世間がオリンピックで盛り上がっている中ですが、先日歌舞伎を観に行ってきました。
小説家の京極夏彦さん書下ろしによる新作歌舞伎「狐花 葉不見冥府路行(きつねばな はもみずにあのよのみちゆき)」です。
初日だったため数列前の席には京極夏彦さんご本人の姿も。
関係者席って普通の客席の中にあるんですね、知りませんでした。
結論から言うと、思い切って観に行ってよかったです。
歌舞伎ならではの見得やツケはなく、全体的に会話劇のようでしたが、その分歌舞伎初心者にも馴染みやすい作品のように思います。
(見得をきる中禪寺洲齋というのも見たかった気がしますが…笑)
また舞台美術も素晴らしく、一面の彼岸花の中に佇む狐面の男(中村七之助さん)はこの世のものとは思えぬ美しさでした。
ミステリなのでまっさらの状態で観たほうが面白いかなと思い、小説版は読まずに行ったのですが、読んだあとにもう一度観たくなってしまい…現在チケットサイトとにらめっこで頭を悩ませています(もう1等席しか残っていないのです…)。
せめて公演期間がもうひと月あればなあ…
狐花(現在発注中のため気になる方はリクエストをどうぞ)
知識ゼロからの歌舞伎入門