2024年10月20日の図書館だより

2024年10月20日(日)

先週の私の「図書館だより」では、朝晩めっきり涼しくなり、一気に肌寒くなっていたようですが、先週は季節外れの暑さに逆戻り。前言撤回、となりました。この季節外れの暑さが影響しているわけではないと思うのですが、先週水曜日16日には津島市でもサルの目撃情報が寄せられたそうです。日々、ウォーキングに励む私にとっては大ピンチ!・・・サルは目が合うと威嚇されたと思い、攻撃的になることがあるようなので、目をそらして落ち着いて速やかにその場から離れなくてはならないそうです。で、出来るかな~?ちょっと心配になってきましたが、十分に用心して歩きたいと思います。

私は方向音痴でしょっちゅう道に迷うのですが、なぜか昔から道をよく聞かれます。先日も旅行中、いつものように道に迷っていたら(上野駅前にあると思っていた百貨店Mが別の駅前であることに気付き、呆然としていた)、「ヘイ、エクスキューズ ミー」の声。

振り返るとスマホを手にした、にこやかな外国人男性とたぶん奥様。スマホには、名鉄津島線しか乗りこなせない私には理解不能な東京の鉄道路線図(しかも英語版)。いやいやムリムリ・・・と思いつつも、何とか少しでも役に立たねば・・・と思い立った私はスマホの画面を覗き込みました。

うーん・・・どうやら2人は「上野御徒町駅」に行きたい様子。しかし、聞いた相手(私のことです)が悪過ぎます。「御徒町駅」、「上野御徒町駅」、「仲御徒町駅」、そして今いる「上野駅」。位置関係がさっぱり分からない~!!これ以上引っ張っても時間の無駄となり、逆に2人には迷惑になってしまう・・・と、思い定めた私は全編完全な中学英語で以下のように伝えました。

「ソーリー、アイ フロム ナゴヤ(本当はツシマですが)、トゥデイ(本当は昨日から来ているけど)!」
「アイム イン ウエノ フォー サイトシーイング セイム・・・」

と、ここまで言い切ったところで、ここからは多分こんなことを言っているのではないかな?・・・の(き)訳となりますが、

「オー、わかったよ!全然ソーリーじゃないよ!!私たちは名古屋にも行ったことがあるよ。良いところだね。ありがとう。気にしないでね。こちらこそ、悪かったね」とにこやかに話され、観光案内所に向かって歩き出しました。なぜ、最初からそっちへ行かなかったんだろう・・・と思いつつも、何とか中学英語が通じたことにホッとしました。心優しいお2人が良い旅を続けておられることを願っています。

昔からよく道を聞かれるだけでなく、買い物をしていると店員さんにもしょっちゅう間違われます。その都度「ごめんなさい、私も買い物客です」と返事をしているのですが、余りにもよく間違えられ、かつ質問が「この服はワンサイズですか?」や「靴下の売り場はあっちですか?」など、商品・店舗知識を試されるような質問も多いので面倒臭さを感じたり、そもそも何で私が「ごめんなさい」を言わなきゃならんのだ・・・とも思っていたりします。でも、まぁ人には親切にしなくてはいけませんね。私もしょっちゅう迷子になって、道を教えてもらう側になるのですから。

『都市に侵入する獣たち クマ、シカ、コウモリとつくる都市生態系』ピーター・アラゴナ/著・・・アメリカでも獣害は深刻なようで、この本に紹介されている実例を読むとビックリします。日本でもクマ被害が最近は深刻なものとなっていて、サルと同じく、いやそれ以上に心配しています。山登りも気を付けなきゃ・・・。
『やさしい日本語とやさしい英語でおもてなし』藤田 玲子・加藤 好崇/著・・・訪日観光客をもてなすための分かりやすい言葉のルールを教えてくれる本です。訪日観光客の方が相手でもガチガチに身構えず、やさしい言葉で伝えていければ良いなぁ・・・と思います。

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