2024年12月の図書館だより

2024年12月07日(土)

何気なく手に取った山内マリコさんの『きもの再入門』
かつてきものに猛烈に恋をして、着付の師範免状までとったのに、いつの間にか持て余すようになってしまった――。
そんな筆者が、距離のあいてしまったきものともう一度向き合う、きもの探求エッセイです。
偶然にも山内さんと同時期にきものの魅力にとりつかれたことがある私は、自分の経験と重なるところもあり、そうそう、わかる~と頷きながら読みました。
(某若者向けきもの店のくだりはまるで自分の姿を見ているようで、ちょっと笑えませんでしたが…)
この『きもの再入門』はかつての自分を取り戻すためのレッスンのようだったという山内さん。
私もささやかな”好き”を見つめなおす時間をつくってみたいと思います。

マリリン・トールド・ミー山内マリコ/著
アンティーク&チープにKIMONO道・・・この本に運命を変えられた若者(当時)がどれほどいることでしょう。かくいう私もそのひとり。2000年代初頭に起こったアンティークきものブームを牽引した一冊です。

2024年12月06日(金)

~おはなし会のお知らせ~
12/7(土)14時から、まろんmamaさんによるおはなし会を行います。ぜひご参加ください♪

~子ども向けイベントのお知らせ~
12/14(土)14時から、クリスマス会を行います!
ご家族やお友達と、楽しい時間を過ごしませんか?
クリスマスのおはなしのほか、今年も工作のおみやげつきです♪
児童カウンターにて申込受付中です。(先着40名程度)
皆さまのご参加お待ちしています!【クリスマス会 詳しくはこちら】

2024年12月04日(水)

読了してから書きたかったのと、先に書いたほうが良いお知らせがあったりなどでやっと書けますが、一穂ミチさんの新作(直木賞受賞後第1作となる)『恋とか愛とかやさしさなら』が出ました!

交際5年、前日にプロポーズされたばかりの恋人が盗撮で捕まった。
「魔が差した。もうやらない」という彼を信じられるのか、罪を犯した彼を変わらず愛せるのか……
具体的に誰、というのではないですが、読みながら実写映画のカット割りが見えるような、それに引っ張られて考えながらもぐいぐい読んでしまいました。
他人事ゆえ、冷静に「もし自分が新夏の立場だったら…」と考えられるけれど、そうでなかったら……

実写化と言えば、古巣ジャンルの某作が実写になるそうで。
たくさん作品があるなかで、大衆受けしそうなテーマの作品が選ばれたなぁというのが最初の感想です。
詳細はこれからとのこと、映画なのかドラマなのか…でも『恋とか~』と同じでスクリーンの雰囲気とか薄暗い劇場で見るのが似合いそうな作品だなと思います。

最後になりますが、クリスマス会への早速のお申込み、ありがとうございます!
今回は人数が少ないこともあり積極的に宣伝できておらずでしたが、ほどよく埋まってきているようで感謝です。
まだ余裕があるようなので、気になる方はお早めにどうぞ。
クリスマス会のお知らせはこちら→

2024年12月3日(火)

年末に向けて、歯医者に行き、美容院も予約をして、健康診断の結果次第では病院へ……洗車に、大掃除も。
12月の休みの日は予定が詰まってきました。
毎年なのだから、計画を早めにたてればいいのですが、やる気がでないんですよね。
とりあえず天気予報を見て、順番を決めようと思います。

『最高の髪型解剖図鑑』
『新!掃除の解剖図鑑』
『洗車のテクニック&メンテナンス』

2024年12月02日(月)

 今更ながら気づいた事ですが、はがきの値段は85円なんですね。思わず「高い」と思ってしまいました。確かに最近ハガキを送る回数は減りましたが、目の当たりすると驚きです。以前は雑誌やテレビの懸賞応募によく使っていました。
加えて、封筒の切手代も定形郵便物が110円と、知らない間に100円超えていた事にちょっとショックです。

2024年12月01日(日)

今日から12月ですね。2024年もあとちょうど1か月となりました。毎年、特別整理休館が終わると、あっという間に年末だなぁ・・・と思います。ところが何と!先週寝ていたら瞼を蚊に刺されました!!11月末まで生き残った蚊はやはりタフですね。まだ瞼が腫れているし、痒いっ・・・寒いのは苦手なので、暖かいのは助かるのですが、11月末に蚊に刺されるとはビックリです。地球温暖化の影響ですかね?

さて、ではコーナーのお知らせを。

先週の「図書館だより」でも書きましたが、コーナー8「追悼2024」、同じくコーナー8「ゆく年くる年」がスタートしました。追悼特集は、訃報記事が掲載された新聞を1年間ストックしておき、コーナー作成の時期になったら新聞を読み直すところから毎年スタートしています。当たり前のことながら、毎年同じ内容とはなりません。新聞を読み直すあたりから、「汚れた手では制作できないな・・・」と毎年粛然とした気持ちとなります。毎年作成していても、心身ともに慣れることのない作業です。

もうひとつの「ゆく年くる年」では、今年出版された本を中心に2024年を振り返りつつ、来年の予習もほんの少しだけ特集しています。元日の能登半島地震からはじまった2024年ですが、皆さんにとってはどんな1年でしたか?・・・振り返りつつも、来年が皆さんにとって健やかな良い一年となりますよう願っております。

完成したコーナーの内容は、Goさんによる図書館HPをご覧頂ければ・・・と思います。来年1月末まで展開予定です。毎度のことながら、Goさん、そしてポスター制作から集本作業まで手伝って下さるY先輩に感謝申し上げます。

もうひとつお知らせ。特別整理休館中に詩人の谷川俊太郎さんが亡くなられました。

2016年のことですから、今から8年も前になりますが、私は名古屋で開催された谷川俊太郎さんの講演を聴かせて頂いたことがあります。「全自由席あるある」なのかもしれませんが、わりとギリギリに到着したにも関わらず、何故か最前列がぽっかりと空いていたので、ちゃっかり着席。「日本を代表する詩人」のお顔を間近に拝見し、お話をじっくりと伺うことができました。アイボリーのタートルネックの暖かそうなセーターがよく似合っていたことや、他の方がお話されている時に「ふむふむ・・・」と頷いていた、お顔の真剣さを懐かしく思い出します。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

メインカウンター横のコーナー6「追悼・谷川俊太郎さん」は今月末まで展開、その後はコーナー8「追悼2024」と併せて著作を紹介する予定です。こちらもどうぞ宜しくお願い致します。

そういえば、11月10日(日)の「図書館だより」で私が気にしていた、バスに乗り遅れそうになったOさんが「のりますーー!」と言いながら手を振ってアピールすることができなかった理由が、一昨日ついに判明しました。Oさんはシャイなんですね~。私ならたぶん叫んでただろうなぁ(笑)。

ページの最初に戻る