手。特にアントラーズのホーム・鹿島スタジアムでは、2008年まで15年間も勝つことが出来ませんでした。30年後の今年の5月は国立で見事リベンジを果たし、15年くらい勝ち続けることが出来るといいなー、と思います。
来月にはワールドカップ後、初の代表戦もあるので、こちらも楽しみです。私レベルで野球に疎い人間でも、顔と名前が一致する選手がいっぱい出場するWBCも近づいているようですし、球春近しですね。この調子で「しもやけ」も早く良くなりますように。
あ、「しもやけ」に気を取られていたら、耳を怪我してしまいました。いや、そんな大した怪我ではなくて「おでき」が出来ただけなんですけど、よりによって今か?・・・なタイミング。今週は楽しみにしていた配信が続く予定の1週間なのに、これではワイヤレスイヤホンが耳に掛けられないじゃないかっ!!
・『名古屋グランパスエイトシャチ軍団の逆襲』松井 秀/著・・・1994年に出版された本で、表紙のデザインに歴史を感じます。Jリーグ発足時に加盟した10チームである「オリジナル10」の一つであるグランパス。昨年は8位というビミョーな数字でしたが、「オリジナル10」の誇りを胸に、今年は優勝争いに絡んでほしいものです(毎年書いてるなぁ)。
・『SHO-TIME 大谷翔平メジャー120年の歴史を変えた男』ジェフ・フレッチャー/著・・・野球に疎い私でも、さすがに知っている大谷選手も出場する予定のWBC。スター選手がいっぱい出場するそうなので、野球に疎い私でも優勝を期待してしまいます。隣の市の出身の栗林選手の活躍にも期待しています。
・『みみくそくん えー!耳の中に!?』杉江 勇吾/作・長谷川 あかり/絵・・・日本新薬こども文学賞受賞作。「みみくそくん」と主人公「けいごくん」の交流が描かれる絵本。すごいタイトルですよね。
作家の永井路子さんが1月27日に97歳で亡くなられました。昨年は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の人気もあり、「鎌倉もの」を多く手掛けた永井さんの著作の復刊が続きました。戦国時代もしくは幕末が定番とされていた歴史小説を、中世や古代、王朝ものなど幅広い時代、人物に広げたのが、永井さんの大きな仕事です。
少し調べてみると、同じ1925年生まれの作家には、三島由紀夫さん、武田百合子さん、橋田壽賀子さんら多くの方がいます。この世代の方たちは、戦時中に学生時代を過ごした「戦中派」と呼ばれる世代にあたります。
訃報が掲載された新聞によると、永井さんの史観の背景には学生だった戦時中の体験があったそうです。『吾妻鏡』(鎌倉幕府の公式記録)を、北条氏に偏った記述が多く信用ならないと批判的に読みこんだ背景には、戦時中の「大本営発表」にまつわる苦い記憶があるそうです。若い頃のつらい体験を、作品を生み出す力へと昇華した永井先生に改めて敬意を表するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。図書館では、コーナー6「追悼・永井路子さん」として追悼コーナーを設置しました。この機会に是非手に取って頂ければ、と思います。
永井先生は、大河ドラマ「草燃える」、「毛利元就」の2作の原作を書かれています。現在、大河ドラマ「家康」をテーマにしたコーナーの準備に追われている私にとっては、気合をバシッと入れて下さったような気もします(汗)。
・『炎環』永井路子/著・・・第52回直木賞受賞作。鎌倉三代の時代と人物を連作で描いた作品。実朝暗殺事件の黒幕を三浦義村とする説は発表当時、大変な話題となった・・・と聞くと、昨年は「鎌倉殿の13人」にドハマりしていた私は「あ、読まなきゃ!」と思ってしまいます。こうして「読まなきゃ」がどんどん増えていくわけで・・・。
(い)さん、スイマセン。まさかの津島神社初詣ネタ被りです。お互いもう2月なのに(笑)。私のネタは残念ながらB’zも美味しそうなラーメンも出てきません。以下の文は2月3日金曜日までに書いたおいたものです。ご容赦ください。
先週の休日のこと。
ん、何かやり残したことがあるような気がする・・・と考えてみたところ、年が明けてからまだ初詣に行っていなかったことに気づきました。あと少しで1月が終わってしまうところです。
ということで、あちこち出掛けた途中で津島神社まで初詣に出掛けることにしました。久しぶりの津島神社は平日ということもあり、駐車場にもラクに車を駐めることができ、境内にいる人も私たち以外には数人・・・といったところ。正月三が日に大行列が出来ていたとは思えない静けさでした。うーん、これはこれで落ち着いていて良いですね~。
「月曜から夜ふかし」の元旦スペシャルで、初詣でお賽銭にかける金額ランキングで愛知県が全国1位だと放送していました。全国平均が286円のところ愛知県は694円とのこと。愛知県民は何社もお詣りに行く人が多いことが、全国1位の理由として挙げられていました。
私もコロナ禍以前は、熱田神宮をはじめ幾つかの神社やお寺をぐるぐるお詣りしたことが何度かあります。どこの神社もたくさんの人で賑わっており、賽銭箱の前に辿り着くのが大変だった記憶があります。「夜ふかし」では財布ごと賽銭箱に投げる人もいる、という話が出ていましたが、私はここ数年「じゅうぶんにご縁がありますように」の語呂合わせで、15円ぽっきり。静かな境内で手を合わせて、家族・友人・親類などご縁のある方やお世話になっている方たちの健康と幸福、世界平和、コロナ禍の収束、さらには私の「しもやけ」の全快をお願いしました。15円では、ちょっと図々しいような気もしますが・・・。
あ、書き忘れるところでした。先々週の私の「図書館だより」の「〇かのれん」のセールの毛布を買った話で、「そもそもセールで2割引だった毛布を、さらに年賀状割引チャンスセールの2割引で購入したが、結局何割引きになっているのか、さっぱりわからない」と書いたところ、★さんが36%引き!・・・と答えを教えてくれました。ありがとう~。モヤモヤが晴れました。★さんは、記念メダル刻印機の画面がクラシカルだと書かれていましたが、今年のみうらじゅん賞を受賞した茶平工業さんは、HPもクラシカルで味わい深い仕上がりです。社風かもしれませんね。気になる方はチェックしてみて下さい。
・『神社のえほん』羽尻利門/作・・・神社って何のためにあるの?・・・という素朴な疑問にきちんと答えてくれる絵本。主人公の男の子が初詣でお願いごとをする場面からはじまります。
・『マイ修行映画』みうらじゅん/著・・・昨年6月に出版されたばかりのみうらさんの著作。内容は読んで頂きたいのでここには書きませんが、「若おかみは小学生!」の回が秀逸でした。みうらさんは著作物100冊出版記念として、展覧会で特製記念メダルを販売していたそうです。うぅ、欲しかった!
先週は10年に一度の大寒波の影響もあり、とても寒い一週間でした。そのせいか、「しもやけ」の悪化は歯止めがかからない状況となっており、とてもガッカリしています。来週こそは穏やかな晴天が続き、暖かくなって「しもやけ」が良くなりますように。と、書いている現在(1月27日金曜日)も窓の外は雪が降っています。今年の冬は本当に寒いですね。
さて、もう1カ月ほど前のことですし、そもそも昨年のことになってしまいましたが、大事な話を書き忘れていたので、このタイミングで書くことにします。
昨年末、「第25回 みうらじゅん賞」の発表がありました。毎年、年末の発表を心待ちにしているのに、書き忘れるなんて私もうっかりしています・・・。
今年の「みうらじゅん賞」の受賞者は、タムラサトル殿、RRR殿、茶平工業株式会社殿、ピカソ殿、ROLLY殿、そして黄色い帽子のおじさん殿、といずれもMJ(みうらさんのことです)ならではの個性的な選出。その中でも私は、メダリオン(観光地などでよく売っている500円玉ほどのコインに、その場で選んだ絵柄を刻印する記念コイン)を製造・販売している茶平工業株式会社と、「おさるのジョージ」に出てくる黄色いぼうしのおじさんに心を奪われました。
特に、黄色いぼうしのおじさん・・・これまで全く意識したことがありませんでしたが、全身黄色ファッションに身を包んでいるのに、なぜ「帽子」だけを敢えて強調して名乗っているのか?そして、なぜジョージが何をやらかしても全く怒らないのか??・・・謎も器も大き過ぎますね~。
そういえば、先月はじめ頃に放送されたNHK・BSの「笑う洋楽展」でも、MJは黄色いぼうしのおじさんのぬいぐるみを抱えて出演されていましたね。イライラしている時におじさんを見て、怒らないよう自分に言い聞かせていると話されていました。温和なイメージのMJでもイラっとすることがあるのですね。私も見習おうかなぁ~と思いますが、図書館の水道からお湯が出ないことにもイラっとする、器が小さい私には難しそうです。
「第25回 みうらじゅん賞」はYouTubeでご覧頂けるので、皆さんもぜひご覧ください。ものすっごーーく癒されますよ~。
・『おさるのジョージすいぞくかんへいく』・・・黄色いぼうしのおじさんと水族館へやって来たジョージ。ペンギンの水槽に入って、いっしょに遊んでいたジョージはうっかりペンギンを外に出してしまいます・・・と、いつものように「やらかした」ジョージ。さて、黄色いぼうしのおじさんはどうするのでしょう?
・『「ない仕事」の作り方』みうらじゅん/著・・・★さんが「図書館だより」に書いていた「本屋大賞」の2021年「発掘部門/超発掘本!」受賞作。私も文庫本を持っていて、どうしようかなぁと迷った時や、何だか今ひとつだなぁと思った時にちょくちょく読み返しています。
今年の「大寒」の入りは先週の金曜日、1月20日でした。一年で一番寒くなる「大寒」の到来に合わせたかのように、来週は10年に一度の大寒波がやって来るそうです。「しもやけ」は全然治らないし、愛車はリコールの対象になっちゃうし、仕事もあんまり進まないし・・・。スタートしたばかりの今年ですが、良いことがあんまり起きてないような気がします。うーむ。
と、嘆いてばかりいても仕方ないので、皮膚科に行き(褥瘡・皮膚潰瘍に効く塗り薬を処方してもらった)、〇イハツに電話を掛けて無料修理の予約を済ませ(予約がいっぱいで3週間後しか取れなかった)、録画しておいたNHK・BSの「英雄たちの選択スペシャル・戦国のプロが選ぶ 徳川家康・平和への選択」をじっくりと見て(勉強になりました!)・・・と、現実的な対応・対策を取りました。あー、大人だ。私は・・・。
また、「月末に大寒波がやってくる」の話はだいぶ前から聞いていたので、「〇かのれん」でそもそもセールで2割引だった毛布を、さらに年賀状割引チャンスセールの2割引で購入し(結局何割引きになっているのか、さっぱりわからない)、大寒波への対策も少しだけしてみました。あとは、〇灰カイロの「マグマ」を買うべきなのかを迷っています。余っても困るしなぁ~。
ともかく、大寒波がこんなに心配するほどの寒波ではなければ良いですねー。コロナも心配ですが、19日には愛知県でインフルエンザ注意報も発令されましたので、皆さんお身体大切にあたたかくしてお過ごしください。私も気を付けます。
あ、書き忘れるところでした。先週の日曜日1月15日放送の大河ドラマ「どうする家康」に「津島湊」が出ていましたね。幼い家康(竹千代)が信長と取っ組み合いをしていた場面です。大河ドラマでは「不良少年の溜まり場」のようになっていた「津島湊」ですが、今後はどんな場面で登場するのか気になるところです。早く新しいコーナーを完成させて、大河ドラマをフツーに楽しみたいです・・・。
・『樽とタタン』中島 京子/著・・・昭和の喫茶店を舞台にした連作短編集。「サンタ・クロースとしもやけ」と題した短編小説では「しもやけ」の治し方を教えてくれる場面があるそうです・・・よ、読まなきゃ!
・『空飛ぶタイヤ』池井戸 潤/著・・・自動車メーカーによるリコール隠しを題材とした小説。もちろん、私の愛車のリコールとは無関係です。残念ながら未読かつ映画も観ていません。スイマセン。
・『津島歴史紀行』黒田 剛司/著・・・「津島湊」について詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。津島の歴史に興味がある方は、津島についての本が揃っている「ふじいろ文庫」もぜひ覗いてみて下さい。
1月も早くも半分が過ぎていきますね。私が子どもの頃は、1月15日といえば「成人の日」と決まっていましたが、その後2000年にスタートした「ハッピーマンデー制度」で祝日が動くようになり(私の実感では、今年の成人の日にあたる1月9日はまだお正月のようなもの)、2022年からは成年年齢が18歳に引き下げとなり(私には18歳は成人というより受験生としか思えない)・・・と、かつての「成人の日」のイメージはグズグズになっています。ともあれ、今年成人を迎えられた皆さん、おめでとうございます。今年の「成人の日」はお天気に恵まれて、良かったですね。
と、ここまではいつも通りに書いたのですが、先週の「図書館だより」では「少し落ち着いてきた」と書いた「しもやけ」が著しく悪化してしまい、右手人差し指が痛くて曲げられなくなってしまいました。タイピングにも支障をきたすよう状況になってしまったのと、現在次回コーナーの制作真っ只中のため、今回の「図書館だより」はここまでです。また、次回コーナーの目途がつくまでは、当面このくらいの文量になると思います。スイマセン~。うー、早く「しもやけ」を治したい!!
・『藤井聡太のいる時代』朝日新聞将棋取材班/著・・・地元・瀬戸市で開催された「二十歳を祝う会」は王将戦対局のため参加できなかった藤井王将も新成人の一人。いや、まだ二十歳だったのですね・・・。
・『リラックマごゆるりナゾトレ』・・・「リラックマ」も2023年に生誕20周年を迎えるそうですね。記念に20色のぬいぐるみが発売されるとか。こちらもおめでとうございます。ほかには「プリキュア」も20周年とのことですが、どちらも最近のことのように思えます。10年前くらいじゃないかな??
もう七草粥を食べる日も過ぎてしまったのですが・・・、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。今年のお正月は穏やかな晴天に恵まれましたね。寒いのは苦手ですが、真冬の空気が澄んだ日の青空を見上げるのはとても好きなので、今年の年末年始はワールドカップの頃から気になっていた運動不足解消のため、毎日せっせとウォーキングをしていました。が、ちょっと歩き過ぎたようで、足の甲が腫れてしまいました。うぅ、少し痛い・・・ということで、初売りのセールでソールがしっかりとしたスニーカーを購入して、ここのところよく履いています。おかげで、少しずつ足の痛みはひいてきました。良かったです。毎年冬に悩まされている「しもやけ」も、年末に皮膚科で処方してもらった苦い漢方薬を頑張って飲んでいたら、(まだかなり腫れていますが)痛みは少し落ち着いてきたので、こちらも良かったです。新年早々、満身創痍な話でスイマセン。でも、「良かった、良かった」の話なので書いてみました。
前置きが長すぎました。ずーっと書くと書きながら書いていなかった、コーナー8「追悼2022」と「あったま~る文庫」の話を、今回こそは書こうと思います。
「追悼2022」については、毎年のことながら2022年が始まったときから準備がスタートしています。「準備」といっても、新聞の訃報欄をこまめにチェックしてストックしておくだけ。毎年、そろそろ特別整理休館かなぁという頃から、ストックしておいた新聞をもとに亡くなった方々の著作のブックリストを作り始め、本を集め、ポスターとPOPを作成する、という流れになります。ただ、これも毎年のことながら「追悼」のコーナーを設置する11月の終わり以降に亡くなった方々を紹介することが出来ない、という問題が生じてしまいます。今年も11月18日に亡くなられたドウス昌代さん、12月25日に亡くなられた渡辺京二さん、同月28日に亡くなられた磯崎新さん、29日に亡くなられたサッカーの神様・ペレ・・・と、来年の追悼コーナーでは紹介できない方々がいます。今回の「図書館だより」の最後に作品を紹介する形で、ご容赦ください。
「あったま~る文庫」については、ブックリストを作ったのが9月頃で、まだまだ暑い時期に「温かい食べ物って何が浮かぶ?」と聞きまくった記憶ぐらいしか今となってはありませんが、多くのご利用を頂き有難うございます。意外にも一番人気は「心があったま~る」でした。また、「あったま~る文庫」と名乗っておきながら、寒々とした冊数の本しか並んでいない状態の時も多いですが、返却された本がいっせいに並ぶこともありますので、ちょくちょく覗いて頂けると嬉しいです。コーナーのポスターのデザインはいつも悩むところでもあり、楽しみでもあるのですが、今回の明太子デザインは個人的にはとても気に入っています。ふふふ。
と、色々書きましたが、詳しいコーナーの内容については、こちらとこちらを見て頂くのが一番ですので、是非ご覧ください。あ、Goさん、いつもありがとうございます。
さて今日は、今年の大河ドラマ「どうする家康」の初回放送日ですね。ということで、2月の終わりにスタートする予定のコーナーの作成に、明日からしっかり取り組もうと考えています。え、何の関係が?・・・と思われるかもしれませんが、次回のコーナーのテーマは「徳川家康」を予定しています。愛知県ゆかりの偉人ということで、多くの県内図書館でも特集が組まれていますが、さて私はどうしよっかな~・・・と、今ぐるぐる考えているところです。あ、最後はダジャレみたいになってしまいましたね。
・『イサム・ノグチ 宿命の越境者 上』、『イサム・ノグチ 宿命の越境者 下』ドウス昌代/著・・・第22回講談社ノンフィクション賞受賞作。津島ゆかりの野口米次郎を父に持つイサム・ノグチの評伝で、「ふじいろ文庫」に並んでいます。私は札幌に行ったときにモエレ沼公園に行ったくらいイサム・ノグチ好きです。私が好きなミュージシャンも熱心なイサム・ノグチファンとしてよーく知られていますが、これは本当に偶然です。
・『父母の記 私的昭和の面影』渡辺京二/著・・・晩年の石牟礼道子さんを支えたことでも知られる思想家・渡辺恭二さんの著作。渡辺さんの作品は気になりつつも全然読んでいないので、この機会にきちんと読んでみたいと思っています。
・『日本の建築遺産12選 語りなおし日本建築史』磯崎新/著・・・世界的に活躍した建築家である磯崎さんならではの建築についての語り。読み応えがありそうですね。
・『サッカーわが人生 ペレ自伝』エドソン・ペレ/著・・・マラドーナも2020年に亡くなりましたが、サッカー界の偉大なスーパースターがまた一人旅立ってしまいました。もちろん現役時代のペレは見たことはありませんが、日本にもよく訪れていて(東日本大震災直後にも)、気さくな人柄で知られています。個人的には同じサントスに在籍したカズ選手を「オレの息子」と呼んだエピソードが好きです。
今日はクリスマスですね。子どもの頃、12月25日の朝は枕元にサンタクロースからのプレゼントが届いていて、朝が来るのがとても楽しみでした。冬休みが始まるこの時期は、毎日浮かれて過ごしていたような気がします。大人になってだいぶ経ってしまった今は、この時期は早く春が来てほしいな、と日々思いながら過ごしています。だって、寒いんだもん・・・。昨日は雪が降る中を車で出勤したのですが、縁石が雪に埋もれて見えなかったり、遮断器が全然上がらず数分間開かずの踏切の前で待つことになったり・・・と、ドキドキでした。母方が雪国の生まれなので寒さには強いのですが、雪には慣れていないのでちょっと怖いです。あ、「車の屋根雪下ろし棒(スノーブラシ、ともいう)」は、やはりとっても役に立ちました。一家に一台の必需品ですね~。
さて、「ワールドカップだより」最終回です。
ちょうど1週間前の12月18日の深夜(正確には19日0時)、カタール・ワールドカップの決勝が行われました。結果は皆さんご存知かと思いますが、延長そしてPK戦の結果、アルゼンチンが優勝しました。わーい、生まれて初めて優勝予想が当たった!!ま、特に賞金も賞品も出ませんが、翌朝の最低気温がマイナスとなった日の深夜に表彰式まで生観戦して見守った自分を褒めてあげたいと思います。風邪ひかなくて良かった。
今大会のMVPを獲得したアルゼンチンのエース・メッシ選手は、この優勝でサッカー界のすべてのタイトルを手にしましたね~。こんな選手を同時代に見ることができて、本当に幸せです。メッシ選手は私が好きなバンドの大ファンとしても有名なので、親近感を持って応援しています。表彰式でトロフィーを掲げる瞬間は、あの黒い上着(日本でいえばビートルズに法被を着せた感覚でしょうか?)を羽織らずに、アルゼンチン代表のユニフォーム姿の方が良かったと思いますが、断らずに黒い上着を羽織ったのも心優しいメッシっぽいな、と思います。ふふふ。
帰国した日本代表の選手たちや監督がテレビを中心にメディアにいっぱい出演していて、それを見るのがとても楽しみなのですが、もう長~いこと代表を応援している私は「ち、ちゃんと喋れるのかな?大丈夫なのかな??」と心配しつつ見守る、みたいな気分になってしまいます。森保監督、紅白歌合戦ゲスト審査員ですね。たぶん紅白っぽい企画コーナーもあると思うので、楽しみにしています。
早いもので、私にとっては今年最後の「図書館だより」となります。寒い日が続きますが、皆さんお身体を大切に良いお年をお迎えください。年の初めは、現在展開中のコーナー8「追悼2022」と「あったま~る文庫」の裏話か、「鎌倉殿の13人」の最終回についてか、最近買った加湿器の話を書こうと思っています。ここ数週間はワールドカップの話しか書いてなかったような気がしますが、来年は本の話もきちんと書こうと思っています。
・『スポーツグラフィックナンバー 2023年1月12日号』・・・表紙を飾るのは、トロフィーを掲げるメッシ選手(黒い上着を羽織っていないバージョンです)。表紙の写真のとおりメッシ選手はタトゥーをたくさん入れていますが、最も有名なタトゥーは左肩に入れている「お母さんの似顔絵」。大好きなお母さんの顔のタトゥーを入れる、というのはちょっと日本人では浮かばない発想かな、と思います。こちらは最新号なので、まだ貸出はできません。館内でご覧ください。
・『紅白歌合戦と日本人』太田省一/著・・・わが家の大晦日は、リビングのテレビは「紅白歌合戦」が点いていますが、ここ数年は私は手元のタブレットで配信を見ていることが多いかもしれません。どちらかというと「紅白」よりも、その後の「年の初めは〇だまさし」が楽しみだったりします。ということで、よいお年を!
まだまだ「ワールドカップだより」です(たぶん、来週が最終回です)。
昨夜の3位決定戦が終わり(この「図書館だより」を書いているのは17日土曜日なので、結果はまだ分かりませんが)、ワールドカップも残すところ決勝のみ。アルゼンチン対フランスという、とても楽しみな組み合わせとなりました。両チームのエース、メッシ対エムバペは、パリ・サンジェルマンのチームメイト対決。パリ・サンジェルマンのスポンサーといえば「カタール航空」ですが、カタール・ワールドカップの決勝でこの2人が対決するとは、(お金持ちの気持ちはよく分かりませんが)スポンサー冥利に尽きるのでしょうか?・・・むむむ。ともあれ、代表戦で入場前の選手が整列している時に、チームメイトや仲の良い選手同士が握手したり、嬉しそうに抱き合ったりする場面を見ると、少しほっこりします。
準決勝の2試合は早起きして生観戦しましたが、どちらもとても面白い試合でした。メッシ選手の強烈な個人技で圧倒するアルゼンチンと、ポグバ、カンテ、ベンゼマ・・・と主力選手をケガで欠きながらも当然のように決勝へ進む強かさを見せたフランス。どちらが優勝しても王者に相応しいチームだと思いますが、個人的にはアルゼンチンを応援しようと思います。優勝予想、これまで過去30年ほど当たったことがないのですが、ついに当たるかも!?
準決勝の2試合が終わった時に、あ、もうこんな時間に起きることって、たぶんしばらくないんだろうな(3時半起きだった)・・・と、ぼんやりしてしまいました。今からこんなに感傷的になってしまうなんて「ロス」が心配ですが、本もたくさん借りているし、好きなミュージシャンのBlu-rayリリースも近づいているし、受講している講座の勉強もしなくてはならないし・・・と、のんびり感傷に浸っている余裕はなさそうです。そして何よりも(!)、次のコーナー作りに取り組まなければならないのです!!今日で、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も最終回を迎えますし。
最後になりますが、(O)さん、ハトの忌避剤にお礼の言葉を頂きまして、有難うございます。ネットのレビューなどを見てみると、忌避剤の効果は人(家?)それぞれのようですが、(O)さん家で効果があると良いですね~。ちなみに、忌避剤のパッケージにはハトがキュッとした表情をしているイラストが描かれていますが、本物のハトは忌避剤をセットすると厳しい表情で睨んできます。あと、私も(O)さんと同じく車に落とし物をされてしまいました。どうやら、ハトが本気で怒る効果はあるようです。
・『勝者のエスプリ』アーセン・ベンゲル/著・・・「いつか書く」と書きながらも、全然書けなかったグランパスとワールドカップの話のその1。元・グランパス監督のベンゲル氏は、FIFAの技術研究グループでリーダーをつとめており、今大会の分析も発表しています。うーん、相変わらず知性と落ち着きを感じる方ですね。
・『悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記』木村元彦/著・・・グランパスとワールドカップの話のその2。今大会で残念ながらグループリーグ敗退となったセルビアの代表監督をつとめたのが、元・グランパス監督のストイコビッチ監督。この本では表紙を飾っています。ちなみに、セルビア代表でコンディショニング・コーチをつとめたのは、グランパスでもコーチとして共に戦った喜熨斗勝史さん。これも凄い話ですね。
・『渋谷ではたらく社長の告白』藤田晋/著・・・これはおまけ。「ABEMA」の配信で話題となった本田圭佑選手の解説。私もたっぷり楽しませて頂きました。サッカー好きの兄ちゃんが隣で観ながら喋っているのを聞いているみたいで、面白かったです。本田選手も、代表キャプテンをつとめた吉田選手同様、グランパスから羽ばたいた選手の一人です。
今週も「ワールドカップだより」です。
うーん、日本代表はクロアチアとの120分の激闘+PK戦の結果、負けてしまいましたね・・・。PKは「じゃんけん」みたいなものとよく言われますが、クロアチアも疲れていたし、スピードでは日本が圧倒していたように思えるだけに、PK戦でのベスト16敗退は「あー、もったいない!!」と思ってしまいました。まだまだ、このチームが見たかったです。
今大会で日本代表キャプテンをつとめた吉田麻也選手は、名古屋グランパスを長く見続けている私にとっては、吉田選手がまだ10代だった頃から応援している選手です(入団会見で少しスベっていたのも、今となっては懐かしい思い出です)。吉田選手は(あくまでも私個人の意見ですが)、最初からすごい選手だったわけではなく、グランパス、フェンロ(オランダ)、サウサンプトン(イングランド)、サンプドリア(イタリア)、シャルケ(ドイツ)・・・と海外クラブへの移籍と挑戦を続けて、経験(成功も失敗も)を積み重ねることによって、一歩ずつ力をつけて不動の代表キャプテンとなっていった選手だと思います。ということで、日本代表の敗退が決まった後、目を真っ赤にして会見した吉田選手の姿にはグッとくるものがありました。「お疲れ様でした」とか「ありがとう」とか、そんな言葉を簡単に掛けるのが憚れるような場面でした。
4年後の2026年に開催されるワールドカップは、カナダ・メキシコ・アメリカによる史上初の3カ国共同開催です(選手もサポーターも移動が大変そうですね)。4年後、まだ名前も知らない、見たこともない選手が、私たちをワクワクさせてくれるのかなぁ、と思うと年齢を重ねるのが楽しみになってきます。もちろん、今回悔しい思いをした選手たちにも期待しています。
ということで、日本代表は敗退してしまいましたが、ワールドカップは続きます。まだまだ睡眠不足な日々もありそうですが、風邪をひかないように用心しつつ、4年に1度のお祭りをしっかり楽しみたいと思います。ワールドカップが終わったら、コーナー8「追悼2022」、「あったま~る文庫」についても少し書こうと思っています。グランパスとワールドカップの話もまたの機会に。いや、そんな大した話でもないのですが。
・『ゆだねて束ねる ザッケローニの仕事』増島 みどり/著・・・2014年に開催されたブラジル・ワールドカップで代表を率いたザッケローニ監督は、若かった吉田選手を代表レギュラーに抜擢しました。当時の日本は、海外で活躍するセンターバックがまだまだ珍しかった時代です。最近の日本代表センターバック陣を見ていると、すごい昔のような気もしてきます。
・『万感のおもい』万城目 学/著・・・数日前の新聞に寄稿された「2012年、目黒通り、午前2時」と題した万城目さんのエッセイは、吉田選手の温かな人柄が伝わり、とても心に残りました。「朝7時からトレーニングです」という小さな声が聞こえたような気がします。ということで、万城目さんの最新エッセイです。
・『ディエゴ・マラドーナ』(Sports Graphic Number PLUS)・・・11月6日(日)蔵書点検直前の「図書館だより」で・・・・・・私の予想はアルゼンチン優勝です。おそらく、今回が最後のワールドカップとなるメッシ選手が大活躍し、亡きマラドーナにトロフィーを捧げる・・・という感動のシナリオを勝手に予想しています。・・・・・・と書いていました。今日(12月10日・土曜)は3時45分起きで、アルゼンチン対オランダを観戦してから出勤しています。うーむ、イエローカード17枚+乱闘(サッカーというよりプロレスみたいでした)という荒れた試合でしたが、延長+PK戦の結果アルゼンチンが勝ちました!さて、次は日本、そしてブラジルに勝ったクロアチアとの準決勝です・・・私の優勝予想は当たるかな??
12月に入った途端、急に寒くなりましたね。特に寒がりでもないのですが、ハイソックスを履き、厚手のセーターを着ていても、図書館内はうっすら寒いような気がします。ちゃんとあったま~って、風邪をひかないようにしなくては。
さて・・・皆さん、カタール・ワールドカップ観ていますか??私はもちろん2日・金曜は午前4時のキックオフに備えて午前3時50分に起きて、スペイン戦を観ていました(27日・日曜の負けてしまったコスタリカ戦もちゃんとリアルタイムで観ていましたけどね・・・笑)!!
結果はたっぷり報道されているので書きませんが、スペイン戦のMVPは冨安選手でしたね。「神レベル」とも称えられていましたが、1対1で負けない技術、そして気持ちの入ったプレーに痺れました。また、試合の終盤に「ケガのため欠場」とされていた遠藤選手が出場し、試合を落ち着かせていた場面も印象に残りました。頼もしかったです。
このワールドカップから1試合あたりの選手交代の人数が、これまでの3人から5人に増えたことが(登録人数も23人から26人に増えましたが)、このワールドカップで劇的な試合展開が多い理由の一つかな、と思います。森保監督は、ワールドカップに出場している全代表監督の中で、このルール変更を最大限に活用した監督だといえるでしょうね。素晴らしい!ブラボー(@長友選手)!!
それにしても、ドイツとスペインに勝って、コスタリカに負けるとはねぇ・・・ワールドカップ開幕前に、この結果を予想した人は誰もいないでしょう・・・。もう、かれこれ30年くらいサッカーを観つづけていますが、サッカーとは、本当に不思議なスポーツだと今さらながら思います。番狂わせといえば、ベルギーもドイツもグループリーグ敗退ですね・・・。うーん、11月~12月だと、ヨーロッパはリーグ戦の真っ只中だということも影響しているのかもしれませんね。
ということで、グループリーグが終わり、いよいよ決勝トーナメントが始まります(始まりました、かも??)。ここから先はトーナメント戦となるので、前後半90分間で決着がつかなければ延長戦、さらに決まらなければPK戦となります。午前4時キックオフの試合も多いので、遅刻しないように気を付けなくては・・・。ワールドカップも、決勝トーナメントに入ると一気に日程が進んでいきます。日本の決勝トーナメント第一試合は16日(火)午前0時キックオフのクロアチア戦ですね。朝型なのでド深夜は苦手ですが、「新しい景色」を一緒に見ることができると信じて応援したいと思います。
この「図書館だより」を書いている時点(2日金曜日)では、セルビア対スイスの試合がまだ行われていないので、先週の「図書館だより」で来週書くと書いた「名古屋グランパスとワールドカップについての話」は、またの機会に。
ワールドカップで寝不足なところに、みうらさんが出演される「笑う洋楽展」の新作(3本も!)オンエアと、好きなミュージシャンのライブ等の期間限定配信が重なり、本当に眠るヒマのない日々がしばらく続きそうですが、毎日楽しく元気に過ごしたいと思います。ま、好きなものがいっぱいあるって、幸せなことですよね~。
・『ラ・ロハ スペイン代表の秘密』ミゲル・アンヘル・ディアス/著・・・出版されたのは今からちょうど10年前の2012年。スペイン代表の舞台裏、代表選手達の素顔が描かれています。10年経った今読んでみても、なかなか面白い一冊です。
・『おれ、バルサに入る! 夢を追いかけるサッカー・キッズの育て方』久保建史/著・・・著者は久保建英選手のお父さん。久保選手はスペイン戦では途中交代でしたが、次戦こそはワールドカップ初ゴールを期待しています。
特別整理休館が終わってから、はじめての「図書館だより」となります。みなさん、休館中はお元気でお過ごしでしたか?いろいろと心配していたものの、今年はわりと暖かいまま蔵書点検が終わり、寒いのが苦手な私にとっては有難かったです。また、新しいコーナー「追悼2022」、「あったま~る文庫」を図書館の休館明け(と、ワールドカップの開幕)に間に合わせることができて、とてもホッとしています。新しいコーナーについては、後日ホームページでも紹介する予定ですが、ワールドカップが終わった頃に「図書館だより」にも書こうと思っています。気長にお待ちください。
さて、まずは休館明けの23日に行われた日本対ドイツ戦の話を。試合結果はテレビ等でもず~っと報道されているのでご存知かと思いますが、見事な日本の逆転勝ちでした!前半の終盤は観ているだけでも苦しくなるような展開が続いていましたが、後半に入ってからの怒涛の選手交代、そして2得点にはとても興奮しました。森保監督の采配がMVPでしたね。
前回のロシア・ワールドカップでの「ロストフの14秒」からの4年半、そして森保監督自身も選手として経験した1993年の「ドーハの悲劇」からの29年という月日を思い、グッときてしまいました。長いことサッカーファンをやっていて、とても良かったなぁ・・・と思います。また、久しぶりに学生時代の懐かしい友人たちと「試合、観てた??」と連絡を取ることができ、友人と喜びを分かち合うことができたことも、とても嬉しいことでした。みんな元気そうで良かった。
ということで、今晩7時からは日本対コスタリカ、そして12月2日(金)の早朝4時からは、日本対スペインの試合が行われます。うーん、今から楽しみです。ワールドカップの開幕と、いわゆる「推し」のミュージシャンの活動再開が重なり、睡眠不足どころじゃないくらいのレベルで寝ていませんが、何でだろう・・・まぁまぁ元気です。とはいえ、来週の12月に入る頃に急に寒くなるそうなので、体調管理に気をつけなくてはならないですね。
ワールドカップ期間中は、ほぼサッカーネタの「図書館だより」となりますが、四年に一度のお祭りなのでご容赦下さい。来週は私が応援している名古屋グランパスとワールドカップについての話を書こうかな、と思っています(来週は本の紹介もちゃんと書きます)。来週の「図書館だより」を書く頃には、もうグループリーグの結果が出ているんですね。うわぁ、もう今からドキドキしています・・・。